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愛と裏切りとお仕置きと
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感じのよい振る舞いだったけど、僕は騙されなかった。
ついこの間、僕たちが乗っていたリムジンを鵺に襲わせたのも、伯爵だ!
こいつを一歩たりとも、うちの屋敷に入れるわけにはいかない!
僕は玄関ホールに飾ってあった、騎士の鎧の置物に駆け寄ると、騎士が手にしている大きな銀の長剣を抜き取り、伯爵に向かって構える。
「早くこの屋敷から立ち去れ!伯爵!!」
「おやおや、随分と温かい歓迎じゃないか」
伯爵は目を細めて楽しそうに笑う。
「ぼ、僕は強いんだぞっ!」
そう大声で叫ぶと、伯爵はますます楽しそうに唇に笑みを浮かべる。
「ところで、私はレイモンドに用があるのだが」
伯爵は、僕の構えている剣など視界に入ってないかのように、グイッと一歩、僕の方に近づく。
畏怖を覚えるほど男っぷりの良い美貌。
その鋭い瞳は、躊躇すること無く一瞬で目の前の獲物を八つ裂きにしそうな狂気を漂わせている。
圧倒的な伯爵の存在感に、僕は気圧されて、思わず「っく……」と一歩下がる。
「れ、レイ兄さまはいない……」
「ほう。せっかく来たのにそれは残念だ」
伯爵が、諦めて帰ろうとしたその時、僕の背後で声が響いた。
ついこの間、僕たちが乗っていたリムジンを鵺に襲わせたのも、伯爵だ!
こいつを一歩たりとも、うちの屋敷に入れるわけにはいかない!
僕は玄関ホールに飾ってあった、騎士の鎧の置物に駆け寄ると、騎士が手にしている大きな銀の長剣を抜き取り、伯爵に向かって構える。
「早くこの屋敷から立ち去れ!伯爵!!」
「おやおや、随分と温かい歓迎じゃないか」
伯爵は目を細めて楽しそうに笑う。
「ぼ、僕は強いんだぞっ!」
そう大声で叫ぶと、伯爵はますます楽しそうに唇に笑みを浮かべる。
「ところで、私はレイモンドに用があるのだが」
伯爵は、僕の構えている剣など視界に入ってないかのように、グイッと一歩、僕の方に近づく。
畏怖を覚えるほど男っぷりの良い美貌。
その鋭い瞳は、躊躇すること無く一瞬で目の前の獲物を八つ裂きにしそうな狂気を漂わせている。
圧倒的な伯爵の存在感に、僕は気圧されて、思わず「っく……」と一歩下がる。
「れ、レイ兄さまはいない……」
「ほう。せっかく来たのにそれは残念だ」
伯爵が、諦めて帰ろうとしたその時、僕の背後で声が響いた。
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