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テンプレはありますか?
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外に出ると家の庭にいたアシュリーさんがいたのでしばらく出かけます、と言ったあとどこに魔石があるか知りたいなー、と考える。もちろん情報をもらうためだ。すると予想通り頭に情報が流れてくる。
〘ここから30kmほど離れた場所に小さなダンジョンがあり、そこで採掘することが出来ます〙
ダンジョンか。異世界といえばダンジョンだもんな。でも、よく小説にある設定としては冒険者とかにならないといけないけど、勝手に入って大丈夫なのか?
〘冒険者に登録する必要があります〙
やっぱりそうなのか。どこで登録できるんだ?
〘ダンジョンの近くにある街で登録可能です〙
そうなのか。そうと分かれば早速出発だ!
俺は異世界定番の冒険者ギルドに向かって興奮しながら走り始めた。その走るスピードは本人は気づいていないが30キロ走るにしてはかなり早いが、皐月は気づいていないのだった。
*
「やっと街についた…」
走ったおかげか一時間ほどでついた。
普通はここで距離に対してのかかった時間、そして体力がおかしいと疑問を持つはずなのだが皐月は気付かない。
「さて、早速冒険者ギルドにでも行くか!」
冒険者ギルドとは、冒険者登録、仕事の依頼など、様々なことが出来る異世界定番の場所だ。
「危機回避が働いてるから大丈夫だとは思うけど、変なやつに絡まれないことを祈って…」
俺はそう言いながらギルドの扉を開けた。冒険者ギルドの中は荒れている様子もなく、どこか清潔感があった。そして、冒険者ギルドといえば?と聞けば一番はじめに出てくるであろう酒場も荒れておらず清潔だ。少し騒いではいるが。
「なんか、ちょっと残念かも?」
そう呟いて俺は目の前に受付があるので前へと進む。この世界も例に違わず受付は女性であり、全員可愛い。とそんなことを考えていると受付嬢から声がかけられた。
「こんにちは、今回はどのようなご要件でしょうか?」
この世界にもやはり挨拶はあるのか、などと思いつつも返事を返す。
「冒険者登録に来たんですけど」
「かしこまりました」
そう言って受付嬢はなにか準備を始めた。
「ではこちらに必要事項をご記入ください」
俺は早速書き始める。名前、年齢、得意武器、得意魔法だ。得意武器も得意魔法もわからないので、適当に剣と火属性魔法と書いておく。
「終わりました」
俺はそう言って受付嬢に記入したものを渡す。
「それでは少々お待ちください」
受付嬢は記入したものを持って受付の奥へと消えていった。するとそこへ
「ちょっといいか?」
と声が聞こえてきたので後ろを振り向く。するとそこには厳つめの男が立っていた。そしてその男を見た俺は、まさかこれは…テンプレなのか?と思うのだった。
〘ここから30kmほど離れた場所に小さなダンジョンがあり、そこで採掘することが出来ます〙
ダンジョンか。異世界といえばダンジョンだもんな。でも、よく小説にある設定としては冒険者とかにならないといけないけど、勝手に入って大丈夫なのか?
〘冒険者に登録する必要があります〙
やっぱりそうなのか。どこで登録できるんだ?
〘ダンジョンの近くにある街で登録可能です〙
そうなのか。そうと分かれば早速出発だ!
俺は異世界定番の冒険者ギルドに向かって興奮しながら走り始めた。その走るスピードは本人は気づいていないが30キロ走るにしてはかなり早いが、皐月は気づいていないのだった。
*
「やっと街についた…」
走ったおかげか一時間ほどでついた。
普通はここで距離に対してのかかった時間、そして体力がおかしいと疑問を持つはずなのだが皐月は気付かない。
「さて、早速冒険者ギルドにでも行くか!」
冒険者ギルドとは、冒険者登録、仕事の依頼など、様々なことが出来る異世界定番の場所だ。
「危機回避が働いてるから大丈夫だとは思うけど、変なやつに絡まれないことを祈って…」
俺はそう言いながらギルドの扉を開けた。冒険者ギルドの中は荒れている様子もなく、どこか清潔感があった。そして、冒険者ギルドといえば?と聞けば一番はじめに出てくるであろう酒場も荒れておらず清潔だ。少し騒いではいるが。
「なんか、ちょっと残念かも?」
そう呟いて俺は目の前に受付があるので前へと進む。この世界も例に違わず受付は女性であり、全員可愛い。とそんなことを考えていると受付嬢から声がかけられた。
「こんにちは、今回はどのようなご要件でしょうか?」
この世界にもやはり挨拶はあるのか、などと思いつつも返事を返す。
「冒険者登録に来たんですけど」
「かしこまりました」
そう言って受付嬢はなにか準備を始めた。
「ではこちらに必要事項をご記入ください」
俺は早速書き始める。名前、年齢、得意武器、得意魔法だ。得意武器も得意魔法もわからないので、適当に剣と火属性魔法と書いておく。
「終わりました」
俺はそう言って受付嬢に記入したものを渡す。
「それでは少々お待ちください」
受付嬢は記入したものを持って受付の奥へと消えていった。するとそこへ
「ちょっといいか?」
と声が聞こえてきたので後ろを振り向く。するとそこには厳つめの男が立っていた。そしてその男を見た俺は、まさかこれは…テンプレなのか?と思うのだった。
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