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Angel's Ring
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「戻れたぞ…!」
入って来た場所らしき所を出ると、そこにはあのお婆さんがランプを持って立ってらっしゃいました。
お婆さんは私達の方にランプの光をむけ、そして大きく目を見開いたかと思うと、そのままその場所に膝をついてしまわれました。
私達が、アーネストさん達と一緒じゃないことで、アーネストさんがどうなってしまったのかを悟られたのでしょう。
私と一緒に来たお爺さんも同様に驚かれたような顔をされています。
私は、お婆さんに手を差し伸べました。
ところが、お婆さんは私の手をふりきり、涙を流しながらファビアンさんの元へ向かっていかれたのです。
「アーネスト!!」
その声に、ファビアンさんの背中で眠っていた男の子は目を覚ましました。
「おばあちゃんはだぁれ?どうして泣いてるの?」
お婆さんはその言葉に何も言えない様子でしたが、しばらくして小さな声で呟かれました。
「私は、おまえの……おば、おばあちゃんだよ…」
一体、どういうことなのでしょう?
なぜ、お婆さんはそんなことをおっしゃったのかわからないまま、私達は二人の様子を黙って見ていました。
「おばあちゃん?」
「そう、おまえのママのママなんだよ。」
「ママのママ?
ママは?ママはどこに行ったの?」
「ママは遠い所にお仕事に行ってるんだ。
アーネスト…元気でいたのかい?」
「うん、フクロウさんがこの場所から出るなって言ったから、ずっとそこにいたの。
寂しかったけど、出たらおまえは死ぬって言われたから、僕、我慢してたんだ。
きっとママが迎えに来てくれると思って、待ってたの。」
「そうか、そうか…偉かったなぁ…」
お婆さんが、男の子のことをアーネストと呼ばれている事に気がつきました。
そういえば、男の子は黒い髪に黒い瞳…アーネストさんと同じです。
しかし、アーネストさんが森にのは入ったのはもう遥か昔の事…今では私より少し年上になっているはずです。
なのに、なぜ、この男の子がアーネストだというのでしょう?
私達はわけがわからないまま、お婆さんの家に向かいました。
部屋に入ってすぐに、お婆さんはとても驚いた顔をされました。
入って来た場所らしき所を出ると、そこにはあのお婆さんがランプを持って立ってらっしゃいました。
お婆さんは私達の方にランプの光をむけ、そして大きく目を見開いたかと思うと、そのままその場所に膝をついてしまわれました。
私達が、アーネストさん達と一緒じゃないことで、アーネストさんがどうなってしまったのかを悟られたのでしょう。
私と一緒に来たお爺さんも同様に驚かれたような顔をされています。
私は、お婆さんに手を差し伸べました。
ところが、お婆さんは私の手をふりきり、涙を流しながらファビアンさんの元へ向かっていかれたのです。
「アーネスト!!」
その声に、ファビアンさんの背中で眠っていた男の子は目を覚ましました。
「おばあちゃんはだぁれ?どうして泣いてるの?」
お婆さんはその言葉に何も言えない様子でしたが、しばらくして小さな声で呟かれました。
「私は、おまえの……おば、おばあちゃんだよ…」
一体、どういうことなのでしょう?
なぜ、お婆さんはそんなことをおっしゃったのかわからないまま、私達は二人の様子を黙って見ていました。
「おばあちゃん?」
「そう、おまえのママのママなんだよ。」
「ママのママ?
ママは?ママはどこに行ったの?」
「ママは遠い所にお仕事に行ってるんだ。
アーネスト…元気でいたのかい?」
「うん、フクロウさんがこの場所から出るなって言ったから、ずっとそこにいたの。
寂しかったけど、出たらおまえは死ぬって言われたから、僕、我慢してたんだ。
きっとママが迎えに来てくれると思って、待ってたの。」
「そうか、そうか…偉かったなぁ…」
お婆さんが、男の子のことをアーネストと呼ばれている事に気がつきました。
そういえば、男の子は黒い髪に黒い瞳…アーネストさんと同じです。
しかし、アーネストさんが森にのは入ったのはもう遥か昔の事…今では私より少し年上になっているはずです。
なのに、なぜ、この男の子がアーネストだというのでしょう?
私達はわけがわからないまま、お婆さんの家に向かいました。
部屋に入ってすぐに、お婆さんはとても驚いた顔をされました。
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