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暗記の王0 ②
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俺の名前はたに…。
この大会で優勝が決まっている男だ。
なぜなら、俺は…10問も問題を覚えているからだ。しかも、答えと関連付けて覚えられている。
たには自信満々に会場へと向かった。
この試合で、本戦に出場できるかが決まる。
最早、この戦いで全てが決まると言っても過言ではない。
ただ、男は絶対に大丈夫だと心の中で思っていた。
なんと言っても、10問も知っている問題があるのだから…。
今回の会場は公園。
沢山の参加者が集まった。
たには思った。
勝ちが決まっている。
そばにいるメンバーを見てもそれを思った。
いしという男と、鍛えられた体を持ついわという男。
耳に入ってきた話では、いわの方は、この日のために体を鍛えてきたという。
たにはそんなのじゃあ意味がないと浮かべる。
それに比べて、僕は10問を何度も読み返してきた。
自分の勝ちが決まっている。
そして、問題が読み上げられた…。
今回は1回間違えたら失格になってしまう。
慎重にいかなければ…。
たにがそう思った瞬間。
一人の男がボタンを押した。
たには思った。
まだ問題文がでてないじゃないか!
そこに書かれてたのは“ネズミを”とだけだった。
そして、押した人物は…。
さっきのいわという男。
彼は自信満々に「筋肉!」と言う。
「残念でした。問題はねずみをつかった慣用句で~と続き、答えはふくろのねずみでした!」
「な、なんだって…」
いわは地面に膝をついた。
「残念だったね…」
いしはいわを慰める。
「いし…俺の意志を継いでくれるか…?」
「もちろんだよ。」
「ありがとう。」
そこからはいしという男の…
「独壇場!」
「正解。これで5問連続正解ですね。」
たには思った。
たにという男…何者なんだ?
しかし、そんなことよりも、1問取らなければ次のステージにいけない。
たには必死に問題に集中するも、結局、1問も取ることはできなかったのだった…。
終わったあと、いしといわは話し合った。
「流石、いし…。」
「今回は偶然上手く行っただけだよ。」
「いわくんも、初戦の時、筋肉を当ててすごかったよ。今回も正解すると思った。」
「本戦頑張れよ。」
「うん。」
この大会で優勝が決まっている男だ。
なぜなら、俺は…10問も問題を覚えているからだ。しかも、答えと関連付けて覚えられている。
たには自信満々に会場へと向かった。
この試合で、本戦に出場できるかが決まる。
最早、この戦いで全てが決まると言っても過言ではない。
ただ、男は絶対に大丈夫だと心の中で思っていた。
なんと言っても、10問も知っている問題があるのだから…。
今回の会場は公園。
沢山の参加者が集まった。
たには思った。
勝ちが決まっている。
そばにいるメンバーを見てもそれを思った。
いしという男と、鍛えられた体を持ついわという男。
耳に入ってきた話では、いわの方は、この日のために体を鍛えてきたという。
たにはそんなのじゃあ意味がないと浮かべる。
それに比べて、僕は10問を何度も読み返してきた。
自分の勝ちが決まっている。
そして、問題が読み上げられた…。
今回は1回間違えたら失格になってしまう。
慎重にいかなければ…。
たにがそう思った瞬間。
一人の男がボタンを押した。
たには思った。
まだ問題文がでてないじゃないか!
そこに書かれてたのは“ネズミを”とだけだった。
そして、押した人物は…。
さっきのいわという男。
彼は自信満々に「筋肉!」と言う。
「残念でした。問題はねずみをつかった慣用句で~と続き、答えはふくろのねずみでした!」
「な、なんだって…」
いわは地面に膝をついた。
「残念だったね…」
いしはいわを慰める。
「いし…俺の意志を継いでくれるか…?」
「もちろんだよ。」
「ありがとう。」
そこからはいしという男の…
「独壇場!」
「正解。これで5問連続正解ですね。」
たには思った。
たにという男…何者なんだ?
しかし、そんなことよりも、1問取らなければ次のステージにいけない。
たには必死に問題に集中するも、結局、1問も取ることはできなかったのだった…。
終わったあと、いしといわは話し合った。
「流石、いし…。」
「今回は偶然上手く行っただけだよ。」
「いわくんも、初戦の時、筋肉を当ててすごかったよ。今回も正解すると思った。」
「本戦頑張れよ。」
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