『パンツの色』を視るだけで最強になった俺、聖女様の『白』で無敵の守護騎士と崇められる ~七色のヒロインに挟まれて理性が限界突破~

白山 乃愛

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第1章

第7話 男装の麗人と、締め付けられる「高貴な紫」

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「カナタくーん! 無事ですかー!」
「ちょっとアンタ! 私の『獲物』に変な傷つけたら許さないわよ!」

ヘリコプターの爆音と共に、台風のような二人が降りてきた。
真白セイラと黒崎リリス。
彼女たちはまだ回転しているローターの下をくぐり抜け、俺のもとへ殺到した。

「ぐふっ!?」

左右からの同時タックル。
セイラの「白(防御)」の弾力と、リリスの「黒(攻撃)」の衝撃が、俺の疲弊した肉体をサンドイッチにする。

「よ、よかった……! カナタくんの反応が消えたってレオさんが言うから……私、生きた心地がしなくて……!」

セイラが涙目で俺の頬をすりすりする。
近い。相変わらず距離感がバグっている。

「ふん。……まあ、五体満足ならいいわ。アンタは私が飼う予定なんだから、勝手に壊れないでよね」

リリスもツンとしているが、俺の服の裾を強く握っている。

「……おい。そこでイチャついている痴れ者ども」

冷ややかな声が、再会の空気を裂いた。
ヘリコプターのタラップから、最後の一人が優雅に降り立つ。

「なっ……御子柴(みこしば)レン!?」

俺の腕の中で、セイラが驚きの声を上げた。
現れたのは、学園の制服(男子用)を完璧に着こなした、紫の長髪の美少年――いや、男装の少女だった。
御子柴レン。
生徒会書記であり、「学園の王子様」として女子生徒から絶大な人気を誇る人物だ。
その切れ長の瞳は、ゴミを見るような目で俺を見下ろしている。

「……報告は聞いています、色島カナタ。貴様のようなFランクが、不純な動機で生徒会に入り込み、あまつさえ会長をたぶらかしていると」

レンが腰に帯びた細剣(レイピア)の柄に手をかける。
その全身から立ち上るのは、高貴にして冷徹な「紫」のオーラ。

「加えて、風紀委員長まで巻き込んでの乱痴気騒ぎ……。もはや看過できません。私の『剣』で、その汚らわしい性根ごと排除します」

「ちょ、待て! 俺は被害者だ! それに今は疲労困憊で……!」

「問答無用!」

ジャキンッ!!
レンが抜刀した。
紫の閃光が走り、俺の目の前の地面が切り裂かれる。

「ひぃっ!?」

「レン! やめなさい!」

セイラが俺の前に立ちはだかる。
白の障壁を展開するが、レンの剣先は止まらない。

「会長、退いてください! ……貴女は騙されているのです! このような男に、貴女の『純白』を守れるはずがない!」

レンの瞳に、激しい焦燥と執着の色が浮かぶ。
彼女はセイラを崇拝している。
だからこそ、セイラの隣にいる「不純物(俺)」が許せないのだ。

「……カナタ。逃げるか?」

隣でカグラが、疲れた体で竹刀を構えようとする。

「いや……ここで逃げたら、一生追われる気がする」

俺は覚悟を決めた。
それに、俺の『煩悩眼』が、レンの完璧な男装姿に違和感を覚えていたからだ。

「レオ! ……アイツの『弱点』は!?」

ヘリの操縦席から降りてきたレオに叫ぶ。
レオは青いブリーフ(なぜかヘリ操縦用のサングラス着用)を光らせ、即答した。

「計算済みだ、カナタ。……御子柴レン。彼女の属性は【高貴なる紫(ロイヤル・パープル)】。……【支配】と【プライド】の色だ」

レオがタブレットを俺に見せる。

「だが、彼女には致命的な矛盾がある。……『完璧な王子様』を演じるために、彼女はその豊かな『女性の証』を、強力な『さらし』で封印している!」

「さらし……だと!?」

「そうだ。……魔導素材で編まれた特注の『紫のさらし』。それが彼女の鉄壁の鎧だ。……だが、裏を返せば、そこが一番の『急所』でもある」

俺はレンの胸元を見た。
学ランの詰め襟の隙間。
完璧に平坦に見えるその胸には、物理法則を無視した圧縮がかかっているということか。
その苦しさを想像しただけで、俺の涙腺と股間が熱くなる。

「……なんて健気なんだ。自分の性別(おっぱい)を殺してまで、王子様を演じるなんて!」

「貴様……何をブツブツと……!」

レンが間合いを詰める。
神速の突き。
だが、今の俺には「カグラのTバック」で得た動体視力の残滓がある。

「見える!」

俺は紙一重で剣をかわし、レンの懐に飛び込んだ。
驚愕するレン。
その密着距離で、俺は叫んだ。

「御子柴レン! ……無理をするな! 解放しろ!」

「は……!?」

「そんなに締め付けてたら……血行が悪くなるだろうがァァァッ!!」

俺は、全神経を右目に集中させた。
対象は、学ランの奥にある「紫のさらし」。
俺の視線が、物理的な熱量を持って彼女の胸元を射貫く。

《スキル発動:【煩悩・一点突破(デザイア・ドリル)】》
《対象:魔導さらし(拘束具)》
《効果:耐久度をゼロにする》

ビキィィィィッ!!

「……え?」

レンの動きが止まった。
彼女の胸元から、布が裂けるような音が響く。
魔導さらしが、俺の「解放してやりたい(見たい)」という純粋すぎる熱視線に耐えきれず、限界を迎えたのだ。

ボンッ!!

「きゃあああああっ!?」

弾ける音と共に、学ランのボタンが吹き飛んだ。
解放されたのは、男装からは想像もつかない、暴力的なまでのボリューム。
そして、千切れたさらしの隙間から覗く、高貴な紫色のレース。

《視認成功》
《属性:【解放された紫(アンリミテッド・パープル)】》
《ステータス:【カリスマ】+500・【サディズム】+200》

「……デカい。……そして、美しい紫だ」

俺は鼻血を垂らしながら、神々しいその光景に見惚れた。

「み……見……」

レンが顔を真っ赤にして、剣を取り落とした。
その瞳から、冷徹な光が消え、代わりに年相応の少女の羞恥心と、涙が浮かぶ。

「見たなぁぁぁぁッ!! 私の……私の完璧な王子様像をぉぉぉッ!!」

レンが泣き崩れ、その場にうずくまった。
セイラたちが慌てて駆け寄る。

「……ふぅ。ミッションコンプリートだ」

レオがサムズアップする。
俺は大量の鼻血による貧血で、意識が遠のいていくのを感じた。

「……これで、四色目……か」

白、黒、赤、そして紫。
学園の四天王がここに揃った。
だが、それは同時に、俺の平穏な日常の完全な終わりを意味していた。

「……許しません……色島カナタ……。責任……取ってもらいますから……」

うずくまるレンの、怨念と執着が入り混じった呟きを聞きながら、俺は深い闇(気絶)へと落ちていった。

物語は次章へ。
四色のヒロインが一つ屋根の下で俺を奪い合う、地獄の「温泉合宿・混浴編」が幕を開ける。
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