おまさの歩 本郷将棋料理屋

白塚ゆき

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第八章 再びの中食

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   一

「あとで不鳴不飛先生が来るけど、先にこれを」
 下っ引きの末吉がそう言って、一枚の刷り物を差し出した。
 かわら版だ。
「ひょっとして、この子のことを?」
 おたつがたずねた。
「おう。御城将棋に上がった娘将棋指しは初めてだからな。こりゃ、江戸じゅうの人気者だぜ」
 かわら版売りでもある男が笑みを浮かべた。
「えー、どうしよう」
 おまさは少々うろたえた。
「とにかく読んでみな」
 末吉が言う。
「なら、一緒に」
 刷り物を受け取ったおたつが言った。
「うん」
 おまさが恐る恐る顔を近づけた。
 刷り物には、こう記されていた。

 御城将棋に十四の娘

 伝統の御城将棋に芳紀十四の娘が上がれり。
 本郷の将棋料理屋八一屋が娘おまさなり。
 父より薫陶を受けしおまさは、江戸の女将棋指したちによる予選を見ン事勝ち抜き、この晴れ舞台に駒を進めり。
 御城将棋といへども、観戦せしは畏れ多くも上様にはあらず。さりながら、とくに名は秘すが、幕閣の中枢を占める大物なり。その屋敷の奥座敷にて、御城将棋は行はれたり。
 対戦相手は、将棋家の血筋を引く大橋宗秀なり。いささか傍流にて名人位には遠けれど、実力は折り紙付きの若き俊秀なり。
 この宗秀を相手に、おまさは一歩も引かぬ戦ひぶりを見せたり。
 用いるは、亡き父譲りの天空の城陣なり。
 角にてにらみを利かすこの戦法は、余人には使へぬ独自のものなり。
 盤上のいくさは際限なく続きたり。
 双方、疲労困憊なれど、死闘は続けり。
 さりながら、おまさの奮闘もこれまで。一歩千金と言はれるが、その一歩が足りず、娘将棋指しは無念の投了となれり。
 あと一歩で大魚を逸したとはいへ、おまさの指し回しは見事なり。いづれは江戸、いや、日の本無双の女将棋指しとならん。
 その前途に幸あれ。

「まあ、よく書いていただいて」
 おたつが感慨深げに言った。 
「ありがたいことで」
 おまさが頭を下げた。
「なら、おいらは売ってくるぜ。何枚かここに置いとくから」
 末吉が勇んで言った。
「気張ってくださいまし」
 おたつが言う。
「おう」
 ひと声答えると、かわら版売りでもある男は八一屋から出ていった。


   二

 ややあって、便利屋の大造と松橋新之丞がのれんをくぐり、あぶった干物と厚揚げを肴に呑みがてら将棋を指しだした。
「江戸じゅうに名が轟いたな」
 おまさを見て、容子のいい武家が言った。
「いえいえ、負けてしまったので」
 おまさはややあいまいな表情で答えた。
「かわら版を読んだかぎりじゃ、一歩も引かぬ戦いぶりだったみてえじゃねえか。大したもんだよ」
 大造が言う。
「宗秀さまとは力の差がありました」
 おまさは素直に答えた。
「かわら版を読んだ対局希望の客がいくたりも来るであろう」
 松橋新之丞がそう言って、じっと端歩を突いた。
「そうなればいいんですけど」
 おたつが厨から答えたとき、不鳴不飛が姿を現した。
「あっ、先生、かわら版をありがたく存じました」
 八一屋の女あるじがすぐさま言った。
「ありがたく存じました」
 おまさも頭を下げる。
「清記した棋譜ももらってきたよ」
 戯作者はふところから紙を取り出した。
「なら、あとで並べましょうや」
 大造が言った。
「そうだな。これは指しかけでもいいぞ」
 武家が盤面を手で示す。
「そうですな。御城将棋のほうを見てえんで」
 便利屋が笑みを浮かべた。
 そんな調子で段取りが進んだ。


   三

「なるほど、熱のこもった戦いだな」
 棋譜を並べながら、松橋新之丞が言った。
「駒の利きがこいつみたいに入り組んで、わけがわかりませんや」
 大造が食べかけの料理を指さした。
 五目煮だ。
 人参、牛蒡、蒟蒻、大豆、厚揚げなどを煮た料理で、八一屋では酒の肴としてよく出される。昆布だしの利いた濃すぎぬ味つけで、なかには飯を所望してかけて食べる客もいた。
「思い切って指したんですけど、無理だったかもしれません」
 おまさは包み隠さず言った。
「いや、踏みこむべきところは踏みこまねばのう」
 新之丞がそう言ってまた指し手を進めた。
「棋譜には印がついてるんで」
 不鳴不飛が言った。
「これはどういうことだ?」
 新之丞が訊く。
「宗与先生がいい手には印をつけてくださったんです。おまさちゃんの手にもずいぶんついてますよ」
 戯作者が答えた。
 棋譜のところどころに小さな丸のような印がついている。宗与がじっくり検討したうえでつけたものだ。
「ありがたいことで」
 おまさは軽く両手を合わせた。
「それにしても難解だな」
 新之丞が腕組みをした。
「宗与先生もそうおっしゃっていました。時読みになっても、おまさちゃんはよく指していると」
 帳面係をつとめた男が言った。
「生きた心地がしなかったです」
 おまさが包み隠さずそう言ったから、八一屋に和気が漂った。
 ここで、おたきが素麺を運んできた。
「暑気払いにどうぞ」
 笑みを浮かべて盆を置く。
「おお、これはうまそうだ」
 新之丞が表情をゆるめた。
「薬味もとりどりで」
 不鳴不飛がのぞきこむ。
「さっそくいただきまさ」
 大造が手を伸ばした。
 涼やかなぎやまんの器に盛られた素麺に箸が伸びる。
 薬味は刻んだ葱に海苔、茗荷に胡麻におろし山葵だ。
「うん、うまいな」
 素麺を啜った新之丞が言った。
「夏場はこたえられませんな」
 不鳴不飛も続く。
「これに茶飯か炊き込み飯などをつけて、数をかぎって中食を出せば売れるぜ」
 便利屋が知恵を出した。
「そうでしょうか」
 おたきが首をひねった。
「いまは八一屋に追い風が吹いている。すぐ売り切れるであろう」
 武家が太鼓判を捺した。
「試しにやってみてもいいかも」
 おまさが乗り気で言った。
「中食は見世の引札にもなるからね。中食がうまかったら、また二幕目にも来てくれる」
 不鳴不飛が言った。
「なら……中食は前にも八一屋でやっていたので、仕度を整えてそのうちまたやってみようかしら」
 おたきは少し思案してから言った。
「そりゃいいや。食いに来るぜ」
 大造が真っ先に言った。


   四

 数日後――。
 八一屋の前にこんな貼り紙が出た。
 
 中食ふたたびはじめます
 けふの中食
 さうめん
 茶めし
 こばち(きんぴら、ごまあへ)
 とうふ汁
 十食かぎり三十文
 売り切れじまひ
          八一屋

「なんだかどきどきするわね」
 のれんを出したおたつが言った。
「売り切れても、売り切れなくても困るかも」
 おまさが言った。
「売り切れたら困ることはないわよ」
 と、おたつ。
「でも、お客さんを止めないと」
 ややあいまいな顔つきでおまさが言った。
「お膳は十食だけど、素麺はたくさんあるから、そちらだけお出しすることにすればいいでしょう」
 おたつが言った。
「ああ、なるほど」
 おまさの表情がやっと晴れた。
 のれんが出た。
 ややあって、表から声が聞こえてきた。
「おっ、中食か。久々だな」
「食っていきますかい?」
「いや、煮魚とか刺身とか食いてえからよ」
「なら、よそへ」
「おう」
 そんな調子で、客は入ってくれなかった。
 やっと来てくれたと思ったら、家主の善助だった。
「どうだい、中食は」
 家主が問うた。
「まだどなたも」
 おたつがあいまいな表情で答えた。
「そうかい、おっつけ来るだろう」
 善助が言った。
 家主の言うとおりだった。
「遅くなっちまった」
 そう言いながら、便利屋の大造が入ってきた。
 それが呼び水になった。
 普請仕事で近くに来ていた揃いの半纏姿の大工衆がつれだってのれんをくぐってくれた。おかげで、早くも残りが少なくなった。
「ああ、素麺はうめえな」
「茶飯と小鉢もうめえ」
 評判は上々だったが、文句も出た。
「冷てえ素麺に、あったけえ汁はねえだろうよ」
「胃の腑がびっくりしちまう」
 と、大工衆。
「相済みません」
 おたつが頭を下げた。
「夏場だったら、冷たい麦湯がいいかもしれねえな」
 大造がそう言って、残りの素麺を啜った。
 近くの隠居に加えて、貼り紙を見た野菜の棒手振りものれんをくぐってくれた。
「あと一膳で」
 おまさが言った。
「なら、止めておくれ。二人だったら出せるから」
 おたつが口早に言った。
「はい」
 おまさは表に出た。
 ちょうど向こうから人が来た。
 おまさの表情が少しやわらいだ。
 速足で歩いてきたのは、松橋新之丞だった。
「まだあるか」
 武家が問うた。
「はい。ちょうど残り一膳で」
 おまさは答えた。
「そうか。危ないところであった」
 剣術指南の武家は白い歯を見せた。
 そんな調子で、再開した中食は滞りなく売り切れた。


   五 

「少しずつ増やしていけばいいよ」
 家主の善助が言った。
 長屋の見廻りを終え、また八一屋に顔を出している。
「十膳の次は十五膳といった具合だな」
 松橋新之丞がそう言って、猪口の酒を吞み干した。
 中食から引き続き八一屋に腰を落ち着けている。もう一人の大造は障子の張り替えのつとめが入り、いささか名残惜しそうに出ていった。
「少しずつですね」
 おまさが言った。
「そうだ。一つずつ歩を突いていく要領だ」
 剣術指南の武家が将棋になぞらえて言った。
「知恵を出して、気張っていきましょう」
 おたつが笑みを浮かべた。
「知恵か……」
 新之丞が少し思案してから続けた。
「将棋料理屋の中食ゆえ、将棋にちなんだ名称の膳にしたらどうか」
 常連の武家が言った。
「将棋にちなんだ名称の膳でございますか」
 おたつが瞬きをした。
「飛車とか角とかでございましょうか」
 おまさが訊く。
「そうだな。分かりやすいほうがよかろう。矢倉膳や雁木膳などでは分かりにくい」
 新之丞が答えた。
「そもそも、どういう膳にするかむずかしゅうございます」
 おまさがそう言ったから、八一屋に和気が漂った。
「天麩羅なら、海老と鱚で飛車角とか、とにかく名をつけることはできるかも」
 と、おたつ。
「なるほど、飛車角天麩羅膳だな」
 新之丞がうなずいた。
「そりゃうまそうで」
 善助が笑みを浮かべた。
「思案すれば、ほかにもいろいろできそうです」
 おまさが言った。
「金銀などに見立てることもできよう」
 剣術指南の武家が言う。
「さようですね。ほかのご常連さんにもお知恵を拝借します」
 八一屋の女あるじが言った。 
「不鳴不飛先生などは、いくらでも知恵を出してくださるだろう」
 新之丞が言った。
「ああ、さようですね。見えたら話をしてみます」
 おたつが乗り気で答えた。


   六
 
 噂をすれば影現わる、と言われる。
 ちょうど名が出ていた不鳴不飛が八一屋に姿を現わした。
 一人ではなかった。
 思いがけないことに、おまさの対戦相手だった大橋宗秀も一緒にのれんをくぐってきた。
「まあ、宗秀さま」
 おまさが目を瞠った。
「おっ、将棋家の俊秀が」
 肴の鱚天を食していた新之丞が箸を置いた。
「名高い将棋料理屋に行ってみたいということで、やつがれがご案内申し上げた次第」
 戯作者が少しおどけて言った。
「ようこそお越しくださいました。御酒でよろしゅうございましょうか。冷やでも燗でもお出しできますが」
 おたつが言った。
「では、ぬる燗でお願いいたします」
 つややかな総髪の青年棋士が言った。
「承知しました」
 おたつは笑みを浮かべた。
 おまさが宗秀に向かって会釈する。青年棋士も笑顔でうなずいた。
「では、わたしはちょいと見廻りに」
 善助が右手を挙げた。
「はい、ご苦労さまです」
 おたつが頭を下げた。
 不鳴不飛と宗秀も座敷に上がり、新之丞を加えて三人になった。
「さっそくだが、ひと息ついたところで一局」
 新之丞が将棋盤のほうを手で示した。
「承知しました」
 宗秀がただちに答えた。 
「素麺がまだできますが、いかがいたしましょう」
 おたつが水を向けた。
「なら、いただきましょう」
 不鳴不飛がまず右手を挙げた。
「わたくしも頂戴します」
 宗秀も折り目正しく答えた。
「承知しました。ただいまご用意しますので。肴はいかがいたしましょう。鯵の干物などがございますが」
 と、おたつ。
「いいですね。それも頂戴します」
「わたくしも」
 手が続いて挙がった。
「駒だけ並べておこう。手合いは二枚落ちで」
 新之丞が言った。
 飛車と角、二枚の大駒を上手が落とすのが二枚落ちだ。
「承知しました」
 宗秀がすぐさま答えた。
「今日は一つ相談も兼ねて来たんですよ」
 不鳴不飛が言った。
「どういうご相談でしょう」
 厨で手を動かしながら、おたつが問うた。
「八一屋では、おまさちゃんの指導将棋が行われているわけだが、月に二度くらい、宗秀さんもやってみたいということでね」
 不鳴不飛が答えた。
「宗秀さまも指導将棋を?」
 おまさは驚いたように青年棋士の顔を見た。
「ほかにも稽古先があるので、月に二度だけれど、おいしいものをいただきながら指導将棋を指せればと思ってね」
 宗秀は白い歯を見せた。
「宗秀さんは大名家などの構えた稽古先より、市井の人々と将棋を指すほうが性に合っているそうで」
 戯作者が言った。
「ならば、今日は武家ではなく市井の人だ」
 新之丞がそう言ったから、八一屋に和気が漂った。
 ほどなく、素麺が来た。
 おたつとおまさが運ぶ。
「おお、来た来た」
 不鳴不飛が受け取った。
「干物はこれからあぶりますので」
 と、おたつ。
「楽しみで」
 青年棋士が笑みを浮かべた。
 客はさっそく箸を取った。
「ちょうどいいゆで加減ですな」
 食すなり、不鳴不飛が言った。
「この夏は、いくたびもこれを食べられそうです」
 宗秀がそう言って、うまそうな音を立てて素麺を啜った。
 


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