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メイ編 うっかり人間に恋に落ちた話
夜の森
しおりを挟む「ふぅっ、ん、うぅっ、はぁっ」
ユエルの手首を金のリボンで縛り、ズボンを下ろすとしゃがんでユエルのペニスを咥えていた。
人間の体液は美味しい。
唾液よりも精液の方が美味しいし、血は特別にうまい。
「ひぃぅっ、メイ、は、歯をたてないでっ」
「ふっ」
俺がペニスに歯を立てると震えて怖がる。
死にかけていた時は呑気にしていたくせによくわからない奴だ。
「なぁ、吸血鬼の唾液には催淫効果があるって知ってるか?だから人間は血を吸われながら気持ちよくなっているうちに死んでるってわけ。
そんなわけで、ペニスを直接噛まれたらどうなると思う?」
「ひっ、こわ、怖いよメイ、やめてっ」
涙目でユエルに懇願される。
こいつ、それが逆効果だって気付かねえのかな。
「ふ、やだね」
「っが、あ、あああああああっ!」
ペニスを横から喰んで、思い切り牙を立てる。
じゅわっと甘美な血が溢れ出し、一緒に勢いよく射精した。
――あぁ、美味い。
うますぎて頭が飛びそうだ。
下品な音を立てながら一滴も漏らさないよう舐め啜る。
「あがああっ、ああっ、はああん、ああっ」
ユエルが涙をポロポロと流しながら喘がっている。
膝が震え、立っているのもやっとだった。
その様子に無性に昂ぶる。
「んあああああっ、あぁっ、あっ、はぁっ」
ユエルに後ろを向かせ、後ろからペニスを突き刺す。
リボンで縛った手首を木に押さえつけて、犯す。
白い尻に嗜虐心が煽られ、何度も強く腰を打ちつけた。
「ああっ、あっあっ、おおあっ、んあっあ、」
白いうなじを舐め、甘噛みすると、ペニスを噛んだ時の快感を思い出すのか、ぴゅっぴゅと先走りを出しながら中を締め付ける。
「なぁユエル、噛まれながらイキたい?言って?」
「はぁっあぁっ、イキ、たいっ、噛んで、噛んでぇええ、いっっ、あがあああっ、んおおおっ、はぇあっ」
うなじに歯を突き立てた。
その瞬間、ビクンビクンと震えながらユエルが射精する。
大きく脈打つ中に持っていかれるように、俺も続けて射精した。
「は、は、あっ、気持ちいい」
「あぁっ、あ、メイ、キスしたいっ」
あー可愛いこいつ。
「んあああっ、ああっ、は、ちゅ、んぅぅっ」
ユエルの膝を抱え、背中を木に押し付けるとそのままペニスを突き刺す。
ユエルの手首が俺の首の後ろにまわると、唇を合わせた。
下から揺さぶりながら、舌を絡め、吸って、なぞる。
「んぅぁっ、ぁっ、は、メイ、綺麗だ」
言う事に欠いて、またそれか。
月明かりに白い肌がさらされる。
白い髪から覗く月の色のような目が潤み、唇は赤く腫れ、頬を桃色に染めている。
馬鹿だな、お前の方がよっぽど――。
「ああっ、あっ、あっ、は、はげしっ、あぁっ」
馬鹿は俺の方だ。
もう俺は、この人間を離せそうにない。
◇
「見てメイ、天の川だ!あ、あれはきっと白鳥座だな」
俺とユエルは木にもたれかかってぼーっと夜空を見上げていた。
「星に名前なんてあるのか」
「星座を知らないのかい?ほら見て、あの一等星を繋げると白鳥に見えるんだよ」
「……そうか?」
よくわからない。
というか、これまで、気にも留めたことがなかった。
「そうさ!星座にはそれぞれ神話があってね。それもとても面白いんだよ!
たとえば白鳥座は最高神ゼウスが白鳥に化けてスパルタ王妃レダに会いに行った姿だって言われてるんだ。
レダは白鳥を抱き寄せると卵を産んだんだってさ。」
「はぁ?そんなのありえねぇだろ」
「あははっ、別に作り話だっていいのさ。すごく面白いだろう?」
「あんまり。」
人間は変なこと考えるんだな。
想像力が逞しいことだけはわかった。
「むぅぅ、そうかなぁ。僕は腹を抱えて笑ったけれど」
「白鳥座の下でセックスしたし、お前が卵産んだら面白いかもな」
「ふぁっ?そ、そんなことあるわけないだろ!」
ユエルが真っ赤になって慌てる。
顎に手を添えて上を向かせた。
「試してみるか?お前が卵を産むまで」
「…………うん」
ユエルの目が潤んで、期待したようにこちらを見上げる。
それを合図に、口付けながら押し倒した。
結局夜明けまでセックスしたが、ユエルが卵を産むことはなかった。
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