3 / 26
二、思い出語り
思い出語り1
しおりを挟む
その後かなでたちは、毎日入れ替わりでクリームのことを話しにきた。かなではだいたいピアノやオカリナのレッスンの帰りにお母さんと、もしくは仕事から帰ってきたお父さんと修想館へむかった。
クリームと出会い、引っ越したこと。
「クリームはカリカリタイプのえさと、イワシが好きだったんです」
「イワシは生で上げていたんですか?」
「ゆがいてからです。生は病気になる可能性があるらしいんです」
かなでは以前にお母さんから言われたことを、そのまま律に話した。
「印象深いできごとはありますか?」
そう尋ねられて、かなではあるできごとを真っ先に思い出した。
「前にクリームがいなくなったことがあったんです。みんなでいろんなところを探し回ったんですけど、見つからなくって。それで夜おそくに帰ってきたら、台所のごみ箱の裏にいたんです。あのときはびっくりしちゃいました」
「それはひやりとしますね」
「そうなんです。すごくこわかったです。事故にあってたらどうしようとか、迷子になってないかなって思って」
「そうですよね。大切な家族がいなくなったら、こわいのは当たり前ですから」
律はそんな風に言ってくれた。
また別の日にはいっしょに話しに行ったお父さんが、かなでが覚えていないことを語ってくれた。
「この子が、かなでがまだ赤ちゃんのときでした。かなでがクリームのしっぽをぎゅっとつかんだんですよ。クリームもすごい目をまん丸にして、いやそうでした。けれどかなでがにぎってるとわかったら、不満そうにしながらもがまんしていました」
律はそれらの話にあいづちを打ったり、ときには質問をして話を広げてクリームのことを聞いていた。クリームの話をしていると、元気だったころの姿をだんだんと思い出せるようになっていた。律はどんな話でもうんうんとうなずきながら、受けとめてくれた。それから消えてしまいそうな糸をその手につかむように、かなでたちがわすれてしまっていたささやかな思い出を思い出させてくれた。
不思議なことに話しながら、なぜか律もその場にいるかのようなさっかくを覚えるときがあった。お父さんにそん な風に感じたことはないか尋ねたが、「そういうのは感じたことはないなあ」と言われた。
かなでは律と話しているとき不思議と心が温かくなっていた。そして悲しい気持ちなんて蒸発してなくなってしまったかのようだった。最初はクリームのことを話すのが苦しかったが今ではクリームのことを話したくてたまらなくなっていた。話せば話すほど、クリームに会えているような気がした。それだけでなく、思い出の中に律がいて、いっしょにクリームと遊んでいるような感覚になっていた。
(なんでだろう? 律さんはその場にいなかったのに……)
お父さんやお母さんに尋ねてみたが、そんな感覚になったことはないそうだ。かなでにとって、律はどんどん身近な存在になっていった。
律に依頼をして五日目。この日かなではばんごはんをすませてから、お母さんといっしょに修想館に訪れていた。話をするのはいつも応接間だ。
「お持ちくださった首輪に思い出をこめるのですが、どのような曲がよろしいでしょうか? こちらで作曲することもできますがいかがなさいますか?」
「作曲できるんですかっ? すごいっ」
かなでは思わず前にのめり出した。お母さんは「ちょっと、かなで」と服をひっぱって座らせた。
「どんな風に作曲するんですかっ?」
かなでは目をかがやかせながら尋ねた。
「いろいろですよ。実際にひいてみたり、頭の中にメロディーがうかんでくるときもあります」
「どんな楽器でするんですか?」
「ピアノやオルガンのときもありますし、フルートにトランペット、バイオリンなどいろんな楽器で試してみますよ」
かなでは律に熱い眼差しをむけた。
「ぜひ! ぜひ作曲してくださいっ」
かなでは身を乗り出して言った。
「かなで。お父さんにも聞いてみなくちゃいけないでしょう?」
あとで返事をすることにして、その場ではクリームとの思い出話に花を咲かせた。その日もなぜか律の存在を強く感じた。
帰って相談するとお父さんもかなでに賛成してくれたので、律に曲をつくってもらうことになった。明日は三人そろってきてほしい、と律に言われた。
そして次の日、律に思い出をこめてほしいとたのんで六日目の夜七時。かなでのオカリナ教室が終わってから、むかえにきたお父さんとお母さんといっしょにそのまま修想館へむかった。
いつものように応接間に通されると、そこにはオルガンが運びこまれていた。横はばが広かったり、丸く白いボタンがけん盤の上についていたりと、小学校にあるオルガンとは少しちがった。すでにふたは開けられていて、楽ふが置かれている。
「どうぞ、おかけください」
かなでたちはソファーにこしかけた。
「背中をむける形になってしまうことをお許しください。どうしてもここにしか置けなくて」
「いえ、だいじょうぶですよ。むしろこちらが作曲をおねがいしたのですし、オルガンを運ぶのも大変だったでしょう」
わびる律にお父さんが言った。かなではそわそわしながら律の演奏を待った。見ると横長のいすの上にはバイオリンが置かれていた。律は一度おじぎをして、オルガンの前にすわると一度大きく息を吸った。けん盤に両手をのせる。
最初の音は和音だった。ピアノとはちがう軽いけれど丸い音。ゆっくりとしていて高い音のメロディーだ。
(あ)
そんなとき、かなでの目に白いものが見えた。それはすずめよりも小さな鳥だった。
(いつものだ)
かなでは音楽を聴くとき、よく白い鳥が飛んでいるのが見える。かなでが物心ついたときからそうで、ほかの人には見えないらしい。
次第にオクターブが下がって高くも低くもない音になる。落ち着いていく流れは、まるでお父さんとお母さんとのおだやかな暮らしのようだった。オルガンの手をとめ、律はバイオリンを手にとった。いっしゅん白い鳥たちがいなくなる。
そしてオルガンでの演奏をつなげるように、その場で立ち上がりバイオリンのげんをすべらせた。それは一音一音が短く、軽やかなテンポだった。猫の足どりのような、歩けるようになってしばらくした子どもが一生けん命走っている様子にも似ている。白い鳥たちが再び現れ、最初より数が増えた。
一音一音が少しずつ長くなり、リズムも落ち着いてきた。それでも曲調は明るく三人で過ごした日々を表現しているのだと、かなでにはわかった。バイオリンが最後の音をのばしたあと、律はしずかにそれでもすばやくすわり、オルガンの二度の和音で曲を終えた。白い鳥たちはいつもどおり、どこかに飛んでいくように、姿を消した。
かなではその場で立ち上がって力いっぱいはくしゅをした。お父さんとお母さんもすわったまま手をたたいた。律はもう一度頭を下げた。
「どこか手直しをご希望されるところはございますか?」
「ないですっ! すっごく、すっごくすてきでした!」
「ええ。わたしたちの生活を見てきたみたい」
かなでに続いてお母さんも律の曲をほめた。お父さんも「ああ」とうなずいた。
「ぜひその曲でおねがいします」
お父さんは立ち上がって律に頭を下げた。お母さんとかなでも同じようにした。そして次の日の夕方六時に引きとりにくることになった。
この日、かなではベッドの中でなかなか眠れないでいた。何度も律の演奏を思い出しては体を震わせていた。
「すごかったなあ。ほんとうにわたしたちの生活みたいだった。すごくぴったりで……。それに演奏もプロ並みだった」
かなでの耳のおくで律がひいていた曲が流れた。
「不思議……。前はクリームのこと思い出したら悲しかったのに、今は楽しかったこと以外思いうかばないや」
かなでは思い出がどんな風に見えるのか、あの曲がどのように聞こえてくるのか楽しみになっていた。
クリームと出会い、引っ越したこと。
「クリームはカリカリタイプのえさと、イワシが好きだったんです」
「イワシは生で上げていたんですか?」
「ゆがいてからです。生は病気になる可能性があるらしいんです」
かなでは以前にお母さんから言われたことを、そのまま律に話した。
「印象深いできごとはありますか?」
そう尋ねられて、かなではあるできごとを真っ先に思い出した。
「前にクリームがいなくなったことがあったんです。みんなでいろんなところを探し回ったんですけど、見つからなくって。それで夜おそくに帰ってきたら、台所のごみ箱の裏にいたんです。あのときはびっくりしちゃいました」
「それはひやりとしますね」
「そうなんです。すごくこわかったです。事故にあってたらどうしようとか、迷子になってないかなって思って」
「そうですよね。大切な家族がいなくなったら、こわいのは当たり前ですから」
律はそんな風に言ってくれた。
また別の日にはいっしょに話しに行ったお父さんが、かなでが覚えていないことを語ってくれた。
「この子が、かなでがまだ赤ちゃんのときでした。かなでがクリームのしっぽをぎゅっとつかんだんですよ。クリームもすごい目をまん丸にして、いやそうでした。けれどかなでがにぎってるとわかったら、不満そうにしながらもがまんしていました」
律はそれらの話にあいづちを打ったり、ときには質問をして話を広げてクリームのことを聞いていた。クリームの話をしていると、元気だったころの姿をだんだんと思い出せるようになっていた。律はどんな話でもうんうんとうなずきながら、受けとめてくれた。それから消えてしまいそうな糸をその手につかむように、かなでたちがわすれてしまっていたささやかな思い出を思い出させてくれた。
不思議なことに話しながら、なぜか律もその場にいるかのようなさっかくを覚えるときがあった。お父さんにそん な風に感じたことはないか尋ねたが、「そういうのは感じたことはないなあ」と言われた。
かなでは律と話しているとき不思議と心が温かくなっていた。そして悲しい気持ちなんて蒸発してなくなってしまったかのようだった。最初はクリームのことを話すのが苦しかったが今ではクリームのことを話したくてたまらなくなっていた。話せば話すほど、クリームに会えているような気がした。それだけでなく、思い出の中に律がいて、いっしょにクリームと遊んでいるような感覚になっていた。
(なんでだろう? 律さんはその場にいなかったのに……)
お父さんやお母さんに尋ねてみたが、そんな感覚になったことはないそうだ。かなでにとって、律はどんどん身近な存在になっていった。
律に依頼をして五日目。この日かなではばんごはんをすませてから、お母さんといっしょに修想館に訪れていた。話をするのはいつも応接間だ。
「お持ちくださった首輪に思い出をこめるのですが、どのような曲がよろしいでしょうか? こちらで作曲することもできますがいかがなさいますか?」
「作曲できるんですかっ? すごいっ」
かなでは思わず前にのめり出した。お母さんは「ちょっと、かなで」と服をひっぱって座らせた。
「どんな風に作曲するんですかっ?」
かなでは目をかがやかせながら尋ねた。
「いろいろですよ。実際にひいてみたり、頭の中にメロディーがうかんでくるときもあります」
「どんな楽器でするんですか?」
「ピアノやオルガンのときもありますし、フルートにトランペット、バイオリンなどいろんな楽器で試してみますよ」
かなでは律に熱い眼差しをむけた。
「ぜひ! ぜひ作曲してくださいっ」
かなでは身を乗り出して言った。
「かなで。お父さんにも聞いてみなくちゃいけないでしょう?」
あとで返事をすることにして、その場ではクリームとの思い出話に花を咲かせた。その日もなぜか律の存在を強く感じた。
帰って相談するとお父さんもかなでに賛成してくれたので、律に曲をつくってもらうことになった。明日は三人そろってきてほしい、と律に言われた。
そして次の日、律に思い出をこめてほしいとたのんで六日目の夜七時。かなでのオカリナ教室が終わってから、むかえにきたお父さんとお母さんといっしょにそのまま修想館へむかった。
いつものように応接間に通されると、そこにはオルガンが運びこまれていた。横はばが広かったり、丸く白いボタンがけん盤の上についていたりと、小学校にあるオルガンとは少しちがった。すでにふたは開けられていて、楽ふが置かれている。
「どうぞ、おかけください」
かなでたちはソファーにこしかけた。
「背中をむける形になってしまうことをお許しください。どうしてもここにしか置けなくて」
「いえ、だいじょうぶですよ。むしろこちらが作曲をおねがいしたのですし、オルガンを運ぶのも大変だったでしょう」
わびる律にお父さんが言った。かなではそわそわしながら律の演奏を待った。見ると横長のいすの上にはバイオリンが置かれていた。律は一度おじぎをして、オルガンの前にすわると一度大きく息を吸った。けん盤に両手をのせる。
最初の音は和音だった。ピアノとはちがう軽いけれど丸い音。ゆっくりとしていて高い音のメロディーだ。
(あ)
そんなとき、かなでの目に白いものが見えた。それはすずめよりも小さな鳥だった。
(いつものだ)
かなでは音楽を聴くとき、よく白い鳥が飛んでいるのが見える。かなでが物心ついたときからそうで、ほかの人には見えないらしい。
次第にオクターブが下がって高くも低くもない音になる。落ち着いていく流れは、まるでお父さんとお母さんとのおだやかな暮らしのようだった。オルガンの手をとめ、律はバイオリンを手にとった。いっしゅん白い鳥たちがいなくなる。
そしてオルガンでの演奏をつなげるように、その場で立ち上がりバイオリンのげんをすべらせた。それは一音一音が短く、軽やかなテンポだった。猫の足どりのような、歩けるようになってしばらくした子どもが一生けん命走っている様子にも似ている。白い鳥たちが再び現れ、最初より数が増えた。
一音一音が少しずつ長くなり、リズムも落ち着いてきた。それでも曲調は明るく三人で過ごした日々を表現しているのだと、かなでにはわかった。バイオリンが最後の音をのばしたあと、律はしずかにそれでもすばやくすわり、オルガンの二度の和音で曲を終えた。白い鳥たちはいつもどおり、どこかに飛んでいくように、姿を消した。
かなではその場で立ち上がって力いっぱいはくしゅをした。お父さんとお母さんもすわったまま手をたたいた。律はもう一度頭を下げた。
「どこか手直しをご希望されるところはございますか?」
「ないですっ! すっごく、すっごくすてきでした!」
「ええ。わたしたちの生活を見てきたみたい」
かなでに続いてお母さんも律の曲をほめた。お父さんも「ああ」とうなずいた。
「ぜひその曲でおねがいします」
お父さんは立ち上がって律に頭を下げた。お母さんとかなでも同じようにした。そして次の日の夕方六時に引きとりにくることになった。
この日、かなではベッドの中でなかなか眠れないでいた。何度も律の演奏を思い出しては体を震わせていた。
「すごかったなあ。ほんとうにわたしたちの生活みたいだった。すごくぴったりで……。それに演奏もプロ並みだった」
かなでの耳のおくで律がひいていた曲が流れた。
「不思議……。前はクリームのこと思い出したら悲しかったのに、今は楽しかったこと以外思いうかばないや」
かなでは思い出がどんな風に見えるのか、あの曲がどのように聞こえてくるのか楽しみになっていた。
0
あなたにおすすめの小説
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
おっとりドンの童歌
花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。
意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。
「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。
なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。
「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。
その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。
道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。
その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。
みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。
ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。
ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミがヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。
ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
今、この瞬間を走りゆく
佐々森りろ
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞 奨励賞】
皆様読んでくださり、応援、投票ありがとうございました!
小学校五年生の涼暮ミナは、父の知り合いの詩人・松風洋さんの住む東北に夏休みを利用して東京からやってきた。同い年の洋さんの孫のキカと、その友達ハヅキとアオイと仲良くなる。洋さんが初めて書いた物語を読ませてもらったミナは、みんなでその小説の通りに街を巡り、その中でそれぞれが抱いている見えない未来への不安や、過去の悲しみ、現実の自分と向き合っていく。
「時あかり、青嵐が吹いたら、一気に走り出せ」
合言葉を言いながら、もう使われていない古い鉄橋の上を走り抜ける覚悟を決めるが──
ひと夏の冒険ファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる