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本編~2ヶ月目~
第28話~獣臭い店~
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~新宿・歌舞伎町~
~居酒屋「陽羽南」~
「C卓様お帰りでーす!」
「「ありがとうございましたー!!」」
土曜日の夜は、陽羽南も大概盛況だ。
開店してから一ヶ月半、だいぶ新宿の街にも定着し、人が入ってくるようになったことを自覚する。
リンクス株式会社という、大きな後ろ盾があることも確かだが(調べてみたらそこそこ大きな会社だった)、来てくださるお客さんの力も大きいだろう。
バイトの二人も精力的に働いてくれているし、とても助かる。
僕はほぼ満席状態の店内を眺めながら、ポテトサラダ用のジャガイモをマッシュしていた。
と、そのタイミングでレジ横に置かれた電話機が鳴り出す。
今レジに一番近いところにいるのは僕だ。マッシャーをその場に置いて受話器を手に取る。
「お電話ありがとうございます。居酒屋陽羽南、マウロがお受けいたします」
『もしもし、えーと、席の予約をお願いしたいんですけれど。4名で』
「4名様ですね、かしこまりました。ご来店のお時間を伺ってもよろしいですか?」
『もうあと10分後ぐらいには、お店につけると思います』
電話の向こうから聞こえる声に、僕は目を瞬かせた。
あと10分後、もうすぐだ。席はC卓をすぐに片付ければ、4名なら座れるだろう。電話が終わったらすぐに片づけを始めなければ。
「かしこまりました、お席の用意をしてお待ちしております。代表者様のお名前と、ご連絡先をお伺いしてもよろしいですか?」
『はい、ツシマと言います。電話番号は、090-……』
電話相手が告げる名前と電話番号を、傍らのメモに書き留める。確認したが、間違いはない。よし。
「ご予約を承りました。ご来店をお待ちしております」
『ありがとうございます、よろしくお願いします』
そうして電話はぷつりと切れた。残り10分ほど、悠長に片付けている場合ではない。
僕はレジ横の予約表にペンを走らせると、C卓に置かれたままの空のジョッキを手に戻って来たエティを呼び止める。
「エティ、あと10分程したらC卓に4名、お客様が来られるから。片付けと机拭き、手早くお願い」
「わかったわ」
ジョッキをシンクの中にガシャリと置き、再び片付けに戻っていくエティ。
それを見送る間もなく、僕はジャガイモのマッシュに戻った。ポテトサラダを仕上げなくては。
ジャガイモのマッシュを終え、細かく刻んだ茹で卵とニンジン、ラディッシュのピクルスを混ぜ込み、ベーコンをあぶっているところで、エレベーターの扉が開く。
その中から出て来たのは、四人組の男性客だった。既にだいぶ顔が紅潮している。二軒目というやつだろう。
「いらっしゃいませ!」
「4名で予約したツシマです」
寅司が応対に向かう。先頭に立つシャツ姿の男性が名前を告げると、寅司はさっと予約表に目を走らせた。確かに、先程電話をかけてきた客のようだ。
「ツシマ様ですね、お待ちしておりました。C卓ご予約のお客様でーす!」
「「いらっしゃいませー!!」」
店内に全員の、威勢のいい挨拶が響く。綺麗に揃うと気持ちがいい。
「な?言った通り面白い店だろ?」
「まぁなー、無いよな他にこんな店」
「お酒も色々置いてありそうだし、いいじゃん」
「……」
寅司に連れられて席に向かう、ツシマを先頭にした四人組。やはりどこかで飲まれてきたのだろう、声が結構大きい。口々に期待に満ちた感想を述べていく。最後の一人以外は。
なんだが、どこか不満そうな、不服そうな様子で席についていったが、どうかしたのだろうか。
僕は炙り終えたベーコンをカットしながら、C卓に視線をちらと投げた。
やがてオーダーを取り終えた寅司が戻ってくる。
「C卓様、生中4、枝豆1、フライドポテト1、鶏唐1いただきましたー!」
「ありがとうございまーす!」
声を張り上げた僕はポテトサラダの仕上げにかかる。生ビールを注ぐのは、作業に余裕のあるディトに任せよう。
カットしたベーコンをポテトサラダに混ぜ込んで、一掬いスプーンで取って小鉢に盛り付ける。それを2つ。
そしてカウンターに置いて顔を出す。その時である。
「A卓様、ポテサラどうぞー……」
「きゃあっ!?止めてください!」
C卓の方でエティの悲鳴が上がった。何事かとそちらを見ると、おしぼりとお冷やを持っていったエティが、お盆を抱えて小さく震えている。
C卓に座るお客様がエティの方に手を伸ばして、下卑た笑いを浮かべているのも見て取れた。
「そんなにびっくりするとは思わなかったんだよ、ごめんなぁ」
「しかしやっぱり本物なんだなぁ、表情も変わるしなぁ」
どうやらエティの身体に触れるか何かしたようだ。僕はふぅっとため息を吐く。
今まで、僕達が本当に亜人種なのかどうかを確かめようとしてきたお客様が、全くいなかったわけではない。じっと見つめたり、触ったり、耳や尻尾を引っ張ったりと、されたことがあるのも事実だ。
だがやるにしても、いきなりそうするのはマナー違反にも程がある。
ポテトサラダをお客様の下に運んでいったアンバスが、C卓に近づいてエティを庇う様に立った。
「お客様、俺達が物珍しくて興味を持つのも分からんではないが、マナーは弁えてもらおうか。
酒に酔ってたから、なんてのは断りなしに触る理由にはならねぇぞ」
ドスの効いた迫力のあるアンバスの声色に、お客様の口元がぎゅっと締まる。
そのまま大人しくなるかと思いきや、こちらから見て右手奥側、入店時に黙りこくっていた男性客が、勢いよくテーブルに手を突いて立ち上がった。
余りの勢いに椅子が後ろに倒れ、大きな音を立てる。
「帰る」
「おい、海津!?」
立ち上がって荷物を手に歩き出す海津と呼ばれた男性を、隣に座ったツシマが引き留めにかかる。
だが海津はその手を振り払うと、エティを睨みつけるようにして口を開いた。
「津島が面白い店があるっていうからついてきたが、こんなに獣臭い店だとは思わなかった!
こんな店で二次会だなんて冗談じゃない、俺は帰る!もう誘ってくれるな!」
そう言って海津は足音荒く、店を出ていった。
あんまりにも激しい嫌悪の感情に、エティの身体の震えが大きくなったのが見える。
アンバスがエティの背中をさすって耳打ちすると、そのまま彼女はバックヤードへと消えていった。
残された三人が、他の客から一斉に向けられる視線に、何とも居心地悪そうに周りに頭を下げた。
「すみません、こっちのせいで騒がせて……」
「五月蝿くして申し訳ない」
「ま、こんな店だからね。合わない人がいるのは織り込み済みさ」
厨房から姿を現した澄乃が、C卓の傍までいって腰に手を当てながら言った。津島以下、三人が小さく縮こまる。
「でもまぁ、ぶっちゃけた話うちには人間の従業員はいないからね。パスティータちゃんもエルフだし。
ここにくるお客さんはそれを分かった上で、それも含めて楽しむためにここに来ている。その辺りは、さっき出ていった彼にもよーく言っておいてもらえるかな」
澄乃の言葉に、津島が小さく頷いた。
「言われなくてもそうします。あいつの発言がここに来ているお客さん方を不快にさせたのは間違いないですし。
実際、あいつがここに来ることはもうないでしょうし、こっちも誘う気はないですから」
「前々からちょっとな、って思うやつだったけど、ここまでアレな奴だとはなぁ」
「もう駄目だろ、あれは。誘われたってあいつと飲んでやるもんか」
残りの二人も口々に、出ていった海津への不満を口にする。どうやら仲間内でも見限られたらしい。
そんな彼らの様子を見てか、他のテーブルのお客様も次々にここのいいところを話し始める。
「獣臭くたって竜臭くたって、マウロちゃんや店長の料理は美味しいしなぁ」
「エティちゃんやアンバス君に会えるのもここならではだし」
「私達だってその辺は織り込み済みよね、むしろそれが目当てだもの」
どうやら、結構な割合のお客様はここの亜人種度合いを受け入れてくれているらしい。その言葉にだいぶホッとするものがあった。
僕はカウンターを出ると、注いだままでそのまま置かれていたビールのジョッキ4つを手に取る。
そしてC卓へと運び、そっとテーブルに置いた。
「多少獣臭いかもしれませんが、それも含めてお楽しみいただければ幸いです。
それと……生ビール、こちら4つご注文いただいていましたが、残り1つはどうしましょう?」
津島へとにっこり笑いながら問いかけると、彼はくすりと小さく笑みをこぼした。
「あぁ、4つのままで大丈夫です。誰かしらが二杯飲んじゃいますから。残りの料理もお願いします」
そうしてビールのジョッキを受け取る津島に、僕は澄乃と一緒にしっかりと頭を下げた。
獣臭いのなら上等、それを受け付けないお客様は仕方がない。だが、その裾野を広げていく努力は怠るわけにはいかない。
僕は気持ちを引き締め、厨房に戻るのだった。
~第29話へ~
~居酒屋「陽羽南」~
「C卓様お帰りでーす!」
「「ありがとうございましたー!!」」
土曜日の夜は、陽羽南も大概盛況だ。
開店してから一ヶ月半、だいぶ新宿の街にも定着し、人が入ってくるようになったことを自覚する。
リンクス株式会社という、大きな後ろ盾があることも確かだが(調べてみたらそこそこ大きな会社だった)、来てくださるお客さんの力も大きいだろう。
バイトの二人も精力的に働いてくれているし、とても助かる。
僕はほぼ満席状態の店内を眺めながら、ポテトサラダ用のジャガイモをマッシュしていた。
と、そのタイミングでレジ横に置かれた電話機が鳴り出す。
今レジに一番近いところにいるのは僕だ。マッシャーをその場に置いて受話器を手に取る。
「お電話ありがとうございます。居酒屋陽羽南、マウロがお受けいたします」
『もしもし、えーと、席の予約をお願いしたいんですけれど。4名で』
「4名様ですね、かしこまりました。ご来店のお時間を伺ってもよろしいですか?」
『もうあと10分後ぐらいには、お店につけると思います』
電話の向こうから聞こえる声に、僕は目を瞬かせた。
あと10分後、もうすぐだ。席はC卓をすぐに片付ければ、4名なら座れるだろう。電話が終わったらすぐに片づけを始めなければ。
「かしこまりました、お席の用意をしてお待ちしております。代表者様のお名前と、ご連絡先をお伺いしてもよろしいですか?」
『はい、ツシマと言います。電話番号は、090-……』
電話相手が告げる名前と電話番号を、傍らのメモに書き留める。確認したが、間違いはない。よし。
「ご予約を承りました。ご来店をお待ちしております」
『ありがとうございます、よろしくお願いします』
そうして電話はぷつりと切れた。残り10分ほど、悠長に片付けている場合ではない。
僕はレジ横の予約表にペンを走らせると、C卓に置かれたままの空のジョッキを手に戻って来たエティを呼び止める。
「エティ、あと10分程したらC卓に4名、お客様が来られるから。片付けと机拭き、手早くお願い」
「わかったわ」
ジョッキをシンクの中にガシャリと置き、再び片付けに戻っていくエティ。
それを見送る間もなく、僕はジャガイモのマッシュに戻った。ポテトサラダを仕上げなくては。
ジャガイモのマッシュを終え、細かく刻んだ茹で卵とニンジン、ラディッシュのピクルスを混ぜ込み、ベーコンをあぶっているところで、エレベーターの扉が開く。
その中から出て来たのは、四人組の男性客だった。既にだいぶ顔が紅潮している。二軒目というやつだろう。
「いらっしゃいませ!」
「4名で予約したツシマです」
寅司が応対に向かう。先頭に立つシャツ姿の男性が名前を告げると、寅司はさっと予約表に目を走らせた。確かに、先程電話をかけてきた客のようだ。
「ツシマ様ですね、お待ちしておりました。C卓ご予約のお客様でーす!」
「「いらっしゃいませー!!」」
店内に全員の、威勢のいい挨拶が響く。綺麗に揃うと気持ちがいい。
「な?言った通り面白い店だろ?」
「まぁなー、無いよな他にこんな店」
「お酒も色々置いてありそうだし、いいじゃん」
「……」
寅司に連れられて席に向かう、ツシマを先頭にした四人組。やはりどこかで飲まれてきたのだろう、声が結構大きい。口々に期待に満ちた感想を述べていく。最後の一人以外は。
なんだが、どこか不満そうな、不服そうな様子で席についていったが、どうかしたのだろうか。
僕は炙り終えたベーコンをカットしながら、C卓に視線をちらと投げた。
やがてオーダーを取り終えた寅司が戻ってくる。
「C卓様、生中4、枝豆1、フライドポテト1、鶏唐1いただきましたー!」
「ありがとうございまーす!」
声を張り上げた僕はポテトサラダの仕上げにかかる。生ビールを注ぐのは、作業に余裕のあるディトに任せよう。
カットしたベーコンをポテトサラダに混ぜ込んで、一掬いスプーンで取って小鉢に盛り付ける。それを2つ。
そしてカウンターに置いて顔を出す。その時である。
「A卓様、ポテサラどうぞー……」
「きゃあっ!?止めてください!」
C卓の方でエティの悲鳴が上がった。何事かとそちらを見ると、おしぼりとお冷やを持っていったエティが、お盆を抱えて小さく震えている。
C卓に座るお客様がエティの方に手を伸ばして、下卑た笑いを浮かべているのも見て取れた。
「そんなにびっくりするとは思わなかったんだよ、ごめんなぁ」
「しかしやっぱり本物なんだなぁ、表情も変わるしなぁ」
どうやらエティの身体に触れるか何かしたようだ。僕はふぅっとため息を吐く。
今まで、僕達が本当に亜人種なのかどうかを確かめようとしてきたお客様が、全くいなかったわけではない。じっと見つめたり、触ったり、耳や尻尾を引っ張ったりと、されたことがあるのも事実だ。
だがやるにしても、いきなりそうするのはマナー違反にも程がある。
ポテトサラダをお客様の下に運んでいったアンバスが、C卓に近づいてエティを庇う様に立った。
「お客様、俺達が物珍しくて興味を持つのも分からんではないが、マナーは弁えてもらおうか。
酒に酔ってたから、なんてのは断りなしに触る理由にはならねぇぞ」
ドスの効いた迫力のあるアンバスの声色に、お客様の口元がぎゅっと締まる。
そのまま大人しくなるかと思いきや、こちらから見て右手奥側、入店時に黙りこくっていた男性客が、勢いよくテーブルに手を突いて立ち上がった。
余りの勢いに椅子が後ろに倒れ、大きな音を立てる。
「帰る」
「おい、海津!?」
立ち上がって荷物を手に歩き出す海津と呼ばれた男性を、隣に座ったツシマが引き留めにかかる。
だが海津はその手を振り払うと、エティを睨みつけるようにして口を開いた。
「津島が面白い店があるっていうからついてきたが、こんなに獣臭い店だとは思わなかった!
こんな店で二次会だなんて冗談じゃない、俺は帰る!もう誘ってくれるな!」
そう言って海津は足音荒く、店を出ていった。
あんまりにも激しい嫌悪の感情に、エティの身体の震えが大きくなったのが見える。
アンバスがエティの背中をさすって耳打ちすると、そのまま彼女はバックヤードへと消えていった。
残された三人が、他の客から一斉に向けられる視線に、何とも居心地悪そうに周りに頭を下げた。
「すみません、こっちのせいで騒がせて……」
「五月蝿くして申し訳ない」
「ま、こんな店だからね。合わない人がいるのは織り込み済みさ」
厨房から姿を現した澄乃が、C卓の傍までいって腰に手を当てながら言った。津島以下、三人が小さく縮こまる。
「でもまぁ、ぶっちゃけた話うちには人間の従業員はいないからね。パスティータちゃんもエルフだし。
ここにくるお客さんはそれを分かった上で、それも含めて楽しむためにここに来ている。その辺りは、さっき出ていった彼にもよーく言っておいてもらえるかな」
澄乃の言葉に、津島が小さく頷いた。
「言われなくてもそうします。あいつの発言がここに来ているお客さん方を不快にさせたのは間違いないですし。
実際、あいつがここに来ることはもうないでしょうし、こっちも誘う気はないですから」
「前々からちょっとな、って思うやつだったけど、ここまでアレな奴だとはなぁ」
「もう駄目だろ、あれは。誘われたってあいつと飲んでやるもんか」
残りの二人も口々に、出ていった海津への不満を口にする。どうやら仲間内でも見限られたらしい。
そんな彼らの様子を見てか、他のテーブルのお客様も次々にここのいいところを話し始める。
「獣臭くたって竜臭くたって、マウロちゃんや店長の料理は美味しいしなぁ」
「エティちゃんやアンバス君に会えるのもここならではだし」
「私達だってその辺は織り込み済みよね、むしろそれが目当てだもの」
どうやら、結構な割合のお客様はここの亜人種度合いを受け入れてくれているらしい。その言葉にだいぶホッとするものがあった。
僕はカウンターを出ると、注いだままでそのまま置かれていたビールのジョッキ4つを手に取る。
そしてC卓へと運び、そっとテーブルに置いた。
「多少獣臭いかもしれませんが、それも含めてお楽しみいただければ幸いです。
それと……生ビール、こちら4つご注文いただいていましたが、残り1つはどうしましょう?」
津島へとにっこり笑いながら問いかけると、彼はくすりと小さく笑みをこぼした。
「あぁ、4つのままで大丈夫です。誰かしらが二杯飲んじゃいますから。残りの料理もお願いします」
そうしてビールのジョッキを受け取る津島に、僕は澄乃と一緒にしっかりと頭を下げた。
獣臭いのなら上等、それを受け付けないお客様は仕方がない。だが、その裾野を広げていく努力は怠るわけにはいかない。
僕は気持ちを引き締め、厨房に戻るのだった。
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