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初めてのデビュタントと隣国の王女様

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「あらあら、暗い話になってしまったわね。
ルーちゃんとの折角のお茶なのにごめんなさいね。」

お母様はそう言うと

「ルーちゃん次はどのケーキを食べるの?」

「次のケーキは、えーとオペラを食べます」

後ろからエマが咳き込みながら食べ過ぎです。と、言っているみたいです。

「エマ今日だけは特別だからね。
許してあげて」

お母様がエマにいうとエマは渋々頷いてくれました。

私はオペラを口に頬張るとなんて美味しいでしょ。

バタークリームとガナッシュが何層になっていてほどよい甘味とカカオの苦味がとても美味しいのです。

さすがチョコケーキの王様。

私がケーキに夢中になって要るとお母様から

「婚約式はね国内外にお知らせするて、言う意味で捉えておくと良いと思うわよ」

そうです。その話もちゃんと聞かなくては

「けどお母様既に貴族の方々は暗黙の了承に、なっているのに必要ですか?」

「ルーちゃん必要よ。
貴族だけが知ってから良いわけでなく国民も殿下に婚約者いらっしゃるか疑問に思う人もいるかもしれないし、よその国から自国の王女を送られたらルーちゃん困るでしょ?」

確かにそれら大変ことです。

王女様が来たら身分的にも後ろ楯的にも私では全く太刀打ち出来なくなってしまいます。

「まぁ、それとちゃんと結婚しますよと、契約書を結ぶと思っていて」

「えっ?契約書ですか?」

「そうよ、殿下では絶対ないけど他の国では希に婚約破棄があったりするからそれに付いての防衛策みたいなものね。
どこかの国の王女が割り込んで来る可能性もあるしね。」

婚約破棄ですか……どうしましょう。

アイリッシュ様からそんな事を言われたら私…

私がうつ向いてしまっていると

「まぁ、もし殿下が婚約破棄なんてしようとするなら公爵家を敵に回した事を全力で後悔させてあげるからルーちゃんは心配しないで大丈夫よ。」

お母様がものすごい黒色笑顔で言っているのを見て私は、ヒェと思いました。

私はこの時お母様の子供で心底良かったと思いました。

さて、私はオペラも食べ終わり4つ目のケーキを食べようとしているとエマからついに

「お嬢様流石に食べ過ぎです」

と、注意を受けてしまいました。

メイも一緒に

「ルーチェ様今日はもう終わりにして下さい」

と、言われけどどうしても食べたいザッハトルテを最後にするからとお願いすると、エマもメイも

「「本当にそれが最後ですよ」」

凄く念を押されました。

本当はガトーショコラも食べたかったしチョコのミルクレープも食べたかったですが2人の勢いに負けてしまいました。

けど本当にマダムのケーキは美味しいですね。

そんな風に私とお母様がまったりお茶をしていると急に騒がしくなりはじめました。

私が何かしらと思っているとジョージお兄さまが走って

「母上、ルー大変な事が起きました」

と、凄い勢いでこちらにやってきました。

お兄さま大変なことてなんですか?

私はから見るとお兄さまが大変に見えますよ。
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