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長編
5、痴漢遊戯
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京の学校の最寄り駅は、電車に揺られて30分程の所にあった。
この日も京は出発ギリギリの所で電車に体を滑り込ませた。
いつもの車両、いつものドアわきに立つ。ベルと同時に電車が発車した。
大きな揺れでバランスを崩しかけた京はふらついて後ろの人に寄りかかってしまう。
後ろにいた男の人は京の肩を持って支えてくれた。
「あ、すみません!」
動けない満員電車の中、京は顔だけ向け軽く会釈した。次の駅でも人がなだれ込んでくる。
京は車両の真ん中辺りに流されていった。
発車と同時に車体が大きく揺れ、京の背中に先程の男性の手が触れた。その手は京の背筋をなぞりながら下りていき、尻の部分を手の平で撫で始めた。
おぞましさに、京の肌があわ立つ。
痴漢……男に……?
京は手から逃れようとするが、男性は手を尻から股間へと滑らせてくる。
丁度車内アナウンスが流れたので、誰も京のチャックが開かれた音にきがつかなかった。
男性は京の下着の中から性器を引っ張りだし、上下にしごきはじめる。
京は声が出てしまいそうになったが、必死で堪える。
次第に体が熱くなり、京は男のされるがままにもてあそばれて彼の手にビクンと射精してしまった。
男性は肩で息をする京のペニスをズボンにしまってやり、出された精液を手に握りながら次の駅で下車をした。顔はよく見えなかったが、優しそうな雰囲気をまとった男性だった。
京は見知らぬ男にイかされて、それを思い出す度赤面しながら高校へと急いだ。
朝の出来事のために感じやすくなっていた京の体は、クラスメイトの絶好の欲望の捌け口になった。体育の授業後、倉庫にサッカーボールを片付けていた京はマットの上に押し倒され、3人のクラスメイトに囲まれた。
彼等は京の服を早急にはぎとり、長縄で体を縛る。縄は手、首、股間の下にいやらしくのびていた。既に濡れていた京の秘部に男子生徒が舌を這わせる。
蕾はひくつき、太く硬い男根を求めていた。
後ろに縛られた手首の紐を壁のフックにかける。京は尻を突き上げ、陰部を全開にさせられる格好になった。
授業中、体育着の裾からちらちら見える京の体に欲情していた生徒達は既に性器を勃起させていた。AVの様なポーズの京に、待ちきれない様子で挿入をしはじめる。
「ハァ……ん……ッ」
霰もない格好をさせられているのに、京の身体は悦んで生徒達のペニスを含んでいた。
京は犯されながら朝痴漢にあったことを思い出し、また白濁を弾けさせてしまう。
縄に繋がれている様子は子犬のようで愛らしく、生徒達の行動を激しくかきたてた。
ズプッズプッという生々しい音が京の感情を高ぶらせる。
繋がれながら京は腰をふり、自分のイイ部分へと生徒の性器を導く。
「ぁあ………ッ…やん…ッ!」
乱れた自分を止められず、3人を次々に受け入れた。
生徒達は大量の精子を流し込み終わると、京の縄を解いて満足そうな顔をしながら教室へ戻っていく。
京は一人倉庫に残され、自由になった手でグチャグチャになった蕾から精液をかきだす。
「アッ……アん……ハッ……あん……」
誰もいない倉庫で激しくあえぎながら後ろと前を同時にいじる。立っている京の両足をつたってトロトロと精子がながれおちた。京はうずきがやまない蕾を自ら指でいじり、再度先端から白濁を放った。
絶頂の放心した頭で、ぼんやりと自分のおかれている状況を思う。転校から一週間もしないうちに、クラスメイトから性行為を強要されるのがもはや日課になってしまっていた。
最初、彼らを受け入れてしまっている自分の身体に絶望したが、どうやら彼らの使う軟膏のようなクリームに媚薬効果があるらしい。自分の意志で身体が疼いているのではないと知りほっとしたが、だからといって彼らによってたかって押し倒されれば、媚薬を使って淫乱な行為を強いられる。結局痴態を晒していることに変わりはないのだ。
一体どうすればこの状況から脱することが出来るのか。一度、抱かれている最中に佐々木に尋ねたことがあるが、喋れば唇をふさがれ、更に激しく突き上げられるだけだった。
出口のない悪夢のような日々と、本意ではない快楽に襲われ続け、身体と心が日に日に乖離していくようだった。
帰りのホームルームの後、佐々木が京に声をかける。
「よぉ今日一緒に帰ろうぜ?」
佐々木は京の肩に手を回しながら教室を出る。最初から京の返事など聞く気が無い様子だ。京は断ることも出来ないまま駅につき、構内の乗車ラインに並ぶと、何故かクラスの生徒達が同じ車両にのりこんでくる。その車両の中には数名の一般客を除けばクラスメイトだけだった。佐々木は京を抱き寄せて見下ろす。
「朝……みたぜ」
「……何を?」
「お前が知らない男にシゴかれてイってたとこ」
京は赤面し、佐々木の手をふりほどいた。
「京チャンは痴漢プレイがすきなんだとよ皆!」
京は座席の前に立たされた。佐々木は制服の上から京の体をさわりだす。普段は乱暴に犯す佐々木に、今日は優しく愛撫され、京はすぐに身体中で感じてしまった。
「あ……ん……ヤだ……」
京が少し体をよじると、佐々木は手をシャツの下にしのばせ、指で京の乳首をクリクリつねりはじめた。もう片方の手は、起き上がり始めた京のペニスをズボンの上から握り、睾丸をもみほぐす。
「気持ちイイのか?」
佐々木が耳に囁く。自分の前に座っていた生徒がスマホのカメラを回していた。
京は返事をする余裕もなく、早くイキたくて尻を佐々木の股間に寄せる。数名の一般客は生徒の壁で京が見えていなかったが、何がおこなわれているか薄々感づきはじめ、少しそわそわしていた。佐々木は京の口にニ本指を滑り込ませてきた。
「舐めろよ」
京は首を振り拒んだ。すると佐々木が指を出し入れし、チュプチュプという音と共に京の口端から唾液が垂れ落ちる。
「……ンッ……あふ……ッ」
京は苦しそうに息をしながら佐々木の指をしゃぶる。京の小さな口に指は容赦無く出入りを繰り返す。片方の手は京の乳輪をなぞり、指先で乳首をいじり続けた。周りにいる生徒は京の両腕を拘束している。佐々木は先程京の口に入れていた指で、ワイシャツのうえから京の乳首をなぞった。濡れたワイシャツからピンク色の突起が透ける。その間片手は京のズボンを弛め、濡れた指先で蕾を探る。今日既に3人に挿れられていたので、ぬめりのお陰で易々指はチュルンと中を進む。佐々木の指が前立腺に引っ掛かるたび京の体がビクッと跳ねる。
「ンッ……や……ァ……」
佐々木は執拗に前立腺を攻める。京の足がガクガクしはじめた。必死に手摺に捕まるが、気を緩めるとしゃがみこんでしまいそうになる。佐々木は容赦なく京の蕾に指をズチュズチュと出し入れをした。
「や……めて……他のお客さんに聞こえ……ちゃ……」
「そういいながら悦んでんのは誰だよ、淫乱京チャン?他の人達にも見て貰いたいのか?」
佐々木は京のズボンと下着をずらす。勃起した京のペニスに下着がひっかかった。佐々木は蕾から引き抜いた指で京の性器を下着の上からしごく。先濡れと蕾の愛液でビショビショになり、京のまだ未完成な性器のカタチが透けて露になる。そのとき電車がとまり、数名の客がのりこんできた。佐々木と京は電車の繋ぎ目通路に流される。通路には蛍光灯がないので薄暗い。
「よ……ッ」
佐々木は京の体をを少し持ち上げ、立ったままバックで入れはじめた。
「ッあ……!!!!!!」
京は予告なしにいきなり突かれ、背中を大きくそらす。パンパン肌のぶつかる音が鳴った。京は口を押さえ、必死に声を殺す。男子生徒達は面白そうにそれをながめていた。先ほど入ってきた乗客も、湿った音と押さえたあえぎ声で性交が行われていることに気付きはじめる。佐々木は京の中に出し、服装を整えると、下半身丸出しの京を他の生徒にパスする。生徒は電車の壁に京を押さえ付け、細い両足を全開にしてもちあげる。ペニスと蕾が照明のもとにさらされた。覗いていた一般客が可愛らしい少年の恥体を目にし、ゴクリと喉を鳴らす。
生徒は高ぶらせていたペニスで京の体を突き上げる。クプッと今日五本目の男根が京を犯していく。声を必死に押さえながら、京は快感に体を震わせた。
「はんっ……ァあん……」
上下させるたびに京のペニスはプルンプルンと揺れ、先走りを巻き散らす。目をキュッとつぶって気持良さに身をよじった。生徒は味わうようにゆっくり出し入れを繰り返すが、入れるときは深く、奥まで京の蕾を貫く。
「んッ……アァん……!」
ギュウッと穴がしまり、京とその生徒は同時に射精する。脱力感にその場で座り込む京を佐々木が見下ろす。
「なあ……あそこにいるオジサン達とヤりたいか?京チャン?きっと優しくしてくれるぜ」
少年達の荒々しい交尾の様子を見て自身を勃起させていた男達は、咳払いをしながら鞄で自分達の股間を隠す。佐々木は京のズボンを片手にその男性らの所へずんずんと進んでいく。
「なあ……おじさん達もあいつヤりたくない?」
親父達は、いつのまにか背後に回っていた佐々木に驚く。
「な……何を言ってるんだ君は……」
「アイツをヤりたかったら一万で中出しもさせてやるよ? 未成熟な男の身体も結構具合がいいぜ?こんなことそうそうできないよ?」
「わ……私たちはそんな……」
「こんなデかくしといてよくいうよな。で?払うの?」
佐々木は男性達の下半身に手をのばした。目つきは鋭いが、よく見るとメガネの下の美貌に男性たちが気が付き、息をのむ。長いまつげの切れ長の目が、涼やかなまなざしで彼らを見つめた。それで完全に勃起させた男性達は顔を見合わせ、そそくさと紙幣を佐々木に押し付ける。
「まいどー」
嘲笑を浮かべ、佐々木は紙幣をポケットにしまいこんだ。京は肩で息をしながら蕾を快楽の余韻にひくつかせていた。四人の親父達が京の方へ近付く。
「は……ぇ……?」
息を荒げながら近付いてくる男達を、京はトロンとした瞳でみあげる。男性の一人が黒みがかったペニスをとりだした。京の体をふわっともちあげ、壁に手をつかせて一気に押し込む。
「ひゃアン……ッ!!」
太いペニスは京の内部をこする。
「ハフッ……フゥ……」
親父はきつい京の穴を吟味するようにせこせこ動いた。
「ャあ……やめて……!」
知らない男に犯されて、京は嫌悪感を覚えた。しかし男は細い躰を夢中で貫く。京がいやいやと首を振ってもおねだりだと認識し、更に力を込めて突く。
「ッア!はんッ!アン!あぁ……ッ壊れちゃ……」
パンパンと激しく挿入され、京は足をビクビク痙攣させる。ジュクッ!という音とともに京の体は男の精子で満たされた。
「あ……ぅう……」
京はその場に泣きながらへたりこんだ。太股に白濁が伝う。二人目の男は鼻息も荒く京を軽々もちあげる。京は座席にすわらされ、向かいから男のペニスに犯された。
「ハッ……ハッ……き……君可愛いね……アメリカ人とかのハーフかな?これがなかったら男の子だってわからないよ」
男は京の性器を指でつねる。
「ひゃあん……!」
過敏になっていた京の先端はあっけなく蜜をちらす。男のネクタイにピシャッとかかったが、彼は嬉しそうに腰を動かし出し入れにいそしむ。深く突いては蕾の外まで抜き、また勢い良く挿入する。京は大きな反復運動に躰をフルフル痙攣させていた。やがて男は限界を感じ、京のなかを小刻に動いて頂点に達した。
京はもうクタクタに疲れていたが、男達は休ませてくれなかった。京の体は次の男性に抱えられ、座席にすわっている男のペニスの上に座らされた。男は京の唇に舌を這わせてくる。京は拒み、口を堅くとじるが、男の舌は無理矢理唇をこじあける。強制的に舌を絡められた京は嫌がりながら唾液を口端からこぼす。
「んっ……やぁ……やだよぅ……アッ……ふ……」
頭を押さえられて息が止まりそうなほどキスをされる。下では男の下半身が京を突き上げる。京は泣きながら体をよじった。気持が悪くて吐きそうだ。男性は京の腰を支え、京を上下に揺すった。頭から手が離されて、京は自由になった唇から唾液をぬぐう。
「可愛い顔してヤらしい体だね……きもちいいよ君の中……きつくて俺をギュウギュウ締め付ける」
言葉でも羞恥心を煽られた京は、無意識に蕾を締め付けてしまった。その刺激で男性は京の体内に精を放った。足りない様子で更に京を犯そうとするが、その時佐々木が京を抱き上げた。
「おいオッサンいま出しただろ?お一人様一回限りですのでご了承ください」
営業スマイルで佐々木は情けない醜態の男を見下ろす。
「じゃあもう一万だすからヤらせろよ」
親父は財布を取り出すが、佐々木は首を横に振る。
「言ったじゃん。一人一回まで。ここでコイツやり殺したら商売上がったりだからな。またどうぞ~」
手をひらひらさせながら佐々木は京を抱き上げて最後の男に渡す。彼は京を手摺に捕まらせ、バックで激しく犯した。京はもはや声を押さえる気力がなく、うつろな意識でされるがままにあえいだ。
「やぁん……あんあんッ!アァア……ゃあ!あっあ……!」
男性は腰を回して京の中をグチャグチャかきまわす。指で尻を揉み、中を刺激した。男がアヌスの奥で精子を爆発させ、京はやっと解放された。手摺に手をついてフラフラ立ち上がると、蕾からゴポッという音を立てて大量の精液が流れ出す。佐々木はフラつく京を支え、ズボンをはかせてやる。親父達は何事もなかったかのように性器をしまい、スッキリした顔で電車をおりていく。気が付くと次は京の停車駅だった。大量の精液を飲み込んで緩み出した腹を押さえ、京は下車した。ドアから佐々木が京に声を投げる。
「いぃバイトだったぜ京チャン!いっぱい精子もらって満腹だろ?またしてやるよ、公衆の面前でな、」
ドアが閉まり、列車は風を巻き挙げながら走り去る。京はただ脱力し、近くにあったベンチにすわりこんだ。どうしようもなく眠かったが、こんなところで寝ることもできないので、しばらく休んでから歩きはじめる。京が動く度に後ろの穴から溜め込まれた精子が流れ出す。下着はぐしょぐしょに湿っていた。ズボンに染みができないか心配だったが、気力を振り絞って自転車で家路についた。
家に帰ると、京は真っ先に風呂へ向かった。見知らぬ男達に遊ばれて京の身体はぼろぼろになってしまった。擦られて荒れたのか、蕾の中がひりひりする。もう慣れたという手付きで、中に出された精子をかきだす。鏡に映った自分の裸体をみるたび、その日どのように体を傷付けられたのかをいつも思い出してしまう。今日の親父の執拗なキスを思い出した京は、排水溝に嘔吐してしまった。
「気……持悪い……」
むせながらシャワーで口と排水溝を綺麗に洗う。湯船につかり、京はそのまま風呂場でねむりこんでしまった。
つづく
この日も京は出発ギリギリの所で電車に体を滑り込ませた。
いつもの車両、いつものドアわきに立つ。ベルと同時に電車が発車した。
大きな揺れでバランスを崩しかけた京はふらついて後ろの人に寄りかかってしまう。
後ろにいた男の人は京の肩を持って支えてくれた。
「あ、すみません!」
動けない満員電車の中、京は顔だけ向け軽く会釈した。次の駅でも人がなだれ込んでくる。
京は車両の真ん中辺りに流されていった。
発車と同時に車体が大きく揺れ、京の背中に先程の男性の手が触れた。その手は京の背筋をなぞりながら下りていき、尻の部分を手の平で撫で始めた。
おぞましさに、京の肌があわ立つ。
痴漢……男に……?
京は手から逃れようとするが、男性は手を尻から股間へと滑らせてくる。
丁度車内アナウンスが流れたので、誰も京のチャックが開かれた音にきがつかなかった。
男性は京の下着の中から性器を引っ張りだし、上下にしごきはじめる。
京は声が出てしまいそうになったが、必死で堪える。
次第に体が熱くなり、京は男のされるがままにもてあそばれて彼の手にビクンと射精してしまった。
男性は肩で息をする京のペニスをズボンにしまってやり、出された精液を手に握りながら次の駅で下車をした。顔はよく見えなかったが、優しそうな雰囲気をまとった男性だった。
京は見知らぬ男にイかされて、それを思い出す度赤面しながら高校へと急いだ。
朝の出来事のために感じやすくなっていた京の体は、クラスメイトの絶好の欲望の捌け口になった。体育の授業後、倉庫にサッカーボールを片付けていた京はマットの上に押し倒され、3人のクラスメイトに囲まれた。
彼等は京の服を早急にはぎとり、長縄で体を縛る。縄は手、首、股間の下にいやらしくのびていた。既に濡れていた京の秘部に男子生徒が舌を這わせる。
蕾はひくつき、太く硬い男根を求めていた。
後ろに縛られた手首の紐を壁のフックにかける。京は尻を突き上げ、陰部を全開にさせられる格好になった。
授業中、体育着の裾からちらちら見える京の体に欲情していた生徒達は既に性器を勃起させていた。AVの様なポーズの京に、待ちきれない様子で挿入をしはじめる。
「ハァ……ん……ッ」
霰もない格好をさせられているのに、京の身体は悦んで生徒達のペニスを含んでいた。
京は犯されながら朝痴漢にあったことを思い出し、また白濁を弾けさせてしまう。
縄に繋がれている様子は子犬のようで愛らしく、生徒達の行動を激しくかきたてた。
ズプッズプッという生々しい音が京の感情を高ぶらせる。
繋がれながら京は腰をふり、自分のイイ部分へと生徒の性器を導く。
「ぁあ………ッ…やん…ッ!」
乱れた自分を止められず、3人を次々に受け入れた。
生徒達は大量の精子を流し込み終わると、京の縄を解いて満足そうな顔をしながら教室へ戻っていく。
京は一人倉庫に残され、自由になった手でグチャグチャになった蕾から精液をかきだす。
「アッ……アん……ハッ……あん……」
誰もいない倉庫で激しくあえぎながら後ろと前を同時にいじる。立っている京の両足をつたってトロトロと精子がながれおちた。京はうずきがやまない蕾を自ら指でいじり、再度先端から白濁を放った。
絶頂の放心した頭で、ぼんやりと自分のおかれている状況を思う。転校から一週間もしないうちに、クラスメイトから性行為を強要されるのがもはや日課になってしまっていた。
最初、彼らを受け入れてしまっている自分の身体に絶望したが、どうやら彼らの使う軟膏のようなクリームに媚薬効果があるらしい。自分の意志で身体が疼いているのではないと知りほっとしたが、だからといって彼らによってたかって押し倒されれば、媚薬を使って淫乱な行為を強いられる。結局痴態を晒していることに変わりはないのだ。
一体どうすればこの状況から脱することが出来るのか。一度、抱かれている最中に佐々木に尋ねたことがあるが、喋れば唇をふさがれ、更に激しく突き上げられるだけだった。
出口のない悪夢のような日々と、本意ではない快楽に襲われ続け、身体と心が日に日に乖離していくようだった。
帰りのホームルームの後、佐々木が京に声をかける。
「よぉ今日一緒に帰ろうぜ?」
佐々木は京の肩に手を回しながら教室を出る。最初から京の返事など聞く気が無い様子だ。京は断ることも出来ないまま駅につき、構内の乗車ラインに並ぶと、何故かクラスの生徒達が同じ車両にのりこんでくる。その車両の中には数名の一般客を除けばクラスメイトだけだった。佐々木は京を抱き寄せて見下ろす。
「朝……みたぜ」
「……何を?」
「お前が知らない男にシゴかれてイってたとこ」
京は赤面し、佐々木の手をふりほどいた。
「京チャンは痴漢プレイがすきなんだとよ皆!」
京は座席の前に立たされた。佐々木は制服の上から京の体をさわりだす。普段は乱暴に犯す佐々木に、今日は優しく愛撫され、京はすぐに身体中で感じてしまった。
「あ……ん……ヤだ……」
京が少し体をよじると、佐々木は手をシャツの下にしのばせ、指で京の乳首をクリクリつねりはじめた。もう片方の手は、起き上がり始めた京のペニスをズボンの上から握り、睾丸をもみほぐす。
「気持ちイイのか?」
佐々木が耳に囁く。自分の前に座っていた生徒がスマホのカメラを回していた。
京は返事をする余裕もなく、早くイキたくて尻を佐々木の股間に寄せる。数名の一般客は生徒の壁で京が見えていなかったが、何がおこなわれているか薄々感づきはじめ、少しそわそわしていた。佐々木は京の口にニ本指を滑り込ませてきた。
「舐めろよ」
京は首を振り拒んだ。すると佐々木が指を出し入れし、チュプチュプという音と共に京の口端から唾液が垂れ落ちる。
「……ンッ……あふ……ッ」
京は苦しそうに息をしながら佐々木の指をしゃぶる。京の小さな口に指は容赦無く出入りを繰り返す。片方の手は京の乳輪をなぞり、指先で乳首をいじり続けた。周りにいる生徒は京の両腕を拘束している。佐々木は先程京の口に入れていた指で、ワイシャツのうえから京の乳首をなぞった。濡れたワイシャツからピンク色の突起が透ける。その間片手は京のズボンを弛め、濡れた指先で蕾を探る。今日既に3人に挿れられていたので、ぬめりのお陰で易々指はチュルンと中を進む。佐々木の指が前立腺に引っ掛かるたび京の体がビクッと跳ねる。
「ンッ……や……ァ……」
佐々木は執拗に前立腺を攻める。京の足がガクガクしはじめた。必死に手摺に捕まるが、気を緩めるとしゃがみこんでしまいそうになる。佐々木は容赦なく京の蕾に指をズチュズチュと出し入れをした。
「や……めて……他のお客さんに聞こえ……ちゃ……」
「そういいながら悦んでんのは誰だよ、淫乱京チャン?他の人達にも見て貰いたいのか?」
佐々木は京のズボンと下着をずらす。勃起した京のペニスに下着がひっかかった。佐々木は蕾から引き抜いた指で京の性器を下着の上からしごく。先濡れと蕾の愛液でビショビショになり、京のまだ未完成な性器のカタチが透けて露になる。そのとき電車がとまり、数名の客がのりこんできた。佐々木と京は電車の繋ぎ目通路に流される。通路には蛍光灯がないので薄暗い。
「よ……ッ」
佐々木は京の体をを少し持ち上げ、立ったままバックで入れはじめた。
「ッあ……!!!!!!」
京は予告なしにいきなり突かれ、背中を大きくそらす。パンパン肌のぶつかる音が鳴った。京は口を押さえ、必死に声を殺す。男子生徒達は面白そうにそれをながめていた。先ほど入ってきた乗客も、湿った音と押さえたあえぎ声で性交が行われていることに気付きはじめる。佐々木は京の中に出し、服装を整えると、下半身丸出しの京を他の生徒にパスする。生徒は電車の壁に京を押さえ付け、細い両足を全開にしてもちあげる。ペニスと蕾が照明のもとにさらされた。覗いていた一般客が可愛らしい少年の恥体を目にし、ゴクリと喉を鳴らす。
生徒は高ぶらせていたペニスで京の体を突き上げる。クプッと今日五本目の男根が京を犯していく。声を必死に押さえながら、京は快感に体を震わせた。
「はんっ……ァあん……」
上下させるたびに京のペニスはプルンプルンと揺れ、先走りを巻き散らす。目をキュッとつぶって気持良さに身をよじった。生徒は味わうようにゆっくり出し入れを繰り返すが、入れるときは深く、奥まで京の蕾を貫く。
「んッ……アァん……!」
ギュウッと穴がしまり、京とその生徒は同時に射精する。脱力感にその場で座り込む京を佐々木が見下ろす。
「なあ……あそこにいるオジサン達とヤりたいか?京チャン?きっと優しくしてくれるぜ」
少年達の荒々しい交尾の様子を見て自身を勃起させていた男達は、咳払いをしながら鞄で自分達の股間を隠す。佐々木は京のズボンを片手にその男性らの所へずんずんと進んでいく。
「なあ……おじさん達もあいつヤりたくない?」
親父達は、いつのまにか背後に回っていた佐々木に驚く。
「な……何を言ってるんだ君は……」
「アイツをヤりたかったら一万で中出しもさせてやるよ? 未成熟な男の身体も結構具合がいいぜ?こんなことそうそうできないよ?」
「わ……私たちはそんな……」
「こんなデかくしといてよくいうよな。で?払うの?」
佐々木は男性達の下半身に手をのばした。目つきは鋭いが、よく見るとメガネの下の美貌に男性たちが気が付き、息をのむ。長いまつげの切れ長の目が、涼やかなまなざしで彼らを見つめた。それで完全に勃起させた男性達は顔を見合わせ、そそくさと紙幣を佐々木に押し付ける。
「まいどー」
嘲笑を浮かべ、佐々木は紙幣をポケットにしまいこんだ。京は肩で息をしながら蕾を快楽の余韻にひくつかせていた。四人の親父達が京の方へ近付く。
「は……ぇ……?」
息を荒げながら近付いてくる男達を、京はトロンとした瞳でみあげる。男性の一人が黒みがかったペニスをとりだした。京の体をふわっともちあげ、壁に手をつかせて一気に押し込む。
「ひゃアン……ッ!!」
太いペニスは京の内部をこする。
「ハフッ……フゥ……」
親父はきつい京の穴を吟味するようにせこせこ動いた。
「ャあ……やめて……!」
知らない男に犯されて、京は嫌悪感を覚えた。しかし男は細い躰を夢中で貫く。京がいやいやと首を振ってもおねだりだと認識し、更に力を込めて突く。
「ッア!はんッ!アン!あぁ……ッ壊れちゃ……」
パンパンと激しく挿入され、京は足をビクビク痙攣させる。ジュクッ!という音とともに京の体は男の精子で満たされた。
「あ……ぅう……」
京はその場に泣きながらへたりこんだ。太股に白濁が伝う。二人目の男は鼻息も荒く京を軽々もちあげる。京は座席にすわらされ、向かいから男のペニスに犯された。
「ハッ……ハッ……き……君可愛いね……アメリカ人とかのハーフかな?これがなかったら男の子だってわからないよ」
男は京の性器を指でつねる。
「ひゃあん……!」
過敏になっていた京の先端はあっけなく蜜をちらす。男のネクタイにピシャッとかかったが、彼は嬉しそうに腰を動かし出し入れにいそしむ。深く突いては蕾の外まで抜き、また勢い良く挿入する。京は大きな反復運動に躰をフルフル痙攣させていた。やがて男は限界を感じ、京のなかを小刻に動いて頂点に達した。
京はもうクタクタに疲れていたが、男達は休ませてくれなかった。京の体は次の男性に抱えられ、座席にすわっている男のペニスの上に座らされた。男は京の唇に舌を這わせてくる。京は拒み、口を堅くとじるが、男の舌は無理矢理唇をこじあける。強制的に舌を絡められた京は嫌がりながら唾液を口端からこぼす。
「んっ……やぁ……やだよぅ……アッ……ふ……」
頭を押さえられて息が止まりそうなほどキスをされる。下では男の下半身が京を突き上げる。京は泣きながら体をよじった。気持が悪くて吐きそうだ。男性は京の腰を支え、京を上下に揺すった。頭から手が離されて、京は自由になった唇から唾液をぬぐう。
「可愛い顔してヤらしい体だね……きもちいいよ君の中……きつくて俺をギュウギュウ締め付ける」
言葉でも羞恥心を煽られた京は、無意識に蕾を締め付けてしまった。その刺激で男性は京の体内に精を放った。足りない様子で更に京を犯そうとするが、その時佐々木が京を抱き上げた。
「おいオッサンいま出しただろ?お一人様一回限りですのでご了承ください」
営業スマイルで佐々木は情けない醜態の男を見下ろす。
「じゃあもう一万だすからヤらせろよ」
親父は財布を取り出すが、佐々木は首を横に振る。
「言ったじゃん。一人一回まで。ここでコイツやり殺したら商売上がったりだからな。またどうぞ~」
手をひらひらさせながら佐々木は京を抱き上げて最後の男に渡す。彼は京を手摺に捕まらせ、バックで激しく犯した。京はもはや声を押さえる気力がなく、うつろな意識でされるがままにあえいだ。
「やぁん……あんあんッ!アァア……ゃあ!あっあ……!」
男性は腰を回して京の中をグチャグチャかきまわす。指で尻を揉み、中を刺激した。男がアヌスの奥で精子を爆発させ、京はやっと解放された。手摺に手をついてフラフラ立ち上がると、蕾からゴポッという音を立てて大量の精液が流れ出す。佐々木はフラつく京を支え、ズボンをはかせてやる。親父達は何事もなかったかのように性器をしまい、スッキリした顔で電車をおりていく。気が付くと次は京の停車駅だった。大量の精液を飲み込んで緩み出した腹を押さえ、京は下車した。ドアから佐々木が京に声を投げる。
「いぃバイトだったぜ京チャン!いっぱい精子もらって満腹だろ?またしてやるよ、公衆の面前でな、」
ドアが閉まり、列車は風を巻き挙げながら走り去る。京はただ脱力し、近くにあったベンチにすわりこんだ。どうしようもなく眠かったが、こんなところで寝ることもできないので、しばらく休んでから歩きはじめる。京が動く度に後ろの穴から溜め込まれた精子が流れ出す。下着はぐしょぐしょに湿っていた。ズボンに染みができないか心配だったが、気力を振り絞って自転車で家路についた。
家に帰ると、京は真っ先に風呂へ向かった。見知らぬ男達に遊ばれて京の身体はぼろぼろになってしまった。擦られて荒れたのか、蕾の中がひりひりする。もう慣れたという手付きで、中に出された精子をかきだす。鏡に映った自分の裸体をみるたび、その日どのように体を傷付けられたのかをいつも思い出してしまう。今日の親父の執拗なキスを思い出した京は、排水溝に嘔吐してしまった。
「気……持悪い……」
むせながらシャワーで口と排水溝を綺麗に洗う。湯船につかり、京はそのまま風呂場でねむりこんでしまった。
つづく
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俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
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