69 / 100
第69話 楓
しおりを挟む
今の時期になると多くの者が足を運ぶ場所に実親も訪れていた。
辺り一帯に哀愁が漂う中、目当ての場所へ足を運ぶ。
周囲の雰囲気と同化するように物悲しい表情の実親は、慣れたくないのにすっかり通い慣れてしまった道程に複雑な気分になる。
足取りは軽くなく、行きたい気持ちと行きたくない気持ちが鬩ぎ合っているかのようだ。
それでも実親が足を止めることはない。行かないという選択肢は存在しなかった。
霖が降り続き、決して晴れることがない実親の抱えた沈痛な心は、この場を訪れる度に受け入れたくない現実に直面し、逃げ場を求めて荒れ狂う。
夕刻に差し掛かってもなお燦燦と輝く日差しに照らされている実親は、勇気を分け与えて背中を押してくれているかのような不思議な感覚に身を包まれていた。
影が差して感情が読み取れない能面のような面持ちで歩を進める実親は、目的の場所に到着して足を止める。
そこには「清瀬家之墓」と書かれた墓があった。
静かな足取りで墓前にしゃがみ込む。
「先月と先々月は忙しくて来れなくてすまなかったな……楓……」
絞り出すような物悲しい声色で語り掛ける。
実親は忙しくさえなければ月命日にも足を運んでいる。
しかし先月と先々月は父親の再婚や引っ越し、期末試験や仕事などで立て込んでおり、訪れることは叶わなかった。
「お詫びと言ってはなんだが、お前の好物を持って来た」
そう言うと手に持っていた紙袋からプリンを取り出して墓前に供える。
「お前の両親が供えた花を除けるのはどうかと思ったから俺は持って来なかったんだが……許してくれ」
瑞々しい花が供えられているので、他の人が墓参りに来たばかりだということがわかる。
家族水入らずの時間を邪魔するのは気が引けるので、実親はいつも時間を外して訪れていた。
その関係もあって毎回花を供えるタイミングを逸してしまうが、お盆や月命日以外に訪れた際はちゃんと花も供えている。
「ここ二、三カ月で話題に困らないくらい色々なことがあったんだが、お陰でお前を退屈させなくて済みそうだ」
実親は笑っているが、無理やり作り笑いしているかのような不自然さがある。
「信じられるか? 親父が再婚して俺に妹が二人も出来たんだ」
その言葉を皮切りに近況報告をしていく。
普段は口数の多いタイプではない実親でも今この時だけは饒舌になっており、語り掛けるような落ち着いた低音ボイスがこだましている。
暫くそのまま話していると、実親は苦笑して思い出したように呟く。
「そういえば、お前の好みがすっかり俺に移ってしまったよ」
実親は自分の服装に目を向ける。
墓参りにいつものような派手な格好で訪れるほど常識知らずではないので、今日は全身黒で統一したワイシャツ、ベスト、スラックスの場に沿った落ち着いた服装だ。
そもそも実親がパンク風の服やホスト風の服を好んで着ているのは、楓の好みに合わせたのが始まりである。
彼女が喜んでくれるので普段から着るようになったのだが、今となっては実親自らが好んで選ぶようになっていた。
「こういう服装に身を包んでいると今でもお前が喜んでくれて、そばにいてくれているような気がするんだ」
実親が好んでいるというのもあるが、寂しさを和らげてくれるのが最大の理由であった。
「女々しくて情けないことだが、それだけ俺にとってお前は大きな存在だったんだ」
頭を掻きながら「いや、今もだな……」と訂正する。
過去形ではなく、現在進行形でかけがえのない存在なのだ。
「お前と過ごした日々を忘れることは決してないだろうな。今でも鮮明に思い出せるくらいだ」
実親が楓と出会ったのは中学一年生の頃だ。
当時三年生だった楓は学校のマドンナ的な立場の人気者であり、入学したばかりの実親でも存在は知っていた。
しかし、本の虫だった実親は気にも留めることなく図書室の本を読み漁る日々だった。
そうして我関せずを貫いて図書室で読書に耽っていたある日、突然楓に話し掛けられたのだ。
全く交流のない三年生に脈絡なく話し掛けられるのは普通の一年生なら萎縮してしまうところだが、当時の実親は既に今と変わらない性格だったので狼狽えることなく対応した。
その時に話し掛けられた言葉は今でも覚えている。
椅子に座って本を読んでいた実親の対面の席に腰を下ろした楓は、テーブルに頬杖をついて少しだけ気怠い雰囲気を滲ませながら、「ねえ、何かおすすめの本ない?」と言ったのだ。
何故なんの交流もない後輩に訊くのだろうか? と思い首を傾げた実親は、素直に尋ねてみた。
すると、「君はいつも図書室に入り浸っているから詳しいと思って」と返ってきたのだ。
図書室に入り浸っているのは事実だが、そもそも何故自分の存在を知っているのか? という問題に行き着く。
詳しく話を聞いてみると、どうやら実親は三年生の女子の間で良く話題に上がることがあったそうだ。
当時の実親は既に百七十センチを超える身長で、整った顔立ちに落ち着いた雰囲気を身に纏っていた。
つまりイケメンの一年生ということで三年生の女子が目を付けていたということだ。
楓は実親に対して興味も関心もなかったのだが、暇を持て余して図書室へ赴いたら本人がいた。
なので、ちょうど良いから尋ねてみよう、という彼女の軽い気持ちが発端だったのだ。
その日を境に二人は交流を重ねるようになった。
一緒に図書室で読書をしたり、本を買いに書店へ行ったり、映画館やショッピングモールへ遊びに行ったりだ。
中学生らしく遊びに行ったりと言ったが、取り繕うことなく言えばデートである。
思春期真っ只中の中学生の男女が仲を深めればどうなるか、それは言わなくてもわかることだろう。
如何に大人びている実親と、恋に恋するお年頃ながらそういったことには興味を示さなかった楓でも、異性に惹かれていくものだ。
いや、そういう二人だからこそ惹かれ合ったのかもしれない。
楓は学校のマドンナ的存在なので、当然男子からはめちゃくちゃモテる。
しかし楓は色恋事に興味を示さないどころか、好意を寄せられること自体に辟易していた。
そんな時に出会ったのが、自分のことを特別な目で見てこない男子である実親だった。特別な興味を示さない実親が新鮮であり、心を許すことが出来たのだ。
実親は実親で楓のことを異性として見ていなかったが、共に過ごしていく内に自然と心を許していた。
一緒にいると居心地が良く、落ち着けて楽しい日々。
相手が喜んでくれると自分も嬉しくなる。寧ろ相手のことを喜ばせたくなるくらいだった。
要するに、お互いに素のままの自分でいられる相手に依存するようになったのだ。
二人は毎日のように会っていたが、夏休みに入ってからは顔を合わせることが少なくなって、楓は寂しくて実親のことが恋しくて仕方がなくなり、その時に「私、彼のことが好きなんだ……」と自分の気持ちに気が付くことになった。
そうして気持ちに気付いた瞬間からとめどなく愛しさが溢れ出てきて、自分のことを抑えられなくなり無意識に実親に電話して呼び出していた。
当の実親は突然の呼び出しに驚いたが、楓の声が興奮気味で上擦っていたので心配になり、すぐさま指定の場所まで足を運んだ。
実親が待ち合わせ場所の公園に着いた時には既に楓が待っており、目線があった瞬間に彼女は駆け出した。
そして勢いそのままに正面から実親に抱き着き、はにかみながら言ったのだ。
「好き……私と付き合って」
甘く蕩けるような声色で告げられた言葉に、実親は自然と抱き締め返していた。
人の視線など気にしないとばかりに甘い雰囲気を撒き散らす二人は、そうして恋人になったのだ。
辺り一帯に哀愁が漂う中、目当ての場所へ足を運ぶ。
周囲の雰囲気と同化するように物悲しい表情の実親は、慣れたくないのにすっかり通い慣れてしまった道程に複雑な気分になる。
足取りは軽くなく、行きたい気持ちと行きたくない気持ちが鬩ぎ合っているかのようだ。
それでも実親が足を止めることはない。行かないという選択肢は存在しなかった。
霖が降り続き、決して晴れることがない実親の抱えた沈痛な心は、この場を訪れる度に受け入れたくない現実に直面し、逃げ場を求めて荒れ狂う。
夕刻に差し掛かってもなお燦燦と輝く日差しに照らされている実親は、勇気を分け与えて背中を押してくれているかのような不思議な感覚に身を包まれていた。
影が差して感情が読み取れない能面のような面持ちで歩を進める実親は、目的の場所に到着して足を止める。
そこには「清瀬家之墓」と書かれた墓があった。
静かな足取りで墓前にしゃがみ込む。
「先月と先々月は忙しくて来れなくてすまなかったな……楓……」
絞り出すような物悲しい声色で語り掛ける。
実親は忙しくさえなければ月命日にも足を運んでいる。
しかし先月と先々月は父親の再婚や引っ越し、期末試験や仕事などで立て込んでおり、訪れることは叶わなかった。
「お詫びと言ってはなんだが、お前の好物を持って来た」
そう言うと手に持っていた紙袋からプリンを取り出して墓前に供える。
「お前の両親が供えた花を除けるのはどうかと思ったから俺は持って来なかったんだが……許してくれ」
瑞々しい花が供えられているので、他の人が墓参りに来たばかりだということがわかる。
家族水入らずの時間を邪魔するのは気が引けるので、実親はいつも時間を外して訪れていた。
その関係もあって毎回花を供えるタイミングを逸してしまうが、お盆や月命日以外に訪れた際はちゃんと花も供えている。
「ここ二、三カ月で話題に困らないくらい色々なことがあったんだが、お陰でお前を退屈させなくて済みそうだ」
実親は笑っているが、無理やり作り笑いしているかのような不自然さがある。
「信じられるか? 親父が再婚して俺に妹が二人も出来たんだ」
その言葉を皮切りに近況報告をしていく。
普段は口数の多いタイプではない実親でも今この時だけは饒舌になっており、語り掛けるような落ち着いた低音ボイスがこだましている。
暫くそのまま話していると、実親は苦笑して思い出したように呟く。
「そういえば、お前の好みがすっかり俺に移ってしまったよ」
実親は自分の服装に目を向ける。
墓参りにいつものような派手な格好で訪れるほど常識知らずではないので、今日は全身黒で統一したワイシャツ、ベスト、スラックスの場に沿った落ち着いた服装だ。
そもそも実親がパンク風の服やホスト風の服を好んで着ているのは、楓の好みに合わせたのが始まりである。
彼女が喜んでくれるので普段から着るようになったのだが、今となっては実親自らが好んで選ぶようになっていた。
「こういう服装に身を包んでいると今でもお前が喜んでくれて、そばにいてくれているような気がするんだ」
実親が好んでいるというのもあるが、寂しさを和らげてくれるのが最大の理由であった。
「女々しくて情けないことだが、それだけ俺にとってお前は大きな存在だったんだ」
頭を掻きながら「いや、今もだな……」と訂正する。
過去形ではなく、現在進行形でかけがえのない存在なのだ。
「お前と過ごした日々を忘れることは決してないだろうな。今でも鮮明に思い出せるくらいだ」
実親が楓と出会ったのは中学一年生の頃だ。
当時三年生だった楓は学校のマドンナ的な立場の人気者であり、入学したばかりの実親でも存在は知っていた。
しかし、本の虫だった実親は気にも留めることなく図書室の本を読み漁る日々だった。
そうして我関せずを貫いて図書室で読書に耽っていたある日、突然楓に話し掛けられたのだ。
全く交流のない三年生に脈絡なく話し掛けられるのは普通の一年生なら萎縮してしまうところだが、当時の実親は既に今と変わらない性格だったので狼狽えることなく対応した。
その時に話し掛けられた言葉は今でも覚えている。
椅子に座って本を読んでいた実親の対面の席に腰を下ろした楓は、テーブルに頬杖をついて少しだけ気怠い雰囲気を滲ませながら、「ねえ、何かおすすめの本ない?」と言ったのだ。
何故なんの交流もない後輩に訊くのだろうか? と思い首を傾げた実親は、素直に尋ねてみた。
すると、「君はいつも図書室に入り浸っているから詳しいと思って」と返ってきたのだ。
図書室に入り浸っているのは事実だが、そもそも何故自分の存在を知っているのか? という問題に行き着く。
詳しく話を聞いてみると、どうやら実親は三年生の女子の間で良く話題に上がることがあったそうだ。
当時の実親は既に百七十センチを超える身長で、整った顔立ちに落ち着いた雰囲気を身に纏っていた。
つまりイケメンの一年生ということで三年生の女子が目を付けていたということだ。
楓は実親に対して興味も関心もなかったのだが、暇を持て余して図書室へ赴いたら本人がいた。
なので、ちょうど良いから尋ねてみよう、という彼女の軽い気持ちが発端だったのだ。
その日を境に二人は交流を重ねるようになった。
一緒に図書室で読書をしたり、本を買いに書店へ行ったり、映画館やショッピングモールへ遊びに行ったりだ。
中学生らしく遊びに行ったりと言ったが、取り繕うことなく言えばデートである。
思春期真っ只中の中学生の男女が仲を深めればどうなるか、それは言わなくてもわかることだろう。
如何に大人びている実親と、恋に恋するお年頃ながらそういったことには興味を示さなかった楓でも、異性に惹かれていくものだ。
いや、そういう二人だからこそ惹かれ合ったのかもしれない。
楓は学校のマドンナ的存在なので、当然男子からはめちゃくちゃモテる。
しかし楓は色恋事に興味を示さないどころか、好意を寄せられること自体に辟易していた。
そんな時に出会ったのが、自分のことを特別な目で見てこない男子である実親だった。特別な興味を示さない実親が新鮮であり、心を許すことが出来たのだ。
実親は実親で楓のことを異性として見ていなかったが、共に過ごしていく内に自然と心を許していた。
一緒にいると居心地が良く、落ち着けて楽しい日々。
相手が喜んでくれると自分も嬉しくなる。寧ろ相手のことを喜ばせたくなるくらいだった。
要するに、お互いに素のままの自分でいられる相手に依存するようになったのだ。
二人は毎日のように会っていたが、夏休みに入ってからは顔を合わせることが少なくなって、楓は寂しくて実親のことが恋しくて仕方がなくなり、その時に「私、彼のことが好きなんだ……」と自分の気持ちに気が付くことになった。
そうして気持ちに気付いた瞬間からとめどなく愛しさが溢れ出てきて、自分のことを抑えられなくなり無意識に実親に電話して呼び出していた。
当の実親は突然の呼び出しに驚いたが、楓の声が興奮気味で上擦っていたので心配になり、すぐさま指定の場所まで足を運んだ。
実親が待ち合わせ場所の公園に着いた時には既に楓が待っており、目線があった瞬間に彼女は駆け出した。
そして勢いそのままに正面から実親に抱き着き、はにかみながら言ったのだ。
「好き……私と付き合って」
甘く蕩けるような声色で告げられた言葉に、実親は自然と抱き締め返していた。
人の視線など気にしないとばかりに甘い雰囲気を撒き散らす二人は、そうして恋人になったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
付き合う前から好感度が限界突破な幼馴染が、疎遠になっていた中学時代を取り戻す為に高校ではイチャイチャするだけの話
頼瑠 ユウ
青春
高校一年生の上条悠斗は、同級生にして幼馴染の一ノ瀬綾乃が別のクラスのイケメンに告白された事を知り、自身も彼女に想いを伝える為に告白をする。
綾乃とは家が隣同士で、彼女の家庭の事情もあり家族ぐるみで幼い頃から仲が良かった。
だが、悠斗は小学校卒業を前に友人達に綾乃との仲を揶揄われ、「もっと女の子らしい子が好きだ」と言ってしまい、それが切っ掛けで彼女とは疎遠になってしまっていた。
中学の三年間は拒絶されるのが怖くて、悠斗は綾乃から逃げ続けた。
とうとう高校生となり、綾乃は誰にでも分け隔てなく優しく、身体つきも女性らしくなり『学年一の美少女』と謳われる程となっている。
高嶺の花。
そんな彼女に悠斗は不釣り合いだと振られる事を覚悟していた。
だがその結果は思わぬ方向へ。実は彼女もずっと悠斗が好きで、両想いだった。
しかも、綾乃は悠斗の気を惹く為に、品行方正で才色兼備である事に努め、胸の大きさも複数のパッドで盛りに盛っていた事が発覚する。
それでも構わず、恋人となった二人は今まで出来なかった事を少しずつ取り戻していく。
他愛の無い会話や一緒にお弁当を食べたり、宿題をしたり、ゲームで遊び、デートをして互いが好きだという事を改めて自覚していく。
存分にイチャイチャし、時には異性と意識して葛藤する事もあった。
両家の家族にも交際を認められ、幸せな日々を過ごしていた。
拙いながらも愛を育んでいく中で、いつしか学校では綾乃の良からぬ噂が広まっていく。
そして綾乃に振られたイケメンは彼女の弱みを握り、自分と付き合う様に脅してきた。
それでも悠斗と綾乃は屈せずに、将来を誓う。
イケメンの企てに、友人達や家族の助けを得て立ち向かう。
付き合う前から好感度が限界突破な二人には、いかなる障害も些細な事だった。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。
しかしあっさりと玉砕。
クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。
しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。
そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが……
病み上がりなんで、こんなのです。
プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる