虐げられた黒髪令嬢は国を滅ぼすことに決めましたとさ

くわっと

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四章 呪いと反乱

95.もやもや、もやもや

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今日はこのぐらいにしておきましょう。
私とて人の子、体力には限界があります。
それに急激な殺戮ーーじゃなかった、変化は良くありません。
ゆっくりじっくりのんびりと変化させることで、人というものは、置かれている環境を受け入れることができるのです。

如何な状況でも、仕方がないと。
どうしようもない、諦めるしかないか、と。

それに、お兄様と思われる謎の悲鳴も気がかりではあります。
どうでもいいことではありますが、状況が把握できない状況というのは、なんというか、こう胸がもやもやするのです。

もやもや?
もやもや、
もやも、や?

そういえば、眠る前に私は何か悩んでいたような気がします。
うーん、何だってしょうか?
よく分からない、知らない、未経験な感情に、それこそ胸を痛めていたような覚えがありましたが。

ーーよく、思い出せませんね。
エキセントリックな夢を見たせいかもしれませんし、
その後の過激な運動が原因なのかもしれません。

そもそも、思い出せないというのなら、きっと大したことではなかったのでしょう。
きっとそうです。
この世の中に大事なことなんて、そうはありません。
自分の命がせいぜいです。
かけがえがなくて、大事なものというのはそのくらいです。

まあ、私としてはそんなに大事でもないですけどね。
だいぶんいい加減に扱ってきましたし。
だから、他人の命も割とどうでもいいと思ってしまうのでしょう。
自分の価値観が壊れているから、壊されているから、周囲の価値観を理解することができない。
自分を損なわれてきたから、他者を害しても特段の感情を抱かない。
他人の気持ちを考えろ、なんて他人に大事にされているから言える言葉ですよね。

あー、腹立たしい。
あ、え、違いますね。
なんでしょう、これ。

やっぱり、おかしいです。
感情の起伏が、いつもと違います。
自分のキャラクターがぶれているような。
自分が自分でなくなっているような。
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