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第八話
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「結界、駄目だったって? おかしいねえ、この前張り替えたばかりだったのにねぇ」
この山本家の家人、五百子はそう言ってこちらに切った西瓜を差し出してくる。
町内で一番大きな畑を持つこの山本家は、付近一帯に住んでいる山本一族の本家だった。
自分たちは先程まで紫水に車を出してもらい、山にある結界の基点を調べていたのだ。しかし替えたばかりの注連縄は朽ち果て、用を為さなくなっていた。応急処置として護符を置いてきたが、ちゃんとした結界を張り直すには物の準備や大がかりな祈祷が必要となる。しばらくはこまめに結界の基点を巡回するしかないだろう。
「この暑いのに山の中歩いて、大変だよう。これでも食べて元気出しな」
出された西瓜はルビーのように輝いて見える。持ってきた茶は全て飲み切ってしまい、まずはと出された麦茶も一気飲みしてしまった。
まだ水分を欲している体には、水気たっぷりの甘い西瓜が何よりのごちそうに見える。
礼を言って西瓜を手に取ろうとした矢先、気持ちばかり会釈をしたクロの手がさっと伸びて西瓜を取った。ちょっと大きめに切られていたものをクロは瞬時に見定めたのである。何たる食い意地。
「それでね、こちらがクロくん。記憶喪失なんだって。身元がわかるまでここにいるから、挨拶に来ました」
種など気にせず西瓜を貪っている彼を見ながら、紫水はクロを紹介した。
「そらもっと大変だ。早く帰る場所がわかればいいねぇ」
そうして五百子はクロを微笑ましそうに見て、はたと何かに気付いたように動きを止めた。
「クロさん? どっかで見たような気がすんのよなぁ。写真か何かで……。思い出した!」
言うと五百子は老体にもかかわらずすっと立ち、しばらくしてアルバムを手に戻ってきた。
「これ、クロさんに似てない? そっくりだよぉ」
五百子はアルバムから写真を取り出し見えるように机の上に置いた。
その写真を見て、どきりとした。
白黒写真であったが、その中に確かにクロがいたのだ。
縁側に座る男。黒い長い髪を後ろに撫でつけ、凛々しい顔立ち。何より、西瓜にかじりついている姿が今のクロとそっくりだった。着物の袖から覗く刺青もまったく同じだ。
「こ、これはいつの写真ですか?」
尋ねると五百子が写真を裏返す。
――1932年・7月15日。命の恩人さん。
達筆な字でそれだけ書かれていた。
「クロさん……?」
クロは写真に目もくれず、西瓜に夢中だ。
「きゅ、九十年は前じゃないですか! 親戚にしても、あまりにそっくりだ……。何も知らないんですか、クロさん」
クロに見えるように写真を差し出すと、やっと彼は食べるのを中止して写真を見た。
「……知らない。俺はすぐ忘れてしまう。あったとしても、何も覚えていない」
その顔は物憂げで、何も覚えていないと言いながら昔を思い出しているような雰囲気だった。
「どうして忘れてしまうんですか……?」
苦しそうな顔をしているクロに向けて、踏み込めなかった一歩を踏み込む。
クロは黙って再び西瓜を齧り始めてしまった。これは拒絶だ。ただでさえ遠いところにいたクロが、もっと遠くに行ってしまったように感じる。
「人にも色々あるよなぁ。じゃあ、分家さんにも電話しておくから……」
そう言って五百子と紫水は気まずい雰囲気を振り払うように雑談を始めた。その気遣いがありがたかった。
今日中に挨拶回りをしたいからと話もそこそこに切り上げた。お土産に畑で採れた野菜をいっぱいもらい、五百子の家を後にする。
家々に立ち寄って護符を配り、クロの紹介をした。
「最近魔物が増えてるから心配で。でも鶯さんの護符はよく利くから。ありがとうね。これ、よかったら持っていって。……ねえ」
家に立ち寄るたびに護符と物々交換のように野菜やお菓子を頂いた。自分の誕生日が近いからと、都心のデパ地下でしか買えないお菓子ももらってしまった。自分の好きなベリー系のチョコの詰め合わせだ。クロが一人で全部食べないように注意が必要だ。毎日一粒ずつ食べることにしよう。
あっという間に夕方になってしまったが、夏ではまだ暗くなり始めたばかりだ。
車の後部座席のクロは期待に胸を膨らませて頂き物の山を見つめている。
「駄目ですよ。みんなで分けて食べるんですから」
「……わ、わかっている」
そう慌てて答えたクロは、二十代半ばのようにしか見えない。では、あの写真は何なのだろう。
――ねえ、あのクロって人が来てから魔物が増えとるでしょ。おかしいんじゃない?
去り際、クロに聞こえないように言われた言葉を思い出す。
確かに、起こっていることだけ見ればそうかもしれない。でもクロが悪い人間のようには見えなかった。
命を賭して魔物と戦っているのだ。悪い人間のすることとは思えない。それともクロが魔物を呼び寄せているのか。
自分はクロの何を知っている――?
そう思った瞬間、車の進行方向に人影が転がり込んできた。
人影を追うように大型の魔物が二体現れる。巨大化したヤスデのような魔物は視界に入るだけで気持ちが悪い。
紫水は慌ててブレーキを踏み、車が急制動する。
車が止まった瞬間にクロは外に踏み出し、鎧を纏った。
人影を庇うように魔物と向き合い、手に持った赤い光の刃で斬りつける。しかし、硬い外皮を刃で破壊することはできなかった。
強い魔物だ。魔物を一太刀で両断していた光の刃が通じない。
「……もっと寄越せ、饕餮号!」
クロは耳慣れない単語を口にすると纏っていた気迫が増し、それに呼応するように赤い光が彼の体を包み込む。
光の刃はさらに質量を増し、槍ほどの大きさになる。それを片手で薙ぐと魔物たちは遠くに弾き飛ばされた。
今の内にと人影――黒い服を着た男だった――に駆け寄り、護符を掲げて結界を張る。いつもならそれで十分耐える結界でも、強大な魔物の圧に今にも壊れそうだった。
――いつまで持つか……!
クロに任せるしかない。クロの様子を窺っていると、男は結界から飛び出してしまった。
「ま、待ちなさい!」
自分の制止の声も聞かずに男は走り出し、クロの元に向かう。
「クロ、力を使うな……!」
男の低い声が聞こえる。クロを知っているのか?
男は毅然と魔物に立ち向かうと懐から護符を取り出し魔物に投げつけた。
――■■■■■!
耳障りな魔物の悲鳴が聞こえ、思わず耳を塞ぎたくなる。
護符を貼り付けられた魔物はわずかに動きが鈍り、その隙を狙ったクロが核を破壊してとどめを刺した。
「あなたは……」
自分の前に立っている黒衣の男を見つめる。
しかし男は自分のことなどまるで気にせず、クロに声をかけたのだった。
「久しぶりだな、クロ。置いていくなって言っただろ」
鎧を解いてこちらに歩いてきたクロは、怪訝な顔でこちらを見つめていた。
「誰だ、お前は――」
この山本家の家人、五百子はそう言ってこちらに切った西瓜を差し出してくる。
町内で一番大きな畑を持つこの山本家は、付近一帯に住んでいる山本一族の本家だった。
自分たちは先程まで紫水に車を出してもらい、山にある結界の基点を調べていたのだ。しかし替えたばかりの注連縄は朽ち果て、用を為さなくなっていた。応急処置として護符を置いてきたが、ちゃんとした結界を張り直すには物の準備や大がかりな祈祷が必要となる。しばらくはこまめに結界の基点を巡回するしかないだろう。
「この暑いのに山の中歩いて、大変だよう。これでも食べて元気出しな」
出された西瓜はルビーのように輝いて見える。持ってきた茶は全て飲み切ってしまい、まずはと出された麦茶も一気飲みしてしまった。
まだ水分を欲している体には、水気たっぷりの甘い西瓜が何よりのごちそうに見える。
礼を言って西瓜を手に取ろうとした矢先、気持ちばかり会釈をしたクロの手がさっと伸びて西瓜を取った。ちょっと大きめに切られていたものをクロは瞬時に見定めたのである。何たる食い意地。
「それでね、こちらがクロくん。記憶喪失なんだって。身元がわかるまでここにいるから、挨拶に来ました」
種など気にせず西瓜を貪っている彼を見ながら、紫水はクロを紹介した。
「そらもっと大変だ。早く帰る場所がわかればいいねぇ」
そうして五百子はクロを微笑ましそうに見て、はたと何かに気付いたように動きを止めた。
「クロさん? どっかで見たような気がすんのよなぁ。写真か何かで……。思い出した!」
言うと五百子は老体にもかかわらずすっと立ち、しばらくしてアルバムを手に戻ってきた。
「これ、クロさんに似てない? そっくりだよぉ」
五百子はアルバムから写真を取り出し見えるように机の上に置いた。
その写真を見て、どきりとした。
白黒写真であったが、その中に確かにクロがいたのだ。
縁側に座る男。黒い長い髪を後ろに撫でつけ、凛々しい顔立ち。何より、西瓜にかじりついている姿が今のクロとそっくりだった。着物の袖から覗く刺青もまったく同じだ。
「こ、これはいつの写真ですか?」
尋ねると五百子が写真を裏返す。
――1932年・7月15日。命の恩人さん。
達筆な字でそれだけ書かれていた。
「クロさん……?」
クロは写真に目もくれず、西瓜に夢中だ。
「きゅ、九十年は前じゃないですか! 親戚にしても、あまりにそっくりだ……。何も知らないんですか、クロさん」
クロに見えるように写真を差し出すと、やっと彼は食べるのを中止して写真を見た。
「……知らない。俺はすぐ忘れてしまう。あったとしても、何も覚えていない」
その顔は物憂げで、何も覚えていないと言いながら昔を思い出しているような雰囲気だった。
「どうして忘れてしまうんですか……?」
苦しそうな顔をしているクロに向けて、踏み込めなかった一歩を踏み込む。
クロは黙って再び西瓜を齧り始めてしまった。これは拒絶だ。ただでさえ遠いところにいたクロが、もっと遠くに行ってしまったように感じる。
「人にも色々あるよなぁ。じゃあ、分家さんにも電話しておくから……」
そう言って五百子と紫水は気まずい雰囲気を振り払うように雑談を始めた。その気遣いがありがたかった。
今日中に挨拶回りをしたいからと話もそこそこに切り上げた。お土産に畑で採れた野菜をいっぱいもらい、五百子の家を後にする。
家々に立ち寄って護符を配り、クロの紹介をした。
「最近魔物が増えてるから心配で。でも鶯さんの護符はよく利くから。ありがとうね。これ、よかったら持っていって。……ねえ」
家に立ち寄るたびに護符と物々交換のように野菜やお菓子を頂いた。自分の誕生日が近いからと、都心のデパ地下でしか買えないお菓子ももらってしまった。自分の好きなベリー系のチョコの詰め合わせだ。クロが一人で全部食べないように注意が必要だ。毎日一粒ずつ食べることにしよう。
あっという間に夕方になってしまったが、夏ではまだ暗くなり始めたばかりだ。
車の後部座席のクロは期待に胸を膨らませて頂き物の山を見つめている。
「駄目ですよ。みんなで分けて食べるんですから」
「……わ、わかっている」
そう慌てて答えたクロは、二十代半ばのようにしか見えない。では、あの写真は何なのだろう。
――ねえ、あのクロって人が来てから魔物が増えとるでしょ。おかしいんじゃない?
去り際、クロに聞こえないように言われた言葉を思い出す。
確かに、起こっていることだけ見ればそうかもしれない。でもクロが悪い人間のようには見えなかった。
命を賭して魔物と戦っているのだ。悪い人間のすることとは思えない。それともクロが魔物を呼び寄せているのか。
自分はクロの何を知っている――?
そう思った瞬間、車の進行方向に人影が転がり込んできた。
人影を追うように大型の魔物が二体現れる。巨大化したヤスデのような魔物は視界に入るだけで気持ちが悪い。
紫水は慌ててブレーキを踏み、車が急制動する。
車が止まった瞬間にクロは外に踏み出し、鎧を纏った。
人影を庇うように魔物と向き合い、手に持った赤い光の刃で斬りつける。しかし、硬い外皮を刃で破壊することはできなかった。
強い魔物だ。魔物を一太刀で両断していた光の刃が通じない。
「……もっと寄越せ、饕餮号!」
クロは耳慣れない単語を口にすると纏っていた気迫が増し、それに呼応するように赤い光が彼の体を包み込む。
光の刃はさらに質量を増し、槍ほどの大きさになる。それを片手で薙ぐと魔物たちは遠くに弾き飛ばされた。
今の内にと人影――黒い服を着た男だった――に駆け寄り、護符を掲げて結界を張る。いつもならそれで十分耐える結界でも、強大な魔物の圧に今にも壊れそうだった。
――いつまで持つか……!
クロに任せるしかない。クロの様子を窺っていると、男は結界から飛び出してしまった。
「ま、待ちなさい!」
自分の制止の声も聞かずに男は走り出し、クロの元に向かう。
「クロ、力を使うな……!」
男の低い声が聞こえる。クロを知っているのか?
男は毅然と魔物に立ち向かうと懐から護符を取り出し魔物に投げつけた。
――■■■■■!
耳障りな魔物の悲鳴が聞こえ、思わず耳を塞ぎたくなる。
護符を貼り付けられた魔物はわずかに動きが鈍り、その隙を狙ったクロが核を破壊してとどめを刺した。
「あなたは……」
自分の前に立っている黒衣の男を見つめる。
しかし男は自分のことなどまるで気にせず、クロに声をかけたのだった。
「久しぶりだな、クロ。置いていくなって言っただろ」
鎧を解いてこちらに歩いてきたクロは、怪訝な顔でこちらを見つめていた。
「誰だ、お前は――」
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