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第4章 湖のほとりで
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先ほどまで、怯えていた女子たちも、急にキャーキャーと
にぎやかしく声をたてる。
幸いなことに、今日は泊り客が少ないらしく…
この入り口付近は、自分たち以外、他の人が目に入らない。
まるで貸し切り状態だ、と思うと、何だか格別な気分がしてきた。
さっきまでそこにいた、ホテルマンの人たちも、いつの間にか
姿を消している。
さして気にすることなく、先ほど来た方向とは反対方向に向かって
歩き出していた。
「この近くにね、湖があるんだよ」
やはり秀人が先頭に立ち、みんなをガイドしている。
振り返って、ホテルを見上げると…鈍色の空に、異様なほど
存在感のある建物が、威風堂々と立っているのが目に入る。
(まるで…中世のお城か、お化け屋敷のようだわ)
ふとそんな風に思うと…そうすると余計に、何だか不気味さがさらに
増してくる。
「湖?ボートでもあるのかしら?」
すっかり元気になったカオリ先輩が、秀人の隣に駆け寄る。
いつの間にかみんなも、思い思いのグループに分かれ、
2~3人固まって、その後に続く。
「なんだろうね!ここって…心霊スポットなのかなぁ?」
はしゃいだ声で、玲が嬉しそうに珠紀にささやく。
「えっ、怖くないの?」
怖がる…というよりも、興味津々で、楽しそうな玲は、
白目が青く、冴え冴えと光らせている。
親友が、ここまで好奇心の塊だとは知らなかったので…
珠紀はまったく、彼女のことをわかっていなかったのだ、と
今さらのように気付くのだった。
雰囲気のあるホテルと、ちょっといわくありげな湖。
これ以上、似合いのスポットはないのでは、などと珠紀はひそかに
そう思う…
ここからは、まだ湖は見えない。
「どこ?」
ちゃっかりカオリ先輩が、秀人先輩に腕をからませて聞くと
「ここを少し下ったところだよ」
優しい声を出して、ホテルの側の道を指し示した。
にぎやかしく声をたてる。
幸いなことに、今日は泊り客が少ないらしく…
この入り口付近は、自分たち以外、他の人が目に入らない。
まるで貸し切り状態だ、と思うと、何だか格別な気分がしてきた。
さっきまでそこにいた、ホテルマンの人たちも、いつの間にか
姿を消している。
さして気にすることなく、先ほど来た方向とは反対方向に向かって
歩き出していた。
「この近くにね、湖があるんだよ」
やはり秀人が先頭に立ち、みんなをガイドしている。
振り返って、ホテルを見上げると…鈍色の空に、異様なほど
存在感のある建物が、威風堂々と立っているのが目に入る。
(まるで…中世のお城か、お化け屋敷のようだわ)
ふとそんな風に思うと…そうすると余計に、何だか不気味さがさらに
増してくる。
「湖?ボートでもあるのかしら?」
すっかり元気になったカオリ先輩が、秀人の隣に駆け寄る。
いつの間にかみんなも、思い思いのグループに分かれ、
2~3人固まって、その後に続く。
「なんだろうね!ここって…心霊スポットなのかなぁ?」
はしゃいだ声で、玲が嬉しそうに珠紀にささやく。
「えっ、怖くないの?」
怖がる…というよりも、興味津々で、楽しそうな玲は、
白目が青く、冴え冴えと光らせている。
親友が、ここまで好奇心の塊だとは知らなかったので…
珠紀はまったく、彼女のことをわかっていなかったのだ、と
今さらのように気付くのだった。
雰囲気のあるホテルと、ちょっといわくありげな湖。
これ以上、似合いのスポットはないのでは、などと珠紀はひそかに
そう思う…
ここからは、まだ湖は見えない。
「どこ?」
ちゃっかりカオリ先輩が、秀人先輩に腕をからませて聞くと
「ここを少し下ったところだよ」
優しい声を出して、ホテルの側の道を指し示した。
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