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目が覚めたら

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鳥のさえずりで目が覚め、まだ四月の朝ということもあり寒いな…と思いつつ布団を引っ張ろうとする。
が、何か重いものを引いているような感覚だ。

何事かと思い、横を見ると、幼馴染がいるではないか。
しかも裸で。よくよく見ると私も裸で。

『は…?』

隣ですやすやと眠るコイツは、真斗まさとだ。
なぜ真斗がここにいるんだ。
周りを確認してもここは私の部屋である。ちゃんとアニメのポスターも貼ってある。カーテンの色もピンクだ。私の部屋に違いない。

だが何故、ここにコイツがいるんだ。
起こさないようそっとベッドから出て服を着る。そして一度座りもう一度考える。

やはりおかしい。あいつの家は隣だ。
間違えたのか?いや、間違えたにしてもやはりおかしいだろう。何故裸なんだ。ゴミ箱を見ると、ブツがある。白い液体付きで。

『あぁ…、嘘だろう?』

察するに、私は昨夜間違いを犯してしまったようだ。
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