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第2章 勇者大戦
山のクマさんは後から付いて来たようだ
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「おい、クマそこで止まれ。こちらは作戦会議を始める。少し待ってろ」
俺はそう言うとアヤハとゼラに確認する。
「アヤハ、少し質問だ。獣人と言うのはあれ程完全に獣のようになれるのか?」
俺の質問にアヤハは首を横に降る。ふむ、獣人の線は消えたか。なら次質問だ。
「なら二人ともに質問だ。喋るクマ型の魔獣を見た事はあるか?」
その質問にもアヤハは首を横に降る。ゼラも否定の感情を送ってくる。ふむ、これで魔獣の線も薄くなったか。仕方が無いから本人に聞くとするか。
「おい、クマ質問だ。お前は一体何なんだ?」
「最初から聞けや!なんで目の前で自分の事をあれこれ言われてるのを黙って聞かされた挙句、質問されなあかんのや!」
どうやら地は関西系か?というより関西弁のような言葉を使う国があるのだろうか?まぁどうでもいいか。
「敵かも知れない相手の言葉なんか信じれる訳が無いじゃないか。攻撃しないだけマシだと思え。それで山のクマさんはどうして後から付いて来たんだ?」
一応カマかけの為童話に似せて聞いてみる。これで分かるなら地球人かも知れない。
「それを言うなら森のクマさんやろ!…ってどうしてその歌知っとるねん?あんた一体何者や?」
そうか知っているか。なら確定だな。
「アヤハ、ゼラ気を抜くな相手は勇者だ。俺と同じ強さだと考えてろ!」
俺の言葉にアヤハは武器を抜き、ゼラは触手を用意する。これでこちらとしては油断も無く攻められるな、さて………
「うわぁぁぁぁぁぁん。折角良い匂いしてたからご飯を分けて貰おうと思ったのにどうしてこうなるのよ。もうこの世界嫌だ。元の日本に戻りたい!」
クマが目に手を当てながら泣くとは…シュールだな。しかし、勇者じゃないのか?情報が足りないな…ん?アヤハが俺の手を引っ張っている?
「クマさんいじめるのやめよう?可愛そう」
ゼラも同意するように縦に揺れている。仕方がない…か。
「分かった飯なら食わしてやるからもう泣くな。でかい図体で泣かれると魔獣を呼び寄せるぞ?」
俺の言葉に泣くのを止めて辺りをビクビクとしながら見渡すクマ…おかしいな?俺は復讐の途中なんだが…
「ゼラ、アヤハ。今日は早めにキャンプをしよう。トバルも分かったか?このクマは大丈夫みたいだから興奮するなよ?」
そう言ってこの場を離れて安全そうな場所まで移動する。クマも黙って後から付いて来ている。
辺りに魔獣の気配を感じない川から少し離れた高台をキャンプ場とする。あまり水場に近いと獣も寄ってくるしな。
「ここでキャンプをする。アヤハとゼラは料理と警戒を頼む。俺はテントを立てておく」
そう言って各自仕事を始める。それを後ろで見ていたクマが
「す、スライムって料理出来るの?何あれ欲しい!」
「…あの子あんなに小さいのに強いわねぇ…今のどうやったか分からないんだけど…」
「黒い梟⁈可愛い!こっち来ないかな?もっと近くで見たいなぁ」
なんかどうやってクマになったのか心配になってきたな…
「それでは飯も食ったし、クマの身の上話でも聞くか」
夕食を競うように食べるクマと梟と獣人の子。獣成分全開だな。
…何?あの子は可哀相な子だって?そうなのか?よく分からん。まぁ俺達は出来ることだけすれば良いさ。取り敢えずは追加で料理が必要そうだな。
泣きながら飯を食べるクマ。はなしを聞くとここ1週間程殆ど何も食べれず水で飢えを凌いでいたらしい。ゼラがお代わりを運んでいるとゼラを拝んでいた。困っているゼラなんか中々見れない姿だな…あぁあの村で子供に懐かれて困っていた時もあるか…
「どうしたの?そんな優しい顔をして?何か思い出したの?」
クマが興味津々で聞いてくる。俺は話すつもりは無いので違う話に持っていく。
「先に言っておくが俺は犯罪者だ。しかも凶悪な…な。今なら間に合うから離れた方がいいかも知らんぞ?」
俺の言葉に驚くクマ。まぁそうだよな。日本で犯罪者に会うことはそんなに無いだろうからな。
「ど、どんな犯罪をしたの?万引き?恐喝?それとも…」
それ以上口に出来ないクマに敢えて言ってやる。
「人殺しだ。それも全世界から指名手配を受けるほど凶悪な殺人者だ」
はっきりと言った俺にビクリと体を震わすクマ。そして恐る恐るこちらを見ながら話し始める。
「ど、どうしてそんな酷い事をするの?そんな事をして怖くはならないの?」
クマが悲しそうな顔でこちらを見ている…あぁこれが日本にいた頃の感情なのか。確かにあの世界では犯罪者など余程のことがなければならないからな。
「俺がこの世界に来た時はもう死ぬ寸前だった。それをこの世界の勇者達が設立した研究所が俺を召喚した結果だ。挙句に身体を色々と弄られてな…そのせいかこの世界の人間を見ると苛立って仕方が無い…いや生温い言い方だったな。この世界の人間もどきを殺したくて仕方が無い」
俺の言葉に絶句するクマ。夜空の見えるキャンプ場で俺達の夜は更けていく。
俺はそう言うとアヤハとゼラに確認する。
「アヤハ、少し質問だ。獣人と言うのはあれ程完全に獣のようになれるのか?」
俺の質問にアヤハは首を横に降る。ふむ、獣人の線は消えたか。なら次質問だ。
「なら二人ともに質問だ。喋るクマ型の魔獣を見た事はあるか?」
その質問にもアヤハは首を横に降る。ゼラも否定の感情を送ってくる。ふむ、これで魔獣の線も薄くなったか。仕方が無いから本人に聞くとするか。
「おい、クマ質問だ。お前は一体何なんだ?」
「最初から聞けや!なんで目の前で自分の事をあれこれ言われてるのを黙って聞かされた挙句、質問されなあかんのや!」
どうやら地は関西系か?というより関西弁のような言葉を使う国があるのだろうか?まぁどうでもいいか。
「敵かも知れない相手の言葉なんか信じれる訳が無いじゃないか。攻撃しないだけマシだと思え。それで山のクマさんはどうして後から付いて来たんだ?」
一応カマかけの為童話に似せて聞いてみる。これで分かるなら地球人かも知れない。
「それを言うなら森のクマさんやろ!…ってどうしてその歌知っとるねん?あんた一体何者や?」
そうか知っているか。なら確定だな。
「アヤハ、ゼラ気を抜くな相手は勇者だ。俺と同じ強さだと考えてろ!」
俺の言葉にアヤハは武器を抜き、ゼラは触手を用意する。これでこちらとしては油断も無く攻められるな、さて………
「うわぁぁぁぁぁぁん。折角良い匂いしてたからご飯を分けて貰おうと思ったのにどうしてこうなるのよ。もうこの世界嫌だ。元の日本に戻りたい!」
クマが目に手を当てながら泣くとは…シュールだな。しかし、勇者じゃないのか?情報が足りないな…ん?アヤハが俺の手を引っ張っている?
「クマさんいじめるのやめよう?可愛そう」
ゼラも同意するように縦に揺れている。仕方がない…か。
「分かった飯なら食わしてやるからもう泣くな。でかい図体で泣かれると魔獣を呼び寄せるぞ?」
俺の言葉に泣くのを止めて辺りをビクビクとしながら見渡すクマ…おかしいな?俺は復讐の途中なんだが…
「ゼラ、アヤハ。今日は早めにキャンプをしよう。トバルも分かったか?このクマは大丈夫みたいだから興奮するなよ?」
そう言ってこの場を離れて安全そうな場所まで移動する。クマも黙って後から付いて来ている。
辺りに魔獣の気配を感じない川から少し離れた高台をキャンプ場とする。あまり水場に近いと獣も寄ってくるしな。
「ここでキャンプをする。アヤハとゼラは料理と警戒を頼む。俺はテントを立てておく」
そう言って各自仕事を始める。それを後ろで見ていたクマが
「す、スライムって料理出来るの?何あれ欲しい!」
「…あの子あんなに小さいのに強いわねぇ…今のどうやったか分からないんだけど…」
「黒い梟⁈可愛い!こっち来ないかな?もっと近くで見たいなぁ」
なんかどうやってクマになったのか心配になってきたな…
「それでは飯も食ったし、クマの身の上話でも聞くか」
夕食を競うように食べるクマと梟と獣人の子。獣成分全開だな。
…何?あの子は可哀相な子だって?そうなのか?よく分からん。まぁ俺達は出来ることだけすれば良いさ。取り敢えずは追加で料理が必要そうだな。
泣きながら飯を食べるクマ。はなしを聞くとここ1週間程殆ど何も食べれず水で飢えを凌いでいたらしい。ゼラがお代わりを運んでいるとゼラを拝んでいた。困っているゼラなんか中々見れない姿だな…あぁあの村で子供に懐かれて困っていた時もあるか…
「どうしたの?そんな優しい顔をして?何か思い出したの?」
クマが興味津々で聞いてくる。俺は話すつもりは無いので違う話に持っていく。
「先に言っておくが俺は犯罪者だ。しかも凶悪な…な。今なら間に合うから離れた方がいいかも知らんぞ?」
俺の言葉に驚くクマ。まぁそうだよな。日本で犯罪者に会うことはそんなに無いだろうからな。
「ど、どんな犯罪をしたの?万引き?恐喝?それとも…」
それ以上口に出来ないクマに敢えて言ってやる。
「人殺しだ。それも全世界から指名手配を受けるほど凶悪な殺人者だ」
はっきりと言った俺にビクリと体を震わすクマ。そして恐る恐るこちらを見ながら話し始める。
「ど、どうしてそんな酷い事をするの?そんな事をして怖くはならないの?」
クマが悲しそうな顔でこちらを見ている…あぁこれが日本にいた頃の感情なのか。確かにあの世界では犯罪者など余程のことがなければならないからな。
「俺がこの世界に来た時はもう死ぬ寸前だった。それをこの世界の勇者達が設立した研究所が俺を召喚した結果だ。挙句に身体を色々と弄られてな…そのせいかこの世界の人間を見ると苛立って仕方が無い…いや生温い言い方だったな。この世界の人間もどきを殺したくて仕方が無い」
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