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真・最終部 みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
第22話 プチデビルと呼ばれている学校1カワイイ後輩が、何の取り柄もない俺のことが『大好き』すぎで【エンジェル】化しました!?
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「――というワケで、芽衣は俺とは付き合えないんだってさ」
「そっか。そういう事か……なるほどねぇ」
10分か、はたまた1時間かは分からないが、俺が全てを話終えると、大和田ちゃんはいつもの調子で小さく頷いてくれた。
憐れんだり、同情したりしない。
そのフラットな距離感に、俺は心の底から感謝した。
「……らしくないね、シロパイ」
「えっ? な、なにが? ゴメン、もう1回言ってくんない?」
「『シロパイらしくないね』って言ったの」
そして大和田ちゃんは、そのフラットな距離感から、ほんの少しだけ身を乗り出して、俺が作った溝を簡単に飛び越えてきた。
「ウチの知ってる『いつもの』シロパイなら、そんな腐るほどウジウジ考えたりせず、とにかく自分の心に正直になって、相手が折れるまで何度だってアタックする、超大バカ野郎のハズなんだけど? シロパイ、ほんとにシロパイなの? 実は入れ替わっていたりとか、してない?」
「い、いやいや!? いやいやいや!? ちょっと待ってくれ、大和田ちゃん? いくら女々しい事に定評のある俺でも、そんな粘着質な気持ちワリィ男じゃねぇぞ? ……フラれたのに付き纏うとか、鷹野よりウザいだろ?」
「それはそうかもね。……でも、会長もシロパイのことが好きだって、そう言ったんっしょ?」
「……でも、それでも『付き合えない』って言われた」
「なら、シロパイはそれで納得できるの?」
どこか俺を試すような彼女の瞳。
ふわふわと桃色に染めた髪を風にさらわせながら、射抜くように俺だけを真っ直ぐ見据える大和田ちゃん。
納得できるか、どうかだって?
そんなの考えるまでもない。
――納得なんて出来るワケがない。
俺のことが世界で1番大好きだから、幸せになってほしい。
だから付き合うことは出来ない。
そんな言葉で突き放されて、簡単に引き下がれるほど、俺は人間が出来ちゃいない。
けど。
『アタシと居ても、士狼は幸せになれない。……アタシじゃ、士狼を幸せにする事が出来ない』
どうしても、この言葉が耳からこびりついて離れない。
芽衣がどれほどの決意をもって、こんな事を言ったのか、分からないほど無神経でも、鈍感でもない。
これ以上踏み込めば、俺はさらに芽衣を苦しめ――
「ねぇシロパイ」
そんな俺の思考をぶった切るように、大和田ちゃんがこう言った。
「ウチさ、シロパイのことが好きだよ」
「……えっ? えっ!?」
あまりにも自然に、日常会話でもするかのように後輩から告白される俺。
その瞬間、堂々巡りへ陥ろうとした思考が、強制的に打ち切られた。
真っ白になる頭。
きっとさぞ、今の俺はアホ面を世間様と、この可愛い後輩に披露している事だろう。
そんな俺のアホ面全開の顔が面白かったのか、大和田ちゃんはクスクス♪ と笑いながら、からかうように、
「――なんてことを言ったらさ、シロパイはウチと付き合ってくれる?」
「それは……」
口調こそ冗談のソレだが、俺は知っている。
俺の愛しの後輩は、おふざけ半分でこんな事は絶対に言わない。
それはつまり――そういう事なのだ。
だから俺も、精一杯の誠意をもって、彼女に応えなければならない。
例えその『答え』が、彼女を傷つけるモノだとしても。
「ゴメン……俺、大和田ちゃんとは付き合えない」
「……そっか」
大和田ちゃんは口角を緩めながら、安堵したように口を開いた。
「あぁ~、よかった! これで『付き合おう』なんてシロパイが言ったら、本気で軽蔑する所だったし!」
「えっ、うそ? このタイミングで、まさかの引っかけ? 女性不信になるよ、俺?」
ゴメン、ゴメン! と、イタズラ小僧のようにニシシシッ! と笑う後輩。
ソレが強がりであることは、俺にも分かっていた。
が、それでも俺には、もう彼女の好感度を上げる選択肢は出てこないし、選べない……選んじゃいけない。
「シロパイの中ではさ、もう『答え』が出てるんだよね? だったら何を迷う必要があるし?」
「……いくら『答え』が出ていようが、芽衣は俺とは付き合えないよ」
「それは何で?」
「……芽衣と一緒に居ると、俺が幸せになれないから……だって」
「ふぅ~ん。じゃあ質問を変えるね?」
大和田ちゃんは、そのダイヤモンドのように固い意思を宿した瞳を俺に寄越し、こう言った。
「――シロパイは、会長を幸せにする自信がないの?」
「ッ!?」
彼女の質問が轟音となって、俺の身体を駆け抜けた。
俺が芽衣を幸せにする自信が『ある』か『無い』かだって?
そんなの……1+1=200と答えるよりも簡単な質問だった。
「――そんなワケ、ねぇ!」
そう口にした瞬間、俺は改めて自分の想いを自覚した。
あぁ……俺はやっぱり、芽衣の事が好きなんだ。
あの腹黒で、猫かぶりで、おまけに超パッドでおっぱいをギガ盛りしている、あの悪魔みたいな女の事が、大好きなんだ!
どれだけゴタクを並べようが、その事実は変わらない。
抱いた想いは、変わらない!
「ねぇ、シロパイ? 会長のことが――古羊芽衣先輩のコトが好き?」
「あぁっ」
大和田ちゃんの問いに、今度はなんの躊躇いもなく頷いていた。
どれだけ小難しいことを並べようが、結局はそこに行き着くのだ。
こんなもん、子どもでも分かる、簡単な答えじゃないか。
芽衣と一緒に居ると幸せになれない?
逆だ。
逆なんだ!
――芽衣が一緒じゃないと、俺は幸せになれないんだ!
俺の1番の不幸は、女神さまの隣に居られない事だ!
もはや考えるまでもなかったハズなのに、そんな簡単すぎる真理に、バカな俺はようやく到達した。
「ハァァァァァ~……まったく。知的でクールなナイスガイの俺とした事が、自分の単純さを見失っていたらしい。考えなしもイカンが、考えすぎはもっとイカンな」
ようやく思い出したか! とばかりに、大和田ちゃんが「フッ」と笑った。
「『粘着質な気持ちワリィ男』? 上等だしっ! 『フラれたのに付き纏うとか、鷹野よりウザい』? それが何だし! シロパイはそんな事、気にしなくていいんだっての! だってシロパイは、もともと女々しいし、粘着質だし、翼さん何かよりも100倍ウザいんだから! 自信を持て、男の子!」
「ねぇ? ソレを聞いて、俺はどこに自信を持てばいいの?」
俺じゃなければ今頃、心が砕けている所だよ?
「でも、あんがとな、大和田ちゃん!」
おかげで気合が入った!
もちろんまだ、整理がついたワケじゃないし、答えが見えたワケでもない。
先も見えなければ、展望も何も無い。
『ないない』尽くしの俺の道だが、今、これだけはハッキリと言える。
――このままでは、終われない!
諦めきれない。
諦められるワケがない!
このままじゃ、死んでも、死にきれない!
「シロパイは会長が好きで、会長はシロパイのことが好き。『誰か』が道を阻んでいるワケじゃない。なら――行ってこい、大神士狼っ!」
バシッ! と、俺を鼓舞するように大和田ちゃんが背中を叩く。
彼女の熱が、想いが、感情が、ビリビリと身体中の細胞を叩き起こしていく。
進め! と体が叫びだす。
「大丈夫! 案外『通行止め』は看板だけで、道は続いているモンだからさ!」
「サンキュー大和田ちゃん! さすがは俺の未来の妹! 愛してるぜ!」
「誰が妹だし! あと、言う相手が違うっしょ?」
バーカッ! と、彼女の声援が背中を押し、俺は大地を蹴り上げた。
もう踏み出す足に迷いはない。
背後でグングンと小さくなっていく後輩を置いて、俺は駆ける。
「走れ、大神士狼っ!」
彼女の声を追い風に、俺の身体は加速する。
走れ、走れ、走れ!
もっとだ、もっと速く!
風よりも速く。
音よりも速く!
光よりも速く!!
過去も未来も現在も、すべて置き去りにして。
1分1秒でもはやく……誰よりもはやく。
走れ!
――芽衣の、ところへ!
未来へと進む俺の足は、少しも震えていなかった。
「そっか。そういう事か……なるほどねぇ」
10分か、はたまた1時間かは分からないが、俺が全てを話終えると、大和田ちゃんはいつもの調子で小さく頷いてくれた。
憐れんだり、同情したりしない。
そのフラットな距離感に、俺は心の底から感謝した。
「……らしくないね、シロパイ」
「えっ? な、なにが? ゴメン、もう1回言ってくんない?」
「『シロパイらしくないね』って言ったの」
そして大和田ちゃんは、そのフラットな距離感から、ほんの少しだけ身を乗り出して、俺が作った溝を簡単に飛び越えてきた。
「ウチの知ってる『いつもの』シロパイなら、そんな腐るほどウジウジ考えたりせず、とにかく自分の心に正直になって、相手が折れるまで何度だってアタックする、超大バカ野郎のハズなんだけど? シロパイ、ほんとにシロパイなの? 実は入れ替わっていたりとか、してない?」
「い、いやいや!? いやいやいや!? ちょっと待ってくれ、大和田ちゃん? いくら女々しい事に定評のある俺でも、そんな粘着質な気持ちワリィ男じゃねぇぞ? ……フラれたのに付き纏うとか、鷹野よりウザいだろ?」
「それはそうかもね。……でも、会長もシロパイのことが好きだって、そう言ったんっしょ?」
「……でも、それでも『付き合えない』って言われた」
「なら、シロパイはそれで納得できるの?」
どこか俺を試すような彼女の瞳。
ふわふわと桃色に染めた髪を風にさらわせながら、射抜くように俺だけを真っ直ぐ見据える大和田ちゃん。
納得できるか、どうかだって?
そんなの考えるまでもない。
――納得なんて出来るワケがない。
俺のことが世界で1番大好きだから、幸せになってほしい。
だから付き合うことは出来ない。
そんな言葉で突き放されて、簡単に引き下がれるほど、俺は人間が出来ちゃいない。
けど。
『アタシと居ても、士狼は幸せになれない。……アタシじゃ、士狼を幸せにする事が出来ない』
どうしても、この言葉が耳からこびりついて離れない。
芽衣がどれほどの決意をもって、こんな事を言ったのか、分からないほど無神経でも、鈍感でもない。
これ以上踏み込めば、俺はさらに芽衣を苦しめ――
「ねぇシロパイ」
そんな俺の思考をぶった切るように、大和田ちゃんがこう言った。
「ウチさ、シロパイのことが好きだよ」
「……えっ? えっ!?」
あまりにも自然に、日常会話でもするかのように後輩から告白される俺。
その瞬間、堂々巡りへ陥ろうとした思考が、強制的に打ち切られた。
真っ白になる頭。
きっとさぞ、今の俺はアホ面を世間様と、この可愛い後輩に披露している事だろう。
そんな俺のアホ面全開の顔が面白かったのか、大和田ちゃんはクスクス♪ と笑いながら、からかうように、
「――なんてことを言ったらさ、シロパイはウチと付き合ってくれる?」
「それは……」
口調こそ冗談のソレだが、俺は知っている。
俺の愛しの後輩は、おふざけ半分でこんな事は絶対に言わない。
それはつまり――そういう事なのだ。
だから俺も、精一杯の誠意をもって、彼女に応えなければならない。
例えその『答え』が、彼女を傷つけるモノだとしても。
「ゴメン……俺、大和田ちゃんとは付き合えない」
「……そっか」
大和田ちゃんは口角を緩めながら、安堵したように口を開いた。
「あぁ~、よかった! これで『付き合おう』なんてシロパイが言ったら、本気で軽蔑する所だったし!」
「えっ、うそ? このタイミングで、まさかの引っかけ? 女性不信になるよ、俺?」
ゴメン、ゴメン! と、イタズラ小僧のようにニシシシッ! と笑う後輩。
ソレが強がりであることは、俺にも分かっていた。
が、それでも俺には、もう彼女の好感度を上げる選択肢は出てこないし、選べない……選んじゃいけない。
「シロパイの中ではさ、もう『答え』が出てるんだよね? だったら何を迷う必要があるし?」
「……いくら『答え』が出ていようが、芽衣は俺とは付き合えないよ」
「それは何で?」
「……芽衣と一緒に居ると、俺が幸せになれないから……だって」
「ふぅ~ん。じゃあ質問を変えるね?」
大和田ちゃんは、そのダイヤモンドのように固い意思を宿した瞳を俺に寄越し、こう言った。
「――シロパイは、会長を幸せにする自信がないの?」
「ッ!?」
彼女の質問が轟音となって、俺の身体を駆け抜けた。
俺が芽衣を幸せにする自信が『ある』か『無い』かだって?
そんなの……1+1=200と答えるよりも簡単な質問だった。
「――そんなワケ、ねぇ!」
そう口にした瞬間、俺は改めて自分の想いを自覚した。
あぁ……俺はやっぱり、芽衣の事が好きなんだ。
あの腹黒で、猫かぶりで、おまけに超パッドでおっぱいをギガ盛りしている、あの悪魔みたいな女の事が、大好きなんだ!
どれだけゴタクを並べようが、その事実は変わらない。
抱いた想いは、変わらない!
「ねぇ、シロパイ? 会長のことが――古羊芽衣先輩のコトが好き?」
「あぁっ」
大和田ちゃんの問いに、今度はなんの躊躇いもなく頷いていた。
どれだけ小難しいことを並べようが、結局はそこに行き着くのだ。
こんなもん、子どもでも分かる、簡単な答えじゃないか。
芽衣と一緒に居ると幸せになれない?
逆だ。
逆なんだ!
――芽衣が一緒じゃないと、俺は幸せになれないんだ!
俺の1番の不幸は、女神さまの隣に居られない事だ!
もはや考えるまでもなかったハズなのに、そんな簡単すぎる真理に、バカな俺はようやく到達した。
「ハァァァァァ~……まったく。知的でクールなナイスガイの俺とした事が、自分の単純さを見失っていたらしい。考えなしもイカンが、考えすぎはもっとイカンな」
ようやく思い出したか! とばかりに、大和田ちゃんが「フッ」と笑った。
「『粘着質な気持ちワリィ男』? 上等だしっ! 『フラれたのに付き纏うとか、鷹野よりウザい』? それが何だし! シロパイはそんな事、気にしなくていいんだっての! だってシロパイは、もともと女々しいし、粘着質だし、翼さん何かよりも100倍ウザいんだから! 自信を持て、男の子!」
「ねぇ? ソレを聞いて、俺はどこに自信を持てばいいの?」
俺じゃなければ今頃、心が砕けている所だよ?
「でも、あんがとな、大和田ちゃん!」
おかげで気合が入った!
もちろんまだ、整理がついたワケじゃないし、答えが見えたワケでもない。
先も見えなければ、展望も何も無い。
『ないない』尽くしの俺の道だが、今、これだけはハッキリと言える。
――このままでは、終われない!
諦めきれない。
諦められるワケがない!
このままじゃ、死んでも、死にきれない!
「シロパイは会長が好きで、会長はシロパイのことが好き。『誰か』が道を阻んでいるワケじゃない。なら――行ってこい、大神士狼っ!」
バシッ! と、俺を鼓舞するように大和田ちゃんが背中を叩く。
彼女の熱が、想いが、感情が、ビリビリと身体中の細胞を叩き起こしていく。
進め! と体が叫びだす。
「大丈夫! 案外『通行止め』は看板だけで、道は続いているモンだからさ!」
「サンキュー大和田ちゃん! さすがは俺の未来の妹! 愛してるぜ!」
「誰が妹だし! あと、言う相手が違うっしょ?」
バーカッ! と、彼女の声援が背中を押し、俺は大地を蹴り上げた。
もう踏み出す足に迷いはない。
背後でグングンと小さくなっていく後輩を置いて、俺は駆ける。
「走れ、大神士狼っ!」
彼女の声を追い風に、俺の身体は加速する。
走れ、走れ、走れ!
もっとだ、もっと速く!
風よりも速く。
音よりも速く!
光よりも速く!!
過去も未来も現在も、すべて置き去りにして。
1分1秒でもはやく……誰よりもはやく。
走れ!
――芽衣の、ところへ!
未来へと進む俺の足は、少しも震えていなかった。
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