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中学生編
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「柚琉くん、お返事は?」
喋れません。
なんかだるいんだもん…仕方ないでしょ?
「…困ったなぁ…こんな症状見たことないし。筋ジストロフィーとか似たやつはあるけどそれはこんな急速に症状が進むやつじゃないし…」
「夏は発情期だって言ってましたよ?首元から甘い匂いがする、と」
「…ほんと?ちょっとごめんね…」
先生は僕の首に顔を近づけて匂いを嗅いだ。
ちょっとくすぐったい。
「…発情してる時の匂いだね。直人くんはそこで何も感じない?」
「はい。本当に顔を近づけないと分からないぐらいで」
「もしかしたら発情する時の熱を上手く発散できてなくてそれが不調として現れてるのかもね」
「そんなことあるんですか?」
「聞いたことはないけど…」
聞いたことないんかい。
まぁこれが発情期のだるさならいいや。
「…く…」
「「ん?」」
「…す……ぃ」
「くすい?………あぁ、薬だね。ダメだよ。柚琉くんに合う抑制剤もないのに…」
「……ぃ」
「だからダメ」
せっかく頑張って動かした腕をゆっくり戻された。
「…発情期ならいつもの部屋に移すけど…でもこれなら僕達も誘われないし隠れる必要ない気がするけど…」
「そうだね。でも一応いつもの部屋と道具は用意しておこうか。抑制剤も弱いものなら出してあげる。…柚琉くんにどんな効果が現れるか分からないからなるべく使わないで。本当にダメだと思った時に使って」
「はい。ありがとうございました」
え?
おしまい?
え?
僕まだ動かないんだけど?
さっきので力尽きちゃったよ?
え…お世話されるの?
やだよ?
「ふふ。今日はずっとそばにいてあげるからね」
あ…僕これ終わった。
喋れません。
なんかだるいんだもん…仕方ないでしょ?
「…困ったなぁ…こんな症状見たことないし。筋ジストロフィーとか似たやつはあるけどそれはこんな急速に症状が進むやつじゃないし…」
「夏は発情期だって言ってましたよ?首元から甘い匂いがする、と」
「…ほんと?ちょっとごめんね…」
先生は僕の首に顔を近づけて匂いを嗅いだ。
ちょっとくすぐったい。
「…発情してる時の匂いだね。直人くんはそこで何も感じない?」
「はい。本当に顔を近づけないと分からないぐらいで」
「もしかしたら発情する時の熱を上手く発散できてなくてそれが不調として現れてるのかもね」
「そんなことあるんですか?」
「聞いたことはないけど…」
聞いたことないんかい。
まぁこれが発情期のだるさならいいや。
「…く…」
「「ん?」」
「…す……ぃ」
「くすい?………あぁ、薬だね。ダメだよ。柚琉くんに合う抑制剤もないのに…」
「……ぃ」
「だからダメ」
せっかく頑張って動かした腕をゆっくり戻された。
「…発情期ならいつもの部屋に移すけど…でもこれなら僕達も誘われないし隠れる必要ない気がするけど…」
「そうだね。でも一応いつもの部屋と道具は用意しておこうか。抑制剤も弱いものなら出してあげる。…柚琉くんにどんな効果が現れるか分からないからなるべく使わないで。本当にダメだと思った時に使って」
「はい。ありがとうございました」
え?
おしまい?
え?
僕まだ動かないんだけど?
さっきので力尽きちゃったよ?
え…お世話されるの?
やだよ?
「ふふ。今日はずっとそばにいてあげるからね」
あ…僕これ終わった。
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