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第百三十七話 カリンのレシピ
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もふもふの巨大な猫……ではなく神獣に跨り、周りの景色が飛んでいくほどの速さで駆け抜けていく。いつもと違うのは、私の後ろにショウも一緒に乗っている事だ。
「ブラックシュリ? え? 海の虫だよな。え? あれって食べられるの?」
私がエンサの町で欲しい食材があることを説明したら、ショウは訝しげな顔で私に問うた。
ブラックシュリ……前世では海老のことだけど、やはりこの世界では「海の虫」という認識の様だ。
私が初めてエンサの町に行った後、クランリー農場に海の幸のお土産を持って行ったけど、その時はショウは不在だったからショウはその美味しさを知らない。
「もちろん食べられるわ。とっても美味しいのよ。お弁当にブラックシュリフライを入れようと思うの」
『おお、ブラックシュリフライか! 其もまたあの味を堪能したい。白いソースを掛けて食べると美味なのだ』
「そんなに美味しいのか?」
グレンの言葉を聞いたショウは、ブラックシュリフライに興味を示した。
するとショウも一緒にエンサの町に行くと言いだしたのだ。まあ、ショウが一緒に行ってくれるなら心強いので私は迷うことなく了承したのだった。
それから一夜明けて、朝早くに私達はエンサの町に出発することにした。
躊躇しながらグレンの背中に乗ったショウは初めて乗るもふもふの背中に感動していたようだった。
二人を背に乗せてもグレンのスピードは衰えることはない。程なくして潮の香りが漂ってきた。
町に入り人通りの少ない路地で認識阻害の魔法を解く。グレンから降りた私とショウは猫サイズに戻ったグレンを伴って、港を目指して歩を進める。
心なしか以前より賑わっているように感じるのは気のせいだろうか?
カラフルな町並みを横目に進んで行くと磯の香りと共に香ばしい香りが鼻腔に届いた。コバルトブルーの海が次第に近づくと、彼方此方で屋台から客を呼ぶ声が聞こえる。
「ブラックシュリの串焼きだよー!」
「ブラックシュリ入りスープだよ!」
「ブラックシュリサンドだ、美味しいよー!」
ん? ブラックシュリ? 以前来たときは海の虫だと言われて敬遠されていたけど、少しの間にこの町では人気食材になっているのかしら?
そう考えていたら、大きな籠を肩に担いだ見覚えのあるタンクトップ姿の筋骨隆々の男が正面から歩いてくる。
その男……以前この町で出会ったカイトさんは私を一目見ると満面の笑みを浮かべながら足早に近づいて来た。
「おお!! カリンじゃないか!! 良く来てくれた。カリンのお陰でこの町ではブラックシュリが大人気なんだ」
「カイトさん、こんにちは。そうみたいですね。こんなにブラックシュリの屋台ができているなんて吃驚です」
日に焼けた笑顔に懐かしさを感じながら私はカイトさんに挨拶した。
「ん? そこの坊主は嬢ちゃんのコレかい?」
カイトさんが小指を立てて私に軽い調子で尋ねた。
「え? いえいえいえ、違いますよ。友達です!」
私は慌てて否定する。
小指を立てて恋人だと言う表現はこちらの世界でもあるんだなと思ったと同時に、何故か自分自身にそんな表現で尋ねられると恥ずかしくなってしまう。
「ショウと言います。カリンの友達です」
「おお、俺はカイトと言う。漁師をしてるんだ。カリンには以前世話になったんだ」
「あら、お世話になったのは私の方よ。海の幸を沢山頂いたのだから。それにしても以前は全然なかったブラックシュリの屋台が今はこんなにあるなんて驚きです」
「そうだろ? まあ、これもカリンのお陰さ。ピエトロのレストランでブラックシュリを出してから瞬く間にこの町にその美味しさが広がったんだ。で、ご覧の通りさ」
カイトさんは周辺にあるブラックシュリの屋台に目を向けながら苦笑いをした。
「あの、それでカイトさん。私にもブラックシュリを譲って欲しいの。今回は結構沢山必要なんだけど大丈夫かしら?」
「おお、もちろんだ。この町の港付近ではブラックシュリが驚くほど捕れるんだ。以前は避けていたんだが、カリンにブラックシュリが美味しく食べられること教わってから積極的に捕るようにしているからな。お蔭で今は町の名物になっているくらいだ。カリンにならいくらでもやるよ」
「ありがとう、カイトさん。でもちゃんとお金は払うわよ」
「いや、カリンからお金なんて貰ったら俺が町のみんなから怒られるよ」
「でも、いつもタダだなんて申し訳なくて次回から遠慮して貰いに来られなくなるわ」
カイトさんのありがたい申し出だけど、お店がオープンしたら私は海の幸を使ったメニューも提供する予定だ。だから、私は今後もビジネスとして取引したいと思っている。
どちらか一方が損をする取引は後が続かなくなる。お互いに対等でなければいつか不満が出てくるものなのだ。
「そうか……そうだな。では、卸値の半額で譲ることにするよ、次回からは」
私の言葉にカイトさんは少し考えると口を開いた。
次回からは……?
結局私は頑ななカイトさんに今回は100匹あまりのブラックシュリンプを頂く事になった。
タダで。
でも、次回からはカイトさんの提案通り卸値の半額で買い取ることに決まった。
帰りに私はショウをピエトロさんのレストランに案内して食事をする事にした。
初めて食べるブラックシュリ料理にショウは
「海の虫がこんなに美味いなんて知らなかった。やっぱりカリンは天才だなぁ」
と感心してたけど、
「ショウ、それ私が作った料理じゃないわよ」
と言ったら、
「カリンが考えた料理なんだからカリンが作ったのと一緒だよ」
と意味不明な理屈を宣った。
ショウ、その料理私が考えたのでもないんだけどね。
私はショウに心の中でそう反論した。
それよりも私はピエトロさんのお店の看板を目にして驚いた。
『カリンのレシピ・港街レストラン』
と表示されていたのだ。
「え? 私の名前が入ってる? 何で?」
ピエトロさんにそう聞いたら、私が教えたレシピを使っていかにも自分が考えたようにお店で提供するのが後ろめたく思ったそうだ。
いや、だからね、そもそも私が考えた料理じゃないのですよ。
と言いたかったけど、じゃあ誰が考えたんだ? という疑問が生まれるので黙っていることにした。
でも私はこの時まだ全然予想もつかなかった。後に「カリンのレシピ」と言う言葉がブランドとして世界中に広がって行くことが。
「ブラックシュリ? え? 海の虫だよな。え? あれって食べられるの?」
私がエンサの町で欲しい食材があることを説明したら、ショウは訝しげな顔で私に問うた。
ブラックシュリ……前世では海老のことだけど、やはりこの世界では「海の虫」という認識の様だ。
私が初めてエンサの町に行った後、クランリー農場に海の幸のお土産を持って行ったけど、その時はショウは不在だったからショウはその美味しさを知らない。
「もちろん食べられるわ。とっても美味しいのよ。お弁当にブラックシュリフライを入れようと思うの」
『おお、ブラックシュリフライか! 其もまたあの味を堪能したい。白いソースを掛けて食べると美味なのだ』
「そんなに美味しいのか?」
グレンの言葉を聞いたショウは、ブラックシュリフライに興味を示した。
するとショウも一緒にエンサの町に行くと言いだしたのだ。まあ、ショウが一緒に行ってくれるなら心強いので私は迷うことなく了承したのだった。
それから一夜明けて、朝早くに私達はエンサの町に出発することにした。
躊躇しながらグレンの背中に乗ったショウは初めて乗るもふもふの背中に感動していたようだった。
二人を背に乗せてもグレンのスピードは衰えることはない。程なくして潮の香りが漂ってきた。
町に入り人通りの少ない路地で認識阻害の魔法を解く。グレンから降りた私とショウは猫サイズに戻ったグレンを伴って、港を目指して歩を進める。
心なしか以前より賑わっているように感じるのは気のせいだろうか?
カラフルな町並みを横目に進んで行くと磯の香りと共に香ばしい香りが鼻腔に届いた。コバルトブルーの海が次第に近づくと、彼方此方で屋台から客を呼ぶ声が聞こえる。
「ブラックシュリの串焼きだよー!」
「ブラックシュリ入りスープだよ!」
「ブラックシュリサンドだ、美味しいよー!」
ん? ブラックシュリ? 以前来たときは海の虫だと言われて敬遠されていたけど、少しの間にこの町では人気食材になっているのかしら?
そう考えていたら、大きな籠を肩に担いだ見覚えのあるタンクトップ姿の筋骨隆々の男が正面から歩いてくる。
その男……以前この町で出会ったカイトさんは私を一目見ると満面の笑みを浮かべながら足早に近づいて来た。
「おお!! カリンじゃないか!! 良く来てくれた。カリンのお陰でこの町ではブラックシュリが大人気なんだ」
「カイトさん、こんにちは。そうみたいですね。こんなにブラックシュリの屋台ができているなんて吃驚です」
日に焼けた笑顔に懐かしさを感じながら私はカイトさんに挨拶した。
「ん? そこの坊主は嬢ちゃんのコレかい?」
カイトさんが小指を立てて私に軽い調子で尋ねた。
「え? いえいえいえ、違いますよ。友達です!」
私は慌てて否定する。
小指を立てて恋人だと言う表現はこちらの世界でもあるんだなと思ったと同時に、何故か自分自身にそんな表現で尋ねられると恥ずかしくなってしまう。
「ショウと言います。カリンの友達です」
「おお、俺はカイトと言う。漁師をしてるんだ。カリンには以前世話になったんだ」
「あら、お世話になったのは私の方よ。海の幸を沢山頂いたのだから。それにしても以前は全然なかったブラックシュリの屋台が今はこんなにあるなんて驚きです」
「そうだろ? まあ、これもカリンのお陰さ。ピエトロのレストランでブラックシュリを出してから瞬く間にこの町にその美味しさが広がったんだ。で、ご覧の通りさ」
カイトさんは周辺にあるブラックシュリの屋台に目を向けながら苦笑いをした。
「あの、それでカイトさん。私にもブラックシュリを譲って欲しいの。今回は結構沢山必要なんだけど大丈夫かしら?」
「おお、もちろんだ。この町の港付近ではブラックシュリが驚くほど捕れるんだ。以前は避けていたんだが、カリンにブラックシュリが美味しく食べられること教わってから積極的に捕るようにしているからな。お蔭で今は町の名物になっているくらいだ。カリンにならいくらでもやるよ」
「ありがとう、カイトさん。でもちゃんとお金は払うわよ」
「いや、カリンからお金なんて貰ったら俺が町のみんなから怒られるよ」
「でも、いつもタダだなんて申し訳なくて次回から遠慮して貰いに来られなくなるわ」
カイトさんのありがたい申し出だけど、お店がオープンしたら私は海の幸を使ったメニューも提供する予定だ。だから、私は今後もビジネスとして取引したいと思っている。
どちらか一方が損をする取引は後が続かなくなる。お互いに対等でなければいつか不満が出てくるものなのだ。
「そうか……そうだな。では、卸値の半額で譲ることにするよ、次回からは」
私の言葉にカイトさんは少し考えると口を開いた。
次回からは……?
結局私は頑ななカイトさんに今回は100匹あまりのブラックシュリンプを頂く事になった。
タダで。
でも、次回からはカイトさんの提案通り卸値の半額で買い取ることに決まった。
帰りに私はショウをピエトロさんのレストランに案内して食事をする事にした。
初めて食べるブラックシュリ料理にショウは
「海の虫がこんなに美味いなんて知らなかった。やっぱりカリンは天才だなぁ」
と感心してたけど、
「ショウ、それ私が作った料理じゃないわよ」
と言ったら、
「カリンが考えた料理なんだからカリンが作ったのと一緒だよ」
と意味不明な理屈を宣った。
ショウ、その料理私が考えたのでもないんだけどね。
私はショウに心の中でそう反論した。
それよりも私はピエトロさんのお店の看板を目にして驚いた。
『カリンのレシピ・港街レストラン』
と表示されていたのだ。
「え? 私の名前が入ってる? 何で?」
ピエトロさんにそう聞いたら、私が教えたレシピを使っていかにも自分が考えたようにお店で提供するのが後ろめたく思ったそうだ。
いや、だからね、そもそも私が考えた料理じゃないのですよ。
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