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歪んだ愛情
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『さくや』
陽が朔也を呼ぶ。
そして朔也は知っている。陽が、どんな時に、どんな風に朔也を呼ぶのかを。
今のそれは、最近どんどん頻度が上がってきている呼び方だ。
主に風呂場で。身体を洗ってやっている時に多い呼び方だ。
媚薬を使われている。辛いのだろう。しかし運転席には麻生が、助手席には護衛の組員がいる。今ここで陽を楽にしてやることはできない。
自宅まで1時間ほどはかかるだろう。その間、陽に我慢を強いる朔也も辛い。
早く帰宅して楽にしてやりたい。それなのに麻生はトランクを物色していて、なかなか自動車は走り始めない。
トランクを閉めたであろう僅かな衝撃の後、後部座席のウィンドが軽くノックされる。
返事をせずとも開けられたドアから麻生が数枚のバスタオルを座席に置いた。
『温冷庫に飲み物と、おしぼりの用意があります』
それだけ言うと運転席に戻り、いつもは透明なフロントシートとリアシートの間の仕切りをボタン1つで不透明なものにした。
麻生は、そう言う男だ。常に過不足なく様々な段取りができる。
陽がどんな状態なのか察しているだろう。なんとも複雑な思いだが、これでリアシートのプライバシーは確保されたのだ。
朔也のジャケットよりも肌触りのいいバスタオルで身体を包み直してやろうと、ジャケットを剥がせば既に限界なのだろう。陽は自分の右手で中心をユルユルと擦り始める。
普段であれば見られない光景である。そんな陽の姿に朔也ががあてられないわけがない。陽を膝の上で横抱きしながら、己の中心に熱が集まるのがわかる。
それどころではない。陽の熱を解放してやらなければならない。
『陽、自分でできるか?』
今まで自分でしたことなどない陽は、中心を擦ってみても白濁を吐き出すことができないのだろう。
『さくやが やる』
朔也に触ってもらえば絶妙の力加減で、すぐに気持ちよくなれることを知っているのだ。
媚薬は何度か熱を吐き出してしまえば楽になると聞いたことがある。
それは朔也が手伝ってやれば、どうにかなる。しかし朔也が本当に心配なのは、後遺症や副作用なのだ。
万が一陽に何かあったら、それを考えると、上下に動かす手が少し震えてしまう。
とにかく今は熱を吐き出させ、後は佐伯に頼る他ない。
望み通り中心を擦れば、ほとんど時間をかけずに一度目の熱を吐き出した陽だった。しかし、一度吐き出した程度では何も変わらないのだろう。苦し気な息遣いが変わることはない。
何度でも熱を吐き出させることは可能だ。しかし陽の体力が持つとは思えない。
どこまで、どうしてやるのが正解なのか朔也には検討がつかなかった。
陽が朔也を呼ぶ。
そして朔也は知っている。陽が、どんな時に、どんな風に朔也を呼ぶのかを。
今のそれは、最近どんどん頻度が上がってきている呼び方だ。
主に風呂場で。身体を洗ってやっている時に多い呼び方だ。
媚薬を使われている。辛いのだろう。しかし運転席には麻生が、助手席には護衛の組員がいる。今ここで陽を楽にしてやることはできない。
自宅まで1時間ほどはかかるだろう。その間、陽に我慢を強いる朔也も辛い。
早く帰宅して楽にしてやりたい。それなのに麻生はトランクを物色していて、なかなか自動車は走り始めない。
トランクを閉めたであろう僅かな衝撃の後、後部座席のウィンドが軽くノックされる。
返事をせずとも開けられたドアから麻生が数枚のバスタオルを座席に置いた。
『温冷庫に飲み物と、おしぼりの用意があります』
それだけ言うと運転席に戻り、いつもは透明なフロントシートとリアシートの間の仕切りをボタン1つで不透明なものにした。
麻生は、そう言う男だ。常に過不足なく様々な段取りができる。
陽がどんな状態なのか察しているだろう。なんとも複雑な思いだが、これでリアシートのプライバシーは確保されたのだ。
朔也のジャケットよりも肌触りのいいバスタオルで身体を包み直してやろうと、ジャケットを剥がせば既に限界なのだろう。陽は自分の右手で中心をユルユルと擦り始める。
普段であれば見られない光景である。そんな陽の姿に朔也ががあてられないわけがない。陽を膝の上で横抱きしながら、己の中心に熱が集まるのがわかる。
それどころではない。陽の熱を解放してやらなければならない。
『陽、自分でできるか?』
今まで自分でしたことなどない陽は、中心を擦ってみても白濁を吐き出すことができないのだろう。
『さくやが やる』
朔也に触ってもらえば絶妙の力加減で、すぐに気持ちよくなれることを知っているのだ。
媚薬は何度か熱を吐き出してしまえば楽になると聞いたことがある。
それは朔也が手伝ってやれば、どうにかなる。しかし朔也が本当に心配なのは、後遺症や副作用なのだ。
万が一陽に何かあったら、それを考えると、上下に動かす手が少し震えてしまう。
とにかく今は熱を吐き出させ、後は佐伯に頼る他ない。
望み通り中心を擦れば、ほとんど時間をかけずに一度目の熱を吐き出した陽だった。しかし、一度吐き出した程度では何も変わらないのだろう。苦し気な息遣いが変わることはない。
何度でも熱を吐き出させることは可能だ。しかし陽の体力が持つとは思えない。
どこまで、どうしてやるのが正解なのか朔也には検討がつかなかった。
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