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4章:十八禁BLゲームの中に迷い込んだら、最愛の人が出来ました!
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ルードの唇が顔に触れるたび、ゾクゾクとした快感が躰中を巡る。再び唇が重なって薄く開いた唇の隙間から舌が入ってくる。舌を絡めて、ちゅくちゅくと水音を立てながらキスがどんどんと深くなった。
飲み込み切れない唾液が口の端から流れ落ちる。それを追うように、ルードの舌が離れて、代わりに口端を舐めた。こつんと額と額を当てて、ふふっと笑みを浮かべる。緩やかに流れる優しく甘い雰囲気に、もう一度キスをした。
ゆっくりと唇が下へと向かう。首筋にちりっとした痛みが走った。かぷっと甘噛みもされて、甘い痺れが伝わる。既に服の上から主張をしている乳首を弾くように爪で引っ掻かれ、びくりと躰が揺れた。
「ァッ……」
小さな、甘い声が出た。恥ずかしがる暇もなく、もう片方の乳首は服の上から吸われて布が濡れた感触と、爪で引っ掻くのをやめないルードの愛撫に、息が段々と荒くなる。下半身に集まる熱に、既に勃ち上がっているのを感じて、いつまで経っても敏感過ぎるこの躰に自分で呆れてしまう。それでも、ルードが嬉しそうだから、まぁ良いかと思ってしまえるくらいには、この躰のことを受け止めている。
するりとルードの手が下へと伸びて、すりすりと中心を撫でる。既に先走りで服が濡れている。ルードは服の上から、おれのモノを掴んで上下に扱いた。服の上から口に含んでいる乳首に、カリッと甘噛みをしながら。
「ぁ、ァァああっ、ルード、だ、め……出る、出ちゃうから……ッ」
「イって良いよ、ヒビキ」
「ひぁ、ァァァあああッ」
服を着たまま、達してしまった……。どろりと濡れる服を脱がされ、ルードも脱いで、ぽいとベッドの外へ投げる。ぱさりと床に落ちる音が聞こえて、ルードの腕力ってどのくらいあるんだろうと変なところを気にしてしまった。いやだってベッドの真ん中から外までって結構距離あるから……。
「考え事?」
ぐりぐりと先端を弄られてビクビクっと躰が震えた。イったばかりでその刺激はツライ……ッ。ルードを見ると、面白がっているような表情を浮かべていた。おれはルードの首元に抱き着いて起き上がると、ルードの首筋にちゅうっと吸い付いた。少し、驚いたようにルードが動きを止めた。カプカプ甘噛みすると、ぽんぽんと背中を叩かれた。
「……真似?」
「……真似です」
ふふ、と楽しそうに笑うルードに、おれも笑みを浮かべる。それから、今度は直接乳首を摘まれて「ァッ」と、甘い声が出た。くにくにと揉まれて快感が巡る。そっと腕を離してシーツを握ると、ルードが見せつけるかのように舌を乳首に這わせて舐めあげた。
ぢゅっ、と音を立てて吸われて、もう片方の乳首は引っ張られる。その後、労わるように乳輪をなぞるように撫でられて、熱い吐息が漏れた。
「ぁ、ァんッ」
乳輪をなぞっていた指が、ちょんと乳頭に触れる。それと同時にカリッと甘噛みされてびくりと躰が震えた。乳首を弄っていた手が、おれの中心に伸びてきゅっと根元を掴む。乳首を舌でレロレロと舐められて、さっきまで弄られていたもう片方の乳首が切なく感じて自分の手を乳首へ触れさせて、ルードがやった時と同じようにきゅむっと摘まむと、それを見ていたルードが力強く乳首を吸った。
「は、ぁ、ァァあああッ」
弾けるように快感が躰中を巡る。根元を掴まれているからか、それとも躰がドライでイくことを覚えたのか、たらたらと先走りが流れるだけ。それでも確かに、イった感覚がある……。
ルードが一度おれの額にキスをして、躰をくるりと反転させると、背中にもちゅっ、ちゅっ、とキスを落とす。愛しむように触れられて、鼓動がドキドキと高鳴った。どんどんと唇が下がっていく。そっとお尻を撫でられて、そのまま揉まれて……楽しそうにむにむに揉まれて、ちゅうっと吸われた。
すっとルードがおれの腰を撫でて、「お尻だけ高く上げられる?」と聞いて来た。おれは言われたとおりにお尻を高く上げる。いい子、とばかりにまたお尻を撫でられて、ルードの吐息を感じてぴくりと躰が揺れた。
蕾に生温かい感触。ぴちゃぴちゃと舐められて、さらにナカに唾液を注ぎ込むように舌が入り、思わず「ひぁっ」と躰が強張った。
いつもならローションを使うのに、と思ってシーツを握りしめると、ナカでルードの舌が別の生き物のように動く。満足するくらい流し込めたのか、舌を抜くと、代わりに一本、指を挿れた。広げるように指で円を描く。
「しばらく抱けていなかったから、狭いな……」
ぽつりと呟くルードの言葉に、確かに最近は全然触れ合えていなかった。だからなのかな、こんなに肌と肌が触れ合うのが、気持ち良いのは。ルードが丁寧に、丁寧におれのナカを広げていく。おれの様子を見ながら、指を増やしていく。時々、前立腺を掠めるのはわざとだろう。どのくらい時間を掛けたのか、ルードの指が三本入る頃には、おれの息は上がっていて、ルードを求めるように腰が揺れていた。
「ぁ、ぁあぁあ……」
指が引き抜かれて、収縮を繰り返す。ルードは自身の昂ぶりを蕾に押し当て、「挿れるよ」と一言おれに伝えてからゆっくりと挿れ始めた。待ち望んだルードの熱。挿れる時の少しの痛みは、一番太いところが入ってしまえば後の痛みはジンジンとした快楽へと塗り替えられてしまう。
挿れている最中でも、おれのお尻を撫でるのは……謎だけど。ナカは久しぶりのルードのモノを歓迎していて、きゅうきゅうと締め付ける。
「動いても大丈夫?」
「だいじょうぶ、です……、ぁ、んッ」
ゆっくりと、ルードが動き出す。ナカが擦られて、前立腺を刺激されて、気持ち良くて頭の中がおかしくなりそう。徐々に激しさを増す動きに合わせるように、おれの腰も動いた。ルードの呼吸の音が、段々と荒くなっていくのが愛おしい。きゅうっと締め付けると、「ッ」とルードの息を飲む音が聞こえた。
「ふ、ぁ、ぁあっ、あ、奥……ッ、そこ、きもちい……ッ!」
「ここ? ふふ、もっと感じて、ヒビキ」
気持ちいい、と素直に伝えると、そこを刺激してくれる。おれの口から嬌声が上がり、それを聞いたルードがおれの腰を掴むと奥を突く。じゅぷじゅぷと水音が部屋の中へ響いた。
「ぁッ、ひぁ、ァァああ――ッ」
「――ッ」
ビクビクと躰が痙攣した。ルードのモノを強く締め付けると、ルードもおれのナカで果てたみたいで、熱い液体がナカに広がるのがわかった。おれは出すことなく、達してしまった。ルードが一度抜いて、もう一度おれの躰を反転させると、すり、と先端を撫でた。それだけでもビクッと躰が跳ねて、ルードがちゅっ、とおれの頬にキスをした。
自分が今、どれだけの表情を浮かべているのかはわからないけれど……おれの躰はまだ、ルードを求めていて……自ら膝裏に手を入れて足を大きく開いてルードに「もっと……」とねだると、ルードは「何度でも、ヒビキが満足するまで」とおれを貫いた。
「ぁぁああぁぁあっ」
ナカに出されたルードの精液で滑りが良くなったのか、さっきよりも大分ルードも動きやすいみたい。ぐちゅぐちゅという水音が聞こえて、ナカを擦られて高い嬌声が上がる。膝裏から手を離して、ルードに抱き着くとルードが「ヒビキ」と甘い声でおれの名を呼んだ。
名前を呼ばれることが嬉しくて、何度もルードの名を口にする。名前を呼び合いながらも、ルードはおれの感じるところを突いて、乳首もクリクリと指で弄られて、びくりと躰が揺れた。
「ルード、るー、ど……んっ、ぁ、ァアアああっ」
「ヒビキ……、ヒビキ、私の可愛い、ヒビキ……ッ」
何度も愛しそうに呼ばれて、ルードの声がおれの躰や心に沁み込むようだ。全身でルードを求めているのが、自分でわかる。誰かを……ルードを、こんなに愛せたことを、誇りに思う。
「す、き……ッ、ルード、だいすき……ッ」
ルードがぎゅっと、おれを抱きしめた。深く深く、繋がれた気がした。
「ヒビキ、――……愛してる」
「ぁ、ぁん、ぁ、ひぁ、ァァあああッ」
耳元で甘く囁かれて、ルードと同時に果てた。幸福感に包まれたまま、おれらは息を整えるように肩で息を繰り返し、それからおれはそっとルードを覗き込んでみた。ルードの瞳から、涙がぽたぽたとおれの顔に落ちる。
その涙があまりにも綺麗で、じっと見つめるとルードが首を傾げて、それから自分の頬に手をやって涙を流していることに気付くと、驚いたように目を瞠った。
「人って幸せ過ぎても泣けるんだね……」
ちょっと驚いたようにそう言うルードに、おれはふふっと笑ってこつんと額を合わせた。
「それじゃあ、きっとこれからも涙を流すことがあるかもしれませんね」
――出来るならば、幸せの涙を。おれがそう言うと、ルードは嬉しそうに微笑んだ。
「――これからも、よろしくお願いします」
「――こちらこそ、よろしく頼む」
そう言ってふたりで微笑み合う。――幸せだなぁって心の底から思った。
翌日、今までと変わらない朝を迎えたけれどおれらの雰囲気と、屋敷の雰囲気が少し変わったような気がした。
みんないつもと変わらないハズなのに、どうしてだろう? と思って周りを見ていたら、気付いたことがある。
使用人さんたちがみんな、幸せそうに笑っていたのだ。楽しそうにしている人たちも居るし、屋敷の雰囲気がかなり明るくなった気がする。
ちなみに今日はルードは休みだ。サディアスさんはわからないけれど……。式典の準備ご苦労さまって陛下が休みを事前にくれたらしい。
「なんだか、雰囲気が違うような?」
「そうか?」
「ふふっ、だってこの屋敷にはルードさまとヒビキさまがいらっしゃいますもの!」
おれらの会話が聞こえたのか、リーフェが明るくそう言った。おれらが居るから明るくなったということなのかな?
「……ところで貴族ってなにをしたら……?」
「特に決まりはないから、今までと同じ生活で大丈夫だよ」
朝ご飯を食べ終わり、寝室に向かう。蔦に向かって歩いていくと、蔦がむくりと起き上がった。どうやらずっと眠っていたみたいだ。昨日のダンスで伸びたり、ネコに掴まれたりしていたから疲れていたのだろう。コップの水を取り替えて、光合成できるように光の当たる場所へ移動させた。
「今日はどうしますか?」
「そうだね……、最近全然本を読めなかったし、本を読みに行こうか」
「良いですね!」
正式に婚約したからと言っておれらの生活が激変するわけじゃない。ただ、今までのように少しずつ愛を深めていくだけ。きっとそれは、おれらが結婚した後も続くのだろう。おれに手を差し伸べるルードにおれは嬉々としてルードの手を取って、ルードを見つめる。すると、ちゅっと、軽く唇に唇が重なった。
「……おれ、ルードを好きになれて嬉しいです」
「それは、私も同じ気持ちだ」
――この世界で、生きていくことを決めた。帰ることが出来ないから、ではなく……もしも帰る手段が見つかっても、おれはこの世界で生きることを決めていただろう。この世界には、おれが一番愛している人が居るから。
まさか、十八禁BLゲームの中に迷い込んで、最愛の人が出来るとは……人生ってなにが起きるかわからない。――それでも、おれはおれの出来る愛の形を、ルードと一緒に紡いでいきたい。最愛の人と、愛する人たちと一緒に。
「愛しています、ルード」
「――ありがとう、ヒビキ。ヒビキのことを、愛しているよ」
おれが想いを伝えると、ルードはいつだって嬉しそうに目元を細めて微笑んでくれるから……。色々なことがあったけれど、こうして大好きな人と出逢えたこの世界のことが大好きだ。
そしてこれから、もっと色々なことが起きるんだろうけど、おれらならきっと大丈夫。ルードを見上げて微笑むと、ルードはもう一度おれにキスをして、幸せそうに微笑んだ。もっともっと、たくさんの幸せをルードと一緒に築いていきたい。そう感じられることがどれだけ幸せなことだろうと考えて――やめた。だってまだ、ゴールじゃない。
おれらの物語は、まだまだ続いていくのだから……。これから先もずっと、おれらがおれらでいる限り、ずっと続いていくのだ。
――幸せの連鎖が、続いていきますように。
そう願いながら、おれとルードは書庫へと向かった。今日はずっとルードと一緒に居よう。一緒に居られるのが当たり前というわけじゃないことを、知っているから。一日、一日を大切に過ごしていこう。
その積み重ねがきっと、さらなる幸せにつながると信じて。大好きな人たちと一緒に暮らしていけるって、すごくすごく、幸せなことなのだと改めて考えた。
――愛する人と一緒に、たくさんの幸せをこの手に掴んでいくよ。愛してくれた人たちに、おれなりの愛を返していけたら良いなぁ。それが、おれの生き方だと胸を張れるような生き方を探していこう。……この世界で、最愛の人と一緒に、ね!
飲み込み切れない唾液が口の端から流れ落ちる。それを追うように、ルードの舌が離れて、代わりに口端を舐めた。こつんと額と額を当てて、ふふっと笑みを浮かべる。緩やかに流れる優しく甘い雰囲気に、もう一度キスをした。
ゆっくりと唇が下へと向かう。首筋にちりっとした痛みが走った。かぷっと甘噛みもされて、甘い痺れが伝わる。既に服の上から主張をしている乳首を弾くように爪で引っ掻かれ、びくりと躰が揺れた。
「ァッ……」
小さな、甘い声が出た。恥ずかしがる暇もなく、もう片方の乳首は服の上から吸われて布が濡れた感触と、爪で引っ掻くのをやめないルードの愛撫に、息が段々と荒くなる。下半身に集まる熱に、既に勃ち上がっているのを感じて、いつまで経っても敏感過ぎるこの躰に自分で呆れてしまう。それでも、ルードが嬉しそうだから、まぁ良いかと思ってしまえるくらいには、この躰のことを受け止めている。
するりとルードの手が下へと伸びて、すりすりと中心を撫でる。既に先走りで服が濡れている。ルードは服の上から、おれのモノを掴んで上下に扱いた。服の上から口に含んでいる乳首に、カリッと甘噛みをしながら。
「ぁ、ァァああっ、ルード、だ、め……出る、出ちゃうから……ッ」
「イって良いよ、ヒビキ」
「ひぁ、ァァァあああッ」
服を着たまま、達してしまった……。どろりと濡れる服を脱がされ、ルードも脱いで、ぽいとベッドの外へ投げる。ぱさりと床に落ちる音が聞こえて、ルードの腕力ってどのくらいあるんだろうと変なところを気にしてしまった。いやだってベッドの真ん中から外までって結構距離あるから……。
「考え事?」
ぐりぐりと先端を弄られてビクビクっと躰が震えた。イったばかりでその刺激はツライ……ッ。ルードを見ると、面白がっているような表情を浮かべていた。おれはルードの首元に抱き着いて起き上がると、ルードの首筋にちゅうっと吸い付いた。少し、驚いたようにルードが動きを止めた。カプカプ甘噛みすると、ぽんぽんと背中を叩かれた。
「……真似?」
「……真似です」
ふふ、と楽しそうに笑うルードに、おれも笑みを浮かべる。それから、今度は直接乳首を摘まれて「ァッ」と、甘い声が出た。くにくにと揉まれて快感が巡る。そっと腕を離してシーツを握ると、ルードが見せつけるかのように舌を乳首に這わせて舐めあげた。
ぢゅっ、と音を立てて吸われて、もう片方の乳首は引っ張られる。その後、労わるように乳輪をなぞるように撫でられて、熱い吐息が漏れた。
「ぁ、ァんッ」
乳輪をなぞっていた指が、ちょんと乳頭に触れる。それと同時にカリッと甘噛みされてびくりと躰が震えた。乳首を弄っていた手が、おれの中心に伸びてきゅっと根元を掴む。乳首を舌でレロレロと舐められて、さっきまで弄られていたもう片方の乳首が切なく感じて自分の手を乳首へ触れさせて、ルードがやった時と同じようにきゅむっと摘まむと、それを見ていたルードが力強く乳首を吸った。
「は、ぁ、ァァあああッ」
弾けるように快感が躰中を巡る。根元を掴まれているからか、それとも躰がドライでイくことを覚えたのか、たらたらと先走りが流れるだけ。それでも確かに、イった感覚がある……。
ルードが一度おれの額にキスをして、躰をくるりと反転させると、背中にもちゅっ、ちゅっ、とキスを落とす。愛しむように触れられて、鼓動がドキドキと高鳴った。どんどんと唇が下がっていく。そっとお尻を撫でられて、そのまま揉まれて……楽しそうにむにむに揉まれて、ちゅうっと吸われた。
すっとルードがおれの腰を撫でて、「お尻だけ高く上げられる?」と聞いて来た。おれは言われたとおりにお尻を高く上げる。いい子、とばかりにまたお尻を撫でられて、ルードの吐息を感じてぴくりと躰が揺れた。
蕾に生温かい感触。ぴちゃぴちゃと舐められて、さらにナカに唾液を注ぎ込むように舌が入り、思わず「ひぁっ」と躰が強張った。
いつもならローションを使うのに、と思ってシーツを握りしめると、ナカでルードの舌が別の生き物のように動く。満足するくらい流し込めたのか、舌を抜くと、代わりに一本、指を挿れた。広げるように指で円を描く。
「しばらく抱けていなかったから、狭いな……」
ぽつりと呟くルードの言葉に、確かに最近は全然触れ合えていなかった。だからなのかな、こんなに肌と肌が触れ合うのが、気持ち良いのは。ルードが丁寧に、丁寧におれのナカを広げていく。おれの様子を見ながら、指を増やしていく。時々、前立腺を掠めるのはわざとだろう。どのくらい時間を掛けたのか、ルードの指が三本入る頃には、おれの息は上がっていて、ルードを求めるように腰が揺れていた。
「ぁ、ぁあぁあ……」
指が引き抜かれて、収縮を繰り返す。ルードは自身の昂ぶりを蕾に押し当て、「挿れるよ」と一言おれに伝えてからゆっくりと挿れ始めた。待ち望んだルードの熱。挿れる時の少しの痛みは、一番太いところが入ってしまえば後の痛みはジンジンとした快楽へと塗り替えられてしまう。
挿れている最中でも、おれのお尻を撫でるのは……謎だけど。ナカは久しぶりのルードのモノを歓迎していて、きゅうきゅうと締め付ける。
「動いても大丈夫?」
「だいじょうぶ、です……、ぁ、んッ」
ゆっくりと、ルードが動き出す。ナカが擦られて、前立腺を刺激されて、気持ち良くて頭の中がおかしくなりそう。徐々に激しさを増す動きに合わせるように、おれの腰も動いた。ルードの呼吸の音が、段々と荒くなっていくのが愛おしい。きゅうっと締め付けると、「ッ」とルードの息を飲む音が聞こえた。
「ふ、ぁ、ぁあっ、あ、奥……ッ、そこ、きもちい……ッ!」
「ここ? ふふ、もっと感じて、ヒビキ」
気持ちいい、と素直に伝えると、そこを刺激してくれる。おれの口から嬌声が上がり、それを聞いたルードがおれの腰を掴むと奥を突く。じゅぷじゅぷと水音が部屋の中へ響いた。
「ぁッ、ひぁ、ァァああ――ッ」
「――ッ」
ビクビクと躰が痙攣した。ルードのモノを強く締め付けると、ルードもおれのナカで果てたみたいで、熱い液体がナカに広がるのがわかった。おれは出すことなく、達してしまった。ルードが一度抜いて、もう一度おれの躰を反転させると、すり、と先端を撫でた。それだけでもビクッと躰が跳ねて、ルードがちゅっ、とおれの頬にキスをした。
自分が今、どれだけの表情を浮かべているのかはわからないけれど……おれの躰はまだ、ルードを求めていて……自ら膝裏に手を入れて足を大きく開いてルードに「もっと……」とねだると、ルードは「何度でも、ヒビキが満足するまで」とおれを貫いた。
「ぁぁああぁぁあっ」
ナカに出されたルードの精液で滑りが良くなったのか、さっきよりも大分ルードも動きやすいみたい。ぐちゅぐちゅという水音が聞こえて、ナカを擦られて高い嬌声が上がる。膝裏から手を離して、ルードに抱き着くとルードが「ヒビキ」と甘い声でおれの名を呼んだ。
名前を呼ばれることが嬉しくて、何度もルードの名を口にする。名前を呼び合いながらも、ルードはおれの感じるところを突いて、乳首もクリクリと指で弄られて、びくりと躰が揺れた。
「ルード、るー、ど……んっ、ぁ、ァアアああっ」
「ヒビキ……、ヒビキ、私の可愛い、ヒビキ……ッ」
何度も愛しそうに呼ばれて、ルードの声がおれの躰や心に沁み込むようだ。全身でルードを求めているのが、自分でわかる。誰かを……ルードを、こんなに愛せたことを、誇りに思う。
「す、き……ッ、ルード、だいすき……ッ」
ルードがぎゅっと、おれを抱きしめた。深く深く、繋がれた気がした。
「ヒビキ、――……愛してる」
「ぁ、ぁん、ぁ、ひぁ、ァァあああッ」
耳元で甘く囁かれて、ルードと同時に果てた。幸福感に包まれたまま、おれらは息を整えるように肩で息を繰り返し、それからおれはそっとルードを覗き込んでみた。ルードの瞳から、涙がぽたぽたとおれの顔に落ちる。
その涙があまりにも綺麗で、じっと見つめるとルードが首を傾げて、それから自分の頬に手をやって涙を流していることに気付くと、驚いたように目を瞠った。
「人って幸せ過ぎても泣けるんだね……」
ちょっと驚いたようにそう言うルードに、おれはふふっと笑ってこつんと額を合わせた。
「それじゃあ、きっとこれからも涙を流すことがあるかもしれませんね」
――出来るならば、幸せの涙を。おれがそう言うと、ルードは嬉しそうに微笑んだ。
「――これからも、よろしくお願いします」
「――こちらこそ、よろしく頼む」
そう言ってふたりで微笑み合う。――幸せだなぁって心の底から思った。
翌日、今までと変わらない朝を迎えたけれどおれらの雰囲気と、屋敷の雰囲気が少し変わったような気がした。
みんないつもと変わらないハズなのに、どうしてだろう? と思って周りを見ていたら、気付いたことがある。
使用人さんたちがみんな、幸せそうに笑っていたのだ。楽しそうにしている人たちも居るし、屋敷の雰囲気がかなり明るくなった気がする。
ちなみに今日はルードは休みだ。サディアスさんはわからないけれど……。式典の準備ご苦労さまって陛下が休みを事前にくれたらしい。
「なんだか、雰囲気が違うような?」
「そうか?」
「ふふっ、だってこの屋敷にはルードさまとヒビキさまがいらっしゃいますもの!」
おれらの会話が聞こえたのか、リーフェが明るくそう言った。おれらが居るから明るくなったということなのかな?
「……ところで貴族ってなにをしたら……?」
「特に決まりはないから、今までと同じ生活で大丈夫だよ」
朝ご飯を食べ終わり、寝室に向かう。蔦に向かって歩いていくと、蔦がむくりと起き上がった。どうやらずっと眠っていたみたいだ。昨日のダンスで伸びたり、ネコに掴まれたりしていたから疲れていたのだろう。コップの水を取り替えて、光合成できるように光の当たる場所へ移動させた。
「今日はどうしますか?」
「そうだね……、最近全然本を読めなかったし、本を読みに行こうか」
「良いですね!」
正式に婚約したからと言っておれらの生活が激変するわけじゃない。ただ、今までのように少しずつ愛を深めていくだけ。きっとそれは、おれらが結婚した後も続くのだろう。おれに手を差し伸べるルードにおれは嬉々としてルードの手を取って、ルードを見つめる。すると、ちゅっと、軽く唇に唇が重なった。
「……おれ、ルードを好きになれて嬉しいです」
「それは、私も同じ気持ちだ」
――この世界で、生きていくことを決めた。帰ることが出来ないから、ではなく……もしも帰る手段が見つかっても、おれはこの世界で生きることを決めていただろう。この世界には、おれが一番愛している人が居るから。
まさか、十八禁BLゲームの中に迷い込んで、最愛の人が出来るとは……人生ってなにが起きるかわからない。――それでも、おれはおれの出来る愛の形を、ルードと一緒に紡いでいきたい。最愛の人と、愛する人たちと一緒に。
「愛しています、ルード」
「――ありがとう、ヒビキ。ヒビキのことを、愛しているよ」
おれが想いを伝えると、ルードはいつだって嬉しそうに目元を細めて微笑んでくれるから……。色々なことがあったけれど、こうして大好きな人と出逢えたこの世界のことが大好きだ。
そしてこれから、もっと色々なことが起きるんだろうけど、おれらならきっと大丈夫。ルードを見上げて微笑むと、ルードはもう一度おれにキスをして、幸せそうに微笑んだ。もっともっと、たくさんの幸せをルードと一緒に築いていきたい。そう感じられることがどれだけ幸せなことだろうと考えて――やめた。だってまだ、ゴールじゃない。
おれらの物語は、まだまだ続いていくのだから……。これから先もずっと、おれらがおれらでいる限り、ずっと続いていくのだ。
――幸せの連鎖が、続いていきますように。
そう願いながら、おれとルードは書庫へと向かった。今日はずっとルードと一緒に居よう。一緒に居られるのが当たり前というわけじゃないことを、知っているから。一日、一日を大切に過ごしていこう。
その積み重ねがきっと、さらなる幸せにつながると信じて。大好きな人たちと一緒に暮らしていけるって、すごくすごく、幸せなことなのだと改めて考えた。
――愛する人と一緒に、たくさんの幸せをこの手に掴んでいくよ。愛してくれた人たちに、おれなりの愛を返していけたら良いなぁ。それが、おれの生き方だと胸を張れるような生き方を探していこう。……この世界で、最愛の人と一緒に、ね!
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