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4 フェンリルの皮を被った狼
しおりを挟む「なっ!!なんだよっっ!!見てわかるだろ!?さっさと服持って出てけよっっ!!!」
今から1番のお楽しみに入る所での乱入に半裸男は焦り悪態をつく。
「ん?貴殿は私に命令出来る程の爵位なのか?是非爵位を教えて欲しいのだが?」
テラスから室内に入ってきた男の顔は逆光で見えづらく、近づいて来てようやくエミリヤにも男がはっきりと見えた。ブロンド色の髪を真ん中から半分を分け後ろに撫で付けた眼差しは威圧感があり年齢によって出来たシワすらも色気を感じる体幹のしっかりした整った顔であった。
半裸男と後から入ってきた男の爵位の差は歴然である。半裸男は口調も教養が感じられない上に服も大して上等な物ではない。後から入ってきた男は明らかに上等な服を身に纏っている上に、雰囲気が人を従わせる立場だと感じさせる。
半裸男は分が悪いと感じると脱兎の如く、脱ぎ散らかしたの服をかき集め部屋を飛び出し逃げていった。
男が出ていった後、ブロンドヘアの男性は一旦外に出るとすぐ部屋に戻り、鍵を掛けエミリヤの所に来ると手に持っていた上着を下着姿のエミリヤに掛けた。
「助けが遅れてすまなかった。」
男は申し訳なさそうに項垂れベットの脇に座った。エミリヤは男の上着で前を隠したまま起き上がると片手で上着を支え男の膝の上に置かれた手に自身の手をそっと上から添える。
「貴方様がいなければ私はきっとあの男と婚姻を結ばされていました・・・。貴方様のおかげで・・・本当に助かりました・・・!!本当に・・・本当にありがとうございました・・・っ!!」
お礼を言う間も未だ震える身体に涙も止まらない。
「ーーっ!!すまないっっ!!」
男は身体をエミリヤに向けるとエミリヤを自身の胸に抱き寄せた。一瞬何が起こったか分からなかったエミリヤだったが、男の厚い胸板に抱かれている事に気が付いた。男の服からは自分が求めていた香りがした気がした。押しのけて離れるべきであるが、先程の恐怖が男の腕の中にいると安心し和らいでいくのを感じ離れる事が出来ないでいる。
涙と震えも止まりただ男の腕の中にいるとエミリヤは幸せを感じ、思わず男の背中に両手を回すと男の筋肉が一瞬強ばる。
「ーー君の父親以上の年齢であろうが、私も男なのだよ。羊の顔をしていても先程の男の様に君にひどい事をしてしまう事だってあるんだ。男を煽ってはいけない。」
「ふふ、貴方様は羊さんの顔はしていませんわっ。フェンリルの皮を被った羊さんですわねっーーはむっ!?」
言い終わるか言い終わらないタイミングで男がエミリヤの口は男の口で塞がれた。開いたままの口であった為男の舌がエミリヤの口の中にすぐさま入り込み口内を這いずり回り始める。
男はこれで少女が拒絶し男に警戒する様になるだろうと思い行動したが、少女が男の背中に回した手が縋り付く様にシャツを掴む力が強くなっているのが男に伝わる。
深い口付けから男がエミリヤを解放すると、2人の口から唾液の糸が延びた後ぷつりと切れた。
深い口付けが初めてであったエミリヤは酸素不足でふらふらとする。
「・・・・・・君は初めてなのだろう・・・?流石にここまで煽られたら・・・優しくは出来んからな・・・。」
男はシャツのボタンを3つ4つ外し、エミリヤの胸が溢れ出そうなビスチェの中に手を入り込ませ胸を直に揉みしだき深い口付けを再開した。
時折執拗にエミリヤの胸の硬くなった先端を男は円を描く様に弄ってくる。愛撫を繰り返されていた胸は既に空気に晒されている。
男は片手で背中を支えながらの行為から、エミリヤをベットに倒し歳のわりには大きく形の良いエミリヤの胸のくすみの無いピンク色の先端を口に含んだ。
エミリヤの痛いくらい敏感になっている先端を舌で押し潰したりくるくると転がす様に弄り、時折摘み強く引っ張ったり摘んだピンク色の先端をコリコリと指ですり潰す。
男の開いた片手がエミリヤの腰からドロワーズの中へ滑り込ませた。男はエミリヤの下腹部を厚い大きな手で撫で始め、茂みの方へと移動するとさらに奥に手を入れ撫で回す。
「うん・・・っ、はぁぅっ・・・んっ、・・・んんっ・・・」
「・・・姫様、もう随分と下半身は私を受け入れる準備が整っているのだね・・・」
エミリヤがまだ抵抗せず嬌声を漏らすので、男はエミリヤが誰にも見せた事ない隠れた部分に指を当て沿わせるとゆっくり擦り始める。エミリヤの愛液で滑りが良く、くちゅくちゅと卑猥な水音が静かな室内に響き渡る。
「ーーはあんっっ!!!!」
男は快楽に身を委ねつつあったエミリヤの胸の硬くなった先端を噛んだ為、エミリヤの身体が跳ねた。
「あっっ!!!・・・ぅんっ!!(やだっどうしようっ下半身がもぞもぞするっ!!)」
「なぜ脚を擦り合わせている?・・・足りないのですか?」
汗が額に滲み益々色気を感じさせる男は少し首を傾げてエミリヤに問う。いつの間にかエミリヤは自分の太腿で男の手を締め付けていた。男の与えてくる快楽にエミリヤは無意識に身体が求め始めている事に気が付いていない。
「・・・ならば、私が指で中をほぐして差し上げましょう。」
男の太い指がエミリアの膣内に侵入して来た。男はエミリヤの中をねっとり塗り薬でも塗る様に指を動かし隅々まで堪能し楽しんでいる様ですらある。
時折感じやすい所を強く擦られ、エミリヤはその度に身体を跳ねらせる。
指が抜かれて異物感が無くなると、今度は指とは違うものが膣口に当たっている事に、エミリヤは気が付いた。下を見ると男が大きく反り立った男根を当てているのが分かった。
それを見て快楽から引き戻されたエミリヤは慌てた。なんせ自分は今日婚約者を舞踏会で探さなければならなかった筈なのに、今この人に処女を散らされてはこれから先、全く縁談が無いのは構わないが修道院に行かされる可能性すら出てきるのだ。
男はエミリヤの淫部を硬くなった男根で擦り始める。
「まっ、待ってくっっ!・・・あっ!!まってくらさいっっ!!・・・ぁんっっ!!」
「・・・ここまで来て何、世迷いごとをっ!!!」
「はぅっっっ!!・・・おとうさまにこんやくしゃっっ、ーーはぁんっっ!!さがせってっっ、あっ!あっっ!!んんんんんんーーーーーーーーーーーっっっっっっっ!!!」
男根が激しく擦れる度にエミリヤの敏感な場所も擦り上げエミリヤは、びくびくんっっ!!と身体を反応させると仰け反った。研究の為家からほとんど出ないエミリヤの白くきめ細かい柔肌は、ピンク色に染まり汗ばんだ肌は艶かしい。男の汗とエミリヤの汗が混ざり、どちらが多く汗をかいているのかさえ最早分からない。息の荒くなった男は涙目のエミリヤの首に顔を埋め、首筋にキスを落とし舐めた後口を開いた。
「はぁ、はぁ・・・。そうか・・・お父上は姫に婚約者を・・・探してくる様におっしゃられたか・・・。分かった、中には挿れない。」
エミリヤは安堵したが、直後に言われた言葉に固まってしまった。
「しかし・・・姫が煽った所為で私の大きくなった部分が破裂しそうなのですよーーここまでその気にさせた責任をとって姫のその可愛いお口で溜まったものを吸い出して貰いましょうーーいいですね?」
「え?あっあの・・・」
「い・い・で・す・ね?」
「・・・はい。(それってフェラってやつだよね・・・。)」
行為は知っているものの前世でも付き合ったことのないエミリヤは戸惑っていた。男の差し出した男根はエミリヤの愛液と男の先走り汁でベトベトに濡れている。
「・・・えっと・・・先っぽ口付けて吸ったら出ますか?」
「・・・きちんと奉仕しなさいーーまずは両手で持って上下に扱きながら余す所なく舐め上げる事。その後は先端を口に咥えしっかり舐めしゃぶりなさい。ーー分かりましたね?」
エミリヤは小さく頷くと両手で血管の浮き出た男根を掴み上下に扱き始める。男は人が変わった様に最初の紳士的態度とは違い、エミリヤに丁寧口調ではあったが命令を始めた。
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