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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり29

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ヨッジー
「しかし、まあ予想外過ぎるね~」

自分のマイホームといわけではなが現在拠点としている昔の木造アパート風の建物の2階から夜空を見上げながら視線を街並みの方へ落としていく。

ヨッジー
「もう、村だか町だかわからないな…この短期でここまで持ってくとはトッププレイヤーってのは凄いね」

視線の先には電気の様な煌びやか感じとは違うランプの様な街灯が立ち並び、そこを昼夜問わず歩きまわるプレイヤーやNPCが居た。

ヨッジー
「さて」

フラッと立ち上がり電灯代わりのランプを終い外へと出かける。

ヨッジー
「え~とダインとの約束までには時間あるから」

そんなことを考えながら屋台街の方へとぶらりと歩いていく、

店主(プレイヤー)
「いらっしゃい!今日はフルーツポンチの実シュワ氷入りが美味しいよ」

ヨッジー
「1個このウォーレンフィッシュの切り身と交換でどうだい?」

店主(プレイヤー)
「良いですね!この身で料理してみたかったんですよ」

ヨッジー
「じゃ、商談成立で……しかし、こんな植物が存在するとは」

目の前で金魚鉢のような透明な球体のに草が生えたようなモノの中に透明な色とりどりの小さな球体(種かな?)がフヨフヨ浮いている。

店主プレイヤー
「そうですね~私も料理スキルとってずっといろんな食材扱ってきましたけどこんなの見たことなかったですね」

そう言いながら球体の天辺を綺麗に切ってそこに様々な調味料を入れて混ぜて最後に氷の様なモノを入れると店主の頭にアイテムの完成を示す<成功>という文字が出た。

店主プレイヤー
「よし!できたよ~シュワ氷なんて超高難易度に出て来る氷魔人のドロップだから普通は手に入らないけど、ココならむしろ手に入らないモノがないくらいだから天国だよ」

ヨッジー
「だよな~面白いよね」

そう言いながら綺麗な金魚鉢サイズの飲み物にストローをさしてまるでヤシの実ジュースみたいなスタイルで飲みながら町をぶらつきながら時間を潰してるが退屈はしない。
武器や防具、アイテム品に限らずピンからキリまで何でもそろうし
低レベル用、NPCの人やその子供などの救済として農作業を手伝うと高レベル農産物の現物支給を受けれるため初心者も楽しめるようにいつのまにか暗黙のルールが出来ている。
まあ、こういった配慮が出来てるのも大規模ギルドのお偉いさんとかNPCの上役さんとの協議が友好的に進んでいるのも大きいというか、スローライフという名目上に成り立っている手間、損得勘定よりも楽しむことが重視している人が多いのでそういったとこへの配慮が半端ない。

「いいね~みんな楽しんでて……いや一人そうじゃないのがいるか、そろそろ時間だな」

そう言って非スローライフのあいつのとこへ向かう。


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