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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり23

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「塩か~さっきの奴ら連れてくれば」

Eさん
「あいつらはそんな簡単に自分の森を離れたりはしないぞ」

「そうですか~」

そう言って土の様子を見ようとしゃがんだ時

ウィズ
「あれ?ダインさん頭に何か……イヤー!!!虫!!!!!」

そういって杖をもって何の呪文だかわからんが巨大な魔力の塊を頭上に作って

ウィズ
「動かないでくださいね、たぶんその大きさはGです」

「いや!ちょっとまって自分でとるから!そしてそれあったらたぶん死ぬから」

ノアール
「じゃ!」

すっと影から逃げるノアール

「てめええ!!!」

その後なんとかゲンゾウさんになだめられてアジトの中に入ってもらい事なきをえたが
しかし、そんなGがいるとなるとぞわぞわと悪寒が

「チェインさんすみませんとってもらえます?」

チェイン
「……」

チャキ

「なぜ抜刀する!」

チェイン
「う!動かないでくれ」

なんか奥義みたいな馬鹿でかい闘気を!

「あんたもかい!!!」

その後同じギルドの人になだめられてスキルをなんとか解除してもらったが、
こうなると頼りになるのは

「Eさんお願いします!」

Eさん
「まったくスローライフしようってのに虫一つで」

「まったくです」

そういって頭を見てもらうと

Eさん
「おい、嘘だろ」

「え?なに!ヤバイやつなの!」

錯乱のスィッチが入りそうなっているとEさんが俺の髪から何かを取ろうとするが、ひかかってるのかめちぇめちゃ痛い!

「抜ける!禿げる」

Eさん
「なんでこんなにしがみ付いて」

「いたたたたた!」

プチ

ようやくとれたようで俺にそれを見せてくれた
それはなんとさっきの森にいた塩袋に手足がついた奴のミニチュアのような例の種だった。

Eさん
「こんなの初めて見たな」

するとそいつは俺の方へ飛びこみ親指の辺りをギューッと抱きしめて離さない

「なんだこいつ」

ゲンゾウ
「懐かれたか?」

「えーー?ほら森へ帰れ」

手を地面に置くと最初は動かなかったが地面を見た瞬間飛び出すように走り出し畑を飛び跳ねている

「あ~助かった」

ゲンゾウ
「なんじゃ、ペットにしでもするかとおもったが」

「結構です!それよりこれからどうしましょうか」

ゲンゾウ
「そうじゃの~」

ちょんちょん

誰かが肩を叩いたのでそちらを見てみるとEさんが口をあけて畑を指さしている、そして周りのみんなも何やら騒がしい

「え?一体なにが……うお」

そこには先ほど離したと思われる小さな種が見る見る大きくなっていくと同時に畑から塩を吸い取っているのか畑の表面にあった結晶化していた塩が見る見る消えていく……まるで掃除機のような勢いで吸い取っては大きくなりを繰り返していった。

「マジか」

ゲンゾウ
「都合良すぎじゃな はっははは」
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