21 / 26
八、こめてはいけない思い出
こめてはいけない思い出3
しおりを挟む
次の日。朝早くあやめが修想館にやってきた。小さな紙袋には丸やハートなどの大き目のビーズを通したブレスレットと昨日律があやめに貸したハンカチが入っていた。ブレスレットは色とりどりで透明なものもあれば透けていないものもある。かなでも昔遊んだことがあるおもちゃだった。
「これ、らみちゃんといっしょにつくったんです。もうちぎれたから直してはいるけれど。これに思い出をこめてください。土居さんには……もう意地悪なことしません」
うなずいた律は「見せていただいても?」とあやめの許しをもらってから、ブレスレットをいろんな角度からながめた。
「切れてしまいそうなところもなさそうですね。どうぞお聞かせください。あなたと小田さまの楽しかった日々を」
ブレスレットをテーブルの上に置いて律とかなではあやめの話を聞いた。
母親同士が元々同級生で、こちらにあやめが二才のときに引っ越してきたときに再会して、それから家族ぐるみで付き合うようになったこと。あやめから見れば、小田さんはとてもやさしいお姉さんであったこと。
「あたしとらみちゃんは、おたがいしか相談ができる人がいなかった。あたしもらみちゃんも友だちはいるけど、本当の友達はらみちゃんだけだったから。きっと前世は姉妹だったんだろうねって話をしたこともあったんです」
意外な言葉だった。かなでからすれば常に友達に囲まれていて、まんざらでもないように見えていたからだ。
「あたしもらみちゃんも、ほかの子に相談して、『でもかわいい服着られてるじゃん』とか『嫌味じゃん』って言われるのが、こわかった。だからあたしはらみちゃんにしか相談できなかったし、らみちゃんもそうだった」
あやめはかわいい格好をすることで、小田さんは学校や塾のテストでいい成績をとることでお母さんに注目してもらっていた。けれどあやめの思うかわいい服とお母さんがかわいいと思う服はちがっていた。小田さんも勉強ばかりでなく、友達とショッピングに行ったりカラオケに行ったりして遊びたかった。
「でもそんな風にする勇気なんて出なかった。だってお母さんに見てもらえなくなるのが怖かったから。好きなことしたいねっていつも言ってた」
そんな二人は成長するにつれたがいにそんな話をし合う日が増えた。
「おとまり会をしたらね、真っ暗な部屋の中で布団に入って、好きな服ややってみたいことを話した。はじめておとまりしたのは、幼稚園のころのキャンプ。暗い中でお母さんがいないのはこわかったけど、らみちゃんは『だいじょうぶだよ』って言ってくれた。そのあともあたしがねるまで相手をしてくれた。やさしくて、温かい声だった」
そう話すあやめは聞いたことがないくらい、おだやかだった。
(石戸さんって、本当はきずつきやすくい人なのかもしれない……)
かなではそんな風に思った。
話を聞き終わった律は、次にどんな曲に思い出をこめればいいか尋ねた。
「あの、『グリーングリーン』で」
かなでも知っている曲だった。お父さんと息子のやりとりの歌だ。
「らみちゃんに教えてもらったんです。わたしはまだそのとき知らない歌で、緑とか青とか出てきてなんだかきれいな歌だなって思ったから」
「承知しました。これから思い出をこめます。楽器はこちらが選んでもかまいませんか?」
「はい」
「それでは、しばらくこちらでお待ちいただいていいでしょうか。それから……」
律がいつものように注意事項を説明した。そしてブレスレットを持って庭へむかおうとした。
(きっと、わたしは今もっとやるべきことがあるはず)
かなではぐっと拳をにぎって律に声をかけた。
「律さん。今回わたし、石戸さんとここにいていいですか?」
律はじっとかなでの目を見た。そしてふっと笑って「いいわよ」と答えた。
「あなたはあなたでしたいことがあるみたいね。じゃあお客さまをおねがいね」
「はい」
律はおじぎをしてから応接間をあとにした。
しん、と応接間が急にしずかになった。
「それで、なんの用なの?」
あやめの言い方は変わらないものの、ぶつけるようなきつい口調ではなくなっていた。
「石戸さん、だいじょうぶだよ。わたしは石戸さんのこと、おしゃれできてるのにとかって思わないよ。だから、聞かせて。石戸さんのこと」
あやめはだまってしまった。それでもかなではあやめの言葉を待った。どれくらい待ったか、ようやくあやめが口を開いた。
「ママね、仕事が大好きなの。モデルとかに洋服合わせたりして。仕事好きすぎて遅くなることもあるし。でもそんなあたしとママをつないでくれているのが、ファッション。かわいくして、ほめられて。そんな風にしないと、あたしだってわかってもらえない。かわいいって目立ってこそ、あたし。もちろんかわいいって言われることも好き。ほめられることも好き。みんなにかわいいって言われるのがじまんだった。なのに、それよりも目立っちゃう想鳴者の弟子と同じクラスになっちゃった。それがいやだった。……みんながはなれて行っちゃうみたいで」
(そんな風に思ってたんだ……)
かなでは今さみしそうな表情を浮かべているあやめが、ほんとうのあやめのような気がした。
「石戸さんはいつからおしゃれが好きになったの?」
かなでの問いにあやめは少し考えて答えた。
「幼稚園くらいのとき、おたんじょうび会があって、そのときママがおしゃれな服着せてくれて、みんなが『かわいい』って言ってくれた。みんなが見てくれた。うれしかった。みんなにほめられたことも……ママがわたしをかわいくしてくれたことも」
そのときのことを思い出しているのか、あやめはうれしそうな顔をした。
「どんな服だったの?」
「白と水色のドレスだった。上が白で、下が水色。くつは大きくてきらきらしたかざりと、リボンがついてて。ぴかぴかで。あんな風にかわいいかっこうができたのは、すっごくうれしかった」
「……今はちがうの?」
あやめの表情が暗くなった。
「今はママに言われた服を着るのが苦しくなるときがある。あたし、ときどき自分がママの着せ替え人形なんじゃないかって思うときがあるの。自分の好みを言うの、こわいんだ」
「どうして?」
かなでが尋ねるとあやめは少し迷ったようだが、口を開いた。
「自分の好きなものがママとちがうってわかったら、ママはあたしのこと見捨てちゃうんじゃないかって。あたしを見てくれなくなるんじゃないかって。……愛してくれなくなっちゃうんじゃないかって」
そんなあやめにかなでは言った。
「でも今のままは、きっとすごく苦しいよ。おしゃれって楽しいものでしょ?」
かなでの言葉を聞いたあやめはうなずいた。
あやめはかなでに言った。
「あたし、かわいくなるの大好き。おしゃれもやめない。どうするか、少し考えてみる。それから……土居さんにつっかかるのはやめる。ごめん」
あやめは頭を下げた。かなでの心は決まっていた。
「うん、いいよ。だからもういやなこと言わないでね?」
「うん。みんなの注目はあたしのかわいさだけで奪ってやるんだから」
「石戸さんならだいじょうぶだよ」
そのとき律が応接間にもどってきた。手にはあやめが持ってきたブレスレットがのっていた。律はソファーに腰を下ろして、テーブルの上をすべらせるようにブレスレットを返した。
「どうぞ、ご確認ください」
律からやり方を説明してもらったあやめはそのとおりに思い出を体験した。
(石戸さん、今『グリーングリーン』が聴こえてて、小田さんの笑顔、思い出してるのかな)
かなでは律といっしょにあやめを見守っていた。しばらくするとあやめがすうっと目を開けた。
「すごい……。小さなころのままだ」
かなでは自分がしたわけでもないのに鼻が高くなった。
「本来は時間をかけてじっくり思い出をお聞きするんですが、急いだほうがいいと思い、今回は短い時間で思い出をこめさせていただきました」
「あの、すぐに渡してきますっ。あ、あの……ありがとうございましたっ」
その後あやめはかけ足で帰った。修想館の中に入って律はかなでに尋ねた。
「で。あなたのほうはだいじょうぶそうなの?」
「はい。律さん、ありがとうございました」
「わたしはなにもしてないわ」
そんな風に言う律がどういうわけか、かなでにはうらやましそうな顔に見えた。かなではむねの奥がきゅうっと苦しくなった。
「これ、らみちゃんといっしょにつくったんです。もうちぎれたから直してはいるけれど。これに思い出をこめてください。土居さんには……もう意地悪なことしません」
うなずいた律は「見せていただいても?」とあやめの許しをもらってから、ブレスレットをいろんな角度からながめた。
「切れてしまいそうなところもなさそうですね。どうぞお聞かせください。あなたと小田さまの楽しかった日々を」
ブレスレットをテーブルの上に置いて律とかなではあやめの話を聞いた。
母親同士が元々同級生で、こちらにあやめが二才のときに引っ越してきたときに再会して、それから家族ぐるみで付き合うようになったこと。あやめから見れば、小田さんはとてもやさしいお姉さんであったこと。
「あたしとらみちゃんは、おたがいしか相談ができる人がいなかった。あたしもらみちゃんも友だちはいるけど、本当の友達はらみちゃんだけだったから。きっと前世は姉妹だったんだろうねって話をしたこともあったんです」
意外な言葉だった。かなでからすれば常に友達に囲まれていて、まんざらでもないように見えていたからだ。
「あたしもらみちゃんも、ほかの子に相談して、『でもかわいい服着られてるじゃん』とか『嫌味じゃん』って言われるのが、こわかった。だからあたしはらみちゃんにしか相談できなかったし、らみちゃんもそうだった」
あやめはかわいい格好をすることで、小田さんは学校や塾のテストでいい成績をとることでお母さんに注目してもらっていた。けれどあやめの思うかわいい服とお母さんがかわいいと思う服はちがっていた。小田さんも勉強ばかりでなく、友達とショッピングに行ったりカラオケに行ったりして遊びたかった。
「でもそんな風にする勇気なんて出なかった。だってお母さんに見てもらえなくなるのが怖かったから。好きなことしたいねっていつも言ってた」
そんな二人は成長するにつれたがいにそんな話をし合う日が増えた。
「おとまり会をしたらね、真っ暗な部屋の中で布団に入って、好きな服ややってみたいことを話した。はじめておとまりしたのは、幼稚園のころのキャンプ。暗い中でお母さんがいないのはこわかったけど、らみちゃんは『だいじょうぶだよ』って言ってくれた。そのあともあたしがねるまで相手をしてくれた。やさしくて、温かい声だった」
そう話すあやめは聞いたことがないくらい、おだやかだった。
(石戸さんって、本当はきずつきやすくい人なのかもしれない……)
かなではそんな風に思った。
話を聞き終わった律は、次にどんな曲に思い出をこめればいいか尋ねた。
「あの、『グリーングリーン』で」
かなでも知っている曲だった。お父さんと息子のやりとりの歌だ。
「らみちゃんに教えてもらったんです。わたしはまだそのとき知らない歌で、緑とか青とか出てきてなんだかきれいな歌だなって思ったから」
「承知しました。これから思い出をこめます。楽器はこちらが選んでもかまいませんか?」
「はい」
「それでは、しばらくこちらでお待ちいただいていいでしょうか。それから……」
律がいつものように注意事項を説明した。そしてブレスレットを持って庭へむかおうとした。
(きっと、わたしは今もっとやるべきことがあるはず)
かなではぐっと拳をにぎって律に声をかけた。
「律さん。今回わたし、石戸さんとここにいていいですか?」
律はじっとかなでの目を見た。そしてふっと笑って「いいわよ」と答えた。
「あなたはあなたでしたいことがあるみたいね。じゃあお客さまをおねがいね」
「はい」
律はおじぎをしてから応接間をあとにした。
しん、と応接間が急にしずかになった。
「それで、なんの用なの?」
あやめの言い方は変わらないものの、ぶつけるようなきつい口調ではなくなっていた。
「石戸さん、だいじょうぶだよ。わたしは石戸さんのこと、おしゃれできてるのにとかって思わないよ。だから、聞かせて。石戸さんのこと」
あやめはだまってしまった。それでもかなではあやめの言葉を待った。どれくらい待ったか、ようやくあやめが口を開いた。
「ママね、仕事が大好きなの。モデルとかに洋服合わせたりして。仕事好きすぎて遅くなることもあるし。でもそんなあたしとママをつないでくれているのが、ファッション。かわいくして、ほめられて。そんな風にしないと、あたしだってわかってもらえない。かわいいって目立ってこそ、あたし。もちろんかわいいって言われることも好き。ほめられることも好き。みんなにかわいいって言われるのがじまんだった。なのに、それよりも目立っちゃう想鳴者の弟子と同じクラスになっちゃった。それがいやだった。……みんながはなれて行っちゃうみたいで」
(そんな風に思ってたんだ……)
かなでは今さみしそうな表情を浮かべているあやめが、ほんとうのあやめのような気がした。
「石戸さんはいつからおしゃれが好きになったの?」
かなでの問いにあやめは少し考えて答えた。
「幼稚園くらいのとき、おたんじょうび会があって、そのときママがおしゃれな服着せてくれて、みんなが『かわいい』って言ってくれた。みんなが見てくれた。うれしかった。みんなにほめられたことも……ママがわたしをかわいくしてくれたことも」
そのときのことを思い出しているのか、あやめはうれしそうな顔をした。
「どんな服だったの?」
「白と水色のドレスだった。上が白で、下が水色。くつは大きくてきらきらしたかざりと、リボンがついてて。ぴかぴかで。あんな風にかわいいかっこうができたのは、すっごくうれしかった」
「……今はちがうの?」
あやめの表情が暗くなった。
「今はママに言われた服を着るのが苦しくなるときがある。あたし、ときどき自分がママの着せ替え人形なんじゃないかって思うときがあるの。自分の好みを言うの、こわいんだ」
「どうして?」
かなでが尋ねるとあやめは少し迷ったようだが、口を開いた。
「自分の好きなものがママとちがうってわかったら、ママはあたしのこと見捨てちゃうんじゃないかって。あたしを見てくれなくなるんじゃないかって。……愛してくれなくなっちゃうんじゃないかって」
そんなあやめにかなでは言った。
「でも今のままは、きっとすごく苦しいよ。おしゃれって楽しいものでしょ?」
かなでの言葉を聞いたあやめはうなずいた。
あやめはかなでに言った。
「あたし、かわいくなるの大好き。おしゃれもやめない。どうするか、少し考えてみる。それから……土居さんにつっかかるのはやめる。ごめん」
あやめは頭を下げた。かなでの心は決まっていた。
「うん、いいよ。だからもういやなこと言わないでね?」
「うん。みんなの注目はあたしのかわいさだけで奪ってやるんだから」
「石戸さんならだいじょうぶだよ」
そのとき律が応接間にもどってきた。手にはあやめが持ってきたブレスレットがのっていた。律はソファーに腰を下ろして、テーブルの上をすべらせるようにブレスレットを返した。
「どうぞ、ご確認ください」
律からやり方を説明してもらったあやめはそのとおりに思い出を体験した。
(石戸さん、今『グリーングリーン』が聴こえてて、小田さんの笑顔、思い出してるのかな)
かなでは律といっしょにあやめを見守っていた。しばらくするとあやめがすうっと目を開けた。
「すごい……。小さなころのままだ」
かなでは自分がしたわけでもないのに鼻が高くなった。
「本来は時間をかけてじっくり思い出をお聞きするんですが、急いだほうがいいと思い、今回は短い時間で思い出をこめさせていただきました」
「あの、すぐに渡してきますっ。あ、あの……ありがとうございましたっ」
その後あやめはかけ足で帰った。修想館の中に入って律はかなでに尋ねた。
「で。あなたのほうはだいじょうぶそうなの?」
「はい。律さん、ありがとうございました」
「わたしはなにもしてないわ」
そんな風に言う律がどういうわけか、かなでにはうらやましそうな顔に見えた。かなではむねの奥がきゅうっと苦しくなった。
0
あなたにおすすめの小説
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
おっとりドンの童歌
花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。
意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。
「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。
なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。
「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。
その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。
道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。
その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。
みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。
ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。
ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミがヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。
ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
【完結】またたく星空の下
mazecco
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 君とのきずな児童書賞 受賞作】
※こちらはweb版(改稿前)です※
※書籍版は『初恋×星空シンバル』と改題し、web版を大幅に改稿したものです※
◇◇◇冴えない中学一年生の女の子の、部活×恋愛の青春物語◇◇◇
主人公、海茅は、フルート志望で吹奏楽部に入部したのに、オーディションに落ちてパーカッションになってしまった。しかもコンクールでは地味なシンバルを担当することに。
クラスには馴染めないし、中学生活が全然楽しくない。
そんな中、海茅は一人の女性と一人の男の子と出会う。
シンバルと、絵が好きな男の子に恋に落ちる、小さなキュンとキュッが詰まった物語。
今、この瞬間を走りゆく
佐々森りろ
児童書・童話
【第2回きずな児童書大賞 奨励賞】
皆様読んでくださり、応援、投票ありがとうございました!
小学校五年生の涼暮ミナは、父の知り合いの詩人・松風洋さんの住む東北に夏休みを利用して東京からやってきた。同い年の洋さんの孫のキカと、その友達ハヅキとアオイと仲良くなる。洋さんが初めて書いた物語を読ませてもらったミナは、みんなでその小説の通りに街を巡り、その中でそれぞれが抱いている見えない未来への不安や、過去の悲しみ、現実の自分と向き合っていく。
「時あかり、青嵐が吹いたら、一気に走り出せ」
合言葉を言いながら、もう使われていない古い鉄橋の上を走り抜ける覚悟を決めるが──
ひと夏の冒険ファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる