8 / 29
荒らし
しおりを挟む
僕は荒らしだった。
いいや、今も荒らしだと言えるのかもしれない。
今も昔も何一つ変わっていないからだ。
しかし、荒らしとは一体何なのだろうか?
弱者が迷惑をかけている、知識のなさから多くのものに。
これは一つの荒らしと捉えられている。一部のものにおいてもそう。
それに対し、自分を正当とし、迷惑に気付かせよう。
正当防衛的立ち位置から発せられるそれら。
しかし、それもまた荒らしの一つであって、本質的にはお互いが荒らしであり、変わらないものであった。
それでは、お互いは変わることはなく、気付かせる何かを、しかし、どのような結果でも新たな荒らしというものが現れる。
自分のことを荒らしではないと思い込み、他者のことを責めることもできる。
しかし、それは結局変わらないことであり、荒らしが増えるだけだった。
僕は荒らしであったが、あの頃から変わらない。
しかし、変わったこともある。
自分は荒らしであると自覚していることだ。
そこがあのときとは違う。
自覚して悪いことをしている。
それではさらに悪いかもしれない。
けれど、なるべくしないようにと考える。
何度も繰り返してしまうところはあるが‥
急ブレーキをかけることはできないが、少しずつ止めることはできる。
そして、あの頃と違うのは、罪悪感がつきまとってきたことだ。
亡霊のように、足を掴んできて、罪悪感の波が襲ってくる。
迷惑を言うものも、悪いことだと叫ぶものも無責任だ。
相手の悪い部分に触れていながら、そこまでの行動には目を向けない。
似たような不快感を与え、自らも同様に荒らしであることを自覚せずに。
たとえ気付かさせようと、人が出てきたとしても、その人の真似をすればただ荒らしが増えるだけだ。
そして、こんな言葉を聞いたことがないだろうか?
アンチは嫉妬からだと。
しかし、明らかに悪いことをしていたとき、そして、それに近しいときはどうだろう?
それは成り立たなくなるし、そもそもが、実際に受け入れられてる部分が少なからずあることは分かっている。
ただ、それで本当にいいかは疑問である。
何が言いたいか、僕は荒らしのために自らが荒らしになる必要がないと思うのだ。
お互いが不幸になる結果に。
そもそもが、荒らしというものは永遠についてまわるものではないということだ。
悪に染まる人が、ずっと悪であったか?
そんなことはあり得ないし、優しい瞬間や、善人である瞬間もあるはずだった。
そして、限度を越した場合、それは誰かが手をくださずとも、その人は裁かれてしまう。
人の心はそれに応じて、苦しみを抱く必要はなく、敢えて目を逸らすことも重要だと思うのだ。
本当に悪いことをしたと言う人は自らによってか、外部の原因によってか苦しみを受けることになる。
話を元に戻そう。
僕は荒らしだ。
おろかであるから、同じ過ちを何度も繰り返している。
しかし、変わりたい思いは、ずっと心に抱いている。
変わらないかもしれない。
それでいい、いや、良くない。
葛藤の中、僕は生きていく。
いいや、今も荒らしだと言えるのかもしれない。
今も昔も何一つ変わっていないからだ。
しかし、荒らしとは一体何なのだろうか?
弱者が迷惑をかけている、知識のなさから多くのものに。
これは一つの荒らしと捉えられている。一部のものにおいてもそう。
それに対し、自分を正当とし、迷惑に気付かせよう。
正当防衛的立ち位置から発せられるそれら。
しかし、それもまた荒らしの一つであって、本質的にはお互いが荒らしであり、変わらないものであった。
それでは、お互いは変わることはなく、気付かせる何かを、しかし、どのような結果でも新たな荒らしというものが現れる。
自分のことを荒らしではないと思い込み、他者のことを責めることもできる。
しかし、それは結局変わらないことであり、荒らしが増えるだけだった。
僕は荒らしであったが、あの頃から変わらない。
しかし、変わったこともある。
自分は荒らしであると自覚していることだ。
そこがあのときとは違う。
自覚して悪いことをしている。
それではさらに悪いかもしれない。
けれど、なるべくしないようにと考える。
何度も繰り返してしまうところはあるが‥
急ブレーキをかけることはできないが、少しずつ止めることはできる。
そして、あの頃と違うのは、罪悪感がつきまとってきたことだ。
亡霊のように、足を掴んできて、罪悪感の波が襲ってくる。
迷惑を言うものも、悪いことだと叫ぶものも無責任だ。
相手の悪い部分に触れていながら、そこまでの行動には目を向けない。
似たような不快感を与え、自らも同様に荒らしであることを自覚せずに。
たとえ気付かさせようと、人が出てきたとしても、その人の真似をすればただ荒らしが増えるだけだ。
そして、こんな言葉を聞いたことがないだろうか?
アンチは嫉妬からだと。
しかし、明らかに悪いことをしていたとき、そして、それに近しいときはどうだろう?
それは成り立たなくなるし、そもそもが、実際に受け入れられてる部分が少なからずあることは分かっている。
ただ、それで本当にいいかは疑問である。
何が言いたいか、僕は荒らしのために自らが荒らしになる必要がないと思うのだ。
お互いが不幸になる結果に。
そもそもが、荒らしというものは永遠についてまわるものではないということだ。
悪に染まる人が、ずっと悪であったか?
そんなことはあり得ないし、優しい瞬間や、善人である瞬間もあるはずだった。
そして、限度を越した場合、それは誰かが手をくださずとも、その人は裁かれてしまう。
人の心はそれに応じて、苦しみを抱く必要はなく、敢えて目を逸らすことも重要だと思うのだ。
本当に悪いことをしたと言う人は自らによってか、外部の原因によってか苦しみを受けることになる。
話を元に戻そう。
僕は荒らしだ。
おろかであるから、同じ過ちを何度も繰り返している。
しかし、変わりたい思いは、ずっと心に抱いている。
変わらないかもしれない。
それでいい、いや、良くない。
葛藤の中、僕は生きていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる