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Scene11 シンデレラは時を越えて
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思ったよりも、周りの反応は好意的なものでした。
よかったのか、悪かったのか、正直、自分は夢中だったので、
まるでわかりませんでしたが…
セリフをとちったところや、
ちょっと間違えたところなど…
数えたら、キリがないけれど…
それでも気付いた時には、割れんばかりの拍手に、とりあえず無事に
終わった…ということを、実感したのです。
「大丈夫?」
エラの背中に、暖かい手の感触が。
振り返ると、メグミさんが、エラの顔をのぞきこんでいました。
ようやく顔を上げると、すでに幕が下りており、ステージの上では、
自分たちの人形を抱えた仲間たちが、背中を丸めたまま、
うずくまっているエラを、取り囲んでいたのです。
エラは「大丈夫!」と言うと、ぐいっと目尻をこすります。
こぶしがしっとりと、涙で濡れていました。
それを何やら勘違いしたらしく、
「大丈夫よ!ほら、あんなにたくさんの拍手が!」
礼美はそう言うと、エラの体を助け起こします。
「さぁ!」
明るく声をかけると、
「ようやく終わったわね!
さぁ、戻りましょ!」
そう言うと…エラの周りを取り囲んでいた人たちは、あわてて
セットを運び出し、残った人たちで、小道具と人形を手に、
舞台袖へと走りました。
なぜならば、すでにもう、次のグループの人たちが、
セットを運び込もうと、準備して、待ち構えているからです。
「終わっちゃった」
ポツンとエラはつぶやきます。
でもみんな、そのつぶやきには気付きません。
あわただしく動き回る人たちの中を、半分夢見心地の顔をして、
ぽわ~っと、魂の抜け殻みたいな様子で、歩いて行きます。
あまりに夢中で、今日まで過ごしていたので…
まだ夢の中にいるような、フワフワとおぼつかない感覚だけが、
体の中を漂います。
妙に「やった!」という達成感と、緊張の糸がポツンと
きれた、パンツのゴムが切れたような、心もとない気持ち…
でも、まださっきまで、ステージに立っていた、興奮した
感覚も、エラの中を支配していました。
よかったのか、悪かったのか、正直、自分は夢中だったので、
まるでわかりませんでしたが…
セリフをとちったところや、
ちょっと間違えたところなど…
数えたら、キリがないけれど…
それでも気付いた時には、割れんばかりの拍手に、とりあえず無事に
終わった…ということを、実感したのです。
「大丈夫?」
エラの背中に、暖かい手の感触が。
振り返ると、メグミさんが、エラの顔をのぞきこんでいました。
ようやく顔を上げると、すでに幕が下りており、ステージの上では、
自分たちの人形を抱えた仲間たちが、背中を丸めたまま、
うずくまっているエラを、取り囲んでいたのです。
エラは「大丈夫!」と言うと、ぐいっと目尻をこすります。
こぶしがしっとりと、涙で濡れていました。
それを何やら勘違いしたらしく、
「大丈夫よ!ほら、あんなにたくさんの拍手が!」
礼美はそう言うと、エラの体を助け起こします。
「さぁ!」
明るく声をかけると、
「ようやく終わったわね!
さぁ、戻りましょ!」
そう言うと…エラの周りを取り囲んでいた人たちは、あわてて
セットを運び出し、残った人たちで、小道具と人形を手に、
舞台袖へと走りました。
なぜならば、すでにもう、次のグループの人たちが、
セットを運び込もうと、準備して、待ち構えているからです。
「終わっちゃった」
ポツンとエラはつぶやきます。
でもみんな、そのつぶやきには気付きません。
あわただしく動き回る人たちの中を、半分夢見心地の顔をして、
ぽわ~っと、魂の抜け殻みたいな様子で、歩いて行きます。
あまりに夢中で、今日まで過ごしていたので…
まだ夢の中にいるような、フワフワとおぼつかない感覚だけが、
体の中を漂います。
妙に「やった!」という達成感と、緊張の糸がポツンと
きれた、パンツのゴムが切れたような、心もとない気持ち…
でも、まださっきまで、ステージに立っていた、興奮した
感覚も、エラの中を支配していました。
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