1000年前の恋人が忘れられない吸血鬼の話

もちえなが

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メイ編 うっかり人間に恋に落ちた話

卒業

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「メイ……あぁ、メイ、どこもかしこも綺麗だ」
「……ん、ぁ、……」

ユエルに押し倒されて、体をまさぐられている。
 
首を舐め、乳首を舐め、脇から足の指まであちこちあますことなく舐め回されたが、今はアナルを舐めるのに夢中だ。
一方で手は尻を揉んだり、腹を撫でたりと忙しない。

いい加減、直接的な刺激が欲しかった。
 
「も、しつ、こい……!」

ユエルの顔を押して、引き剥がした。
まだ舐めていたかったのか、少し不満そうな顔だ。

「いい加減にしろ。もったいぶってねえで、早く挿れろよ、犯すぞ」
「め、メイ…」
 
先走りダラダラで勃起しっぱなしなの知ってんだよ。
さっきまでの威勢はどこいった。

「い、いくよ」
 
ユエルが顔を真っ赤にして、ペニスをあてがう。

少し押し付けて、案外すんなり飲み込まれると、怖じ気づいて腰を引いた。

俺はそんな愚行を許すわけもなく、足を腰に絡ませると、後ろから押してやった。

すると、ユエルのものが奥まで一気に突き刺さる。
その瞬間、ユエルは情けなく射精した。

「待って、あ、ああぁっ、メイ……!」
「は、卒業おめでとう、ユエル」

カクカクと腰をヘコつかせながら、涙目で快感に喘いでいる。
これじゃあ、どっちが抱いてるかわかんねえな。

「まさかこれで終わりじゃないよな?ほら、がんばれ男の子」
「あ、あっ、ふぅぅっ、ん、は、は」

後ろからかかとで尻を蹴って煽ってやると、ユエルが膝を抱え直し、腰を振り出した。

俺はまだ後ろだけでは快感を得られないので、ユエルに合わせて、自分でペニスを扱く。

「は、は、メイ、メイ、あぁ綺麗だ。とっても」
「ふ、はぁ、ぁ、そうかよ、ぁ、はぁっ」

「金色の髪も、興奮すると瞳孔が開いて赤くなる瞳も、陶器みたいな白い肌も、全部全部。
あぁどうしよう。メイが僕のものみたいだ。
嬉しい、好きだよメイ。本当に好きだ。
君に出会ってから、僕はずっと幸せ者だ」

ポロポロと感極まったように泣きながら、腰を振るユエル。

愛。
それになんの価値があるのだろう。
目に見えない、永遠でないものに命をかける意味がわからない。

ユエルと出会ったとき、そう思った。
変な気まぐれを起こして、理解できないものに興味を持った。

でも、もうその時点で俺は落ちていたのだろう。
恋に。
そして、ユエルに愛されて、俺はなんとなく愛ってものがわかってきた。

愛。
それ自体に何の価値もない。
目に見えないし、永遠でもない。
力は強くならないし、お金持ちにもなれない。

だけど、人を幸福にすることができて、時には命をかけられるほど強力で、愛がなくても生きていけるけれど、それはとても退屈な人生なのだと知った。

「馬鹿だな」
「は、ぁ、メイ?」
「俺はとっくにお前のもんだよ。じゃなきゃ後ろを許したりしない」

その言葉にユエルが目を見開く。
 
「うそ……後ろ初めてなの?本当に?」
「当たり前だ」

「嬉しい!!あぁどうしよう!まさか初めてだなんて!優しくするよ!」
「粋がるな童貞が。感じねえんだよ、もっと強くしろ」
「うぅっ、メイ、エロすぎる、あぁメイ、メイ!」

ユエルが熱に浮かされたような顔で、強く腰を打ちつける。
ユエルが上体を倒すと、ペニスが腹筋に擦れて気持ちいい。

鍛え上げられた体に、十八歳という年齢。体力はあり余っているのだろう。
広い背中に手を回して激しく揺さぶられた。
 
「はぁっ、ぁっ、ん、ぁ、あ」
「メイ、あぁ僕のものだ。メイ、はぁ、は、あん」

奥を突かれながら、目の前にある首筋を舐める。
じっくり舐めた後、狙いを定めて歯を突き刺した。

「メイ、あっ、あああああっ!」
「ぁっ、ん、んぅ、は、あ」

血が口の中に広がる。俺が特別好きな味だ。
それでもユエルは動きを止めない。

血を口いっぱいに味わいながら奥を突かれるのは、想像以上に良くて、癖になりそうだった。

「メイ、あぁもう、イク、イク、っ~~~~!」
「は、ユエル、んっ、あぁっ、あぁ」
 
ドクドクと温かいものが中に広がる。
俺もペニスを扱きながら遅れてイった。

ポタポタと顔に垂れてくる血を舐める。
ユエルの首から流れる血が止まらなくて、顔を起こして首を舐めると止血した。
吸血鬼の体液には少し治癒効果があるのだ。

「あーあ、血だらけになっちゃったな」

横を向くと、白いシーツに血が滲んでいる。
 
「あ…メイ、血がついてる」
「ん?」

ユエルが俺の顔をぼーっと見下ろすと、頬を舐めた。

「うまい?」
「んーん、鉄の味がする」
「ふーん」

「メイは美味しいの?」
「ふ、うまいよ。お前のは特別うまい」

ユエルの目を見ながら、ペロリと唇を舐めた。
 
「メイ……たまらない」

ユエルが眉をひそめると、舌を絡めながら深いキスをする。
まだユエルの血の味がして、唾液と混ざって最高だった。

中に入ったままのものが復活して、また律動を始める。

夜はまだ長そうだった。
 
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