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幼児編
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「柚、熱くないか?」
「こうやって皆ではいるの久しぶりだね」
「ね~」
おかげで僕は動くようになった上半身もダメにされましたけどねー。
「にぃさ…でる」
「あと10数えたらな」
「いち!!」
「2」
「3」
「…よん」
「「10」」
「もうでて…い?」
「あぁ」
…でもまた体に力入んなくなっちゃったんだよね。
「…動けないんだったな」
翔兄さんは僕を抱き上げて風呂場を後にした。
…日に日に僕はダメ人間になっていく…。
「あとでなんか飲み物飲もうな」
「あぁこら夏!!逃げないの!!」
「きがえくらいひとりでできるもん!!」
「…柚は逃げなくて偉いな」
逃げないんじゃなく逃げられないんです。
事故であんまり動けなくなったのと誰かさんのマッサージで体中の力が抜けました。
しかも兄さん達が世話する時は樹くん出てこないんだもん。
「…みず」
「水が欲しいか?ちょっと待ってな。もう少しで髪乾くからな」
…水取り行くから離してって言おうと思ったのに。
誰か僕を助けてー。
「こうやって皆ではいるの久しぶりだね」
「ね~」
おかげで僕は動くようになった上半身もダメにされましたけどねー。
「にぃさ…でる」
「あと10数えたらな」
「いち!!」
「2」
「3」
「…よん」
「「10」」
「もうでて…い?」
「あぁ」
…でもまた体に力入んなくなっちゃったんだよね。
「…動けないんだったな」
翔兄さんは僕を抱き上げて風呂場を後にした。
…日に日に僕はダメ人間になっていく…。
「あとでなんか飲み物飲もうな」
「あぁこら夏!!逃げないの!!」
「きがえくらいひとりでできるもん!!」
「…柚は逃げなくて偉いな」
逃げないんじゃなく逃げられないんです。
事故であんまり動けなくなったのと誰かさんのマッサージで体中の力が抜けました。
しかも兄さん達が世話する時は樹くん出てこないんだもん。
「…みず」
「水が欲しいか?ちょっと待ってな。もう少しで髪乾くからな」
…水取り行くから離してって言おうと思ったのに。
誰か僕を助けてー。
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