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ACT2:妖魔王の旌旗
モスマン・コマンド
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「む……この中に入るのか。大丈夫なのか? 輜重械で水を運んでいて瓶ごと割ってしまうことは珍しくないのだが――」
蓋を開いた貨物庫をのぞき込んで、ガラヴェインが露骨に嫌そうな様子を見せた。
パキラがガラヴェインの腕に手を添える。
「だ、大丈夫ですよガラヴェイン卿! 中には荷物を固縛するための索止めがありますから、それを掴んでれば」
経験者風のことを口走りながら、パキラは外側から蓋を閉めた。中からくぐもった妙な声が聞こえる。
「時間がない、パキラもうまいこと反対側に収まっててくれよ」
「分かったわ、嫌だけど!」
彼女は前回と同じく右肩の貨物庫に飛び込み、内側から蓋を閉めた。
飛来する有翼獅子をカイルダインが左腕で払いのけ、その隙に俺も操縦籠へ駆け込む。
「完全械態! カイルダイン!」
光に満たされる操縦籠の中で、俺は自分のアイデアを反芻した。
物理法則を厳密に適用するならば、巨大ロボットの操縦は自殺行為――何かの本にそんな記述があった。
アニメや特撮には多くのロボットが登場するが、それらは機体に働く慣性やコクピットの不完全な設計のために、歩行時の振動や攻撃動作で発生する衝撃が、もろに操縦者に伝わるケースがほとんどだというのだ。そんなロボットで戦えば、操縦者はグズグズの肉塊になってしまう。
だが俺はこの通り、カイルダインで二度戦った。別段に腰痛一つ起こしていない。
パキラは最初の戦いで操縦籠よりも格段に安全性に劣るであろう、肩部の貨物庫に収容された。彼女もまた、何の負傷も受けなかった。
星幽光翼の翼面積や形状から判断して、カイルダインは空力的な方法で飛んでいない。そして、助走なしのジャンプで空中を軽々と400m近く移動する能力がある。
つまり。
「間違いない。カイルダインには慣性や重力を都合よく操る能力がある――そうだな?」
(ご明察です、佩用者。サーガラックとかいうあの械体のものほど、能動的に使えるわけではありませんが)
微妙に不本意そうな思念が伝わってきた。
「あー……細かいことを言いたくないが、前もって教えてくれよそういうの」
(そんな。佩用者が知恵を絞って私の能力を推測して、それが的中するのが気持ちいいんじゃないですか)
ええいややこしいことを。
「いちいちそんな高度なプレイを実践していられるか。とにかく、フェルディナンドを運んであの渉猟械のところまで行くぞ!」
〈……了解です〉
輜重械を抱えて岩山を飛び越え走る。距離が近づくにつれて、マーガンディの足元で行われている戦闘の様子が明らかになった。
革や鎖の軽量な鎧を身に着け、盾と槍で武装した兵士たちが、互いにかばい合いながら異形の者たちと対峙している。
敵は一見して茶色のマントに身を包んだ人間に見えた――だが、兵士の一人が突き出した槍を避けて、敵方の戦士は体を覆ったそのマントを広げ、空中に飛び上がったのだ。
敵の戦士たちが身にまとっていたのは、ふかふかした柔毛におおわれた、蛾のそれに酷似した翼だった。
その蛾人間の羽ばたきをまともに受けて、数人の兵士が顔面をかきむしりながら転げまわった。
「あの翅――毒があるのか!」
(敵集団の構成を確認しました。大型飛行生物二体に、それぞれの騎乗者――これは人間に酷似した亜人類です。そして、残りはあの有毒鱗粉をもつ蛾のような兵が二十体)
カイルダインが敵の分析結果を知らせて来た。
〈まさか、蛾人か! そんなものが国境から遠く離れたこんなところに――〉
貨物庫から響いてくるガラヴェインの声には、彼の驚愕と狼狽ぶりがうかがえた。
〈早く兵たちのところへ降ろしてくれ! 蛾人の毒を受けているに違いない。治療の法術を使ってやらねば〉
気丈な男だ。外を見ることもできない狭い貨物庫に押し込まれ、護令械が話すという未知の体験を味わいながら、真っ先に部下を気遣っている。
「もう少し待ってくれ! なんとか降ろすチャンスを――」
叫びつつも俺はそれが困難であることを感じていた。空中からは二頭の有翼獅子が、執拗に突撃をかけてくる。先ほどもそうだったが、カイルダインの腕で払いのけても、こいつらは激突の寸前で羽毛のように軌道を変え、回避して飛び去るだけなのだ。
(サイズと俊敏性の問題で、私たちが現在対応できる敵は、あの二頭の飛行生物まで。しかし、迅速に無力化することはかなり困難です)
(そんな……!)
思わず声を荒げる。だが、どうやらカイルダインが正しい。
飛びまわる蠅に拳をあてて粉砕しようとするようなものだ。宮本武蔵が蠅を箸でつまむ話はフィクションらしいが、実際にやるとなったら一朝一夕の修行ではすむまい。
(そんな修行はさすがにやってない……!)
ヴォルターの記憶をさらえても、極度に小さく軽いもの、拳を当てたらそのまま動いて行ってしまうようなものを有効に撃ち抜くような技はなかった。カイルダインは俺の動きと意思をトレースし、械体に最適化して再現するが、それゆえ俺が使えない技は同様に使えない。
「欺陽槍で薙ぎ払うのは?」
〈命中率はやや向上しますが、それでもこの状況では大幅に時間を失うことになります。振り回す腕の質量が減るわけではありません〉
「ままならないな。となると、今できることは――」
〈威嚇くらいでしょう。敵集団の士気が低く、崩壊しやすいものであることを期待するしかありません〉
「威嚇ぅ!? 通用するのかそんなもん」
〈いや、案外有効かもしれんぞ〉
ガラヴェインが俺とカイルダインの会話を察知して口を挟んできた。
〈有翼獅子の騎乗者は恐らく我々の騎士に相当する。攻撃をかけてきたということは、こちらを脅威と判断しているわけだ――では、その脅威が手におえないと判断したら?〉
(なるほど。ではまずはひとつ、叫び声でも上げてみますか〉
「おいおい。そんなんでいいのか……」
〈ふむ、佩用者の知識の中に何やらよさげな――少しアレンジしてみましょう)
「何をする気だ」
〈ええと、丘の街道に――いや、街道は外れてますけどね)
――ガォオオオオオオオオン!
カイルダインが金属的な怪音を発し、それが山々にこだました。俺の知識のどの辺を引用したのかはだいたい想像がついたが、その雄たけびにあまりヒーロー性はなかった。
どちらかというと北米ウィスコンシン州辺りの森林地帯で、夜空に向かって吼えてる三本足の何かっぽい感じだ。
「なんてひどい声だ! 頭痛を通り越して歯が痛てえ!」
〈佩用者! ひどいです、一生懸命やってるのに〉
「問題は効果のほどだ、地上の様子を確認しろ!」
(はい)
操縦籠の映像面に、地表の様子がアップになって映し出された。カイルダインの咆哮はそれなりに効果を上げていた――ただし、敵味方両方に。
蛾人兵は地面に降りたってよろめきながら少し後退し、こちら側の兵士たちは地面に膝をつき、頭を抱えて震えていた。
「……人間側の被害のほうがひどいじゃないか」
(むう。不本意ですが仕方ありません、以後雄たけびは控えましょう。あと、先ほどからこちらへ近づいてくる人間型生物が。敵の新手でしょうか?)
カイルダインのセンサーが何かをキャッチしたらしい。
「…その情報だけじゃ敵も味方もわからん。映せ」
小さな人影が200mほど離れた岩陰からそろそろと立ち上がり、映像はそこへズームイン。
漆に類似した光沢をもつ黒い仮面を付けた、痩せた男がいた。
色素異常を思わせる白い髪と、同じく漂白したような白い肌。この陽光眩しい世界の住人とは到底思えない。
手には青銅を被せた、30cmほどの奇妙な短い杖、あるいは笏。目の細かな腰までの鎖鎧に身を包んだその男は、奇妙な抑揚の呪文を唱えて杖を高く掲げた。
蓋を開いた貨物庫をのぞき込んで、ガラヴェインが露骨に嫌そうな様子を見せた。
パキラがガラヴェインの腕に手を添える。
「だ、大丈夫ですよガラヴェイン卿! 中には荷物を固縛するための索止めがありますから、それを掴んでれば」
経験者風のことを口走りながら、パキラは外側から蓋を閉めた。中からくぐもった妙な声が聞こえる。
「時間がない、パキラもうまいこと反対側に収まっててくれよ」
「分かったわ、嫌だけど!」
彼女は前回と同じく右肩の貨物庫に飛び込み、内側から蓋を閉めた。
飛来する有翼獅子をカイルダインが左腕で払いのけ、その隙に俺も操縦籠へ駆け込む。
「完全械態! カイルダイン!」
光に満たされる操縦籠の中で、俺は自分のアイデアを反芻した。
物理法則を厳密に適用するならば、巨大ロボットの操縦は自殺行為――何かの本にそんな記述があった。
アニメや特撮には多くのロボットが登場するが、それらは機体に働く慣性やコクピットの不完全な設計のために、歩行時の振動や攻撃動作で発生する衝撃が、もろに操縦者に伝わるケースがほとんどだというのだ。そんなロボットで戦えば、操縦者はグズグズの肉塊になってしまう。
だが俺はこの通り、カイルダインで二度戦った。別段に腰痛一つ起こしていない。
パキラは最初の戦いで操縦籠よりも格段に安全性に劣るであろう、肩部の貨物庫に収容された。彼女もまた、何の負傷も受けなかった。
星幽光翼の翼面積や形状から判断して、カイルダインは空力的な方法で飛んでいない。そして、助走なしのジャンプで空中を軽々と400m近く移動する能力がある。
つまり。
「間違いない。カイルダインには慣性や重力を都合よく操る能力がある――そうだな?」
(ご明察です、佩用者。サーガラックとかいうあの械体のものほど、能動的に使えるわけではありませんが)
微妙に不本意そうな思念が伝わってきた。
「あー……細かいことを言いたくないが、前もって教えてくれよそういうの」
(そんな。佩用者が知恵を絞って私の能力を推測して、それが的中するのが気持ちいいんじゃないですか)
ええいややこしいことを。
「いちいちそんな高度なプレイを実践していられるか。とにかく、フェルディナンドを運んであの渉猟械のところまで行くぞ!」
〈……了解です〉
輜重械を抱えて岩山を飛び越え走る。距離が近づくにつれて、マーガンディの足元で行われている戦闘の様子が明らかになった。
革や鎖の軽量な鎧を身に着け、盾と槍で武装した兵士たちが、互いにかばい合いながら異形の者たちと対峙している。
敵は一見して茶色のマントに身を包んだ人間に見えた――だが、兵士の一人が突き出した槍を避けて、敵方の戦士は体を覆ったそのマントを広げ、空中に飛び上がったのだ。
敵の戦士たちが身にまとっていたのは、ふかふかした柔毛におおわれた、蛾のそれに酷似した翼だった。
その蛾人間の羽ばたきをまともに受けて、数人の兵士が顔面をかきむしりながら転げまわった。
「あの翅――毒があるのか!」
(敵集団の構成を確認しました。大型飛行生物二体に、それぞれの騎乗者――これは人間に酷似した亜人類です。そして、残りはあの有毒鱗粉をもつ蛾のような兵が二十体)
カイルダインが敵の分析結果を知らせて来た。
〈まさか、蛾人か! そんなものが国境から遠く離れたこんなところに――〉
貨物庫から響いてくるガラヴェインの声には、彼の驚愕と狼狽ぶりがうかがえた。
〈早く兵たちのところへ降ろしてくれ! 蛾人の毒を受けているに違いない。治療の法術を使ってやらねば〉
気丈な男だ。外を見ることもできない狭い貨物庫に押し込まれ、護令械が話すという未知の体験を味わいながら、真っ先に部下を気遣っている。
「もう少し待ってくれ! なんとか降ろすチャンスを――」
叫びつつも俺はそれが困難であることを感じていた。空中からは二頭の有翼獅子が、執拗に突撃をかけてくる。先ほどもそうだったが、カイルダインの腕で払いのけても、こいつらは激突の寸前で羽毛のように軌道を変え、回避して飛び去るだけなのだ。
(サイズと俊敏性の問題で、私たちが現在対応できる敵は、あの二頭の飛行生物まで。しかし、迅速に無力化することはかなり困難です)
(そんな……!)
思わず声を荒げる。だが、どうやらカイルダインが正しい。
飛びまわる蠅に拳をあてて粉砕しようとするようなものだ。宮本武蔵が蠅を箸でつまむ話はフィクションらしいが、実際にやるとなったら一朝一夕の修行ではすむまい。
(そんな修行はさすがにやってない……!)
ヴォルターの記憶をさらえても、極度に小さく軽いもの、拳を当てたらそのまま動いて行ってしまうようなものを有効に撃ち抜くような技はなかった。カイルダインは俺の動きと意思をトレースし、械体に最適化して再現するが、それゆえ俺が使えない技は同様に使えない。
「欺陽槍で薙ぎ払うのは?」
〈命中率はやや向上しますが、それでもこの状況では大幅に時間を失うことになります。振り回す腕の質量が減るわけではありません〉
「ままならないな。となると、今できることは――」
〈威嚇くらいでしょう。敵集団の士気が低く、崩壊しやすいものであることを期待するしかありません〉
「威嚇ぅ!? 通用するのかそんなもん」
〈いや、案外有効かもしれんぞ〉
ガラヴェインが俺とカイルダインの会話を察知して口を挟んできた。
〈有翼獅子の騎乗者は恐らく我々の騎士に相当する。攻撃をかけてきたということは、こちらを脅威と判断しているわけだ――では、その脅威が手におえないと判断したら?〉
(なるほど。ではまずはひとつ、叫び声でも上げてみますか〉
「おいおい。そんなんでいいのか……」
〈ふむ、佩用者の知識の中に何やらよさげな――少しアレンジしてみましょう)
「何をする気だ」
〈ええと、丘の街道に――いや、街道は外れてますけどね)
――ガォオオオオオオオオン!
カイルダインが金属的な怪音を発し、それが山々にこだました。俺の知識のどの辺を引用したのかはだいたい想像がついたが、その雄たけびにあまりヒーロー性はなかった。
どちらかというと北米ウィスコンシン州辺りの森林地帯で、夜空に向かって吼えてる三本足の何かっぽい感じだ。
「なんてひどい声だ! 頭痛を通り越して歯が痛てえ!」
〈佩用者! ひどいです、一生懸命やってるのに〉
「問題は効果のほどだ、地上の様子を確認しろ!」
(はい)
操縦籠の映像面に、地表の様子がアップになって映し出された。カイルダインの咆哮はそれなりに効果を上げていた――ただし、敵味方両方に。
蛾人兵は地面に降りたってよろめきながら少し後退し、こちら側の兵士たちは地面に膝をつき、頭を抱えて震えていた。
「……人間側の被害のほうがひどいじゃないか」
(むう。不本意ですが仕方ありません、以後雄たけびは控えましょう。あと、先ほどからこちらへ近づいてくる人間型生物が。敵の新手でしょうか?)
カイルダインのセンサーが何かをキャッチしたらしい。
「…その情報だけじゃ敵も味方もわからん。映せ」
小さな人影が200mほど離れた岩陰からそろそろと立ち上がり、映像はそこへズームイン。
漆に類似した光沢をもつ黒い仮面を付けた、痩せた男がいた。
色素異常を思わせる白い髪と、同じく漂白したような白い肌。この陽光眩しい世界の住人とは到底思えない。
手には青銅を被せた、30cmほどの奇妙な短い杖、あるいは笏。目の細かな腰までの鎖鎧に身を包んだその男は、奇妙な抑揚の呪文を唱えて杖を高く掲げた。
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