【完結】エルフを狩る者 ~世界から見捨てられた殺し屋の男とダークエルフの少女は、エルフに戦争を仕掛ける~

吉田定理

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5、死の淵をのぞく

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 エルフの王女――エリシア姫の誘拐がついに実行に移されることとなった。
 作戦の前夜、いつものようにノーラが結界に穴をあけて村に侵入した。その夜は息を潜めて待ち、翌朝から王宮の動きを監視した。外見がエルフと違う二人だから、日中はうかつに表通りなど歩けないし、見つかれば騒ぎになる。慎重に身を隠しながら、王宮をうかがうことしばし……ようやく姫を乗せた馬車が発進した。
 馬車の前後には、馬に乗った兵士がそれぞれ二名ずつ同行している。馬車の中にも姫以外に、お付きがいた。
 目的地は誘拐した女たちから聞き出してある。劇場ホールで演説することになっているのだ。ホールに到着すると、姫が馬車から降りた。見た目の年齢は人間で言えば十代の半ばくらいだろうか。大人の女性とは言い切れない、幼さを残した姿だ。王族らしい高貴な金髪と、純度の高いサファイアを思わせる碧眼。衣装は瞳の色と同じ色のドレスをまとっていた。
 ――やはり似ている。
 その横顔を直接目にしたとき、カラスは自分の中に長年封印され、眠っていた魔物が目を覚ますのを感じた。あの屈辱的な日から、思えばもう十年経ったのか――。鮮明に蘇ってきそうな記憶に無理やり蓋をして、目の前のことに集中する。
 距離があるので会話までは聞こえないが、エリシアは警備にあたる者たちを気遣い、労わるような素振りを見せている。下々の者から信頼されていることが見て取れた。堂々とした、だが優雅でしなやかな歩みで入り口の階段をのぼり、劇場の中に消えた。
 大人になり切らない少女の、少し背伸びしたような、だがちゃんと板についた振る舞い。その化けの皮をこの手で引き剥がし、慌てふためかせ、恐怖や絶望や屈辱で、自分で自分が信じられないくらいに心を掻き乱してやりたい。それからあの、余裕を感じさせる、落ち着き払った横顔。あれが苦痛で、恥辱で、後悔で歪むところを拝んでやりたい。敗北を認め、許しを懇願し、虫のように無様に床の上を這いずり回らせてやりたい。カラスは逸る気持ちを抑えるのに苦労している自分がいることに驚いた。感情は長らく飼い殺していたはずなのに。
「……カラス?」
 ノーラが尋ねた。こんな娘にまで心の動きを悟られているようでは未熟すぎるな、とカラスは内省した。
「いや、問題はない。予定通り、会場を去る直前に襲撃する」
「ふい」ノーラが懐から宝石の原石のようなものを一つ取り出した。ノーラの手のひらにおさまるほど小さなそれは、紫色に鈍く怪しく光っている。「もらう、これ」
「……なんだ?」
「ませき。のろい、いっかい、むこう」
 魔石という魔的な道具は人間の社会にはほとんど出回らない。カラスも直接拝んだのは初めてだった。「持っているだけでいいのか?」
「ふい。こうか、はつどう。かわる、いしころ」
 自動的に効果を発動して、石ころに戻るというわけか。どのくらい当てになるか分からないが、カラスは魔石を受け取ると懐に仕舞った。
 それからしばらく待ち続け、ようやくエリシアが劇場から出てきた。客はまだ全員中にいる。エリシアは前座を務めたに過ぎないからだ。
 エリシアも警備の者たちも、仕事が無事に終わってほっとした瞬間――今こそが最大の隙である。
「行くぞ」
 カラスは獲物を抜き、物陰から飛び出すと、一番近くの警備兵に旋風のように襲い掛かった。一閃、そいつは顔に驚愕の表情を貼り付けたまま絶命し、落馬して地面に転がった。他の警備兵が襲撃に気づいたときには、二人目の喉から生暖かい血潮が噴き出していた。一方ノーラは後方で身を隠したまま呪文を詠唱した。すると半透明の薄い皮膜のようなものが周囲数十メートルを半球形に覆い、内部の空気が水中のように揺らめく。音や光を内側で反響させ、外へ漏らさぬようにする簡易結界魔法だ。魔法の膜の外から見ると、劇場前の無人の空間が映し出されているだけに見える。しかし中の物の存在自体が消えたわけではないし、エルフらの魔力で簡単に打ち消すことができてしまうゆえに、気休め程度にしかならない。
 カラスは人間離れした身のこなしで警備員を翻弄し、たった数秒の間に五名全員を沈黙させた。呪文を詠唱する暇も与えぬ完璧な奇襲だった。ノーラは驚いて走り去ろうとする馬を魔法で結界内に足止めし、周囲に見つかるのを少しでも遅らせた。残るは馬車の中の者たちだけ。
 カラスは側面のドアの取っ手に手をかける寸前、手を止めて飛び退った。一瞬遅れてドアが内側から吹き飛んで猛烈な勢いで地面を転がっていった。ドアのなくなった馬車から、エリシアが優雅に飛び降りた。距離を取って爆撃を回避していたカラスに向かって片手を伸ばし、手のひらを向けた。来る! とカラスが身構えたと同時、呪文詠唱はほとんど一言で終わっていた。カラスは咄嗟に横に飛んで不可視の一撃を回避した。鋭く高い音が体のすぐ脇を通り過ぎて行ったかと思うと、外套の裾がひらひらと地面に舞い落ちていった。
「かぜ、きけん!」ノーラが後方で忠告した。「いちげき、バラバラ!」
 言うが早いか、二発目、三発目が立て続けにカラスを襲う。持ち前の俊敏さでかわすが、いつもクールな顔には汗が浮かんでいた。反対にエリシアは落ち着き払って、意思の強そうな瞳で襲撃者二人を毅然と睨み据えている。少女とは思えぬ迫力は、内心が相当な怒りに満ちていると分かるが、表面は至って穏やかで、まさに王家の者だと無言のうちに語っていた。彼女がエルフ語で何か叫んだ。深いサファイアの瞳の動きから、エリシアが次の攻撃の狙いをノーラに絞ったことが分かった。そうはさせまいとカラスはナイフを投擲するが、エリシアが伸ばした手が触れるかどうかという空中で急停止し、カランと音を立てて地面に落ちた。カラスはもう走り出していて、ノーラを小脇に抱えて退散するところだった。エリシアはかくんと姿勢を落として地に手を当てた。「カラス!」「じたばたするな!」だがノーラの一声がなければ胸に大穴をこしらえていたかもしれなかった。鋭利な木の根が左右から石畳を突き破って槍のように襲ってきたのだ。ノーラを守りつつ双檄を完璧に避けることは不可能だった。一本が肩をかすめて外套を破り、肉を抉った。その衝撃でノーラはカラスの腕から投げ出されて転がったが、起き上がると即座に呪文で応戦の構えを取る。エリシアもまた同時に詠唱していた。二人のエルフ語が重なった。風塵と氷壁が空中で激突し、粉々になった氷の礫が四方に飛び散り、一部は水蒸気となって白い白煙が立ち上った。ノーラが作った結界はこの瞬間消え去り、辺りは昼間の劇場前の風景に戻った。当然転がっている警備兵の死体も人目にさらされることとなったが、ノーラが作った一瞬の隙のおかげでその場を逃れることができた。


「おい、姫があんなに好戦的だなんて聞いてないぞ」ダークエルフの里の自室に戻ったカラスは、拳を壁に叩きつけた。固く握られた拳には赤黒い血が付いたままだ。
 ノーラは仕える主人の様子を黙って見守っていた。
「なんなんだ、あの女は。澄ました顔してるくせに、本気で俺たちを殺そうとしてたからな? それに転がってる死体を見ても表情一つ変えねえ。とんだタヌキ野郎だ」
「エリシア、つよい。わたし、ぜんりょく。エリシア、よゆう」
「強いわけじゃねえ。こっちが間抜けだっただけだ」
「ふい」すみませんでした、とばかりにノーラは口を噤んだ。
 エルフの王族が聖樹に愛され魔法にたけた存在だということは、前情報で分かっていた。エルフのとはまた違うが、人間にも魔法が使える者はいるし、そういう相手と命の取り合いをしたことだってある。それでもエリシアの実力は予想外だったし、完敗だったと認めざるを得ない。この程度の傷だけで帰ってこれたのは幸運だったと言ってもいいだろう。だがカラスには幸運などという言葉は腹立たしいだけだ。
「くそったれ。俺は今まで殺せと言われた対象を一人も逃さず天国に送ってきた。一人も残さずにだ。こんな無様な失敗は初めてだ。くそ。全てあの女が予想外だったからだ。全部計画を練り直しだ。あの女の余裕たっぷりの顔、絶対に屈辱で歪ませてやる。何もかも、全て奪って、絶望させてやる」
 カラスは愚痴や呪詛を零しながら部屋の中をぐるぐる歩き回って、時折立ち止まっては壁に八つ当たりした。手についたままの血が、白かった壁をサビのように汚していった。ノーラはしばらくは黙って主人を見ていたが、「きず、ちりょう……」と申し訳なさげに口を挟んだ。
「黙れ」カラスは怒鳴りつけた。「こんなのは傷のうちに入らない」
「けが、あっか……」
「同じことを二度言わせるな。ダークエルフの中でトップレベルに優秀なおまえでもエリシアには歯が立たないんだぞ? 悔しくないのか? やり返してやろうと思わないのか?」
「くやしい、ある。やりかえす、むり」
「バカかおまえ。やり返すのは無理じゃない。やり返すんだ、これから。何でもいいから方法を探せ。魔法で勝てないなら他の方法で勝て。卑怯なことなんて何一つない。たとえ自分が殺されても、一矢報いてやるって思ってろ。それができねえならダークエルフなんか生きてる価値がゼロだ。今滅んだって百年後に滅んだって、何の違いもねえんだよ。いいからやり返せ。分かったか?」
「……ふい」
 ノーラは神妙に頷いた。
「こっちに来い」カラスが呼んだ。ノーラが近づいていくと、カラスはいきなり腕を掴んで引っ張り、ベッドに押し倒した。ノーラは悲鳴を上げることもなく、二人の視線が一瞬交わった。カラスはノーラの装備の金具を外し、胸当てを外した。その下にある柔らかな布地は力任せに引き千切った。


 男の手が乱暴に両胸を掴んで、揉みしだく。その力任せの行為には優しさも労りも愛情もない。ただ己の欲望のままに女の体を利用しようという醜い行為だ。気持ちいいとは程遠い、不快な痛みがあるだけだ。だがノーラは一切抵抗しない。許可も合意もなくとも、この体はこの男のものなのだ。この後行なわれる一連の行為に対して特別な思いはない。
 男のギラギラとした目が自分を見下ろしている。不満そうなのは、自分が感じていないからだろう。だからといって下手に演技をして見抜かれれば白けさせてしまう。ノーラは横を向いて壁の汚れに目をやることで、男の顔を見ないようにした。
 男はスカートに手をかけた。皮と金属を組み合わせて作った、ダークエルフの女の伝統的な衣装だ。男の手は器用で、簡単に金具を外して取り去った。足を開かされショーツの上からやはり乱暴に割れ目の上をなぞる指。そんなふうに強く触られてもあまり気持ちよくはならないどころか、不快さのほうが強い。エルフの男たちの血が付いて固まった不潔な指。それが、ショーツを横にずらして、秘所に入ってきた。ぐいぐいと好き勝手に中で暴れる。痛みがあるのはあまり濡れていないからだろう。指はノーラの体をよく理解しているのか、ノーラが一番感じる場所に到達すると、そこを集中的に刺激し始めた。決して愛情ある触り方ではないのに、体が前回の交わりを覚えているのか、あの浮遊感を再び求めているのか、……愛おしさが溢れ出てくる。ノーラは声を我慢していたが、次第に甘い声が漏れるのを止められなくなる。
「ん……ぁあ……、うー……」
 それを見たカラスは指を引き抜いて愛撫をやめたかと思うと、いきなり挿入して膣の最奥を一突きした。
「うあっ……あぁ……」ノーラは腰を浮き上がらせ、くぐもった声を上げた。ビクビクと体が小さく震える。
「どうした? こんなに濡らしてるくせに」カラスはノーラの反応を待つ気などないらしく、ノーラの腰のあたりを掴んで腰を前後に激しく動かし始めた。肉のぶつかり合う音が室内に響く。
「んっ……! ああっ……! うぁあああっ!」
「苦しいか? 気持ちいいか? もっと叫べ」カラスは嗜虐的な笑みを浮かべ、抽挿のスピードを上げた。「ほら、叫べって言ってんだ」
「んぁあああああああっ!! ああっ! うぁ! まつ! こわれる!」
「だったら壊れちまえ! 死ね!」カラスの両手が伸びて、ノーラの細い首を掴んだ。
「っ…………ぁ……」息を吸うことも吐くこともできない。しかもカラスは腰を動かし続けていて、パンパンパンという音が直接脳に流れ込んでくるようで、さらにその振動と痛みと快感とが苦しさと一緒になって押し寄せて、ノーラにはもう何がどうなっているのかも分からない。ただ視界が揺れて暗くなって、涙のせいでぼやけて、血走った眼をしたカラスの顔が何となく見えて、ぐちゃぐちゃの意識が遠退いていく。カラスに殺される。一度は自分で首を切り裂こうとした。だが今、なぜこのようなことになっているのか理解できない。意識が消えかけたそのとき、世界が手の届く場所に急速に戻ってきた。
「けほっ……けほっ……はぁ……はぁ……、うー……」
 ノーラは全身で息をして掻き集めるように空気を取り込んだ。まだ頭がぼーっとしている。
「どうだ苦しいか? 本当に殺されると思ったか?」
「……ふい」かろうじて返事を返した。
「四つん這いになれ」息つく暇もなく命令が下る。尻を向けた格好で言われた通りにすると、平手打ちされた。平手打ちは続いたがノーラは黙って耐えた。打たれたところがじんじんと熱くうずいているが、単なる痛みに耐えることは得意だ。だが挿入されながらとなると話は違った。されていることは決して嬉しいことではないのに、体はカラスの肉棒を求め、しっかりと咥え込んでいた。これまで一番奥に当たっていると思っていたのに、その認識は間違いで、今は奥の奥まで肉槍で突かれている。奥の奥を抉られるたび、尻をパシンと叩かれるたびに意思とは関係なくキュッと隘路が閉まり、切ない疼きが膨張して胸が内側から押し潰されそうになる。
「んぉ♡ あぅ♡ んぁあ♡ んあんっ♡」
「感じてやがるな、この変態め」
 カラスの手が首に触れたとき、ノーラは怖いと思う一方、その武骨でありながら器用な手に絞め殺されることを望んだ。また呼吸できなくなる。腕に力が入らなくて顔からベッドに突っ伏した。だがカラスは容赦しない。パン、パンパンと肉の音を響かせる。
「んごっ♡ うあぅ♡ んひぃ♡」
 シーツが濡れているのは自分の口からよだれがだらしなく垂れているからだ。四肢は力なく投げ出されて、肢体は意思を持たぬ人形のようにピストン運動に合わせてガクガク揺さぶられる。その顔がふとした拍子に横を向くと、焦点の定まらない目とほほ笑みの形を保った口がカラスの目に触れた。ほとんど意識を失いかけている。
 カラスの手が首から離れてもノーラは人形のままだ。ノーラは茫漠とした世界を漂っているみたいで、残っているかすかな感覚が、熱いものを膣内に流し込まれたことを伝えていた。
 ノーラは尻を突き出しベッドに突っ伏した格好で、意識を失った。
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