竜の花嫁〜最弱回復術師から世界最強の花嫁への道〜

かーにゅ

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本編

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「…何やってるんですか」
「いや…その…な?」
「4人目ですよ!?どれほど番様に負担を強いれば気が済むんですか!!そんなことではあなたは竜王の座を降りて淫獣と名乗ってもらいますよ!?」
「…すまぬ」

…どうやら僕のお腹にまた赤ちゃんが来たらしい。赤ちゃんってどこから来るのかな。どうして僕とサトが一緒にいると赤ちゃんがお腹に来るのかな。…フィオナそれは絶対に教えてくれないの。

「お母様。私が転移魔法を使いましょうか?」
「てんい…?」
「はい。天使族であれば生まれた時から身についているはずですが…知らないのですか?」
「わからない…アリアはどうして知ってるの?」
「フィリエラ様に教えて頂きました。あの方ほど天使族についての教師に向いている方はいませんから」

あ、そっか。僕も聞きに行けばいいんだ。

「リオ?しばらくはあの部屋に行かないでくれよ」
「…ん」

サトに隠れて行かないといけなくなっちゃった。

「腹の膨らんでいないうちから子がいると分かるのはいいな」
「えぇ。そのおかげでわたくしは竜王様を責めることが出来るのですが」
「…すまぬ」
「まだ番様は17だというのに…既に3人もお子がいるのですよ?その時点でおかしいのに…さらにもう1人とは。あなたは自重という言葉を知らないのですかね」
「…フィオナ…あのね、僕が言ったの…」
「何をです?」
「フィオナに…閨のこと教えてもらったって…」

そしたら勉強の成果を見せろって言われて…あれ?なんでこうなったんだっけ?

「…そうですか。大方、最近初代竜王妃に番様を取られてその分を昨日爆発させた結果ということでしょう?」
「…何も言うことは無い」
「後悔は?」
「しておらぬ。可愛いリオの子だ。何人いてもいいだろう?」
「…はぁ」

ため息つかれちゃった。ダメだったの?…赤ちゃんだめ?

「番様、悲しそうなお顔をするのをやめてくださいませ」
「お母様は悪くありません。全てお父様の責任ですから」
「そうですよ。ですので今回も魔力譲渡してくださいね?」
「わかっている」
「…本当ですか?お父様は私が小さな頃から我慢できていなかったのに」
「…母を取られたことを根に持っていたのか」
「えぇ。お兄様達もお母様と一緒にいたいのにいつもお父様が連れていってしまうので」

…アリア達一緒にいたかったの?じゃあ今日からはちゃんと一緒にいられるようにする。でもサトとも一緒にいたいからみんな一緒じゃダメ?
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