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休日のおでかけは、ファンタスティック!

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「とにかく、風呂に入って良く温まって、ゆっくり寝るんだな。」

 「……はい。」



 結局、家に着くまで私の涙は止まらなかった。



 (げっ!)



 部屋に戻って、ふと見た鏡には、目を腫らし、鼻を真っ赤にした超不細工なおばさんが映っていた。



 最悪だ。
こんな不細工な顔を見られたなんて…
今までにもすっぴんは見られたことがあるけど、これはすっぴんよりずっと酷い。
 何だ、この顔…
テーマパークにいたモンスターより酷い顔だ。



ショックに打ちのめされながら、私はお風呂に入った。
 明日は、どんな顔をして史郎さんに会えば良いんだろう?



あ、そうだ。
 今夜、史郎さんに手紙を書こう。
 今日のお礼と、そして、タクシーで泣いてしまった理由について。
だって、話すのは恥ずかしいから。



お風呂からあがって…
私は、お土産のクッキーを食べながら、スマホのアルバムを開いた。



ビッキーの隣で引きつってる私と史郎さん…
本当にぎこちない笑顔だね。
でも、その画像を見たら、胸が熱くなるよ。



 幸せだ…
私、ここに来れて本当に幸せだ。



また大きな涙が一粒こぼれた。
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