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新婚旅行
新婚旅行①
しおりを挟むお久しぶりです!
ブクマやしおりの登録本当にありがとうございます!
今回は新婚旅行です。そんなに長くないのですが3話ありますのでお楽しみいただければ幸いです。
本編書いてからだいぶ経っていてもし変なところがあったりしても暖かい目で見てください。
8/21 18:00 ②
8/22 8:00 ③
予約投稿済みです。
***
結婚式から1ヶ月ほど経った頃にお父様が不意に聞いてきたことが始まりだった。
「そういえば、リアリーたちは新婚旅行には行かないのかい?」
「迷ったんだけど、まだ今までの件が片付いてないだろうし、私達にもできることがあると思うから。それに旅行はこれからいつでも行けるから今はお父様を手伝うわ。」
今までの件の処理や領地のことがあるから新婚旅行は落ち着いた頃にでも行こうとカインと話している。
「今まで屋敷に帰っていなかったから領地の事などの仕事の把握ができていないけど、新婚旅行はこの時期にしか行けないから私のことは気にせず2人で楽しんでおいで。」
と言ってくれたのでどこに行くかをカインと再度相談していた。
「お父様がああ言ってくれたから新婚旅行に行きたいと思っているんだけど、カインはどこか行きたいところとかあるの?」
「俺はリアリーの行きたいとこでゆっくりできるところがいいかな。強いて言うなら、以前行った隣国のオリタ王国は自然豊かで公爵領が確か温泉があるゆっくりできるところで栄えてるから楽しいかな?」
「隣国…行ったことないから行きたい!」
隣国は行ったことないな…カインがおすすめのところなら間違いない!
「リアリーが気に入ったならそこにしようか。温泉があるから体も休まるしね。」
「…あと、いつでもいいのだけどリングドルク領にも行きたいの。…お母様がいらっしゃったときは毎年行っていたのだけど5年間行けていなかったから。それに、とてもいいところなのお料理も美味しいし活気があって楽しいと思うわ!それにカインにも見てほしくて……だめかしら。」
領地にもしばらく行っていないから行きたいし、いいところだからカインと一緒に散策したい。
お願いのポーズでちょっと首を傾げた感じでカインを見つめた…
「!……もう可愛い。そんな顔されて行かないわけがないでしょ?リアリーのしたいことが俺のしたいことだからね。」
「ありがとう、カイン!」
ちゅっとほっぺにキスした。
「リアリー…反則だよほんとに可愛い……愛してるよ。」
ぎゅーっと抱きしめられた。
「私も大好きよ、カイン。」
抱きしめかえすと、さらに抱きしめてくれて幸せだなと感じた。
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