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童貞は童貞を卒業する!!
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待ちに待ったその瞬間、俺が思ったことはーー
「あったけぇテ〇ガだ…」
ーーだった。
「声に出しとるわボケ。なんて失礼な事言うんだこの童貞野郎は」
すかさず青島にバシンと頭を叩かれる。
そのことにより僅かに俺の身体が揺れ、そのことにより僅かに青島の身体が揺れ、そのことにより僅かに青島のナカがウネり、結果とんでもない刺激となって俺の下半身に跳ね返ってきた。思わず呻き声が漏れ、そんな俺を見て青島がしたり顔をする。
先ほどの発言を撤回します。
「あったけぇテ〇ガではなく、これは生きてるテ〇ガでした」
「だから声に出てるっつーの。私に対して失礼にも程があるぞ小田島よ。こっちが本物。テ○ガ基準で比べるな童貞野郎」
「も、童貞じゃ、ね、し」
「うわ、挿れただけでもう経験者気取りですか!?つーか息切れ切れだし、ぷぷ」
「う、っせ……!」
青島がゆっくりと腰を持ち上げ、ゆっくりと下ろす。
ぬちゃ、と小さな水音が耳に響く。
ぬちゃ、ぬちゃり。
ああ、ヤバい。ヤバいぞ、これ。
あったけぇしナカうねってるし自動で動くし何かやらしー音するし。全然テ○ガ超えてるわ。比べ物にならんくらい気持ちいい。誰だ偽物基準で比べたやつは俺か。本物に対して失礼にも程があるぞ謝罪しろ。
「ぁ、んん」
俺の腹に手を当て、青島が勝手に腰を振る。自分の良い所を探るように、良い所に狙いを定めて。俺のリアルディルド小田島くん一号を使って自慰に耽る。
動きたい。しかし動けない。動けたとしても動けない。少しでも動いたらーー
ぐっぽん、ぐっぽん。
抽送が次第に激しさを増す。青島が喘ぎ、善がり、乱れる姿が、更に俺を追い立てる。
ヤベエ。パネエ興奮する。
記念すべき初☆挿入。ちんこのどの部分がどうされるとどういう風に気持ちいいのかを事細かに実況レポして皆様にお届けしたいのに全然浮かばない。
俺を応援してくれてるみんな、スマン。後で必ずまとめサイトに掲載するから。
ヤバイ。なんも言えねえ。超気持ちいい。
これがセックス。
架空じゃ絶対にわかんねえ味わえねえ理解できねえ、偽物や右手では経験できない表現できない再現できない、至極の気持ち良さ。
「あ、んん。イキそうかも」
「え?」
緩やかに腰を振っていた青島がくっと眉間にシワを寄せ、耐えるような表情をした。
と同時に、小田島くん一号を包み込む内壁が、根本をぐぅっと絞り込むようにカタチを変え、更に下から上へとぎゅうぎゅう締め付け始めた。
無理矢理引っ張られる、根こそぎ持っていかれる感覚。馴染みある射精感の気配を感じ、反射的にそれを抑え込む。この大波に呑まれてはだめだと、遺伝子に組み込まれている男の本能が告げていた。
程なくして青島は動きを止めた。俺の上に腰を落としたまま、ふぅーっと長い息を吐く。
……もしかして、イッた?イかれました?
ああんもうらめイクイクイッちゃう~!ズッコンバッコンドピュピュピュ~ン!
なんてことはなく、こちらとしては呆気なさすぎて表紙抜けするレベル。
しかし、きゅうきゅうと吸い付きビクビクと唸る内壁は、絶頂したことを如実に教えている。女は絶頂するとこうなるって自慢げに言ってたっけ。俺が。
その事実を裏付けるように、青島は妙にスッキリとした顔をしている。そして次第に穏やかになる息遣いと、何となく感じ取れる終わりの雰囲気。
あれ?もしかして本当に終了する気?俺まだイッてないのに?
セックスって男がイッて(願わくば女も一緒にイッて)終わるもんじゃなかったっけ?こんな射精メーター超えそうで超えない不完全燃焼で終わるものでしたっけ?
あ、そっか。そういや青島は今、小田島くん一号を使って自慰してるんだっけ。俺的にはセックスでも青島的には自慰以外何物でもないんだっけ。
そうかそうか。そりゃ青島がイッたら終わるわな。まるで本物!?ってだけで本物じゃないもんな、小田島くん一号は。って……
「ああー、気持ちよかった!」と、青島がやけにカラッとした笑顔を見せ、腰を浮かせようとする。
さ せ る か ……!!
俺はカッと開目し、ついに反撃の狼煙を上げた。
「あったけぇテ〇ガだ…」
ーーだった。
「声に出しとるわボケ。なんて失礼な事言うんだこの童貞野郎は」
すかさず青島にバシンと頭を叩かれる。
そのことにより僅かに俺の身体が揺れ、そのことにより僅かに青島の身体が揺れ、そのことにより僅かに青島のナカがウネり、結果とんでもない刺激となって俺の下半身に跳ね返ってきた。思わず呻き声が漏れ、そんな俺を見て青島がしたり顔をする。
先ほどの発言を撤回します。
「あったけぇテ〇ガではなく、これは生きてるテ〇ガでした」
「だから声に出てるっつーの。私に対して失礼にも程があるぞ小田島よ。こっちが本物。テ○ガ基準で比べるな童貞野郎」
「も、童貞じゃ、ね、し」
「うわ、挿れただけでもう経験者気取りですか!?つーか息切れ切れだし、ぷぷ」
「う、っせ……!」
青島がゆっくりと腰を持ち上げ、ゆっくりと下ろす。
ぬちゃ、と小さな水音が耳に響く。
ぬちゃ、ぬちゃり。
ああ、ヤバい。ヤバいぞ、これ。
あったけぇしナカうねってるし自動で動くし何かやらしー音するし。全然テ○ガ超えてるわ。比べ物にならんくらい気持ちいい。誰だ偽物基準で比べたやつは俺か。本物に対して失礼にも程があるぞ謝罪しろ。
「ぁ、んん」
俺の腹に手を当て、青島が勝手に腰を振る。自分の良い所を探るように、良い所に狙いを定めて。俺のリアルディルド小田島くん一号を使って自慰に耽る。
動きたい。しかし動けない。動けたとしても動けない。少しでも動いたらーー
ぐっぽん、ぐっぽん。
抽送が次第に激しさを増す。青島が喘ぎ、善がり、乱れる姿が、更に俺を追い立てる。
ヤベエ。パネエ興奮する。
記念すべき初☆挿入。ちんこのどの部分がどうされるとどういう風に気持ちいいのかを事細かに実況レポして皆様にお届けしたいのに全然浮かばない。
俺を応援してくれてるみんな、スマン。後で必ずまとめサイトに掲載するから。
ヤバイ。なんも言えねえ。超気持ちいい。
これがセックス。
架空じゃ絶対にわかんねえ味わえねえ理解できねえ、偽物や右手では経験できない表現できない再現できない、至極の気持ち良さ。
「あ、んん。イキそうかも」
「え?」
緩やかに腰を振っていた青島がくっと眉間にシワを寄せ、耐えるような表情をした。
と同時に、小田島くん一号を包み込む内壁が、根本をぐぅっと絞り込むようにカタチを変え、更に下から上へとぎゅうぎゅう締め付け始めた。
無理矢理引っ張られる、根こそぎ持っていかれる感覚。馴染みある射精感の気配を感じ、反射的にそれを抑え込む。この大波に呑まれてはだめだと、遺伝子に組み込まれている男の本能が告げていた。
程なくして青島は動きを止めた。俺の上に腰を落としたまま、ふぅーっと長い息を吐く。
……もしかして、イッた?イかれました?
ああんもうらめイクイクイッちゃう~!ズッコンバッコンドピュピュピュ~ン!
なんてことはなく、こちらとしては呆気なさすぎて表紙抜けするレベル。
しかし、きゅうきゅうと吸い付きビクビクと唸る内壁は、絶頂したことを如実に教えている。女は絶頂するとこうなるって自慢げに言ってたっけ。俺が。
その事実を裏付けるように、青島は妙にスッキリとした顔をしている。そして次第に穏やかになる息遣いと、何となく感じ取れる終わりの雰囲気。
あれ?もしかして本当に終了する気?俺まだイッてないのに?
セックスって男がイッて(願わくば女も一緒にイッて)終わるもんじゃなかったっけ?こんな射精メーター超えそうで超えない不完全燃焼で終わるものでしたっけ?
あ、そっか。そういや青島は今、小田島くん一号を使って自慰してるんだっけ。俺的にはセックスでも青島的には自慰以外何物でもないんだっけ。
そうかそうか。そりゃ青島がイッたら終わるわな。まるで本物!?ってだけで本物じゃないもんな、小田島くん一号は。って……
「ああー、気持ちよかった!」と、青島がやけにカラッとした笑顔を見せ、腰を浮かせようとする。
さ せ る か ……!!
俺はカッと開目し、ついに反撃の狼煙を上げた。
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