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選択編
レオンルート 10
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レオン視点
「リオ。朝の挨拶は?」
「ぐっもーにんっ!!あとおはよー!!」
リオはアメリカ育ちなのに…発音は若干柚琉寄りになってしまった。
まぁ…僕があまり英語で話さないってこともあるんだけど…このままだと学校に行く時困るよね…。
「…ママは?」
「ママはねぇ…」
…昨日やりすぎたのかまだ寝てるんだよねぇ…。
「今日一緒に散歩行く約束!!」
「…今日は叔父さん達が来るからダメって言わなかったっけ?」
「ママが散歩しようって言ってたよ?」
…ゆずる…逃げようとしたね…。
まぁ無理だろうけど。
ピンポーン。
「はーい」
「久しぶり、レオン」
「ん、あれ?直人だけ?」
「翔は番が発情期入っちゃって夏は取り引き先とちょっと話つけてから来るって」
「どうぞ入って」
「なおとさん!!」
…あ、リオが食いついてる。
ということは…。
「…ほんと柚なみに鼻がいいんだから…お目当てはこれでしょ?」
「日本のお菓子っ!!わーい!!ありがとっ!!」
リオは紙袋を抱えて駆けて行った。
「…日本のお菓子って…何入れてあるの」
「…おかきとあとは材料系だけだよ。こっちでも和菓子は買えるだろうけど材料は日本製がいいかと思って」
「あ、兄さんいらっしゃい!!」
…いつの間にかゆずるも起きてリオと一緒にお菓子を食べ始めていた。
朝ごはん前なのに…。
「ゆーず。ご飯食べてないんでしょ」
「うぇ…なんで気づいたの!?」
「机の上に手付かずの朝食が2人分あるからだよ。…さてはリオも食べてないね?」
「ふぇぇん…おかしぃ…」
「ご飯食べた後!!」
直人は無理やり2人を席につかせて食事を取らせていた。
「…そこで僕の分だと思わないのが直人だよね」
「レオンなら作りながら自分の分は済ませるでしょ。柚と一緒に取るのは多分昼だけじゃない?」
…なんで知られてるんだろう。
「…ふぁ。このトーストあまぁい…」
「シュガー付きだよ?ちょっと焦がしちゃったけど大丈夫?」
「このぐらいでも好き~」
「リオは?」
「…僕ロールパンのが好き」
「バター付き?」
「そう。それとブルーベリージャム」
…この2人好みが違うからご飯用意するの大変なんだよね。
まぁ二人ともおやつの時は好みまで完全一致になるんだけど。
「…好き嫌いする子にはおやつのプディングはなしかな?」
「え!?」
「今日のおやつそれなの?じゃあママがリオの分も食べちゃおうかな~」
「だめ!!僕の!!」
リオも慌ててシュガートーストを食べ始めた。
「……なんか子供二人見てるみたいだね。ごめんね。柚の子供っぽさは僕達のせいだ」
「…夜の方は?」
「いやそっちは誰も教えてないはずなんだけど…どうして?」
あれが天然なの?
…教えられてたらどうなってたんだ。
「リオ。朝の挨拶は?」
「ぐっもーにんっ!!あとおはよー!!」
リオはアメリカ育ちなのに…発音は若干柚琉寄りになってしまった。
まぁ…僕があまり英語で話さないってこともあるんだけど…このままだと学校に行く時困るよね…。
「…ママは?」
「ママはねぇ…」
…昨日やりすぎたのかまだ寝てるんだよねぇ…。
「今日一緒に散歩行く約束!!」
「…今日は叔父さん達が来るからダメって言わなかったっけ?」
「ママが散歩しようって言ってたよ?」
…ゆずる…逃げようとしたね…。
まぁ無理だろうけど。
ピンポーン。
「はーい」
「久しぶり、レオン」
「ん、あれ?直人だけ?」
「翔は番が発情期入っちゃって夏は取り引き先とちょっと話つけてから来るって」
「どうぞ入って」
「なおとさん!!」
…あ、リオが食いついてる。
ということは…。
「…ほんと柚なみに鼻がいいんだから…お目当てはこれでしょ?」
「日本のお菓子っ!!わーい!!ありがとっ!!」
リオは紙袋を抱えて駆けて行った。
「…日本のお菓子って…何入れてあるの」
「…おかきとあとは材料系だけだよ。こっちでも和菓子は買えるだろうけど材料は日本製がいいかと思って」
「あ、兄さんいらっしゃい!!」
…いつの間にかゆずるも起きてリオと一緒にお菓子を食べ始めていた。
朝ごはん前なのに…。
「ゆーず。ご飯食べてないんでしょ」
「うぇ…なんで気づいたの!?」
「机の上に手付かずの朝食が2人分あるからだよ。…さてはリオも食べてないね?」
「ふぇぇん…おかしぃ…」
「ご飯食べた後!!」
直人は無理やり2人を席につかせて食事を取らせていた。
「…そこで僕の分だと思わないのが直人だよね」
「レオンなら作りながら自分の分は済ませるでしょ。柚と一緒に取るのは多分昼だけじゃない?」
…なんで知られてるんだろう。
「…ふぁ。このトーストあまぁい…」
「シュガー付きだよ?ちょっと焦がしちゃったけど大丈夫?」
「このぐらいでも好き~」
「リオは?」
「…僕ロールパンのが好き」
「バター付き?」
「そう。それとブルーベリージャム」
…この2人好みが違うからご飯用意するの大変なんだよね。
まぁ二人ともおやつの時は好みまで完全一致になるんだけど。
「…好き嫌いする子にはおやつのプディングはなしかな?」
「え!?」
「今日のおやつそれなの?じゃあママがリオの分も食べちゃおうかな~」
「だめ!!僕の!!」
リオも慌ててシュガートーストを食べ始めた。
「……なんか子供二人見てるみたいだね。ごめんね。柚の子供っぽさは僕達のせいだ」
「…夜の方は?」
「いやそっちは誰も教えてないはずなんだけど…どうして?」
あれが天然なの?
…教えられてたらどうなってたんだ。
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