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第2章 勇者大戦
殺戮の宴に踊る少女
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首都バナールを失ったオルハナ王国は現在二つの公爵家と四つの伯爵家によって何とか国としてギリギリの体裁を保っているらしい。
俺はそんな話を道中で聞きながらアヤハと共に旅を続けている。
首都バナールの壊滅の後、俺は三日程眠り続けていたらしい。
起きた時には森の中で魔獣の骨で出来たテントの中でトバルに突かれていた。
ゼラとアヤハは俺の魔力に寄ってくる魔物達を皆殺しにしていたようだ。
驚いたのはアヤハが既に戦えると言う事だ。
この三日殆ど寝る事もせず、ゼラと共に戦っていたらしい。
テントの皮膜はゼラ製の為、近寄るものは全て食べられるのだが、アヤハがどうしても戦う力が欲しいと俺の預けていた魔法の袋から以前獣人の山賊の頭領が使っていた魔剣を使い、戦い始めたのだ。
ゼラも最初は手助けしていたらしいが今では戦力として申し分のないレベルにまで育っている。
俺が起きた後には一日丸ごと寝ていたが…
その後俺は自分の身体が明らかに変わった事を自覚する。
魔力に関しては意識して封じ込めないと魔獣達がこぞって寄ってくる程溢れ出る魔力となり今は魔力の制御に大半の力を使っている。
自分の体を鑑定して見たが右腕は完全に人の腕となり蠱毒の蟲が擬態していた頃とは違い、痛みまで感じる。
しかし無数の種類の毒や鋼より硬いミスリル糸、何より蟲を右手から生み出す事が出来るようになっている。
鑑定結果が[蠱毒の王の右腕]とは訳が分からない。
左手も人間のものとなっているのだが手の甲の紅い宝石はそのままだった。
しかし左手の宝石に魔力を入れると左手からミスリルの鱗が身体を覆い、全身がスケイルメイルを装備しているようになった。
また、竜の血の所為か、魔法を使おうとすると全身に入れ墨のような紋章が現れるようになった。
益々魔力制御に力を入れなくてはいけない。
左手の宝石は【赤竜の瞳】と鑑定された。
どうやら竜は未だ俺の身体にいるみたいだ。
トロルの生命力はは既にトカゲを超えた。
俺がバラバラにされた時に元どおりに体が修復されたのは奴のお陰らしい。
能力としては残っているが名前は残っていなかった。
右目と左目は能力が統合されたようだ。
どちらの目でも鑑定や暗視・魔力視と石化の邪眼が使える。
目は鑑定出来ないのでおそらくだが彼等の名前も残っていないだろう。
額のカーバンクルの宝石はどうやら頭蓋骨の中にまで入っていったようだ。
額を押さえると多少の硬さを感じるが宝石自体は触れないほど頭の中に入っていったみたいだ。
能力は使えるし光ることは無くなった。
あと同調が進んでいるのか使用回数も桁違いに上がった。
今なら一日十回は使えるだろう。
そして…問題の脳の中にまで入り、首都を吞み干す程の大きさとなったスライムだが驚愕の事実が判明した。どうやら俺とゼラの間に出来た子供らしい…ゼラが私と貴方の子供も大きくなったわねと言う具体的な意思表示が飛んできた。
その時俺は意識を失っていたらしい。……ゼラに詳しく聞いてみたのだが、どうやら俺の中のスライムに意思はなく俺の思い通りに動くらしい。
俺の肉と魔力を食べて生まれてきたから私達の子よと言われた時、カマキリの生態系を思い出したが、口にするのは流石に憚られた。
そしてこいつの強力無比な力に俺は衝撃を受ける。
一つはスライム捕食による能力移譲。
このスライムが食べたもので能力が強い物は俺に譲渡され俺の能力となるらしい。
何でも取り込める訳ではなさそうで俺に合ったものだけらしい。
首都丸ごと取り込んだのに魔力しか増えてないのは俺に合う力がなかったのか取り込むほどのものが無かったのかは分からない。
二つ目は亜空間能力で、どうやら首都を呑み込んだ【紅い波】はその亜空間にまだ残っているらしい。
しかも今回は首都にあった建物以外の器物を全て持っているので驚きだ。
確かに首都を出る時綺麗なもんだなとは思っていたが、建物以外は自分の中にあるとまでは思っても見なかった。
死体に関しては取り込んで消化済みらしい。
どんだけ食べたんだこいつは…
三つ目は核のないスライム体の自立行動である。
核がないのにスライム体として俺の意思通りに動くらしい。
あまり数が多いと俺の処理能力が追いつかないが10体や20体なら動かせたのでかなりの戦力となりそうだ。
ただ、捕食以外は出来ないので使い方は考えないといけないな。
ミスリルビークルに関しては俺の魔力でミスリルが製造できると言う破格の能力だが、完全に能力だけとなってしまった。
他の能力と合わせる事が多くなりそうなので名前が分からなかったのは残念だが、上手く使う事で供養としたい。
最後の聖魔の魂だが、俺の魔力と使用頻度の高さの為かランクが上がり上位聖魔法と上位闇魔法がいつの間にか使えるようになっていた。
上位魔法はそれだけで町ぐらいなら破壊する程の力だ。
確実に戦力が上がったようで安心できる
そんな俺の身体を慣らしながら旅を続けているのだが、会う魔物殆どをアヤハが皆殺しにしている。
食べれる魔獣はいそいそとゼラが格納しているので問題無いだろう…そういやアイテム色々持ってたのは亜空間能力か!
今更ながら気がついた。
そんな感じでオルハナ王国を出る旅はまだ続いている。
うちの殺戮のお姫様は、この旅をどうやら楽しんでいるようだ。
俺はそんな話を道中で聞きながらアヤハと共に旅を続けている。
首都バナールの壊滅の後、俺は三日程眠り続けていたらしい。
起きた時には森の中で魔獣の骨で出来たテントの中でトバルに突かれていた。
ゼラとアヤハは俺の魔力に寄ってくる魔物達を皆殺しにしていたようだ。
驚いたのはアヤハが既に戦えると言う事だ。
この三日殆ど寝る事もせず、ゼラと共に戦っていたらしい。
テントの皮膜はゼラ製の為、近寄るものは全て食べられるのだが、アヤハがどうしても戦う力が欲しいと俺の預けていた魔法の袋から以前獣人の山賊の頭領が使っていた魔剣を使い、戦い始めたのだ。
ゼラも最初は手助けしていたらしいが今では戦力として申し分のないレベルにまで育っている。
俺が起きた後には一日丸ごと寝ていたが…
その後俺は自分の身体が明らかに変わった事を自覚する。
魔力に関しては意識して封じ込めないと魔獣達がこぞって寄ってくる程溢れ出る魔力となり今は魔力の制御に大半の力を使っている。
自分の体を鑑定して見たが右腕は完全に人の腕となり蠱毒の蟲が擬態していた頃とは違い、痛みまで感じる。
しかし無数の種類の毒や鋼より硬いミスリル糸、何より蟲を右手から生み出す事が出来るようになっている。
鑑定結果が[蠱毒の王の右腕]とは訳が分からない。
左手も人間のものとなっているのだが手の甲の紅い宝石はそのままだった。
しかし左手の宝石に魔力を入れると左手からミスリルの鱗が身体を覆い、全身がスケイルメイルを装備しているようになった。
また、竜の血の所為か、魔法を使おうとすると全身に入れ墨のような紋章が現れるようになった。
益々魔力制御に力を入れなくてはいけない。
左手の宝石は【赤竜の瞳】と鑑定された。
どうやら竜は未だ俺の身体にいるみたいだ。
トロルの生命力はは既にトカゲを超えた。
俺がバラバラにされた時に元どおりに体が修復されたのは奴のお陰らしい。
能力としては残っているが名前は残っていなかった。
右目と左目は能力が統合されたようだ。
どちらの目でも鑑定や暗視・魔力視と石化の邪眼が使える。
目は鑑定出来ないのでおそらくだが彼等の名前も残っていないだろう。
額のカーバンクルの宝石はどうやら頭蓋骨の中にまで入っていったようだ。
額を押さえると多少の硬さを感じるが宝石自体は触れないほど頭の中に入っていったみたいだ。
能力は使えるし光ることは無くなった。
あと同調が進んでいるのか使用回数も桁違いに上がった。
今なら一日十回は使えるだろう。
そして…問題の脳の中にまで入り、首都を吞み干す程の大きさとなったスライムだが驚愕の事実が判明した。どうやら俺とゼラの間に出来た子供らしい…ゼラが私と貴方の子供も大きくなったわねと言う具体的な意思表示が飛んできた。
その時俺は意識を失っていたらしい。……ゼラに詳しく聞いてみたのだが、どうやら俺の中のスライムに意思はなく俺の思い通りに動くらしい。
俺の肉と魔力を食べて生まれてきたから私達の子よと言われた時、カマキリの生態系を思い出したが、口にするのは流石に憚られた。
そしてこいつの強力無比な力に俺は衝撃を受ける。
一つはスライム捕食による能力移譲。
このスライムが食べたもので能力が強い物は俺に譲渡され俺の能力となるらしい。
何でも取り込める訳ではなさそうで俺に合ったものだけらしい。
首都丸ごと取り込んだのに魔力しか増えてないのは俺に合う力がなかったのか取り込むほどのものが無かったのかは分からない。
二つ目は亜空間能力で、どうやら首都を呑み込んだ【紅い波】はその亜空間にまだ残っているらしい。
しかも今回は首都にあった建物以外の器物を全て持っているので驚きだ。
確かに首都を出る時綺麗なもんだなとは思っていたが、建物以外は自分の中にあるとまでは思っても見なかった。
死体に関しては取り込んで消化済みらしい。
どんだけ食べたんだこいつは…
三つ目は核のないスライム体の自立行動である。
核がないのにスライム体として俺の意思通りに動くらしい。
あまり数が多いと俺の処理能力が追いつかないが10体や20体なら動かせたのでかなりの戦力となりそうだ。
ただ、捕食以外は出来ないので使い方は考えないといけないな。
ミスリルビークルに関しては俺の魔力でミスリルが製造できると言う破格の能力だが、完全に能力だけとなってしまった。
他の能力と合わせる事が多くなりそうなので名前が分からなかったのは残念だが、上手く使う事で供養としたい。
最後の聖魔の魂だが、俺の魔力と使用頻度の高さの為かランクが上がり上位聖魔法と上位闇魔法がいつの間にか使えるようになっていた。
上位魔法はそれだけで町ぐらいなら破壊する程の力だ。
確実に戦力が上がったようで安心できる
そんな俺の身体を慣らしながら旅を続けているのだが、会う魔物殆どをアヤハが皆殺しにしている。
食べれる魔獣はいそいそとゼラが格納しているので問題無いだろう…そういやアイテム色々持ってたのは亜空間能力か!
今更ながら気がついた。
そんな感じでオルハナ王国を出る旅はまだ続いている。
うちの殺戮のお姫様は、この旅をどうやら楽しんでいるようだ。
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