7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません

ひむよ

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種族は何がいますか?

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浮かれた気分で階段を降りると、宿主がいた。

「そんなに嬉しそうに、どうしたんですか?」

「楽しいことができそうなんだ。ちょっと外に行ってきます」

俺はそう言って、宿を出る。そして、できるだけ人の少ない方へと向かっていく。いくら夜だからって、こんないい宿の近くに人がいない訳もなく、少なくない人がいたからだ。

「ここら辺でいいかな?」

宿から数分、といったところで立ち止まった。人気が少なく、光もない。悪い奴らがたむろしていそうな場所だ。では、何故そこになんの躊躇いもなく来たのかというと、ゼウスにもらった危機回避を一応信用してるからだ。そして、今のところ何も起こっていない。

「よし、それじゃあ早速…『浮遊』」

そう言って浮遊スキルを発動する。すると…

「本当に浮いてる!やべぇ!」

ふわりと上空へと向かって浮き始めたのだ。その様子に俺は今までにないぐらいに歓喜の声を上げる。
上昇するようにイメージをすると、上へ上へとどんどんと上がっていく。50m程上がったところで、下を見下ろした。

「おお、流石だな」

見下ろして見えたものは、とても暗い街だった。暗いと言っても、しっかりと光はある。ただ、地球上空写真などを見たことがある身としては、それはそれは暗いものだった。だが、もしそれが理由ならなら流石だ、なんて言わないだろう。言うとしたら暗いだ。
なので、俺が流石という言葉を漏らしたのには勿論違う理由がある。それは、見える建物の全てが現代日本にある建物と全く違うからである。木造建築は日本にあるが、中世ヨーロッパのような建物や、豪邸、時計塔のようなものなど、小さな街なので、全て規模は小さいが、いくつか見受けられる。そして、剣を携えて歩く者達、人間以外の種族(ドワーフ)。すべてが珍しい日本人にとっては流石という他ないだろう。

「やっぱり異世界は最高だな!」

俺は1人、上空で叫んだのだった。



暫く浮遊を楽しんだ後、宿に戻りベットに寝転がる。今回は寝るためだ。

「明日には銅貨ランクに上がって、明後日には大銅貨に上がれたらいいな」

そう言って、目を瞑る。初めての冒険者活動、そしてスキルによる浮遊を思い出しながら…。

そう言えば人間以外の種族はドワーフしか見ていないけど、エルフとかもいるのかな?
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