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第14章 そして神になった
【売れっ子ラノベ作家になりたい9】
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<<シーザー侯爵視点>>
3日の行軍後、急いで王都に着いた時には、既に王都には平穏が戻っていた。
ヒルガやその私兵達はことごとくノブナガ殿達に排除されていたのだ。
幸いなことに、王になろうと考えていたヒルガは街には何も悪行を残していなかった。
残念ながら王家は王、王子が殺されたことで既に統治能力も残っていない。
残るアルノ公爵家も襲撃を受け、王政を復活させるのは困難な状況になってしまっていた。
「父上、この際王政は廃止し、共和制に転換しませんか。残っている貴族の合議制で今後の方向性を決めていくのです。
我々が中心となって仕組みを作っていきたいと思っていますので、父上には貴族の説得をお願いしたいのですが。」
あの甘えっ子だとばかり思っていたユリウスの突然の言葉に驚きを隠し得ない。
だが、彼の後ろに立ち並ぶ中級下級貴族の子弟、それも2男や3男の精悍で明るい顔を見ていると、これも時代の流れかと思ってしまうのだった。
<<ユリウス視点>>
シロウさんが僕の自室に来た時、シロウさんからいろんな話しを聞くことが出来ました。
シロウさんはこの世界の人じゃないこと、シロウさんの国では民主主義という合議制の政治の仕組みがあること。
なぜその民主主義を取り入れたのか等。
僕は伯爵家に生まれながらも2男ということで、それまで政治に関心を持つことはあまりありませんでした。
でもシロウさんに聞いた話しは僕の興味をくすぐります。
僕達の仲間内には貴族家の2男、3男しかいません。
だから、政治に加わることは無いのですが、何かを決める時にみんなで話し合った方が良い案が出ることは当たり前のように知っています。
それなのに王政で一部の権力者が全てを決めるというのはある意味危険だと思っていました。
シロウさんの話す民主主義は理想的な体制だと思われました。
しばらく話しているとノブナガ様が入ってこられました。
ノブナガ様もシロウさんの話す民主主義に耳を傾けておられましたが、不意に僕にこうおっしゃいました。
「それなら、お前が中心になって民主主義を進めればよかろう。
やがてこの国の王政も破綻が来る。その時にお前が仲間を指揮して民主主義に導けばよいではないか。
なんのしがらみも無いお前達だからこそ、できるのではないのか。」
突拍子も無いことですが、何か暗示にかけられたかのようにできる気がしてきました。
その翌日から、シロウさんと仲間達とで秘密の勉強会が始まったのです。
戦場で父上がシルベスト将軍に殺されようとしていた時、僕はためらわず剣を突き刺していました。
なんとなくシルベスト将軍が裏切り者であると気付いていたのです。
そして帰還後は、父の後ろ盾を得て仲間達と民主主義の実現に向けて進み始めました。
シロウさんはここに残って僕達を手伝ってくれることになりました。
ノブナガ様は国が落ち着いたのを見計らって去っていきました。
父上も行先を知らないようでした。
<<シロウ視点>>
なにもかも信長様の仕組んだものみたいだ。
元々野心満々のヒルガ侯爵が謀反を企てるのは時間の問題だったみたいだけど、少し暗示をかけて早めたみたいだし、シルベスト将軍にも暗示をかけて深層心理にあった裏切り心をくすぐったみたい。
ユリウス君には最初から目を付けていたみたいだったけど、接触する機会を伺っているところに俺が来て都合よく事が進んだみたいだね。
ちょっと臆病なユリウス君の性格が変わったのは気のせいかもしれないけど。
俺はユリウス君達を手伝う傍ら、ラノベを執筆中。今回の政変や信長さんの活躍等エピソード満点な上に、創造力や創作力もばっちりだから、いくらでも書けるよ。
今はユリウス君達の活躍を綴った国起こし物語を書いている途中。
中々の長編になりそうだ。
<<タケイナー視点>>
ふふふ、史郎君頑張ってくれているみたいですね。
信長さんも良い仕事をしてくれていますよ。
あの後スタビアヌスに入って、上手く王家に取り入ったみたいですね。
宰相になったみたいですよ。
あの合戦でめちゃくちゃに戦力を削られましたからね、史郎君達が国を強くするまでには立ち直るのが難しいでしょうね。
とにかく、あの世界は管理者の思うように動きそうですね。喜んでましたよ。
それともうひとり、喜んでいる人が。地球に来て出版社をやっているマリオさんです。
史郎君の書く異世界小説がバカ売れしてるんですって。
世界中で売り切れ続出で、異世界に行きたいって人が急増中。
各地のスカウトが嬉しい悲鳴を上げているそうです。
かくいう私もそうですが。
とにかく、みんなが上手くいって良かったです。ハイ。
売れっ子ラノベ作家になりたい編 完
3日の行軍後、急いで王都に着いた時には、既に王都には平穏が戻っていた。
ヒルガやその私兵達はことごとくノブナガ殿達に排除されていたのだ。
幸いなことに、王になろうと考えていたヒルガは街には何も悪行を残していなかった。
残念ながら王家は王、王子が殺されたことで既に統治能力も残っていない。
残るアルノ公爵家も襲撃を受け、王政を復活させるのは困難な状況になってしまっていた。
「父上、この際王政は廃止し、共和制に転換しませんか。残っている貴族の合議制で今後の方向性を決めていくのです。
我々が中心となって仕組みを作っていきたいと思っていますので、父上には貴族の説得をお願いしたいのですが。」
あの甘えっ子だとばかり思っていたユリウスの突然の言葉に驚きを隠し得ない。
だが、彼の後ろに立ち並ぶ中級下級貴族の子弟、それも2男や3男の精悍で明るい顔を見ていると、これも時代の流れかと思ってしまうのだった。
<<ユリウス視点>>
シロウさんが僕の自室に来た時、シロウさんからいろんな話しを聞くことが出来ました。
シロウさんはこの世界の人じゃないこと、シロウさんの国では民主主義という合議制の政治の仕組みがあること。
なぜその民主主義を取り入れたのか等。
僕は伯爵家に生まれながらも2男ということで、それまで政治に関心を持つことはあまりありませんでした。
でもシロウさんに聞いた話しは僕の興味をくすぐります。
僕達の仲間内には貴族家の2男、3男しかいません。
だから、政治に加わることは無いのですが、何かを決める時にみんなで話し合った方が良い案が出ることは当たり前のように知っています。
それなのに王政で一部の権力者が全てを決めるというのはある意味危険だと思っていました。
シロウさんの話す民主主義は理想的な体制だと思われました。
しばらく話しているとノブナガ様が入ってこられました。
ノブナガ様もシロウさんの話す民主主義に耳を傾けておられましたが、不意に僕にこうおっしゃいました。
「それなら、お前が中心になって民主主義を進めればよかろう。
やがてこの国の王政も破綻が来る。その時にお前が仲間を指揮して民主主義に導けばよいではないか。
なんのしがらみも無いお前達だからこそ、できるのではないのか。」
突拍子も無いことですが、何か暗示にかけられたかのようにできる気がしてきました。
その翌日から、シロウさんと仲間達とで秘密の勉強会が始まったのです。
戦場で父上がシルベスト将軍に殺されようとしていた時、僕はためらわず剣を突き刺していました。
なんとなくシルベスト将軍が裏切り者であると気付いていたのです。
そして帰還後は、父の後ろ盾を得て仲間達と民主主義の実現に向けて進み始めました。
シロウさんはここに残って僕達を手伝ってくれることになりました。
ノブナガ様は国が落ち着いたのを見計らって去っていきました。
父上も行先を知らないようでした。
<<シロウ視点>>
なにもかも信長様の仕組んだものみたいだ。
元々野心満々のヒルガ侯爵が謀反を企てるのは時間の問題だったみたいだけど、少し暗示をかけて早めたみたいだし、シルベスト将軍にも暗示をかけて深層心理にあった裏切り心をくすぐったみたい。
ユリウス君には最初から目を付けていたみたいだったけど、接触する機会を伺っているところに俺が来て都合よく事が進んだみたいだね。
ちょっと臆病なユリウス君の性格が変わったのは気のせいかもしれないけど。
俺はユリウス君達を手伝う傍ら、ラノベを執筆中。今回の政変や信長さんの活躍等エピソード満点な上に、創造力や創作力もばっちりだから、いくらでも書けるよ。
今はユリウス君達の活躍を綴った国起こし物語を書いている途中。
中々の長編になりそうだ。
<<タケイナー視点>>
ふふふ、史郎君頑張ってくれているみたいですね。
信長さんも良い仕事をしてくれていますよ。
あの後スタビアヌスに入って、上手く王家に取り入ったみたいですね。
宰相になったみたいですよ。
あの合戦でめちゃくちゃに戦力を削られましたからね、史郎君達が国を強くするまでには立ち直るのが難しいでしょうね。
とにかく、あの世界は管理者の思うように動きそうですね。喜んでましたよ。
それともうひとり、喜んでいる人が。地球に来て出版社をやっているマリオさんです。
史郎君の書く異世界小説がバカ売れしてるんですって。
世界中で売り切れ続出で、異世界に行きたいって人が急増中。
各地のスカウトが嬉しい悲鳴を上げているそうです。
かくいう私もそうですが。
とにかく、みんなが上手くいって良かったです。ハイ。
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