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機織りの妻7
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霞のかかった頭のまま、こくんと小さく頷いた。清隆は起き上がると浴衣から腕を外し、裸となる。下穿きを脱ぐと、天を向いて反り返った怒張が現れる。ピキピキと血管を浮かび上がらせ、勢いよく勃起していた。先端からはもうすでに雫が垂れて光っている。
雪乃は久しぶりとなる夫の分身に、ごくりと喉を鳴らす。あの剛直が己の身体を貫いた時を思い出すと、身体が素直に反応する。愛蜜は溢れ、十分に蜜口を湿らせた。
「すまん、雪乃。もう挿れたい」
うっすらと目元を赤く染めた清隆が射抜くように見つめる。雪乃は頬を赤く染めた途端、張りつめた怒張の先端が蜜口に入り込む。
「ああ、雪乃……!」
たまらないとばかりに甘く息を吐いた清隆は腰を推し進めた。ぐんっと勢いをつけて男根が挿入され、膣内を圧迫する。きゅうきゅうと絡みつく膣壁が清隆を締めあげた。
「っ、くそっ……これではすぐに、出てしまう」
顔をしかめた清隆は、流麗な眉を寄せた。男の矜持がかかっているのか、腹に力を入れ射精するのを耐えている。腹の筋肉の筋が浮かび上がり、胸筋が盛り上がる。硬い筋肉で覆われた身体から、汗がじわりとにじみ出た。
「そんな……我慢しないで、あなた」
快楽に濡れた瞳で見上げながら、細く白い指先で夫の小さな乳首に触れる。すると清隆は獰猛な獣のようなうなり声を上げ、瞳に情欲の炎を滾らせた。
「雪乃っ!」
細い腰を乱暴につかんだ清隆は、がつがつと腰を穿ち膨れ上がった男根を抽送する。ぱん、ぱんと肉と肉のぶつかり合う音が部屋に響くと共に、額から流れ落ちた汗が雪乃の胸に落ちる。
「ああ、あっ……はぁっ……ああっ、あなたっ」
「ゆきのっ、ゆきのっ」
身体を揺さぶられると共に、白い乳房が揺れる。もうこれ以上ないほどに突き上げられ、子宮口の入り口を刺激される。痛みはすぐに快感になり、雪乃はふたたび絶頂へと追いやられた。
「あなたっぁ……ああっ」
「っ、くっ!」
最後とばかりに腰の動きを早めた清隆は、どくどくっと欲望を放出する。びくん、びくんと膣内で震えた先端から、熱い飛沫が広がっていく。雪乃の目の前に星が瞬き、全身が震えるほどの多幸感に覆われた。
はぁっと息を吐いた清隆が覆い被さる。しっとりと濡れた肌は心地よく、雪乃は腕を伸ばすと彼の重さを愛しいとばかりに包み込む。
「あなた……」
「雪乃、愛している」
精を放ったばかりなのに、清隆は疲れをみせず顔に唇を落とす。性急ながらも強く求められ、雪乃は嬉しさで胸がいっぱいになった。
「私も、愛しています」
甘やかな口づけを交わしていると、二人の部屋の入口になるふすまを叩く音がする。
「お客様、お湯の用意ができました」
女中の声にびくりと反応した清隆は、大きな声で「わかった」と返事をする。女中は若い夫婦の情事を嗅ぎ取ったのか、そのまま部屋に入ることなく去っていった。
裸で抱き合いながら、二人は目を合わせた。自然に笑いが込み上げてくる。
「あなた。そろそろ行きましょうか」
「そうだな」
惜しみながらも繋がりを解いた清隆は、栓の抜けた蜜口から垂れる己の残滓を見て、嬉しそうに口角を上げた。
「湯から出たら、また注ぐから洗っておけ」
「もっ、もうっ」
顔を赤らめた雪乃は浴衣を引き寄せ袖に腕を通す。帯を締め乱れた髪を整えると、清隆に近づいた。
「あなた、さぁ参りましょう」
「ああ」
同じように浴衣を着直した清隆は、雪乃の腰に手を回すと上機嫌となって手拭を首にかける。新婚の時以上に甘い雰囲気を醸し出した二人は、互いを見つめ微笑み合う。
その夜、風呂上りの上気した雪乃の肌に赤く散らばる所有印をつけた清隆は、翌朝すっきりとした顔をして颯爽と馬に跨った。腰をさする雪乃の世話を甲斐甲斐しくすると、都までゆっくりと進んでいく。
三年間の空白を埋めるように語り合った二人は、都に着くと早速機織り機を探したという。
村長と息子の誠一は人さらいの容疑で捕まり、不当に取り上げられていた税の負担がなくなり人々の暮らしは楽になった。さらに、雪乃の紡いだ織物が都で評判となり、村の伝統的な織物が高値で取引されると益々収入が増える。
二人は山間の村を救った功労者となった。
雪乃は久しぶりとなる夫の分身に、ごくりと喉を鳴らす。あの剛直が己の身体を貫いた時を思い出すと、身体が素直に反応する。愛蜜は溢れ、十分に蜜口を湿らせた。
「すまん、雪乃。もう挿れたい」
うっすらと目元を赤く染めた清隆が射抜くように見つめる。雪乃は頬を赤く染めた途端、張りつめた怒張の先端が蜜口に入り込む。
「ああ、雪乃……!」
たまらないとばかりに甘く息を吐いた清隆は腰を推し進めた。ぐんっと勢いをつけて男根が挿入され、膣内を圧迫する。きゅうきゅうと絡みつく膣壁が清隆を締めあげた。
「っ、くそっ……これではすぐに、出てしまう」
顔をしかめた清隆は、流麗な眉を寄せた。男の矜持がかかっているのか、腹に力を入れ射精するのを耐えている。腹の筋肉の筋が浮かび上がり、胸筋が盛り上がる。硬い筋肉で覆われた身体から、汗がじわりとにじみ出た。
「そんな……我慢しないで、あなた」
快楽に濡れた瞳で見上げながら、細く白い指先で夫の小さな乳首に触れる。すると清隆は獰猛な獣のようなうなり声を上げ、瞳に情欲の炎を滾らせた。
「雪乃っ!」
細い腰を乱暴につかんだ清隆は、がつがつと腰を穿ち膨れ上がった男根を抽送する。ぱん、ぱんと肉と肉のぶつかり合う音が部屋に響くと共に、額から流れ落ちた汗が雪乃の胸に落ちる。
「ああ、あっ……はぁっ……ああっ、あなたっ」
「ゆきのっ、ゆきのっ」
身体を揺さぶられると共に、白い乳房が揺れる。もうこれ以上ないほどに突き上げられ、子宮口の入り口を刺激される。痛みはすぐに快感になり、雪乃はふたたび絶頂へと追いやられた。
「あなたっぁ……ああっ」
「っ、くっ!」
最後とばかりに腰の動きを早めた清隆は、どくどくっと欲望を放出する。びくん、びくんと膣内で震えた先端から、熱い飛沫が広がっていく。雪乃の目の前に星が瞬き、全身が震えるほどの多幸感に覆われた。
はぁっと息を吐いた清隆が覆い被さる。しっとりと濡れた肌は心地よく、雪乃は腕を伸ばすと彼の重さを愛しいとばかりに包み込む。
「あなた……」
「雪乃、愛している」
精を放ったばかりなのに、清隆は疲れをみせず顔に唇を落とす。性急ながらも強く求められ、雪乃は嬉しさで胸がいっぱいになった。
「私も、愛しています」
甘やかな口づけを交わしていると、二人の部屋の入口になるふすまを叩く音がする。
「お客様、お湯の用意ができました」
女中の声にびくりと反応した清隆は、大きな声で「わかった」と返事をする。女中は若い夫婦の情事を嗅ぎ取ったのか、そのまま部屋に入ることなく去っていった。
裸で抱き合いながら、二人は目を合わせた。自然に笑いが込み上げてくる。
「あなた。そろそろ行きましょうか」
「そうだな」
惜しみながらも繋がりを解いた清隆は、栓の抜けた蜜口から垂れる己の残滓を見て、嬉しそうに口角を上げた。
「湯から出たら、また注ぐから洗っておけ」
「もっ、もうっ」
顔を赤らめた雪乃は浴衣を引き寄せ袖に腕を通す。帯を締め乱れた髪を整えると、清隆に近づいた。
「あなた、さぁ参りましょう」
「ああ」
同じように浴衣を着直した清隆は、雪乃の腰に手を回すと上機嫌となって手拭を首にかける。新婚の時以上に甘い雰囲気を醸し出した二人は、互いを見つめ微笑み合う。
その夜、風呂上りの上気した雪乃の肌に赤く散らばる所有印をつけた清隆は、翌朝すっきりとした顔をして颯爽と馬に跨った。腰をさする雪乃の世話を甲斐甲斐しくすると、都までゆっくりと進んでいく。
三年間の空白を埋めるように語り合った二人は、都に着くと早速機織り機を探したという。
村長と息子の誠一は人さらいの容疑で捕まり、不当に取り上げられていた税の負担がなくなり人々の暮らしは楽になった。さらに、雪乃の紡いだ織物が都で評判となり、村の伝統的な織物が高値で取引されると益々収入が増える。
二人は山間の村を救った功労者となった。
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