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第2章
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母さんは、ささっと身支度をすると、玄関の灯りをつけました。それからドアを開くと・・・
玄関のすぐわきに、小さなかたまりが、うずくまっているのが見えました。
「ケンタ!」
母さんは、悲鳴をあげるのを、必死でこらえると、我が子に近付きました。
ケンタは、まるでマネキンのように、丸くじっとしています。母さんは、そうっと抱き上げました。
さいわいだったのは、真冬ではなかった、ということ。
そして、遠くへは、行っていないことでした。
(もちろん、母さんは、ケンタの大冒険を知りません)
熱がないか、オデコに手を当てると・・・
「う~ん」と、寝ぼけたような声がして、気持ちよさそうに、スヤスヤと、寝息を立てているのです。
(もう・・・)
母さんは、ホッとして、抱き上げると・・・
ケンタのかたわらに、紫のバラの花束が、そうっと
置いてあるのに、気付きました。
それは、ケンタが後生大事に、先ほどまで、眺めていた、紫のバラと同じものでした・・・
母さんは、それがどうして、ここにあるのか、わかりませんでした。
ひとまず、ケンタを抱きしめると、紫のバラを片手
で、握りしめ、思い切りにおいをかぎました。
間違いなく、あの写真と同じバラの花・・・
薄紫の花が、一抱えはあろうか、というくらい、ぎっしりとして、重たい・・・
かあさんにしても、こんなにたくさんの花をもらったのは、生まれて初めてのことで・・・
器用にケンタをおぶうと、キョロリ・・・と、辺りを見回しました。
おそらくケンタがひとりで、この花を見つけることなど、ムリだ・・・と思ったからにほかならないからです。
そんなことになっているとは、露知らず。
ケンタはスヤスヤと、夢の中・・・
あれほど、大騒ぎをしたのに、大した大物です。
幸せな子供!
かあさんは、ふとそう思い、ずしっと重たくなった、
我が子の体を、寝室へと、運び込みました。
玄関のすぐわきに、小さなかたまりが、うずくまっているのが見えました。
「ケンタ!」
母さんは、悲鳴をあげるのを、必死でこらえると、我が子に近付きました。
ケンタは、まるでマネキンのように、丸くじっとしています。母さんは、そうっと抱き上げました。
さいわいだったのは、真冬ではなかった、ということ。
そして、遠くへは、行っていないことでした。
(もちろん、母さんは、ケンタの大冒険を知りません)
熱がないか、オデコに手を当てると・・・
「う~ん」と、寝ぼけたような声がして、気持ちよさそうに、スヤスヤと、寝息を立てているのです。
(もう・・・)
母さんは、ホッとして、抱き上げると・・・
ケンタのかたわらに、紫のバラの花束が、そうっと
置いてあるのに、気付きました。
それは、ケンタが後生大事に、先ほどまで、眺めていた、紫のバラと同じものでした・・・
母さんは、それがどうして、ここにあるのか、わかりませんでした。
ひとまず、ケンタを抱きしめると、紫のバラを片手
で、握りしめ、思い切りにおいをかぎました。
間違いなく、あの写真と同じバラの花・・・
薄紫の花が、一抱えはあろうか、というくらい、ぎっしりとして、重たい・・・
かあさんにしても、こんなにたくさんの花をもらったのは、生まれて初めてのことで・・・
器用にケンタをおぶうと、キョロリ・・・と、辺りを見回しました。
おそらくケンタがひとりで、この花を見つけることなど、ムリだ・・・と思ったからにほかならないからです。
そんなことになっているとは、露知らず。
ケンタはスヤスヤと、夢の中・・・
あれほど、大騒ぎをしたのに、大した大物です。
幸せな子供!
かあさんは、ふとそう思い、ずしっと重たくなった、
我が子の体を、寝室へと、運び込みました。
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