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第2話:禁断症状の地図
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ビニール傘の持ち手に、指紋が焼き付くほど強く握りしめていた。
久条蓮の部屋は、港区にある高級マンションの一室だ。
壁には厚さ十センチの吸音材が貼られ、窓は二重サッシに防音カーテン。
換気扇のファンすら、特殊な静音設計のものに取り換えてある。
ここは、東京で唯一、蓮が「裸の耳」で呼吸できる無音の聖域のはずだった。
「……くそっ、うるさい」
蓮は、革張りのソファに深く沈み込み、頭を抱えていた。
聞こえるはずのない音が、鼓膜の奥で暴れている。
冷蔵庫のコンプレッサーが唸る重低音。
遠くの首都高を走るトラックの微かな振動音。
上の階の住人が、床にスマホを落とした衝撃音。
以前なら、気になりはしても「痛み」までは感じなかったレベルの微細な環境音だ。
だが、昨日の雨の日。
あの少女の心音という「完全な静寂」を知ってしまった脳は、以前よりも遥かに敏感に、そして神経質に、世界を拒絶し始めていた。
禁断症状だった。
一度、極上の麻薬を知ってしまった身体が、シラフの状態に耐えられずに悲鳴を上げている。
脂汗が止まらない。
呼吸が浅くなる。
蓮は、サイドテーブルに置かれたコンビニのビニール傘に手を伸ばした。
五百円もしない、安っぽい透明な傘。
だが、今の蓮にとっては、聖遺物にも等しい価値を持っていた。
彼女が残していった唯一の手掛かり。
「……どこだ」
蓮は、傘の柄を凝視した。
何もない。ただのプラスチックだ。
そう思いかけた時、持ち手の根元に、小さなテプラのシールが貼られているのに気づいた。
『都立中央病院・循環器内科』
無機質なフォント。
それが、彼女の「居場所」を示す地図であり、同時に彼女が抱える「爆弾」の証明でもあった。
(病院……)
蓮は、絶望的な気分で天を仰いだ。
病院。
そこは、蓮にとって「地獄」と同義語だ。
ナースコールの電子音、咳き込む音、キャスターの軋み、子供の泣き声。
ありとあらゆる「不安な周波数」が渦巻く場所。
だが、今のこの頭痛に耐え続けることと、地獄をくぐり抜けて「薬」を手に入れること。
天秤にかけるまでもなかった。
蓮は、サングラスと厚手のイヤーマフを装着し、ふらつく足取りで玄関のドアを開けた。
地下鉄のホームは、鉄と油と人の体臭が混ざった、淀んだ空気に満ちていた。
キィィィィィーン……!
電車がブレーキをかける金属音が、蓮のイヤーマフを貫通して脳髄を突き刺す。
蓮はホームの柱に手をつき、嘔吐感を堪えた。
(帰りたい)
本能がそう叫んでいる。
だが、脳裏に焼き付いたあの「ドクン、ドクン」というリズムが、蓮の足を強引に前へと進ませる。
変質者だと思われてもいい。ストーカーだと罵られてもいい。
ただもう一度、あの一瞬の安らぎが欲しい。
それだけが、今の蓮を突き動かす唯一の燃料だった。
病院に着いた頃には、蓮のシャツは冷や汗で背中に張り付いていた。
自動ドアが開く。
消毒液の匂いと共に、予想通りの「音の暴力」が雪崩れ込んでくる。
「受付票をお取りください」
「ピンポンパンポーン、外来受付の……」
「ゴホッ、ゴホッ……」
蓮は、待合ロビーの隅にある観葉植物の影に身を隠すようにして座り込んだ。
心臓が早鐘を打っている。
自分の心音すらもうるさい。
不規則で、汚くて、焦りに満ちたノイズだ。
彼女のあの、透明な心音とは似ても似つかない。
一時間。二時間。
蓮は、亡霊のようにロビーを行き交う人々を観察し続けた。
検査着を着た患者、見舞い客、医師。
誰も彼もが、足音と共に不快なノイズを撒き散らしている。
(……いないか)
諦めかけた、その時だった。
エレベーターのドアが開き、一台の車椅子が出てきた。
「……あ」
蓮の喉から、掠れた音が漏れた。
乗っているのは、あの白いワンピースの少女ではなかった。
薄水色のパジャマの上に、厚手のカーディガンを羽織っている。
膝には毛布。
手には、文庫本が一冊。
間違いない。
顔色は昨日よりもさらに悪く、陶器というよりは、薄氷のように透けて見えた。
彼女は、付き添いの看護師に何かを話しかけながら、売店の方へと車椅子を進めていた。
蓮は立ち上がった。
足がもつれる。
視界が揺れる。
それでも、磁石に吸い寄せられる砂鉄のように、彼女の方へと歩き出した。
「……みつけた」
売店の前。
彼女が棚の上のミネラルウォーターに手を伸ばそうとしている背後で、蓮は声を絞り出した。
彼女がゆっくりと振り返る。
イヤーマフにサングラス、泥だらけの靴。
不審者以外の何者でもない蓮の姿を見ても、彼女は悲鳴を上げなかった。
ただ、大きな瞳を少しだけ見開き、それから困ったように眉を下げた。
「……昨日の、雨の人?」
彼女の声。
それは、病院の喧騒の中でも、凛とした鈴の音のように蓮の耳に届いた。
「傘、返しに来てくれたんですか?」
「違う」
蓮は、一歩踏み出した。
距離が縮まる。
彼女の胸の奥から、微かに、けれど確実に、あの「音」が聞こえてくる。
ドクン……。ドク、ン。
不規則なリズム。
心房が震え、血液が逆流しそうになるのを必死で押し留めている、欠陥だらけのポンプ音。
だが、その音が蓮の鼓膜に触れた瞬間、脳内を暴れ回っていたノイズが、嘘のように鎮火した。
痛くない。
息ができる。
世界が、正しい輪郭を取り戻す。
蓮はその場に崩れ落ちるように膝をつき、車椅子の彼女と視線の高さを合わせた。
サングラスを外す。
充血した目と、隈の浮いた顔。
彼女が息を呑むのが分かった。
「助けてくれ」
蓮は、彼女のカーディガンの袖を掴んだ。
プライドも、社会的地位も、どうでもよかった。
「君の音が、必要なんだ。……あれがないと、僕はもう、生きていけない」
「……音?」
「心臓の音だ。……僕には、聴覚の病気がある。世界のすべてが騒音に聞こえる。でも、君の心臓の音だけが、僕の耳を治してくれるんだ」
一気にまくし立てた。
狂っている。自分でも分かっている。
だが、彼女の手首から伝わる脈動が、蓮に言葉を紡がせる。
「録音させてくれ。君の心音を、サンプリングしたい。その音がなければ、僕はもう仕事もできない。ただの廃人になる」
彼女は、掴まれた自分の袖と、蓮の必死な形相を交互に見つめていた。
そして、プッと吹き出した。
その笑い声すら、蓮にとっては福音だった。
「変なの。私の心臓なんて、お医者さんが頭を抱えるようなポンコツですよ?」
彼女は自分の胸を、文庫本の角でトントンと叩いた。
「拡張型心筋症に、重度の不整脈。私の心臓はね、音楽で言えばリズム感ゼロのドラマーなんです。あと半年もすれば、スティックを折って店じまいする予定の」
半年。
再び突きつけられた期限。
だが、蓮は首を振った。
「それでもいい。いや、その不規則なリズムだからこそ、いいんだ」
蓮は、懐からICレコーダーを取り出した。
プロ仕様のハイレゾ録音機。
それを、祈りを捧げるように差し出す。
「取引をしよう」
「取引?」
「僕に、君の心音を録音させてくれ。いつでも、何度でも。
その代わり、君の残りの半年間……君がやりたいこと、行きたい場所、叶えたい願い。そのすべてを、僕が金と時間を使って実現させる」
売店の冷蔵ケースのブーンという音が、遠くに感じる。
二人の間だけ、真空のような静寂が落ちていた。
彼女は、蓮の瞳をじっと見つめ返した。
その瞳の奥には、死への恐怖と、それと同じくらいの「生への執着」、そして蓮の提案に対する「値踏み」のような冷徹な光が宿っていた。
「……なんでも、ですか?」
「ああ。僕の全財産を使ってもいい」
「私、性格悪いですよ。わがままだし、すぐに疲れるし、最後はあなたを置いて死にますよ」
「構わない。僕が必要なのは、君の『音』だけだ」
最低の言葉だった。
愛も情けもない、ただの搾取。
彼女を「人間」としてではなく、「性能の良い薬」として見ているという宣言。
だが、その言葉を聞いた瞬間、彼女の表情からふっと力が抜けた。
「……いいですよ。その契約、乗りました」
彼女は、蓮の手からレコーダーを取り上げ、スイッチを入れた。
そして、それを自分の胸に押し当てる。
「私は、瀬名歌音(せな かのん)。
……私の命の音、高くつきますからね?」
レコーダーのインジケーターが、赤く点滅を始める。
波形が振れる。
それは、死に向かってカウントダウンを刻む秒針の音であり、二人の奇妙な共犯関係の始まりを告げる音でもあった。
久条蓮の部屋は、港区にある高級マンションの一室だ。
壁には厚さ十センチの吸音材が貼られ、窓は二重サッシに防音カーテン。
換気扇のファンすら、特殊な静音設計のものに取り換えてある。
ここは、東京で唯一、蓮が「裸の耳」で呼吸できる無音の聖域のはずだった。
「……くそっ、うるさい」
蓮は、革張りのソファに深く沈み込み、頭を抱えていた。
聞こえるはずのない音が、鼓膜の奥で暴れている。
冷蔵庫のコンプレッサーが唸る重低音。
遠くの首都高を走るトラックの微かな振動音。
上の階の住人が、床にスマホを落とした衝撃音。
以前なら、気になりはしても「痛み」までは感じなかったレベルの微細な環境音だ。
だが、昨日の雨の日。
あの少女の心音という「完全な静寂」を知ってしまった脳は、以前よりも遥かに敏感に、そして神経質に、世界を拒絶し始めていた。
禁断症状だった。
一度、極上の麻薬を知ってしまった身体が、シラフの状態に耐えられずに悲鳴を上げている。
脂汗が止まらない。
呼吸が浅くなる。
蓮は、サイドテーブルに置かれたコンビニのビニール傘に手を伸ばした。
五百円もしない、安っぽい透明な傘。
だが、今の蓮にとっては、聖遺物にも等しい価値を持っていた。
彼女が残していった唯一の手掛かり。
「……どこだ」
蓮は、傘の柄を凝視した。
何もない。ただのプラスチックだ。
そう思いかけた時、持ち手の根元に、小さなテプラのシールが貼られているのに気づいた。
『都立中央病院・循環器内科』
無機質なフォント。
それが、彼女の「居場所」を示す地図であり、同時に彼女が抱える「爆弾」の証明でもあった。
(病院……)
蓮は、絶望的な気分で天を仰いだ。
病院。
そこは、蓮にとって「地獄」と同義語だ。
ナースコールの電子音、咳き込む音、キャスターの軋み、子供の泣き声。
ありとあらゆる「不安な周波数」が渦巻く場所。
だが、今のこの頭痛に耐え続けることと、地獄をくぐり抜けて「薬」を手に入れること。
天秤にかけるまでもなかった。
蓮は、サングラスと厚手のイヤーマフを装着し、ふらつく足取りで玄関のドアを開けた。
地下鉄のホームは、鉄と油と人の体臭が混ざった、淀んだ空気に満ちていた。
キィィィィィーン……!
電車がブレーキをかける金属音が、蓮のイヤーマフを貫通して脳髄を突き刺す。
蓮はホームの柱に手をつき、嘔吐感を堪えた。
(帰りたい)
本能がそう叫んでいる。
だが、脳裏に焼き付いたあの「ドクン、ドクン」というリズムが、蓮の足を強引に前へと進ませる。
変質者だと思われてもいい。ストーカーだと罵られてもいい。
ただもう一度、あの一瞬の安らぎが欲しい。
それだけが、今の蓮を突き動かす唯一の燃料だった。
病院に着いた頃には、蓮のシャツは冷や汗で背中に張り付いていた。
自動ドアが開く。
消毒液の匂いと共に、予想通りの「音の暴力」が雪崩れ込んでくる。
「受付票をお取りください」
「ピンポンパンポーン、外来受付の……」
「ゴホッ、ゴホッ……」
蓮は、待合ロビーの隅にある観葉植物の影に身を隠すようにして座り込んだ。
心臓が早鐘を打っている。
自分の心音すらもうるさい。
不規則で、汚くて、焦りに満ちたノイズだ。
彼女のあの、透明な心音とは似ても似つかない。
一時間。二時間。
蓮は、亡霊のようにロビーを行き交う人々を観察し続けた。
検査着を着た患者、見舞い客、医師。
誰も彼もが、足音と共に不快なノイズを撒き散らしている。
(……いないか)
諦めかけた、その時だった。
エレベーターのドアが開き、一台の車椅子が出てきた。
「……あ」
蓮の喉から、掠れた音が漏れた。
乗っているのは、あの白いワンピースの少女ではなかった。
薄水色のパジャマの上に、厚手のカーディガンを羽織っている。
膝には毛布。
手には、文庫本が一冊。
間違いない。
顔色は昨日よりもさらに悪く、陶器というよりは、薄氷のように透けて見えた。
彼女は、付き添いの看護師に何かを話しかけながら、売店の方へと車椅子を進めていた。
蓮は立ち上がった。
足がもつれる。
視界が揺れる。
それでも、磁石に吸い寄せられる砂鉄のように、彼女の方へと歩き出した。
「……みつけた」
売店の前。
彼女が棚の上のミネラルウォーターに手を伸ばそうとしている背後で、蓮は声を絞り出した。
彼女がゆっくりと振り返る。
イヤーマフにサングラス、泥だらけの靴。
不審者以外の何者でもない蓮の姿を見ても、彼女は悲鳴を上げなかった。
ただ、大きな瞳を少しだけ見開き、それから困ったように眉を下げた。
「……昨日の、雨の人?」
彼女の声。
それは、病院の喧騒の中でも、凛とした鈴の音のように蓮の耳に届いた。
「傘、返しに来てくれたんですか?」
「違う」
蓮は、一歩踏み出した。
距離が縮まる。
彼女の胸の奥から、微かに、けれど確実に、あの「音」が聞こえてくる。
ドクン……。ドク、ン。
不規則なリズム。
心房が震え、血液が逆流しそうになるのを必死で押し留めている、欠陥だらけのポンプ音。
だが、その音が蓮の鼓膜に触れた瞬間、脳内を暴れ回っていたノイズが、嘘のように鎮火した。
痛くない。
息ができる。
世界が、正しい輪郭を取り戻す。
蓮はその場に崩れ落ちるように膝をつき、車椅子の彼女と視線の高さを合わせた。
サングラスを外す。
充血した目と、隈の浮いた顔。
彼女が息を呑むのが分かった。
「助けてくれ」
蓮は、彼女のカーディガンの袖を掴んだ。
プライドも、社会的地位も、どうでもよかった。
「君の音が、必要なんだ。……あれがないと、僕はもう、生きていけない」
「……音?」
「心臓の音だ。……僕には、聴覚の病気がある。世界のすべてが騒音に聞こえる。でも、君の心臓の音だけが、僕の耳を治してくれるんだ」
一気にまくし立てた。
狂っている。自分でも分かっている。
だが、彼女の手首から伝わる脈動が、蓮に言葉を紡がせる。
「録音させてくれ。君の心音を、サンプリングしたい。その音がなければ、僕はもう仕事もできない。ただの廃人になる」
彼女は、掴まれた自分の袖と、蓮の必死な形相を交互に見つめていた。
そして、プッと吹き出した。
その笑い声すら、蓮にとっては福音だった。
「変なの。私の心臓なんて、お医者さんが頭を抱えるようなポンコツですよ?」
彼女は自分の胸を、文庫本の角でトントンと叩いた。
「拡張型心筋症に、重度の不整脈。私の心臓はね、音楽で言えばリズム感ゼロのドラマーなんです。あと半年もすれば、スティックを折って店じまいする予定の」
半年。
再び突きつけられた期限。
だが、蓮は首を振った。
「それでもいい。いや、その不規則なリズムだからこそ、いいんだ」
蓮は、懐からICレコーダーを取り出した。
プロ仕様のハイレゾ録音機。
それを、祈りを捧げるように差し出す。
「取引をしよう」
「取引?」
「僕に、君の心音を録音させてくれ。いつでも、何度でも。
その代わり、君の残りの半年間……君がやりたいこと、行きたい場所、叶えたい願い。そのすべてを、僕が金と時間を使って実現させる」
売店の冷蔵ケースのブーンという音が、遠くに感じる。
二人の間だけ、真空のような静寂が落ちていた。
彼女は、蓮の瞳をじっと見つめ返した。
その瞳の奥には、死への恐怖と、それと同じくらいの「生への執着」、そして蓮の提案に対する「値踏み」のような冷徹な光が宿っていた。
「……なんでも、ですか?」
「ああ。僕の全財産を使ってもいい」
「私、性格悪いですよ。わがままだし、すぐに疲れるし、最後はあなたを置いて死にますよ」
「構わない。僕が必要なのは、君の『音』だけだ」
最低の言葉だった。
愛も情けもない、ただの搾取。
彼女を「人間」としてではなく、「性能の良い薬」として見ているという宣言。
だが、その言葉を聞いた瞬間、彼女の表情からふっと力が抜けた。
「……いいですよ。その契約、乗りました」
彼女は、蓮の手からレコーダーを取り上げ、スイッチを入れた。
そして、それを自分の胸に押し当てる。
「私は、瀬名歌音(せな かのん)。
……私の命の音、高くつきますからね?」
レコーダーのインジケーターが、赤く点滅を始める。
波形が振れる。
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