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一、クリームとの思い出
クリームとの思い出2
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お母さんが電話をかけて四日後の日曜日。三人はお昼ごはんを食べてから想鳴者の家にむかった。
想鳴者が住んでいるところは、かなでの家から歩いて二十分ほどだった。おしゃれな家やケーキ屋さんを通り過ぎて、カフェを右に曲がる。このあいだ飛び出しそうになった大きな道をまっすぐ進んで、三つならぶ山のまん中のふもとに想鳴者の家があるそうだ。
(こんな近所にあるとは思わなかった)
かなではそんな風にぼんやりと考えていた。
山に近づくにつれ、ゆるやかな坂道になり、広くて三階建ての家がちらほら現れはじめた。それらの前を通りすぎると街路樹は肩をよせ合うようにしげっていた。かなではお父さんとお母さんにはさまれる形で横一列に歩いた。
角度のある坂道と木々のトンネルを抜けた三人を待っていたのは、ぽつんとたたずんでいる一軒の家だった。屋根は朱色のかわらだが、白いかべと黒の木材で直線的な模様がえがかれていて、ヨーロッパの家のようだ。屋根裏部屋が二部屋もあり、庭も広そうだ。
「ええっと『修想館』って、ここね」
お母さんはへいにかけられている、年期の入った大きな木の看板を見て言った。そしてチャイムを鳴らす。
大きな家から出てきたのは、かなでと同い年くらいでタキシードを着た金色の髪の外国人の男の子だった。
(えっ、まさかこの子が想鳴者? いやあさすがにそれはないかあ)
お父さんとお母さんもいっしゅんおどろいたようで、すぐに言葉が出なかった。男の子はそれほど気にした様子はなくにっこりと笑った。
「ご連絡いただいた土居さまですね」
見た目に反して流れるように自然に日本語を話す男の子に三人はあっけにとられた。
「え、ええ、そうです」
一番早く我に返ったお母さんが返事をした。
「どうぞ、お入りください」
お父さんが先頭になって、目の前にある青銅でアーチ状のとびらを押し開けた。
げんかんに入るとつやつや光るフローリングの上に赤いじゅうたんが一本の線のようにしかれており、真正面の階段まで続いている。
正面を見ると男の子の横には女性が立っていた。髪は明るい茶色でゆるくウェーブがかかっている。白いシャツにひざ下までの緑色のスカートという格好はとてもよく似合っていた。三十代半ばくらいだろうか。女性は一礼した。
「土居さま、お待ちしておりました。わたくしがここ、修想館の主であり想鳴者の永本律でございます」
(この人がっ? 昔からいるって言ってたからもっとおじいちゃんかおばあちゃんかと思ってた)
「こちらはイオです」
紹介された男の子、イオは丁寧におじぎをした。あまりにもしっかりしているので大人であるお父さんとお母さんも、つられて頭を下げていた。
「どうぞお上がりください」
そう言って律という女性は三人を右手側の部屋に通した。三人ともくつを脱ぎ、はきやすいようにそろえられているスリッパをはいた。
そこは応接間だった。エアコンが温かい空気をはき出している。三人がけのソファーがガラステーブルをはさむように一脚ずつ置かれていた。まん中に律が飲みものを持ってきてこしを下ろした。大人にはコーヒー、かなではココアだった。イオは律のとなりにこしかけた。
かなでたちは律のむかいにすわった。かなでは部屋を見回した。部屋の右奥にはほこりがかぶらないようにカバーをかけられたピアノがある。かなでの家にあるものと同じ、アップライトピアノという、四角いピアノだ。律の背後のガラスケースには、帆を張った木の船の模型が、その下には細かくくだかれた青と白色のガラスがしかれていた。それはまるでほんとうに海の上を進んでいるようだった。
「ここのことはご存知かもしれませんが、かんたんに説明させていただきます」
律は一礼した。
「こちら修想館は、思い出をお客さまがお持ちになった品ものに曲という形でこめて、いつでも音楽とともに思い出せるようにしております」
「少しよろしいですか?」
律の言葉をさえぎってお父さんが小さく手を挙げた。その声はいつものような明るいものではなく、かたかった。かなではごくりとつばを飲んだ。
「話した思い出を曲に変えるとはどういうことなのですか?」
律はお父さんをまっすぐ見つめたまま答えた。
「話していただいた思い出を頭にうかべながら、曲を演奏します。曲とともに思い出がお預かりした品ものにこめます」
「録音機器を使うということですか?」
「いいえ」
律は首を横にふった。
「レコードはご存知でしょうか」
「はい」
「レコードって昔のCDみたいなやつだよね? 黒くて丸い」
かなでは小さな声でお母さんにたずねた。お母さんはかなでの言葉にうなずいた。律は説明を続ける。
「あれはあの円盤に機械で録音した音を溝としてきざんでいます。それに針を置いてきざんだ溝の上下左右のゆれの音を大きくして再生するのが蓄音機です。それに例えるならわたくしたちが預かるものがレコード。お客さま自身が蓄音機であり聴く人でもあります。そしてお預かりしたものに思い出を、音楽という別の形にしてきざみこむ。もちろん実際に溝をつけるというわけではありません」
「あの、ではどのようにして思い出をこめているんですか?」
お父さんがもう一度律に尋ねた。律はすらすらと答えた。
「わたくしたち想鳴者は、うかがった思い出話を頭の中で思いうかべ曲を演奏することによって、音楽とともに思い出をものにこめることができます。さっきのレコードで言うなら、想鳴者はレコードに溝をほる道具と思っていただければいいかと」
律さんは一呼吸おいて、かなでたちに尋ねてきた。
「ほかに質問はございますか? えんりょなくお聞きください。不安をいだいたままでは、思い出を話していただきにくくなりますから」
今度はお母さんが律に尋ねた。
「あの、友人がこちらで思い出をこめていただいたそうで、その品ものを見せてもらったんですけれど、わたしには体験できなくて。なぜなんですか?」
律はお母さんを見て答えた。
「思い出はあくまでお客さまやその思い出に関係している方自身のものです。姿や思い出そのものは、思い出を話してくれた人かその思い出の関係者でないと体験できません。そのためわたくしでも、うかがった思い出をこめることはできても体験することはできません」
かなでは律を見た。どんな質問に答えるときも決してそらさない目は力強く見えた。
(なんだかチェロみたいな人……)
かなでの耳の中で低くてしっかりひびくきれいな音が鳴ったような気がした。
「もちろんお代は思い出がこもっているか確認していただいてから、払っていただくことにしております」
律がイオに「あれを出して」と言うと、イオはうなずいて一度応接間を出ると一枚の紙を持ってきた。律は三人の前にそれをテーブルの上をすべらせるようにわたした。それには契約書と書かれていた。かなでにはよくわからない文章がならんでいて、お父さんはしっかり読んでいた。次にお母さんが内容をたしかめた。そしてしずかにテーブルの上に契約書を置いた。
「ねえ、あなた。わたしはこの人に思い出をこめてもらいたい。わたしたちが不安にならないように、ここまでしっかりとして下さってるんだもの」
お母さんの言葉に律は「ありがとうございます」と軽く頭を下げた。お父さんがかなでに尋ねてきた。
「かなではどう?」
かなでは目をぱちくりとした。お父さんはじっとかなでの言葉を待っていた。かなでは下をむいた。目を閉じるとクリームの最後の声が聞こえた。
(そうだ。クリームはいつも元気になるまでそばにいてくれた。このままじゃクリームは心配でわたしたちから、はなれられない……)
かなでは顔を上げた。
「クリームに安心してほしい。だからクリームとの思い出、こめてもらいたい」
お父さんはうなずいた。そして律に深く頭を下げた。
「どうか思い出をこめていただけないでしょうか」
「もちろんです」
律はためらいなく答えた。律は説明を再開した。
「思い出についてくわしくお聞きするために、こちらに一週間ほど泊まっていただく形にさせていただいております。しかしこの辺りに住んでいらっしゃるかたには通っていただくことも可能です。いかがなさいますか。そのほうが料金もお安くなりますが」
お父さんは薬剤師として薬局で働いている。お母さんも仕事をしていて、かなでとは別の学校で給食をつくっている。かなでもまだ学校がある。この修想館に泊まるのではなく、通うという形をとるのは自然なことだった。
「でもなぜまた一週間なんて長い期間を?」
「思い出は二、三日で語りつくせるものではありません。すべて話したような気になっても、ふとしたしゅんかんに思い出すこともあります。それらのささいなものもふくめて、できる限り多くの思い出をこめたいのです。そのために長めにお時間をいただいています」
お父さんは「へえ」と感心していた。
「それでは思い出をこめるものをお預かりしてよろしいでしょうか?」
「はい。これです」
そう言ってお母さんがかばんからとり出したのは、クリームがつけていた真っ赤な首輪だった。イチゴのショートケーキを食べるたびに「クリームといっしょだね」と家族で笑い合っていた。お母さんはかなでの手を包みこむようににぎり言った。
「クリームとの楽しかった日々を、いつでもはっきりと思い出せるように……いつでも会えるようにしてもらいましょうね」
かなではうなずいた。お父さんもかなでの肩をやさしく抱いた。
「改めましてよろしくおねがいします」
三人は律に頭を下げた。律とイオもすわったままおじぎをした。
「おまかせください」
むねをはってそう言う律はたのもしく見えた。
想鳴者が住んでいるところは、かなでの家から歩いて二十分ほどだった。おしゃれな家やケーキ屋さんを通り過ぎて、カフェを右に曲がる。このあいだ飛び出しそうになった大きな道をまっすぐ進んで、三つならぶ山のまん中のふもとに想鳴者の家があるそうだ。
(こんな近所にあるとは思わなかった)
かなではそんな風にぼんやりと考えていた。
山に近づくにつれ、ゆるやかな坂道になり、広くて三階建ての家がちらほら現れはじめた。それらの前を通りすぎると街路樹は肩をよせ合うようにしげっていた。かなではお父さんとお母さんにはさまれる形で横一列に歩いた。
角度のある坂道と木々のトンネルを抜けた三人を待っていたのは、ぽつんとたたずんでいる一軒の家だった。屋根は朱色のかわらだが、白いかべと黒の木材で直線的な模様がえがかれていて、ヨーロッパの家のようだ。屋根裏部屋が二部屋もあり、庭も広そうだ。
「ええっと『修想館』って、ここね」
お母さんはへいにかけられている、年期の入った大きな木の看板を見て言った。そしてチャイムを鳴らす。
大きな家から出てきたのは、かなでと同い年くらいでタキシードを着た金色の髪の外国人の男の子だった。
(えっ、まさかこの子が想鳴者? いやあさすがにそれはないかあ)
お父さんとお母さんもいっしゅんおどろいたようで、すぐに言葉が出なかった。男の子はそれほど気にした様子はなくにっこりと笑った。
「ご連絡いただいた土居さまですね」
見た目に反して流れるように自然に日本語を話す男の子に三人はあっけにとられた。
「え、ええ、そうです」
一番早く我に返ったお母さんが返事をした。
「どうぞ、お入りください」
お父さんが先頭になって、目の前にある青銅でアーチ状のとびらを押し開けた。
げんかんに入るとつやつや光るフローリングの上に赤いじゅうたんが一本の線のようにしかれており、真正面の階段まで続いている。
正面を見ると男の子の横には女性が立っていた。髪は明るい茶色でゆるくウェーブがかかっている。白いシャツにひざ下までの緑色のスカートという格好はとてもよく似合っていた。三十代半ばくらいだろうか。女性は一礼した。
「土居さま、お待ちしておりました。わたくしがここ、修想館の主であり想鳴者の永本律でございます」
(この人がっ? 昔からいるって言ってたからもっとおじいちゃんかおばあちゃんかと思ってた)
「こちらはイオです」
紹介された男の子、イオは丁寧におじぎをした。あまりにもしっかりしているので大人であるお父さんとお母さんも、つられて頭を下げていた。
「どうぞお上がりください」
そう言って律という女性は三人を右手側の部屋に通した。三人ともくつを脱ぎ、はきやすいようにそろえられているスリッパをはいた。
そこは応接間だった。エアコンが温かい空気をはき出している。三人がけのソファーがガラステーブルをはさむように一脚ずつ置かれていた。まん中に律が飲みものを持ってきてこしを下ろした。大人にはコーヒー、かなではココアだった。イオは律のとなりにこしかけた。
かなでたちは律のむかいにすわった。かなでは部屋を見回した。部屋の右奥にはほこりがかぶらないようにカバーをかけられたピアノがある。かなでの家にあるものと同じ、アップライトピアノという、四角いピアノだ。律の背後のガラスケースには、帆を張った木の船の模型が、その下には細かくくだかれた青と白色のガラスがしかれていた。それはまるでほんとうに海の上を進んでいるようだった。
「ここのことはご存知かもしれませんが、かんたんに説明させていただきます」
律は一礼した。
「こちら修想館は、思い出をお客さまがお持ちになった品ものに曲という形でこめて、いつでも音楽とともに思い出せるようにしております」
「少しよろしいですか?」
律の言葉をさえぎってお父さんが小さく手を挙げた。その声はいつものような明るいものではなく、かたかった。かなではごくりとつばを飲んだ。
「話した思い出を曲に変えるとはどういうことなのですか?」
律はお父さんをまっすぐ見つめたまま答えた。
「話していただいた思い出を頭にうかべながら、曲を演奏します。曲とともに思い出がお預かりした品ものにこめます」
「録音機器を使うということですか?」
「いいえ」
律は首を横にふった。
「レコードはご存知でしょうか」
「はい」
「レコードって昔のCDみたいなやつだよね? 黒くて丸い」
かなでは小さな声でお母さんにたずねた。お母さんはかなでの言葉にうなずいた。律は説明を続ける。
「あれはあの円盤に機械で録音した音を溝としてきざんでいます。それに針を置いてきざんだ溝の上下左右のゆれの音を大きくして再生するのが蓄音機です。それに例えるならわたくしたちが預かるものがレコード。お客さま自身が蓄音機であり聴く人でもあります。そしてお預かりしたものに思い出を、音楽という別の形にしてきざみこむ。もちろん実際に溝をつけるというわけではありません」
「あの、ではどのようにして思い出をこめているんですか?」
お父さんがもう一度律に尋ねた。律はすらすらと答えた。
「わたくしたち想鳴者は、うかがった思い出話を頭の中で思いうかべ曲を演奏することによって、音楽とともに思い出をものにこめることができます。さっきのレコードで言うなら、想鳴者はレコードに溝をほる道具と思っていただければいいかと」
律さんは一呼吸おいて、かなでたちに尋ねてきた。
「ほかに質問はございますか? えんりょなくお聞きください。不安をいだいたままでは、思い出を話していただきにくくなりますから」
今度はお母さんが律に尋ねた。
「あの、友人がこちらで思い出をこめていただいたそうで、その品ものを見せてもらったんですけれど、わたしには体験できなくて。なぜなんですか?」
律はお母さんを見て答えた。
「思い出はあくまでお客さまやその思い出に関係している方自身のものです。姿や思い出そのものは、思い出を話してくれた人かその思い出の関係者でないと体験できません。そのためわたくしでも、うかがった思い出をこめることはできても体験することはできません」
かなでは律を見た。どんな質問に答えるときも決してそらさない目は力強く見えた。
(なんだかチェロみたいな人……)
かなでの耳の中で低くてしっかりひびくきれいな音が鳴ったような気がした。
「もちろんお代は思い出がこもっているか確認していただいてから、払っていただくことにしております」
律がイオに「あれを出して」と言うと、イオはうなずいて一度応接間を出ると一枚の紙を持ってきた。律は三人の前にそれをテーブルの上をすべらせるようにわたした。それには契約書と書かれていた。かなでにはよくわからない文章がならんでいて、お父さんはしっかり読んでいた。次にお母さんが内容をたしかめた。そしてしずかにテーブルの上に契約書を置いた。
「ねえ、あなた。わたしはこの人に思い出をこめてもらいたい。わたしたちが不安にならないように、ここまでしっかりとして下さってるんだもの」
お母さんの言葉に律は「ありがとうございます」と軽く頭を下げた。お父さんがかなでに尋ねてきた。
「かなではどう?」
かなでは目をぱちくりとした。お父さんはじっとかなでの言葉を待っていた。かなでは下をむいた。目を閉じるとクリームの最後の声が聞こえた。
(そうだ。クリームはいつも元気になるまでそばにいてくれた。このままじゃクリームは心配でわたしたちから、はなれられない……)
かなでは顔を上げた。
「クリームに安心してほしい。だからクリームとの思い出、こめてもらいたい」
お父さんはうなずいた。そして律に深く頭を下げた。
「どうか思い出をこめていただけないでしょうか」
「もちろんです」
律はためらいなく答えた。律は説明を再開した。
「思い出についてくわしくお聞きするために、こちらに一週間ほど泊まっていただく形にさせていただいております。しかしこの辺りに住んでいらっしゃるかたには通っていただくことも可能です。いかがなさいますか。そのほうが料金もお安くなりますが」
お父さんは薬剤師として薬局で働いている。お母さんも仕事をしていて、かなでとは別の学校で給食をつくっている。かなでもまだ学校がある。この修想館に泊まるのではなく、通うという形をとるのは自然なことだった。
「でもなぜまた一週間なんて長い期間を?」
「思い出は二、三日で語りつくせるものではありません。すべて話したような気になっても、ふとしたしゅんかんに思い出すこともあります。それらのささいなものもふくめて、できる限り多くの思い出をこめたいのです。そのために長めにお時間をいただいています」
お父さんは「へえ」と感心していた。
「それでは思い出をこめるものをお預かりしてよろしいでしょうか?」
「はい。これです」
そう言ってお母さんがかばんからとり出したのは、クリームがつけていた真っ赤な首輪だった。イチゴのショートケーキを食べるたびに「クリームといっしょだね」と家族で笑い合っていた。お母さんはかなでの手を包みこむようににぎり言った。
「クリームとの楽しかった日々を、いつでもはっきりと思い出せるように……いつでも会えるようにしてもらいましょうね」
かなではうなずいた。お父さんもかなでの肩をやさしく抱いた。
「改めましてよろしくおねがいします」
三人は律に頭を下げた。律とイオもすわったままおじぎをした。
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