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ゲームの始まり
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「ジョナサン、窓は開けたまま寝たのか?」
「ううん、締めて寝たけど朝になったら開いてたんだ。」
ランディの頭の中に恐ろしい推測が浮かんだ。
「ランディ、どうかしたの?」
異変を感じた家族が、皆、ローリー達の部屋へ集まった。
「キャシー…ローリーがいないんだ…」
「ローリーはまだみつからないの?」
「キャシー…落ちついて聞くんだ。
……おそらく…ローリーは何者かに連れ去られた…」
「そ、そんな…まさか…!
ランディ…!どうするつもりなの?!
ローリーを早く助けに行かないと…!!
ローリー!ローリー!!」
「落ちつけ、キャシー!
おまえは、サマンサについていてくれ。
ローリーのことは俺がなんとかする!
コージー、ジョナサン、今日は学校は休むんだ。
コージー、戸締りをしっかりして、爺ちゃんと一緒に家を守っていてくれ。
たのんだぞ!」
そう言い残して、ランディは外へ飛び出した。
*
真夜中に村を出たベルナール達は、夕方近くになって隣の村に辿りついた。
「疲れてるかもしれんが、もう一頑張りだ。
ここでしばらく待っていてくれ。」
そう言って、村の中に消えたベルナールは、しばらくするとどこからか馬車を手配して来た。
「さぁ、乗ってくれ。
着いたら起こすから、馬車の中で眠っておけ。」
ルークとオルジェスは、ベルナールに促されるまま馬車に乗りこんだ。
「ベルナール、ローリーはあれから全然起きないが大丈夫なのか?」
「あぁ、大丈夫だ。子供だから、眠り草が良く効いているのだろう。
目を覚ませそうになったら、また眠り草を嗅がせろ。
夜明け前には町に着く。
あと少しの辛抱だ。」
馬車はガタゴトと揺れながら、町を目指して走り続ける…
眠り続けるローリーは、まだ自分の身に起きた不幸な出来事に気付いてもいなかった…
「ううん、締めて寝たけど朝になったら開いてたんだ。」
ランディの頭の中に恐ろしい推測が浮かんだ。
「ランディ、どうかしたの?」
異変を感じた家族が、皆、ローリー達の部屋へ集まった。
「キャシー…ローリーがいないんだ…」
「ローリーはまだみつからないの?」
「キャシー…落ちついて聞くんだ。
……おそらく…ローリーは何者かに連れ去られた…」
「そ、そんな…まさか…!
ランディ…!どうするつもりなの?!
ローリーを早く助けに行かないと…!!
ローリー!ローリー!!」
「落ちつけ、キャシー!
おまえは、サマンサについていてくれ。
ローリーのことは俺がなんとかする!
コージー、ジョナサン、今日は学校は休むんだ。
コージー、戸締りをしっかりして、爺ちゃんと一緒に家を守っていてくれ。
たのんだぞ!」
そう言い残して、ランディは外へ飛び出した。
*
真夜中に村を出たベルナール達は、夕方近くになって隣の村に辿りついた。
「疲れてるかもしれんが、もう一頑張りだ。
ここでしばらく待っていてくれ。」
そう言って、村の中に消えたベルナールは、しばらくするとどこからか馬車を手配して来た。
「さぁ、乗ってくれ。
着いたら起こすから、馬車の中で眠っておけ。」
ルークとオルジェスは、ベルナールに促されるまま馬車に乗りこんだ。
「ベルナール、ローリーはあれから全然起きないが大丈夫なのか?」
「あぁ、大丈夫だ。子供だから、眠り草が良く効いているのだろう。
目を覚ませそうになったら、また眠り草を嗅がせろ。
夜明け前には町に着く。
あと少しの辛抱だ。」
馬車はガタゴトと揺れながら、町を目指して走り続ける…
眠り続けるローリーは、まだ自分の身に起きた不幸な出来事に気付いてもいなかった…
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