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第10部 ボクの弟がこんなにシスコンなわけがない!
第12話 おいでよ! キジマーランド!
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「いやぁ、助かったばい! どうもワテはバイク以外の乗り物には弱くてのぉ。ほんとお主らは命の恩人ばい!」
「命の恩人だなんて、大げさですよ。えっと……お名前は?」
「おっと、これは失敬! ワテの名前は鬼島! 鬼島真人ばい! ピッチピチの17歳やで!」
いつもの猫かぶりモードで介抱する芽衣の目の前で、ナハハハハッ! と陽気に笑い続けるマーライオン、もとい鬼島マーライオン。
どこに居ても目立つような銀色に髪を染めた鬼島マーライオンは、芽衣の顔を見るなり「ふむ……」と至極納得したような声をあげた。
「姉ちゃん、随分と別嬪さんやのぅ。あと30年して膝小僧が崩れ始めたら、ワテのドスライクにやのに。惜しいのぅ~」
「おっとぉ? 急に業の深いことを言い出したぞ、コイツ?」
ナハハハッ! と、豪快に笑いながら、トチ狂ったことを口にするババ専こと鬼島マーライオン。
なぜ俺たちは、会って数分とも経たない初対面の男に、性癖を暴露されているんだ?
頭がおかしいのか?
おいおい?
なんだ、この男は?
すごく仲良くなれそうだ。
鬼島マーライオンの「ババ専」発言に、古羊姉妹も愛想笑いを浮かべてつつ、その場をフェードアウトしようとする。
が、そうは問屋が卸さんっ! と言わんばかりに、鬼島マーライン、略してキジマーライオンが口をひらいた。
「ところで姉ちゃんたち、見たところ余所者のように見えるが、観光客か何かばい?」
「うーん、半分正解で半分間違いですね」
「半分間違い? どういうことばい?」
「わたしたちは元々星美に住んでいたんですけど、学校の関係で星美を離れて下宿していたんですよ。ね、洋子?」
コクコクコクコクッ! と、俺の背後に隠れていたマイ☆エンジェルが、おっかなビックリと言った様子で首を縦に振っていく。
相変わらず人見知り全開な爆乳わん娘である。
まぁ、それもしょうがないか。
なんせ今、目の前に居るキジマーラインは、よこたんの苦手とするパリピ配信系男子っぽいし……。
「てことは、帰省ちゅう事ばい? ほぉ~ん。それじゃ、何日かココに滞在するべか?」
「そうですね。年が明けるまでは星美に居ようかなって思ってはいますが……それがどうかしたんですか?」
キジマーライオンは、しばし考える素振りをしたかと思うと、やや神妙な顔つきで、こう言った。
「さよか。なら助けて貰ったお礼に、1つだけ忠告させて貰うばい」
「忠告、ですか?」
「んだ。……今日からなるべく、夜には星美の町中を歩かない方がよかばい。とくに、そこの赤髪の兄ちゃんは、注意が必要ばい。『不良狩り』の餌食になりとぉなかったらのぅ」
「「「不良狩り?」」」
おっとぉ?
急にぶっそうな言葉が出て来たぞぉ?
おいおい、やめてくれよ?
せっかく、あの割と日常的に命の危険を感じる森実から離れたというのに、ここでもまたデンジャラスな日々を送るハメになるのか?
いやよ俺、そんなの!
今年の冬休みは大天使よこたんと、きゃっきゃうふふ♪ でボインボイン♪ な、ラッキースケベな日常を送るんだから!
うん。とりあえず、この話題はオールスルーするべきだな!
俺が適当に「そんな事よりも、みんな知ってると思うけど、上半身裸でスカジャンを羽織ると、すっごく乳首が気持ちいいよね♪」と、タイムリーな話題でお茶を濁そうとした矢先、キジマーライオンのスマホが激しく震え始めた。
「むっ? おっとぉ、もうこんな時間ばい! それじゃワテはこの辺で! 助けてくれてセンキューばい! 別嬪の姉ちゃん達も、あと30年したら、また遊ぼうばい! あとそこの童貞臭垂れ流しの赤毛の兄ちゃんは『不良狩り』に気をつけるんやでぇ!」
「えっ、うそっ? そんな童貞臭い、俺? というか、どういう匂いソレ? ちょっ、よこたん? 一旦俺のお股のポケットモンスターに顔を埋めて、確認してくれない?」
「えぇっ!? ひ、人前だと恥ずかしいよ……」
「その言い方だと、人前じゃなければいい風に聞こえますよ洋子?」
「ち、ちちち、違うよぉ!? そういう意味じゃないよぉ!?」
アワアワッ!? と、慌てふためくラブリー☆マイエンジェルに「ほな、さいならぁ~っ!」と片手をブンブンッ! 振り回しながら、俺たちの横を通り過ぎて行った50代の小太りのオバサンのお尻を追うように、星美の町へと消えて行く、キジマーライオン。
そんなキジマーライオンの後ろ姿を、ポカンとした顔で見送る俺たち。
「な、なんだか嵐みたいな人だったね、あの人?」
「な? しかもあの男、道行くマダムに会うたびに、心の奥底で『にちゃり……♪』とほくそ笑んでいたのかと思うと、人類という種族がどれほど邪悪で、業が深い生き物なのか、考えずにはいられないな」
「割りと士狼も似たような所はあるけどね」
「なっ!? 失敬な! 俺のストライクゾーンは黒髪爆乳で、俺をどこまでも甘やかしてくれる大和撫子だぞ!? 一緒にするんじゃない!」
「胸を張って言うことじゃないよ、ししょー……?」
よこたんが何とも言えない哀れみの籠った瞳で俺を見上げてきたので、慌てて別の話題をふる。
「そ、そんな事よりも、だ! 『不良狩り』だっけ? なんか森実よりも物騒なことになってないか星美町? もとからこんな危ない町なワケ?」
「そんなワケないよ! 星美はね、ガンジーさんもビックリするくらい平和極まりない町なんだよ! ね、メイちゃん?」
「そうね。洋子の言う通りだわ。こんなに空気が重くてピリピリしている星美は、星美じゃないわ……。ありえないとすら言えるわね」
「なるほどな。AV女優が清純派なワケがない位、ありえない光景って事か」
「えっ? 今、AVのくだり必要あった?」
「……なんで士狼は、イチイチ例えがエッチな方向に振り切れるのよ?」
と、芽衣はそこで言葉を区切って、駅前の周りへとグルグルと視線を這わせてみせた。
釣られて俺も周りを見渡すが、そこには先ほどのキジマーライオンと同じく、髪をキンキンに染めた輩どもが、街の景観(けいかん)を損なわんばかりに溢れかえっていた。
全員物騒な光を瞳に宿し、町の中へと消えて行く。
それはまるで、これから戦争にでも行かんとする兵士のように、殺気を体中から滾らせている。
分かりやすく例えるのであれば、ここに居る全員、生理2日目の姉ちゃんのように機嫌が悪い。
さらに分かりやすく言い換えるのであれば、オナ禁3日目の童貞と、ピチピチの現役女子校生を同じ部屋に閉じ込めるくらい危うい。
なんだよソレ、最高かよ?
今度妄想しようっ!
そんな風に自分の妄想に浸っていると、そのどこか張りつめた空気が怖かったのだろう。
よこたんの俺を握る手に、さらに力が籠った。
「ね、ねぇ? そろそろ行かない? ココ、ちょっと怖いよ……」
「ん? まぁ、それもそうだな。美人のお姉さんが『童貞狩り』をしてくれるならまだしも、むさ苦しい野郎共の『不良狩り』なんざ、不愉快なだけだしな。行こうぜ芽衣?」
「ほんと一言多いのよねぇ、士狼は……。まぁいいわ。アタシもあまりココに長居したくないと思っていた所だしね」
じゃあ行きましょうか、と何故か俺の空いている方の手を握ってくる、我らが女神さま。
「ま、迷子になるかもしれないから、一応、ね」
ぷいっ! と、俺から目を逸らしつつ、早口でそう言いながら、返事を待つこともなく、ズンズンッ! と歩き始める芽衣。
リード代わりに俺の手を引っ張る芽衣の横顔は、寒空に当てられたのか、ほんのりと朱が差し込んでいた。
何故かその瞬間、反対側で手を繋いでいた爆乳わん娘が、ムッ! とした表情になったが、俺は気にせず芽衣の手を優しく握り返した。
こうして、俺の高校生活2度目の冬休みは、星美の町で過ごす事となるのであった。
「命の恩人だなんて、大げさですよ。えっと……お名前は?」
「おっと、これは失敬! ワテの名前は鬼島! 鬼島真人ばい! ピッチピチの17歳やで!」
いつもの猫かぶりモードで介抱する芽衣の目の前で、ナハハハハッ! と陽気に笑い続けるマーライオン、もとい鬼島マーライオン。
どこに居ても目立つような銀色に髪を染めた鬼島マーライオンは、芽衣の顔を見るなり「ふむ……」と至極納得したような声をあげた。
「姉ちゃん、随分と別嬪さんやのぅ。あと30年して膝小僧が崩れ始めたら、ワテのドスライクにやのに。惜しいのぅ~」
「おっとぉ? 急に業の深いことを言い出したぞ、コイツ?」
ナハハハッ! と、豪快に笑いながら、トチ狂ったことを口にするババ専こと鬼島マーライオン。
なぜ俺たちは、会って数分とも経たない初対面の男に、性癖を暴露されているんだ?
頭がおかしいのか?
おいおい?
なんだ、この男は?
すごく仲良くなれそうだ。
鬼島マーライオンの「ババ専」発言に、古羊姉妹も愛想笑いを浮かべてつつ、その場をフェードアウトしようとする。
が、そうは問屋が卸さんっ! と言わんばかりに、鬼島マーライン、略してキジマーライオンが口をひらいた。
「ところで姉ちゃんたち、見たところ余所者のように見えるが、観光客か何かばい?」
「うーん、半分正解で半分間違いですね」
「半分間違い? どういうことばい?」
「わたしたちは元々星美に住んでいたんですけど、学校の関係で星美を離れて下宿していたんですよ。ね、洋子?」
コクコクコクコクッ! と、俺の背後に隠れていたマイ☆エンジェルが、おっかなビックリと言った様子で首を縦に振っていく。
相変わらず人見知り全開な爆乳わん娘である。
まぁ、それもしょうがないか。
なんせ今、目の前に居るキジマーラインは、よこたんの苦手とするパリピ配信系男子っぽいし……。
「てことは、帰省ちゅう事ばい? ほぉ~ん。それじゃ、何日かココに滞在するべか?」
「そうですね。年が明けるまでは星美に居ようかなって思ってはいますが……それがどうかしたんですか?」
キジマーライオンは、しばし考える素振りをしたかと思うと、やや神妙な顔つきで、こう言った。
「さよか。なら助けて貰ったお礼に、1つだけ忠告させて貰うばい」
「忠告、ですか?」
「んだ。……今日からなるべく、夜には星美の町中を歩かない方がよかばい。とくに、そこの赤髪の兄ちゃんは、注意が必要ばい。『不良狩り』の餌食になりとぉなかったらのぅ」
「「「不良狩り?」」」
おっとぉ?
急にぶっそうな言葉が出て来たぞぉ?
おいおい、やめてくれよ?
せっかく、あの割と日常的に命の危険を感じる森実から離れたというのに、ここでもまたデンジャラスな日々を送るハメになるのか?
いやよ俺、そんなの!
今年の冬休みは大天使よこたんと、きゃっきゃうふふ♪ でボインボイン♪ な、ラッキースケベな日常を送るんだから!
うん。とりあえず、この話題はオールスルーするべきだな!
俺が適当に「そんな事よりも、みんな知ってると思うけど、上半身裸でスカジャンを羽織ると、すっごく乳首が気持ちいいよね♪」と、タイムリーな話題でお茶を濁そうとした矢先、キジマーライオンのスマホが激しく震え始めた。
「むっ? おっとぉ、もうこんな時間ばい! それじゃワテはこの辺で! 助けてくれてセンキューばい! 別嬪の姉ちゃん達も、あと30年したら、また遊ぼうばい! あとそこの童貞臭垂れ流しの赤毛の兄ちゃんは『不良狩り』に気をつけるんやでぇ!」
「えっ、うそっ? そんな童貞臭い、俺? というか、どういう匂いソレ? ちょっ、よこたん? 一旦俺のお股のポケットモンスターに顔を埋めて、確認してくれない?」
「えぇっ!? ひ、人前だと恥ずかしいよ……」
「その言い方だと、人前じゃなければいい風に聞こえますよ洋子?」
「ち、ちちち、違うよぉ!? そういう意味じゃないよぉ!?」
アワアワッ!? と、慌てふためくラブリー☆マイエンジェルに「ほな、さいならぁ~っ!」と片手をブンブンッ! 振り回しながら、俺たちの横を通り過ぎて行った50代の小太りのオバサンのお尻を追うように、星美の町へと消えて行く、キジマーライオン。
そんなキジマーライオンの後ろ姿を、ポカンとした顔で見送る俺たち。
「な、なんだか嵐みたいな人だったね、あの人?」
「な? しかもあの男、道行くマダムに会うたびに、心の奥底で『にちゃり……♪』とほくそ笑んでいたのかと思うと、人類という種族がどれほど邪悪で、業が深い生き物なのか、考えずにはいられないな」
「割りと士狼も似たような所はあるけどね」
「なっ!? 失敬な! 俺のストライクゾーンは黒髪爆乳で、俺をどこまでも甘やかしてくれる大和撫子だぞ!? 一緒にするんじゃない!」
「胸を張って言うことじゃないよ、ししょー……?」
よこたんが何とも言えない哀れみの籠った瞳で俺を見上げてきたので、慌てて別の話題をふる。
「そ、そんな事よりも、だ! 『不良狩り』だっけ? なんか森実よりも物騒なことになってないか星美町? もとからこんな危ない町なワケ?」
「そんなワケないよ! 星美はね、ガンジーさんもビックリするくらい平和極まりない町なんだよ! ね、メイちゃん?」
「そうね。洋子の言う通りだわ。こんなに空気が重くてピリピリしている星美は、星美じゃないわ……。ありえないとすら言えるわね」
「なるほどな。AV女優が清純派なワケがない位、ありえない光景って事か」
「えっ? 今、AVのくだり必要あった?」
「……なんで士狼は、イチイチ例えがエッチな方向に振り切れるのよ?」
と、芽衣はそこで言葉を区切って、駅前の周りへとグルグルと視線を這わせてみせた。
釣られて俺も周りを見渡すが、そこには先ほどのキジマーライオンと同じく、髪をキンキンに染めた輩どもが、街の景観(けいかん)を損なわんばかりに溢れかえっていた。
全員物騒な光を瞳に宿し、町の中へと消えて行く。
それはまるで、これから戦争にでも行かんとする兵士のように、殺気を体中から滾らせている。
分かりやすく例えるのであれば、ここに居る全員、生理2日目の姉ちゃんのように機嫌が悪い。
さらに分かりやすく言い換えるのであれば、オナ禁3日目の童貞と、ピチピチの現役女子校生を同じ部屋に閉じ込めるくらい危うい。
なんだよソレ、最高かよ?
今度妄想しようっ!
そんな風に自分の妄想に浸っていると、そのどこか張りつめた空気が怖かったのだろう。
よこたんの俺を握る手に、さらに力が籠った。
「ね、ねぇ? そろそろ行かない? ココ、ちょっと怖いよ……」
「ん? まぁ、それもそうだな。美人のお姉さんが『童貞狩り』をしてくれるならまだしも、むさ苦しい野郎共の『不良狩り』なんざ、不愉快なだけだしな。行こうぜ芽衣?」
「ほんと一言多いのよねぇ、士狼は……。まぁいいわ。アタシもあまりココに長居したくないと思っていた所だしね」
じゃあ行きましょうか、と何故か俺の空いている方の手を握ってくる、我らが女神さま。
「ま、迷子になるかもしれないから、一応、ね」
ぷいっ! と、俺から目を逸らしつつ、早口でそう言いながら、返事を待つこともなく、ズンズンッ! と歩き始める芽衣。
リード代わりに俺の手を引っ張る芽衣の横顔は、寒空に当てられたのか、ほんのりと朱が差し込んでいた。
何故かその瞬間、反対側で手を繋いでいた爆乳わん娘が、ムッ! とした表情になったが、俺は気にせず芽衣の手を優しく握り返した。
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