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ご主人様に抱かれたい1
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「あの、今日私はどうすれば…」
「リイナは今日は自分の部屋で寝なさい」
「でもっ…」
「でも?でも何だ、リイナ」
「い、いえ…あの…はい、わかりました…おやすみなさいませ…」
「おやすみ。いい夢を見るんだよ」
「ありがとう…ございます」
…今日もあたしはひとりで眠るのか…。
ご主人様と眠ったのはあたしが初めてここに来た日だけ…。
あたしは物心がついた頃には自分は愛されない子供だと知っていた。
父親はおらず、金遣いが荒い母親と2人暮らし。死んだ祖父の遺産が手に入ったけれどすぐに使い果たしてしまっていた。
一度いい思いをしたから元の生活に戻りたくないという母親に売春をさせられそうになり必死で抵抗した。
お前は親不孝者だ。
生きてる価値はない。
死ね。
そう言いながら殴られ続けた。
でも…どうしても嫌だった。
18歳の誕生日。
今日からはやっと合法だ、早く体を売ってこい。18になるまで強く言わないでいてやったんだよ。今から外に出て男に声をかけろ。
そう言っていつも以上に売春を強要する母親。
あたしはこんなこと言われるために生まれてきたの?いつからこんな風に思われてたの?
辛くて悲しくて、嫌だ嫌だと言い続けた。そして、抵抗し続けるあたしにとうとう痺れを切らしその日、母親から惨い虐待を受けた。
…思い出したくない。身も心も引き裂かれる様な、あんな痛い思いも、母親の顔も。このままじゃ殺されてしまう。
そんな時…ご主人様があたしの家を訪れてあたしをさらっていった。
さらっていったというより、救ってくれた。
ご主人様は、死んだ祖父の親友の孫だといった。
あなたが自分の娘にそんな思いをさせるなら私がもらっていきます。金ならやるから、二度とこの子の前に現れるな、と言い大量の札束を母親に投げつけた後、あたしの手を引き家を出ていった。
この人が何なのかわからない。
けれど、あの母親といるくらいなら…
そう思いあたしは泣きながら、彼の専属の運転手のハイヤーに乗り込んだ。
今思えばどうして付いていったのだろうと冷静になって思うのだけれど、あの時は母親から逃げることしか考えられなかった。
暴力は人を恐怖に陥れ、思考能力を停止させるのだ。
もう大丈夫だよ。安全な暮らしが君を待ってる。だからもう泣かないで…
ご主人様の優しい言葉に涙が止まらなかった。
***
ご主人様はあたしより7つ年上の25歳だという。
身長が高く、美しいブロンドの髪色。目は青くないけれど、澄んだ目をしている。とても端正な顔立ちだ。
祖父・両親ともにかなりの資産家だった様で、亡き祖父の家で家族と暮らしていたが前の年に両親を立て続けに病気で亡くしたご主人様は、広い広い屋敷にメイド達と住んでいる。
君の話は祖父から聞いたことがある。私の友人にそれはそれは可愛い孫がいる、と。
友人…君のお祖父様だね。も君のこと、君の母親を心配していた様だけれど既に体は動かず、どうすることも出来なかったと聞いた。
ここに連れてきたのは君を酷い状況から救い出したかったというのが一番の理由だけれど、僕の世話係を他の子達と一緒に務めて欲しいという気持ちも正直ある。
断ったからと言って追い出す様なことは決してないのだけれど、他の子達もいるからね。
君だけを特別扱いすると、周りの子が嫉妬してしまうから。だから最初に教えて欲しい。
そう言われ、あたしはご主人様のお世話をしたいですと答えた。
あんな状況から救い出してくれた恩人。断る理由なんて無い。
それからはご主人様の衣類の洗濯や食事の用意など、身の回りを他のメイド達と交代しながら行う様になった。
メイドとは言え決して奴隷ではない。何もしなくていい日は自由に外出すればいい。給料があるという訳では無いけれど、遊びに行く時にはゆっくり楽しんでおいで、とご主人様が出資してくれる。
あたしは友達もいないし、屋敷で本を読んだり、絵を描いたりと一人で出来る遊びで楽しんでいる。ご主人様も本が好きな方なので、書斎に連れて行ってもらうことも多々あり、同じ本を読んだら感想を話し合う。
本当に、安全な暮らしだ。母親と住んでいた時とは比べ物にならない程幸せだ。
「ねえ、あなたって処女?」
一緒に洗濯物を干していた先輩メイドの…と言ってもあたしにとっては皆先輩なのだけれど、マリィさんに突然そんな質問をされた。
「え…っどうしたんですか、マリィさん」
「その反応を見ると処女ではなさそうね」
「…はい、違います…けど…」
「ううん。ご主人様は処女はあまり好きではないの。かと言って散々遊んできた女の子も嫌いだけどね」
「はぁ…そうなんですか…」
突然何を言い出すのだろう。
「そろそろ頃合かしらね」
マリィさんがニコッと笑った。
マリィさんは、ここで暮らすメイドの中で一番古くからいる人だ。といっても年齢は24歳、しっかりしていて皆から頼りにされていて、見た目は色気がありとっても綺麗な人だ。スタイルもいい。
そんなマリィさんにこんな質問をされるって…
なんなんだろう。…もしかしてあたし、ご主人様に?
…でもあたし、ご主人様になら…
ご主人様にキスをされて、服を脱がされて。そのままご主人様のベッドで…
よこしまな妄想をしていると、メイド服のエプロンを知らぬ間にぎゅっと掴んでいた。
「リイナは今日は自分の部屋で寝なさい」
「でもっ…」
「でも?でも何だ、リイナ」
「い、いえ…あの…はい、わかりました…おやすみなさいませ…」
「おやすみ。いい夢を見るんだよ」
「ありがとう…ございます」
…今日もあたしはひとりで眠るのか…。
ご主人様と眠ったのはあたしが初めてここに来た日だけ…。
あたしは物心がついた頃には自分は愛されない子供だと知っていた。
父親はおらず、金遣いが荒い母親と2人暮らし。死んだ祖父の遺産が手に入ったけれどすぐに使い果たしてしまっていた。
一度いい思いをしたから元の生活に戻りたくないという母親に売春をさせられそうになり必死で抵抗した。
お前は親不孝者だ。
生きてる価値はない。
死ね。
そう言いながら殴られ続けた。
でも…どうしても嫌だった。
18歳の誕生日。
今日からはやっと合法だ、早く体を売ってこい。18になるまで強く言わないでいてやったんだよ。今から外に出て男に声をかけろ。
そう言っていつも以上に売春を強要する母親。
あたしはこんなこと言われるために生まれてきたの?いつからこんな風に思われてたの?
辛くて悲しくて、嫌だ嫌だと言い続けた。そして、抵抗し続けるあたしにとうとう痺れを切らしその日、母親から惨い虐待を受けた。
…思い出したくない。身も心も引き裂かれる様な、あんな痛い思いも、母親の顔も。このままじゃ殺されてしまう。
そんな時…ご主人様があたしの家を訪れてあたしをさらっていった。
さらっていったというより、救ってくれた。
ご主人様は、死んだ祖父の親友の孫だといった。
あなたが自分の娘にそんな思いをさせるなら私がもらっていきます。金ならやるから、二度とこの子の前に現れるな、と言い大量の札束を母親に投げつけた後、あたしの手を引き家を出ていった。
この人が何なのかわからない。
けれど、あの母親といるくらいなら…
そう思いあたしは泣きながら、彼の専属の運転手のハイヤーに乗り込んだ。
今思えばどうして付いていったのだろうと冷静になって思うのだけれど、あの時は母親から逃げることしか考えられなかった。
暴力は人を恐怖に陥れ、思考能力を停止させるのだ。
もう大丈夫だよ。安全な暮らしが君を待ってる。だからもう泣かないで…
ご主人様の優しい言葉に涙が止まらなかった。
***
ご主人様はあたしより7つ年上の25歳だという。
身長が高く、美しいブロンドの髪色。目は青くないけれど、澄んだ目をしている。とても端正な顔立ちだ。
祖父・両親ともにかなりの資産家だった様で、亡き祖父の家で家族と暮らしていたが前の年に両親を立て続けに病気で亡くしたご主人様は、広い広い屋敷にメイド達と住んでいる。
君の話は祖父から聞いたことがある。私の友人にそれはそれは可愛い孫がいる、と。
友人…君のお祖父様だね。も君のこと、君の母親を心配していた様だけれど既に体は動かず、どうすることも出来なかったと聞いた。
ここに連れてきたのは君を酷い状況から救い出したかったというのが一番の理由だけれど、僕の世話係を他の子達と一緒に務めて欲しいという気持ちも正直ある。
断ったからと言って追い出す様なことは決してないのだけれど、他の子達もいるからね。
君だけを特別扱いすると、周りの子が嫉妬してしまうから。だから最初に教えて欲しい。
そう言われ、あたしはご主人様のお世話をしたいですと答えた。
あんな状況から救い出してくれた恩人。断る理由なんて無い。
それからはご主人様の衣類の洗濯や食事の用意など、身の回りを他のメイド達と交代しながら行う様になった。
メイドとは言え決して奴隷ではない。何もしなくていい日は自由に外出すればいい。給料があるという訳では無いけれど、遊びに行く時にはゆっくり楽しんでおいで、とご主人様が出資してくれる。
あたしは友達もいないし、屋敷で本を読んだり、絵を描いたりと一人で出来る遊びで楽しんでいる。ご主人様も本が好きな方なので、書斎に連れて行ってもらうことも多々あり、同じ本を読んだら感想を話し合う。
本当に、安全な暮らしだ。母親と住んでいた時とは比べ物にならない程幸せだ。
「ねえ、あなたって処女?」
一緒に洗濯物を干していた先輩メイドの…と言ってもあたしにとっては皆先輩なのだけれど、マリィさんに突然そんな質問をされた。
「え…っどうしたんですか、マリィさん」
「その反応を見ると処女ではなさそうね」
「…はい、違います…けど…」
「ううん。ご主人様は処女はあまり好きではないの。かと言って散々遊んできた女の子も嫌いだけどね」
「はぁ…そうなんですか…」
突然何を言い出すのだろう。
「そろそろ頃合かしらね」
マリィさんがニコッと笑った。
マリィさんは、ここで暮らすメイドの中で一番古くからいる人だ。といっても年齢は24歳、しっかりしていて皆から頼りにされていて、見た目は色気がありとっても綺麗な人だ。スタイルもいい。
そんなマリィさんにこんな質問をされるって…
なんなんだろう。…もしかしてあたし、ご主人様に?
…でもあたし、ご主人様になら…
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