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本編~4ヶ月目~
第80話~商人ギルドへ~
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~シュマル王国・王都エメディオ~
~国立冒険者ギルド併設の酒場~
ゴールデンエールを追加注文してからチェルパの時計できっかり2時間。地球換算で都合1時間休みなく飲み食いし続けて、気持ち膨らんだ腹をさすりながらランドルフが微笑んだ。
「いやあ、飲んだ飲んだ。久しぶりに楽しい話が聞けて満足だ」
「いえいえ、こちらこそ楽しい話が聞けて何よりでした」
その向かいでは政親が、涼しい顔をしてエールの残りを流し込んでいる。もうかれこれ5杯はゴールデンエールを飲んでいる彼を、酒場の冒険者たちが目を見開いて見つめていた。
つまり、「あの異邦人、あんなお高いエールを水みたいにかっぱかっぱ飲んでいやがる……!」というそれである。僕としても若干いたたまれない。
楽しい酒を飲めて嬉しそうな政親に、宗次朗が冷たい目を向ける。
「にしても、社長、飲み過ぎではないですか」
「お腹がたぷたぷします……お強いんですね、こちらの方は」
社長に対して批判的な目を向ける彼の隣で、由実が苦しそうにお腹をさすった。シュマル王国で使われているジョッキは比較的大ぶりで、内容量も多い。その分たくさん飲めるわけだが、結果として腹に溜まるのだ。
涼しい顔をして食後のお茶を注文する政親は置いておくとして、僕はランドルフに声をかける。
「盛り上がったところで申し訳ないですが、ギルドマスター、本題に入っていいですか」
「おお、そうだ。新規出店がどうとか言っていたな?」
僕の言葉に、ランドルフも思い出したように口を開いた。そう、僕達は何も、ただ飲食するために冒険者ギルドにやってきたわけじゃないのだ。
お茶の注文を終えた政親が、にこにこ笑いながら話を切り出す。
「そうです。弊社は居酒屋……つまり酒場を運営しているのですが、こちらのマウロ君の要望もあって、エメディオ市に新しい店舗を出す計画が持ち上がっていまして。それで、マウロ君がこちらのギルドに所属していることもあり、お声掛けさせていただいた次第です」
政親の説明を聞いて、腕を組んだランドルフが大きく頷いた。
「ああ、そういうことか。市内に酒場を開くってんなら商人ギルドに行くべきだが、確かにマウロはまだうちに属しているからな」
「そういうことです。冒険者ギルドも商人ギルドも、確か二重登録にあたっては問題ないはずですが、双方のギルドマスターの承認ないし署名が必要、という決まりだったと記憶しているので」
彼の発言に僕も言葉を添えつつ頷いた。
別に冒険者ギルドも商人ギルドも、他のギルドとの重複所属を許さないわけでは無い。冒険者家業をしながら商人ギルドに出入りをする、いわゆる冒険商人なども数多く存在している。問題は、勝手にあちこちのギルドに出入りされて登録されたら、身分の証明やら高跳びされるリスクやら、面倒になるというだけだ。
事態を飲み込んだランドルフが、椅子を蹴って立ち上がる。
「そうなるな。よし分かった、商人ギルド宛ての手紙を書いてやる」
「ありがとうございます」
そう言い残してさっさと自分の執務室に戻っていくランドルフを、僕は見送りながら頭を下げる。他の三人もランドルフの背中と揺れる尻尾を見送りつつ、くすりと笑った。
政親がお茶のカップを手にしながら僕に目線を向けた。
「これで第一段階はクリア、ということかな」
「そうですね。手紙を受け取ったら商人ギルドに向かいましょう」
僕も彼の言葉に頷きながら、近くを通ったウェイトレスに目配せしつつ手を上げた。お茶を人数分頼んでおいて、ランドルフが戻ってくるのを待つ。
そのまましばし紅茶を飲んで、どうせランドルフの奢りならつまめる干菓子でも頼もうか、と思ったところで、当のギルドマスターが小走りで戻ってきた。手に持っていた封書を僕に向かって差し出す。
「ほら、これでいいだろう」
「えっ」
その封書を受け取った僕はぎょっとした。
シュマル王国冒険者ギルドの印が刻印された、ギルドの正式な書面をよそに渡す際に使う封筒だ。ご丁寧に封蝋まで捺されている。きっと中の書面もギルドの印がエンボス加工された上質紙を使っているだろう。ギルドメンバー一人を他のギルドに紹介するにしては、あまりにも物々しい。
だが、これで文句をつけるのはあまりにも変だ。封書をかばんに入れて、僕はランドルフに頭を下げる。
「あ……ありがとうございます」
「他ならぬお前の頼みだからな。ディーターにもよろしく言っておいてくれ」
僕の言葉に、ささっと手を振ったランドルフはテーブルの上に10枚ほどの銀貨を置いて酒場を後にした。これでもう会計は終わり、僕達が気にすることは無いわけだ。
冒険者ギルドでやることはこれでもう十分、ということもあり、すぐに酒場を後にする僕達だが、先程から何度もかばんを気にする僕に、宗次朗が怪訝な顔をして聞いてきた。
「どうしたんだカマンサック、随分狼狽していた様子だが」
「いえ……こんなにしっかりと手紙をしたためられるとは予想していなかったので。ともあれ、行きましょう」
正直、こんなちゃんとしたのを渡されるなんて全く予想していなかった。巻紙一枚ぺろっと渡される程度だと思っていたら、これである。持ち歩くのが正直怖い。
ともかく、さっさと商人ギルドに向かう。冒険者ギルドよりもいくらかこじんまりとした、しかしきれいに整った建物の扉を開けると、過去に何度も顔を合わせたことのある受付嬢の人間女性、ロレッタが、僕の顔を見て目を見開いた。
「シュマル王国立商人ギルドへようこそ……あら?」
「ロレッタさん、お久しぶりです。ギルドマスターはいらっしゃいますか」
頭を下げながらロレッタに聞くと、すぐに頷いた彼女が席を立った。そのままギルドマスターを呼ぶためにこちらに背を向ける。
「おりますよ、少々お待ちください」
「ありがとうございます」
見送って、しばしの時間が経った頃。ロレッタに呼ばれる形で、身なりの良い一人のエルフの男性が姿を表した。
シュマル王国商人ギルドのギルドマスター、ディーター・ビショフリッヒェである。
「久しぶりですね、カマンサックさん。そんなに畏まってどうしました」
丁寧な口調で僕に声をかけてくるディーターが、小さくほほえみながら僕の姿を見る。確かにワイシャツにスラックス、革靴という出で立ちの僕だ。畏まっているように見えるのも仕方はない。
ディーターに手を差し出しながら、僕ははっきりと用件を告げる。
「お久しぶりです、ビショフリッヒェさん。今日は冒険者ギルドの一員としてではなく、一商売人としてお願いに上がりました」
「ほう」
普段の流れで僕の手を握ったディーターが目を見開く。それを確認した僕は彼の手を離し、かばんの中から先程の封筒を取り出した。
「こちら、ご確認ください」
「これは……ほう」
封筒を受け取り、それに書かれた印を目にしたディーターが声を漏らした。さすがの彼も、冒険者ギルドからの正式な書面を、僕が持ってくるのは予想外だっただろう。
封筒を手にしたディーターが、大きくこくりと頷いた。
「承りました。私の執務室でお話いたしましょう。後ろのお三方も、どうぞご一緒に」
「ありがとうございます、ちょうどいい」
彼の言葉に、政親も満足そうに頷いた。確かに僕だけではなく、彼ら三人も一緒に話ができれば一番いいだろう。
いよいよ正念場、シュマル王国に、チェルパに、僕の店を開くための第一歩が始まる。ディーターの背中を追うようにしてギルドマスターの執務室に入っていきながら、僕はごくりと生唾を飲み込んだ。
~第81話へ~
~国立冒険者ギルド併設の酒場~
ゴールデンエールを追加注文してからチェルパの時計できっかり2時間。地球換算で都合1時間休みなく飲み食いし続けて、気持ち膨らんだ腹をさすりながらランドルフが微笑んだ。
「いやあ、飲んだ飲んだ。久しぶりに楽しい話が聞けて満足だ」
「いえいえ、こちらこそ楽しい話が聞けて何よりでした」
その向かいでは政親が、涼しい顔をしてエールの残りを流し込んでいる。もうかれこれ5杯はゴールデンエールを飲んでいる彼を、酒場の冒険者たちが目を見開いて見つめていた。
つまり、「あの異邦人、あんなお高いエールを水みたいにかっぱかっぱ飲んでいやがる……!」というそれである。僕としても若干いたたまれない。
楽しい酒を飲めて嬉しそうな政親に、宗次朗が冷たい目を向ける。
「にしても、社長、飲み過ぎではないですか」
「お腹がたぷたぷします……お強いんですね、こちらの方は」
社長に対して批判的な目を向ける彼の隣で、由実が苦しそうにお腹をさすった。シュマル王国で使われているジョッキは比較的大ぶりで、内容量も多い。その分たくさん飲めるわけだが、結果として腹に溜まるのだ。
涼しい顔をして食後のお茶を注文する政親は置いておくとして、僕はランドルフに声をかける。
「盛り上がったところで申し訳ないですが、ギルドマスター、本題に入っていいですか」
「おお、そうだ。新規出店がどうとか言っていたな?」
僕の言葉に、ランドルフも思い出したように口を開いた。そう、僕達は何も、ただ飲食するために冒険者ギルドにやってきたわけじゃないのだ。
お茶の注文を終えた政親が、にこにこ笑いながら話を切り出す。
「そうです。弊社は居酒屋……つまり酒場を運営しているのですが、こちらのマウロ君の要望もあって、エメディオ市に新しい店舗を出す計画が持ち上がっていまして。それで、マウロ君がこちらのギルドに所属していることもあり、お声掛けさせていただいた次第です」
政親の説明を聞いて、腕を組んだランドルフが大きく頷いた。
「ああ、そういうことか。市内に酒場を開くってんなら商人ギルドに行くべきだが、確かにマウロはまだうちに属しているからな」
「そういうことです。冒険者ギルドも商人ギルドも、確か二重登録にあたっては問題ないはずですが、双方のギルドマスターの承認ないし署名が必要、という決まりだったと記憶しているので」
彼の発言に僕も言葉を添えつつ頷いた。
別に冒険者ギルドも商人ギルドも、他のギルドとの重複所属を許さないわけでは無い。冒険者家業をしながら商人ギルドに出入りをする、いわゆる冒険商人なども数多く存在している。問題は、勝手にあちこちのギルドに出入りされて登録されたら、身分の証明やら高跳びされるリスクやら、面倒になるというだけだ。
事態を飲み込んだランドルフが、椅子を蹴って立ち上がる。
「そうなるな。よし分かった、商人ギルド宛ての手紙を書いてやる」
「ありがとうございます」
そう言い残してさっさと自分の執務室に戻っていくランドルフを、僕は見送りながら頭を下げる。他の三人もランドルフの背中と揺れる尻尾を見送りつつ、くすりと笑った。
政親がお茶のカップを手にしながら僕に目線を向けた。
「これで第一段階はクリア、ということかな」
「そうですね。手紙を受け取ったら商人ギルドに向かいましょう」
僕も彼の言葉に頷きながら、近くを通ったウェイトレスに目配せしつつ手を上げた。お茶を人数分頼んでおいて、ランドルフが戻ってくるのを待つ。
そのまましばし紅茶を飲んで、どうせランドルフの奢りならつまめる干菓子でも頼もうか、と思ったところで、当のギルドマスターが小走りで戻ってきた。手に持っていた封書を僕に向かって差し出す。
「ほら、これでいいだろう」
「えっ」
その封書を受け取った僕はぎょっとした。
シュマル王国冒険者ギルドの印が刻印された、ギルドの正式な書面をよそに渡す際に使う封筒だ。ご丁寧に封蝋まで捺されている。きっと中の書面もギルドの印がエンボス加工された上質紙を使っているだろう。ギルドメンバー一人を他のギルドに紹介するにしては、あまりにも物々しい。
だが、これで文句をつけるのはあまりにも変だ。封書をかばんに入れて、僕はランドルフに頭を下げる。
「あ……ありがとうございます」
「他ならぬお前の頼みだからな。ディーターにもよろしく言っておいてくれ」
僕の言葉に、ささっと手を振ったランドルフはテーブルの上に10枚ほどの銀貨を置いて酒場を後にした。これでもう会計は終わり、僕達が気にすることは無いわけだ。
冒険者ギルドでやることはこれでもう十分、ということもあり、すぐに酒場を後にする僕達だが、先程から何度もかばんを気にする僕に、宗次朗が怪訝な顔をして聞いてきた。
「どうしたんだカマンサック、随分狼狽していた様子だが」
「いえ……こんなにしっかりと手紙をしたためられるとは予想していなかったので。ともあれ、行きましょう」
正直、こんなちゃんとしたのを渡されるなんて全く予想していなかった。巻紙一枚ぺろっと渡される程度だと思っていたら、これである。持ち歩くのが正直怖い。
ともかく、さっさと商人ギルドに向かう。冒険者ギルドよりもいくらかこじんまりとした、しかしきれいに整った建物の扉を開けると、過去に何度も顔を合わせたことのある受付嬢の人間女性、ロレッタが、僕の顔を見て目を見開いた。
「シュマル王国立商人ギルドへようこそ……あら?」
「ロレッタさん、お久しぶりです。ギルドマスターはいらっしゃいますか」
頭を下げながらロレッタに聞くと、すぐに頷いた彼女が席を立った。そのままギルドマスターを呼ぶためにこちらに背を向ける。
「おりますよ、少々お待ちください」
「ありがとうございます」
見送って、しばしの時間が経った頃。ロレッタに呼ばれる形で、身なりの良い一人のエルフの男性が姿を表した。
シュマル王国商人ギルドのギルドマスター、ディーター・ビショフリッヒェである。
「久しぶりですね、カマンサックさん。そんなに畏まってどうしました」
丁寧な口調で僕に声をかけてくるディーターが、小さくほほえみながら僕の姿を見る。確かにワイシャツにスラックス、革靴という出で立ちの僕だ。畏まっているように見えるのも仕方はない。
ディーターに手を差し出しながら、僕ははっきりと用件を告げる。
「お久しぶりです、ビショフリッヒェさん。今日は冒険者ギルドの一員としてではなく、一商売人としてお願いに上がりました」
「ほう」
普段の流れで僕の手を握ったディーターが目を見開く。それを確認した僕は彼の手を離し、かばんの中から先程の封筒を取り出した。
「こちら、ご確認ください」
「これは……ほう」
封筒を受け取り、それに書かれた印を目にしたディーターが声を漏らした。さすがの彼も、冒険者ギルドからの正式な書面を、僕が持ってくるのは予想外だっただろう。
封筒を手にしたディーターが、大きくこくりと頷いた。
「承りました。私の執務室でお話いたしましょう。後ろのお三方も、どうぞご一緒に」
「ありがとうございます、ちょうどいい」
彼の言葉に、政親も満足そうに頷いた。確かに僕だけではなく、彼ら三人も一緒に話ができれば一番いいだろう。
いよいよ正念場、シュマル王国に、チェルパに、僕の店を開くための第一歩が始まる。ディーターの背中を追うようにしてギルドマスターの執務室に入っていきながら、僕はごくりと生唾を飲み込んだ。
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