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聖獣王国ベーマス、暗雲を食む巨獣の王編
風葬の荒野2
しおりを挟むもう通るのが怖くなってきてしまったが、それでも目的のためには先に進まなきゃ行けないんだから仕方ない。
風葬の荒野がどれだけヤバいところだろうが、俺は行かねばならないのだ。
そう、全てはこの世界の……いや、俺達に重要な使命を託してくれたシアンさんのためにも、俺は絶対に退けないのである。
だ、だいたい、こんな所で怖気づいてたら、せっかくシアンさんに「ツカサ君、君しか頼れるカッコイイ男の子はいないの……だからお願い! 獣人の王様に保管して貰っている土属性のグリモアである【銹地の書】をとってきて! 好き!」とお願いされたのに叶えられなくなってしまう。
せっかくシアンさんが俺を頼りにしてくれたんだから、ここは頑張らないとな。
そう、俺は頼れる男なのだ。エルフ美女に全面的に信頼されるほどに!
「ツカサ君なんか都合のいい妄想してない?」
「だから俺の心を読むなってお前は! もういい加減恐ろしいわ!」
今のは絶対顔に出てなかっただろ、俺けっこう我慢してただろ!?
なのにどーしてブラックの野郎は一々的確に読み取って来るんだっ。やっぱアレか、エスパーなのかコイツは。それなら俺の「心を読むな」という心もエスパーしてよ頼むから。あとシアンさんの事を考えてるだけなのに疑わしげな顔やめて。
「ともかく……地下通路の出口の一つは、王都にあるザンス。王都には何人もの“影”がいますんで、彼らからの報告を待って許可が出次第、通路から王宮に向かうという感じでお願いしたいザンス」
話の流れを変えてくれようとしたのか、熊ほどの大きさがある巨大な灰色狼姿で車を曳くシーバさんが今後の予定を話してくれる。
そうそう、土のグリモアである【銹地の書】を貰う前に、王宮にはいま俺達が会うとマズい“お偉いさん”が居るんだっけ。だから、俺達は地下通路を使って謁見の間にコソコソ向かわなければならなくなっているのだ。
たしか……その厄介なお偉いさんたちの二つ名は“戦竜殿下”と“賢竜殿下”だったかな。格好いい二つ名だってのに、人族には不寛容なんだから難しい。
いや、格好いいって思ってるのは俺だけかもしれないが、でも「竜」ってやっぱり中二病ハートをくすぐるじゃん。何だかんだ格好いいじゃん。
しかもその竜の名前を頂くのは獣人なんだから、なんか余計にそう思っちゃう。
だってさ、この世界のモンスターは進化する特徴があって、進化し続けると最終的には「竜」という最強形態に到達する事が出来るんだぜ。
最終形態……つまり最も強い存在を名前にするなんて、普通に格好いいじゃん。
あっ、ちなみに、俺の可愛い相棒であるロクショウも進化の真っ最中だ。
「竜」ではないが「準飛竜」という強そうなところまで進化しているんだぜ。
ふふふ、どうだ凄いだろう。いや誰にドヤってるのか分から……話がそれたな。
閑話休題。
ともかくこの異世界では、「りゅう」と名の付く人外の存在は一国を軽々と滅ぼすほどの力を持っていて、最強の「竜」は神や勇者と敵対し、それとは反対に神が造った「龍」はモンスターを……ってな具合に絶大なる力を持って最高の力を持つ相手と拮抗していたのだ。
そんなレベルの存在なんだから、そら最高の栄誉っぽい二つ名に見えるよな。
でも……そんな相手が俺達を疎ましく思ってるんだから、シーバさんや国王陛下が慎重になるのも納得というか仕方がないよなあ。
ブラックは納得いってないみたいだけど、ここは獣人の国で人族は見下されがちな世界なんだし、トラブルを避けるためにコソコソと行動するのも仕方がない。
堂々と出て行った方が面倒臭い事になるってのは明らかなんだから、ここは素直に従っておいた方がいいって絶対。
これも郷に入っては郷に従えってヤツだ。うむ。
それに、クロウも渋々って感じで納得してたしな……と思っていると、クロウが幌の中から顔を出して唸った。
「ムゥ……武人のすることではないが致し方ない。優先すべきは【銹地の書】の受け渡しだしな……なんとか日が落ちる前に荒野を抜けきって到着したいものだが」
「アタシにお任せくださいよ! この誇り高い灰狼族の足で一気にココを抜けてお役に立って見せるザンス!」
標準語なら多分頼りがいのある台詞になったと思うのだが、昔のス○オ声でしかもザンス口調なものだから、なんかコミカルな感じがぬぐえなくなってしまう。
うう、折角人型も狼型も格好いいのになシーバさん……いや、格好良いのに変わりはないんだから、変に意識しちゃってる俺が悪いだけなのかな……この世界の人は「怪○くん」なんて知らないワケだしな……。
俺もいい加減腹をくくってシーバさんの声と向き合うべきなのかもしれない。
……いや、声に向き合うってワケわからんけども。
しかしそれにしても……声を度外視するとなると、ますます横一線に走った傷が痛々しいというか勿体ないと思っちゃうなあ。
シーバさんは元々額に第三の目があったんだけど、もう使えないんだよな。
もし額の目が使えていたら、更に能力が上乗せされてたんじゃなかろうか。だって第三の目って凄いパワーを持ってるのがお約束だし。それを考えると、何だか気の毒なんだよな。この強さこそ全ての世界じゃ、大きな弱体化になってるだろうし。
今ずっと車を曳いて貰ってるんだから、俺のチートな【黒曜の使者】の能力で目を取り戻す事が出来たらお礼になると思うんだけど……残念ながら、俺の能力はそんな都合のいい力までは備わっていない。
回復薬も「すでに失った物は取り戻せない」って話だしな……。
他のものは治せるのに、治したい物は治せないって凄くもどかしいよ。
でも、傷は勲章って考え方も有るし、こう考えるのも失礼なのかな。
なんにせよ、シーバさんの為になるお礼ってのは難しそうだ。
クロウにこっそりシーバさんの好みを教えて貰った方がいいのかな、などと考えていると――――遂に、馬車が“風葬の荒野”に入った。
途端、荒野でも揺れていた馬車がゴツゴツした岩石砂漠に車輪を取られ、小刻みに揺れ始める。土の地面とはまるで違う感覚に、俺はつい落ちるのが怖くてブラックの腕に縋ってしまった。
「ふ、ふへへぇ、ツカサ君」
だあもう一々喜んでるんじゃないよっ。
普通こんな揺れたら落ちるかもってどっかに捕まりたくなるもんだろうが。
勘違いしないでよねと言いたいが、その前にシーバさんのスピードがグンッと加速して俺は言葉を飲み込んでしまった。
「夜になる前に“風葬の荒野”を抜けますから、しっかり捕まってて下さいよ~!」
「あわわわわわわ」
し、しっ、しっかり捕まってろって、御者台じゃあ横にいるオッサンに捕まるしかないんですけどもっ、なんか振動が凄くてやばいんですけどもっ。
ああでも速度を落として下さいなんてとても言えない。
こうなっては、もうブラックに捕まって耐えるしかなかった。
「ツカサ君たらそんなに大胆にっ! んも~イチャイチャしたいんなら、そう言ってくれればいいのにぃ~」
「ちちちちち違っ、し、し、振動ががが」
「ツカサ、恥ずかしいならこっちに来てもいいんだぞ」
「駄熊は黙っとれ! ツカサ君は婚約者の僕の隣がいいんだよね~、ツカサ君っ」
いや違います。違うんですけどもう反論も出来ない。
とにかく今はこの危険地帯を抜けるのが先決だ。クロウが「前の内乱でたっぷり食っているだろうから、今はモンスターも大人しかろう」なんて事を言ってたけど、話によると別の種族もいるみたいだし……早く抜けるに越したことはない。
しかし、俺が見る限り、地平線まで青灰色のゴツゴツ地面で埋め尽くされているのだが、シーバさんは走り続けて本当に大丈夫なんだろうか。
そんな不安を抱きつつも、俺達はシーバさんに頼りきりで強めに揺れる車に揺られながら、一時間か二時間ほどの時間ずっと震えに震えていたのだが。
「――――――……ん?」
ブラックが小さな声を漏らしたと同時、軽快に走り続けているシーバさんの狼耳が何かの音を探るようにあちらこちらに動く。
どうしたのだろうと思っていると、再び背後からクロウが聞こえてきた。
「……まずいな。“ヘビ騙しの声”が聞こえる」
「へ、へびび、ヘビ騙、だましっ?」
ガタガタ揺れる中で必死に問いかけると、クロウはほんのり眉間に皺を寄せながらコクリと頷く。
「非常にまずい。もし“あいつら”がこちらを獲物だと思って向かって来ているのだとしたら、追いつかれると厄介な事になるぞ」
「あいつらって誰だよ」
「く、口に出すのも悍ましい奴らのことです! こ、こうなってはチンタラしてられないザンスよ! 全速力で声を引き離すので捕まってて下さいねえ!」
おぞましいやつらって、どういうこと。
そう問いかけたかったが、シーバさんがグンとスピードを上げたがゆえに、馬車が更に振動に揺れるようになり俺はつい口を閉じてしまう。
だがコトはそれだけでは収まらず、速度が上がって行くたびに馬車が時折浮いてはジャンプしたように着地し、舌を噛みそうな衝撃を何度も引き起こしてきた。
「うううううううっ、うごっ、うごごごご」
「…………音が近付いて来たな。僕でもハッキリわかる」
え、音?
音ってなんですか。どういうこと。
馬車の振動と着地の時の音のせいで全然他の音が聞こえない。
耳を澄まそうと思っても、この常時ガタガタ状態ではかなり難しいぞ。みんなどうやって聞いてるの。だが、俺が何も聞き取れないのを余所に、ブラック達は深刻そうな顔になって行く。
そうこうしている内に――――俺の耳にも、ついにその音が聞こえ出した。
「えっ……えぇ!?」
「キュー!」
最初、どういう風に例えたらいいか分からない声だった。
だが俺の肩に乗って辛抱強く馬車……狼車の振動に耐えているロクの可愛い鳴き声を聞いて、俺は「そうだ」と気が付く。
……そう。そうだ。これは、蛇の威嚇音だ。その音に最も近い。
だけど、聞こえてきた音はヘビの声というよりも、動物が蛇の威嚇音を真似ているような感じがする。猫の「シャーッ」という声ともまた違う、喉から絞るような独特な獣の鳴き声のようで俺は混乱してしまった。
な、なにこの鳴き声。どういう生物なの。
この鳴き声の主がどんな存在なのか知りたいが、動く勇気が持てない。ブラックに縋りついていると言うのに、少し離れたら落ちてしまいそうなほどに振動が強くなっていて、俺はもう周囲を確認する余裕すら失せてしまっていた。
「後ろから来てるぞ!」
「すみませんすみませんっ、振り切りますから振り落とされないで下さいよー!」
クロウの大きな声と、シーバさんの焦る声。
でももう俺は舌を噛まないように歯を食いしばる事で精一杯だ。
ああ、声が近い。後ろのいろんな方向から「シャーッ」というヘビの威嚇音に似た変な鳴き声がいくつも聞こえて来ている。
正体が分かるのに、見る事が出来ない。それがなんだか怖く思えて来てブラックの服を無意識に掴んでしまうと、大きな手が俺を抱きかかえて来た。
「大丈夫大丈夫、僕がついてるからね」
「も、もうすぐですっ、もうすぐ“風葬の荒野”から抜けます!」
もう前方を見る余裕すらない。
いつかブラックの腕からすっぽ抜けて自分だけふっとぶんじゃないかというほどの振動の中、俺は何も出来ずにただ目を閉じて耐えるしかなかった。
「ぬっ、抜けまっ、あぁああああ止まれないザンスぅううう!」
「うわバカ! 何やってんだクソ狼!!」
えっ、ええ!?
なんだ、何が起こってるんだ。
咄嗟に目を開けようとした、瞬間。
「――――――っ!!」
抱きかかえられたまま、体が浮遊感に投げ出されて内臓が浮く。
刹那、何かが大破するような大きな音と共に――――俺とブラックは、何か脆くて沈み込むような場所に突っ込んでしまった。
うべべべっ、な、なにっ、落ちた衝撃がした瞬間に何かがサーッと顔に!
……って、これもしかして……砂か!?
「ぐげっ、げほっ、ごほっ、ぅ゛え゛ぇ……っ!」
「くそっ、っ、グゥ……っ」
咳き込むブラックの振動が伝わってくる。
俺も砂を吐き出しながら、何が起こったのだろうかと目を開き上半身を起こす。
するとそこは、穏やかな黄土色をした砂漠に変化していて……背後を見ると、少し遠くに岩石砂漠が広がっていた。どうやら“風葬の荒野”を越えたみたいだ。
だが、俺はその越えたはずの岩石砂漠を見て、硬直してしまった。
何故なら――――
「あ……あぁあ…………」
巨大な、謎の生物の影。
少し遠くなっていて詳細が把握出来ないが、しかし太い足でしっかりと岩石砂漠の地面に爪を立てたその低い体勢の生物達は、群れを成しこちらを見つめていた。
なんだ、あの生物。見た事が無い。
頭頂から背中まで一直線に白いラインが入っていて、そのおかげで辛うじて彼らの体が影ではないと分かるが、しかしそれしか把握が難しい。
ぎらりと光る目で、彼らは俺達の事をじっと見つめていたが――――岩石砂漠から出て来る事は無く、そのまま踵を返して低い姿勢で走り去ってしまった。
「な……なに、あれ…………」
「……ビジ族だな」
「び、びじぞく?」
いつの間にか近くまで来ていたクロウを見上げると、相手はビジと呼ばれた種族の背中を見ながら「厄介だ」とでも言いたげに橙色の目を細める。
「凶暴で食欲旺盛な蛮族だ。死肉を喰らうのは理解出来るが、時に墓を暴きその肉すらも喰らう無情な奴らで、墓を建てる種族からは忌まれている。しかし、あいつらは強い。出会えば間違いなく無事では済まないほどにな」
「そ、そんな種族だったのか……」
「あ、アタシもあいつら嫌いザンス……仲間の話だと、積極的に玉袋を千切りに来る野蛮で礼儀知らずな戦い方をするって聞いてますし……」
「ヒェッ……」
そ、それは……怖すぎる……。
思わず股間を抑えてしまったが、無理もない話だろう。そらシーバさんが死にもの狂いで逃げ出すワケだよ。いくら俺でもキンタマを再生できる気はしない。
とにかく、みんな無事にあいつらと離れられてよかった。
だけど……あのビジ族ってのは、どうして追って来なかったんだろう?
そこまで貪欲な種族なら、どこまでも追ってきそうなもんだけどなあ。
「あいつらのナワバリを抜けて良かったザンス……でも、車が大破しちゃいましたね……こうなると、もう歩いて行くしかないザンス……申し訳ないです……」
「し、仕方ないよ。あともうちょっとなんだろ? だったら歩こう。なっ」
ションボリしているシーバさんを励ますと、相手はウルウルした目で俺を見て、鼻をぴすぴすと動かして見せる。ウッ、や、やめてくださいそれは卑怯ですっ。
おっきな狼姿でワンちゃんが「クゥ~ン」てするみたいな顔をされると、胸の鼓動が激しく高鳴ってしまうんですがっ。つい撫でたくなっちゃうんですが!
「おいクソ狼ツカサ君に色目使ってんじゃねえよ殺すぞ!!」
「どこらへんが色目!?」
「ヌゥ……ともかく、徒歩なら徒歩なりの支度を整えよう。ツカサ、ブラック、こうなったら仕方がない。オレが代わりに車になるから背に乗ってくれ」
そう言いながら、クロウは熊の姿になる。
完全にバテているシーバさんを気遣ってくれたのかも知れないが、即座に自分の事を車として使うように言ったクロウに、ちょっとだけ違和感を覚えてしまった。
なんか……すぐに決めて熊さんの姿になっちゃってたけど、クロウってこんな性急だったっけな。何か焦っているようにも思えるけど……もしや、この砂漠でもまだ何か危険な物が存在して居たりするのだろうか。
ああでも今は聞けない。
色々と気になってしまうけど、どの道まだ動揺している今じゃ聞いたって無駄だ。
落ち着いてからでも遅くは無い。……なにごともなければ、だけど。
何にせよ、この大陸の事はクロウ達の方が詳しいんだから従うべきだよな。
「ぶ、ブラック、クロウに乗せて貰お? その方が早く王都に着けそうだし……」
「…………まあ、仕方ないか……」
ブラックもやっぱり何か違和感を覚えているのか、訝しげな顔をしている。
でも今は立ち止まって押し問答している場合じゃないもんな。……あのビジ族って言う謎の獣人達の気が変わらない内に、早くここから離れよう。
そう思い、俺とブラックはクロウの提案に乗ることにした。
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