妹に婚約者を奪われた公爵令嬢は只今辺境伯に溺愛されています

紬あおい

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45.嫉妬心と独占欲 ②




腰を震わせていたヴェルシスの呼吸が落ち着くと、私はまた肉棒を手で弄んだ。

「リ、リルア!?」

驚くヴェルシスが体を起こしたので、膝の上に跨り、また耳を塞いで口付けた。

「ん…リルア、今日変だぞ…?」

私はヴェルシスの言葉には答えず、代わりに肉棒に私の下腹を押し付ける。
触っているのは私なのに、私も既にとろとろの蜜が溢れていた。

「濡れてる…」

気付いたヴェルシスは体勢を入れ替えようとするが、私はやんわり交わした。

「私が抱くの、今日は。」

「分かった。」

座位で抱き合い、口付けながら腰を揺すると陰唇と肉棒がくちゅくちゅと音を立て、どろどろに溶けていく。

「あぁん、ヴェルシス、おっきい…」

「リルアの所為だ…気持ちいいな…そのまま挿れて?」

「うん…」

ゆっくりと肉棒を迎え、浅く動かすとヴェルシスが焦れた顔をする。

「リルア、もっと…深く…」

「まだ、だめ…」

肉棒の先端と中程を上下するように動かすと、ヴェルシスはだんだんと私の体に回す手の力が強くなる。

「はあっ、リルア、これヤバいっ、気が狂いそうだ!気持ち良くて、もどかしい…」

「まだ!ここ、善いの…ああん…」

自分で見つけた善い所に、私は夢中になっていた。

「ヴェルシスも善いでしょう?ほら、ここ…」

「ああ、ぎゅっと締まる、リルアのなか、凄く善い!」

(この男は私のもの…)

胸が締め付けられる位に想いが溢れ、私は最奥まで肉棒を迎え、激しく腰を揺すった。

「ああぁ、ヴェルシス、好きっ!」

「リルア、もう、動いていいかっ!?なぁ、もう限界だっ!」

私の返事も聞かず、ヴェルシスはがんがん突き上げ、なかを掻き回す。
深く浅く、大きく小刻みに、複雑な動きと抉るような快感に身を任せる。

「あっ、あぁっ、リルア、愛してるっ!」

「ヴェルシス、あん、ああぁん、好き、私の、あなたは、私のものっ!」

最奥が強請るように吸い付くと、ヴェルシスは深く腰を沈めぐりぐりと押し付けた。

「あっ、だめっ、イっちゃう!」

「リルア、俺もっ、あっ、イクッ!」

二度目とは思えない白濁の勢いに、体がぶるると震え、貪欲に吸い尽くした。





深い快感がまだ体に残りつつ、私はヴェルシスに抱き付いてひと休みしていた。

「リルア、俺は何か君を不安にさせるようなことをしただろうか?」

未だ赤み刺す顔で、ヴェルシスは私の顔を覗き込んだ。

「何かね…私と出逢う前のヴェルシスのことを想像しちゃったの…
きっとモテただろうなとか、他の令嬢と踊ったのかなとか…」

「はっ!?」

ヴェルシスは心底驚いたような顔をして私を見た。

「だって、ヴェルシスはお顔が良いし、背が高くて鍛えているから体も素敵だし!
睫毛が長くて、お肌は何もしてないのにツルツルで!
剣捌きも素敵だし、強いし、でも優しいし!
それに、ダンスに誘う立ち居振る舞いは文句なしにスマートだったし、ダンスも踊りやすかったわ!
もう、文句のつけようのないイケメンなのよ!
そんなヴェルシスが他の令嬢に目を付けられなかったなんて信じられないわ!」

言い切った私は、はあはあと肩で息をした。

「ふっ、ふはっ、あはははっ!!」

「ちょっと!何笑ってんのよっ!!」

突然笑い出したヴェルシスに、私は怒りが湧いてくる。

「真面目に話してるのにぃー!」

「はははっ、だ、だって、リルアは、在りもしない俺の過去に嫉妬して、あはははっ、腹痛いっ!」

「もうっ、知らないっ!」

くるりと背中を向けて私が布団を被ると、ヴェルシスは布団ごと私を抱き締めた。

「可愛い俺のリルア、こっち向いて?」

「やだっ!」

「もう…困ったちゃんだな。
俺は第二皇子だったから、令嬢と踊ることは確かにあった。
目の前に連れて来られたら断りにくいだろう?
でも、自分から誘ったのはリルアだけだ。
リルアがパーティに来ると聞けば、戦場からだって駆け付けた。
血生臭いと嫌だろうから湯浴みして、カッコよく見えそうな正装をして。
右脇腹の傷の治療さえ後回しにしてな。」

「えっ…あの傷痕は…私の所為…?」

「違う、治療するよりリルアに会いたかった俺の所為だよ。」

「ヴェルシス!!」

布団から飛び出した私をヴェルシスはしっかり受け止める。

「俺の初恋も愛も閨事も結婚も子育ても、全てリルアが初めてだ。」

「氷の仮面を被っていたリルアを変えたのも俺だ。
あの頃の俺に教えてやりたいよ、リルアを笑顔にさせたのは俺だ、って。
これからも二人の初めてを積み重ねていこう。」

うんうんと頷く私に、ちゅっと口付けヴェルシスは微笑んだ。



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